その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

空蝉

2012年08月15日 | Weblog

 

***

空蝉

***

 

蝉の種類だと思っている方がいた

まじめな顔で聞かれてびっくりしましたが

これは蝉の抜け殻のことです

このう空蝉という言葉は

平安時代から使われ始めたそうです

もともとは、「現し身(うつしみ)」からの変化だそうです

長くて十数年とも言われる蝉の地中での生活

孵化した幼虫の抜け殻は

その年々で数の多さも変わりますが

今年も随分と枝の橋や草の茎壁などに残されています

人々にとって、この空蝉は

何かしら哀れさを誘うようで詩歌の題材になります

又歌の枕詞として「わびし」「むなし」などにかかります

源氏物語に出てくる空蝉は~

空蝉という女性に思いを寄せる源氏の思いを拒み

薄衣を一枚残して姿を消します

その薄衣が蝉の抜け殻にたとえられているものですが

俳句でも明治以降たくさん詠まれています

 

「空蝉のいづれも力抜かずゐる」 阿部みどり女

「空蝉を葉毎につけて隠れ蓑」 松野ひろし

「今しがたぬけ出たらしき蝉の殻」 藤田志津子

 

名前をクリックすれば移動します

ぱふぱふの別館 ① 「my Favorites photo」 入口


最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ぼてりん)
2012-08-15 09:39:55
セミたちに人気のセミのなる木。
確かに存在しますね。
返信する
Unknown (「せ」)
2012-08-15 11:48:33
今年も
セミだけは
元気なようですね(。・_・。)ノ♪
返信する
Unknown (ゆかりん)
2012-08-15 16:08:00
こんにちは

毎日暑いですね
ひとときの短い命を燃やして鳴く

可愛いですね
返信する
Unknown (のほほん)
2012-08-15 20:43:33
抜け殻が目に付くようになりましたね
そして蝉の大合唱
夏やわぁ~(笑)
返信する
ぼてりんさん・・・ (ぱふぱふ)
2012-08-16 08:31:37
>セミたちに人気のセミのなる木。
確かに存在しますね

そうそう~毎年決まってその木だけが
すごい抜け殻がつきます
きっと蝉にとって・・
エリートへの足がかりになる木かも?
返信する
「せ」さん・・・ (ぱふぱふ)
2012-08-16 08:32:20
そちらでも今年は蝉多いですか・・
今年は少ない地域もあって・・
色々ですね
返信する
ゆかりんさん・・・ (ぱふぱふ)
2012-08-16 08:33:41
蝉は暑さの象徴みたいに・・
暑い日はものすごく元気に鳴いてます

精いっぱい生きてるって感じですよね
返信する
のほほんさん・・・ (ぱふぱふ)
2012-08-16 08:35:00
蝉の抜け殻がほんとたくさん目につくようになりましたね
それだけ蝉もよくなくってことですが・・
夏は蝉の声・象徴的ですね
返信する

コメントを投稿