その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

蒲の穂

2010年07月31日 | Weblog

 

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蒲の穂

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「蒲の穂や夏のけだるさときめかず」

 

微妙な関係

「天候が悪かった」と「体調が悪かった」では

どちらが責任逃れ?

「ねてしまった」と「やるきがでない」では

どちらが救い難い?

「もぐる」と「くぐる」や

「こまやか」と「ささやか」など

同じ漢字で微妙 

 

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蒲の穂は蒲の花です

ソーセージに様な形で

花粉は黄色で「蒲黄(ほこう)」といいます

昔は薬用に使われたそうです

古事記には因幡の素兎(しろうさぎ)が

大国主命(おおくにのみこと)の指示に従って 

治癒できたのは「蒲黄」の薬効だと記されています

雄花序は花が終わると枯れ

雌花序が赤褐色となって残り蒲鉾となります

 

ぱふぱふの 

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ヒオウギ

2010年07月30日 | Weblog

 

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ヒオウギ(射干・檜扇)

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「檜扇や隠したものが見えている」

 

分かっているのに

わからないふり

そうやってずっと一生

自分の心を

偽り続けるつもり?

 

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自分にとって少しい綾なことを

注意されたり、いわれると

誰でも面白くない

でも素直になればすぐわかること

素直さをなくすことが

将来の自分を苦しめてることになる

素直な反省は新しい成功に結び付く

 

ヒオウギの葉は剣状で左右に互生する

葉っぱの様子が

ヒノキの薄い板を重ねた扇に似ていることから

ヒオウギの名前がついたそうです

「射干」は漢名の文字そのままあてたもの

 

ぱふぱふの 

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灸花(やいとばな)

2010年07月29日 | Weblog

 

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灸花(やいとばな)

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「暑いねと途切れる会話灸花」

 

もっと人の話に

耳を傾けよう

他愛のない話の中に

大切なメッセージが

含まれていることが多い

 

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最近会話していても聞いていない人が多い

だから話をしたことも

後で同じこと聞いたり

聞いてないと平気で主張する

人の話を真剣に聞かない

それはゲームしながらテレビ見たり

音楽聴きながら他のことをする習慣があるからかも

一つのことに集中できない人が随分増えてきている

特に若い年代層ほど顕著です

 

茎は左巻きで他の植物に巻きつきながら成長する

名前の由来は花芯の赤みを

お灸のあと見たてたものだそうです

また花簿形がお灸の痕にも似てるそうです

別名ヘクソカズラ

花や茎をもむと

臭いにおいがすることからの由来

ですが可愛い名前もあります

「サオトメガズラ」

どうしてこれが広まらなかったのか

やはり形や匂いが優先してるんですね

 

ぱふぱふの 

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鹿の子ゆり

2010年07月28日 | Weblog

 

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鹿の子ゆり

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「ひっそり咲いてはらり散りたい鹿の子ゆり」

 

名声を求めれば

名声のために束縛される

そんなことにとらわれていると

人生の一番の楽しみは

どんどん離れて行ってしまう

 

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いつもひっそりと咲いているのに

不思議と咲いた日に出会ってしまう

その派手やかさと

高貴なお嬢様のように目立ってしまう

そんな素敵な姿を見てほっておけるわけがない

素敵な姿にお目にかかれてうれしいと

声をかけたくなるのはあなたのせいです

 

ぱふぱふの 

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浜朴(はまぼう)

2010年07月27日 | Weblog

 

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浜朴(はまぼう)

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「浜朴の待つのは慣れたはずなのに」

 

迷ったらまっすぐ歩け

迷った時こそ まっすぐ歩け

心のままに まっすぐに

これが先輩からの教えだった

今も強く心で生きている

 

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迷っている時って

人生の分岐点にいる時かもしれない

そういうときこそ

心のままに自分らしく生きよと・・

充実した自分にするための指針です

 

浜朴はアオイ科の木です

よく皆様が知ってるハイビスカスの仲間

沖縄や日本海西南部の原産です

中国名は「黄槿」「河原木槿」黄色の槿(むくげ)という意味

 

 

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牛蒡(ごぼう)の花

2010年07月26日 | Weblog

 

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牛蒡(ごぼう)の花

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「どことなく似ている恋情 花牛蒡」

 

十代、二十代、三十代

と人生を重ねているうちに

「別れ」の波が引いたあと

手に残るものが多くなってゆく

それが増えて

いい女(大人の女)になる

(田辺聖子)

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ヨーロッパから中国にかけてが原産地

キク科の多年草

古くは薬草として日本に渡来

野菜として食するのは日本だけだそうです

根っこの部分は知っていても

花は見たことがないあるいは

花そのものを知らない人多いですね

 

 

ぱふぱふの 

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海紅豆(かいこうず)

2010年07月25日 | Weblog

 

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海紅豆(かいこうず)

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「罪状は空欄のまま海紅豆」

 

曲がった芽でも

空へ伸びる

こうやって我々は成長してゆくんだね

 

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この花は沖縄で初めて見た花で

その時に聞いた名前が

「アメリカディゴ」

そうか花まで沖縄に居座るのかと

そして・・アメリカエゴ?って聞きなおして笑われた

でも花が悪いわけではないし

アメリカが悪いわけでもないけど

戦争の傷跡はなまなましい

燃えるように情熱的に咲くこの花は

南米原産で枝には鋭い棘がある

 

ぱふぱふの 

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紅蜀葵

2010年07月24日 | Weblog

 

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紅蜀葵

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「紅蜀葵眺め目薬赤い色」

 

欠点を無くしたら

長所も特徴もなくなる

なぜなら

欠点は長所の裏返し

欠点はその人の特徴なのだから

 

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北アメリカ原産アオイ科の多年草

一日花だけれど

次々に咲いて目を楽しませてくれる

時々赤色が目に強烈で

目が痛くなるほど赤がまぶしい

葉の形が紅葉に似ていることで

「紅葉葵」の名前があります

「紅蜀葵」は中国名

 

ぱふぱふの 

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浜木綿の花

2010年07月23日 | Weblog

 

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浜木綿の花

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「浜木綿や過ぎた日を語るベランダ」

 

少しだけ引け目があるってことは

お互いが

やさしくなれる秘訣みたいなものだ

 

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浜木綿の花は

ヒガンバナ科の花

海岸でよく見かけた花だけれど

最近は町の中の

およそ海には関係ないところでも

真っ白な花を咲かせているのを見る

茎に見えるのは偽茎で

いわゆる花茎が伸びて

そこから白い六弁花が多数傘状に広がります

よい香りがするので蜂なども集まってくる

この浜木綿の由来は

白い糸状の花が

楮(こうぞ)の皮を裂いて

神事に使う木綿(ゆう)に

似ていることからだそうです

 

ぱふぱふの 

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凌霄の花(のうぜんのはな)

2010年07月22日 | Weblog

 

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凌霄の花(のうぜんのはな)

 

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「凌霄の散ればかなしい茶色かな」

 

面白おかしい人生なんてありえない

平和と面白おかしいことは両立しない

人生はだましだましなのである

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ノウゼンカズラは遠目に見ると

風に揺れう花がまるで

炎がゆらゆら揺れているよいうに見えることがある

炎天下に余計暑いって気持ちなる(笑)

花が散ってもしばらくは

花の形が残り

足元で火が燃えるようだ

 

ぱふぱふの 

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