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ナンバンキセル
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ススキ、サトウキビの根に寄生する葉緑素をもたない
全体に淡い紅紫色の形状が珍しい花です
通常、地上には出ない長い花柄を地上に伸ばし
筒状で淡い紫色の花を横向きにつけます
名前についたナンバンキセルは
花と花柄を煙草のキセルに見立てたものです
園芸店などで最近はススキの根元に種をまいて
栽培したものが売られています
古くは万葉集にも出てくるこの花
仲秋の季語となっています
別名 思草、南蛮煙管、きせる草
物思いにうつむいているように見る
想像力を駆り立てる花です
「咲くというものにはあらぬきせる草」 森田公司
「掘りとりし小松にそふやきせる草」 木津柳芽
(写真は昨年のものを使用)
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