＊＊＊
タンポポ？
＊＊＊
お隣のおばあちゃん
はるさんといいます
いつも遊びに来ますが
一年中
あかるくて
ユーモアー一杯
来るたびに
「今は夏だけれどはるがきたよ」
そういって季節の挨拶しながらやってきます
おばあちゃんの頭は
まあるくて
タンポポのよう
しろく
ほおけた
タンポポのよう
まだまだ
とんでゆかないで
＊＊＊
最近はタンポポも
一年中咲いていて
一年中綿毛を見ることができます
綿毛の写真だけで
数百枚もあります
おばあちゃんと一緒で
いつも側に
いつもたのしい
＊＊＊
今日の写真は
当然タンポポの綿毛
＊＊＊
蜘蛛
＊＊＊
君は綺麗だよ
透き通った細い足
軽やかに歩き
八本もある足を
絡ませることもなく
・・・
私は二本しかない足なのに
なのに～～
自分の足に
良くつまずきます
背中丸めて
歩いています
自信持って
歩けないのです
どうしたら
君のように
素敵に歩けるのだろう
＊＊＊
最近やたらと蜘蛛の巣が
周辺に増えています
え？こんなところにも
さっき通った道に
もう蜘蛛が巣を張っていて
顔にひっかかる
全く早業なんだから・・
＊＊＊
今日の写真は
蜘蛛の巣に
引っかかりながら
逃げおおせているトンボ
羽はぼろぼろ
でもひたすら空を飛んで
もういいよって言いたい
でもトンボは空を飛ぶ
いつまでも元気で・・
＊＊＊
傾き
＊＊＊
私が書く
愛という字は
いつも傾いています
あなたは笑うけれど
それは
あなたのせいです
私の愛が
多すぎて
あなたの愛が
ちょっぴり少ないから
いつも
私のほうに
傾いてしまうんです
～～～
＊＊＊
文字の癖って
意識して書いても
やっぱり同じように
癖が出るものですね
字を見るだけで
誰から来た手紙なのか
すぐわかる
でもそれが
温かみでもあるから
気にしなくても良いと思う
＊＊＊
今日の写真は
むりやりこじつけて
真っ直ぐな？
赤とんぼの写真
「あらよっ！と」
掛け声を出したかと思うと
逆立ち
出初式の
お江戸の火消しさんのように
梯子の上で
逆立ち
真夏のセレモニー(笑)
＊＊＊
１００％
＊＊＊
できすぎてもいけない
時を使いすぎてもいけない
手に入れてはいけない
たどり着いてしまってもいけない
分かってしまってはいけない
などなど・・あれもこれも
自分に言い聞かせて
ふと
気がつくと
またしても望んでいる
１００％の時
求めてしまっている
＊＊＊
安全な幸福
今日よりも明日の幸せ
人よりもさらにその上
あらゆるものを
お愛想たっぷりの
挨拶などもして
口からでまかせな
褒め言葉
数え上げればキリがない
１００％の時
求めすぎてしまっている
それが今の
ねじれた物事の発端
＊＊＊
今日の写真は
植物園の中の
芝生庭園の植え込みに
この暑さ対策で
散水が行われていました
まるで
人の思いのように
次々に飛んでゆく
飛沫
あふれ出る欲望
＊＊＊
観覧車
＊＊＊
ここはもう
空なのだろうか
二人が描くゼロ
・・・
その前に
ほんの少し時間をください
二人のための
想い出をひとつ
作りたいから
・・・
ほんの少しの時間だから
嘘ついても構いません
満ち足りた想い出を
作れたと～
・・・
二人で描いたゼロは
きっと素敵な想い出になるはず
一周しかしない
観覧車が描く
ゼロのひとつが
わたしたちの想い出
＊＊＊
わが県には
３つも
大きな観覧車があります
そのひとつは街の真ん中にあります
二人だけしか乗っていない観覧車
だったけれど
素敵な想い出を作っていたんですね
今度はどんな想い出を
ふたりで
作ってゆけるんだろう
＊＊＊
今日の写真は
名古屋の中心部の
ビルの壁面に設置されている
観覧車です
＊＊＊
遠い約束
＊＊＊
あなたはわたしを
忘れているかもしれないけれど
わたしの記憶の
はるかかなた
たしかに
出会っている
遠い昔に
わたしは風
あなたは鳥
だったかもしれない
あおいあおい
大空の下
どんなに
はなれてしまっても
どこかの街角で
きっとまた
めぐりあえるのだから
いまここで
手を振ろう
それは
いつか果たすための
遠い約束
＊＊＊
ときどき夢で
行ったことのない街や
記憶にない人と
なかよく過ごす夢を見ます
それは
れっきとした記憶にないだけで
きっと
どこかで
出会っている街で
その町の人なんだ
いつか記憶に残るような
その街に出かけてみたいと思う
＊＊＊
今日の写真は
ロンドンの
カメラショップの前での
スナップ
＊＊＊
想い
＊＊＊
メールなら
あなたへの想い
簡単に書ける
でも
手紙に書くと
書いては消し
書いては消し
書いては消し
・
・
それでも
書いては消し
書いては消し
書いては消し～～
消しゴムの粉と
丸めた紙が増えてゆく
～～～
＊＊＊
メールのよさは
字の上手い下手を
気にしなくて良い
それに
短い文章でいい
だから
気軽に
気軽な分だけ
気持ちも軽くなって
心に伝わらない
だから
手紙は中身が
想いの重さ
＊＊＊
今日の写真は
適当な写真がないので
事務机の上のもので
イメージにあわせて
・・・・
＊＊＊
過去を・・・
＊＊＊
海はたいてい
黙って受け取ってくれます
日焼け止めを一身に塗った海
友と真っ黒になって潜った海
沢山の人の中で
なぜか
誰にも気づかれず
溺れそうになった海
罵り合って分かれた秋の海
いろいろあった海
潮を満たし
潮を引き
何事もなかったように
さらってくれる
それでも
耐え切れなくなるのだろう
なぎさに
点々と
プラスチックの空きボトル
外国語の空きシャンプー瓶
朽ち残った枯れ木
硬い何かの骨
風が協力して
色あせ
幾分丸みを帯び
異国の浜へつれてゆく
わたしが捨てた
さまざまな形の
過去も
打ち上げられているのだろうか
＊＊＊
漂流物
形が残ってしまうものが
海に面した国は
別名「ごみ」として
沢山の人とお金を使って
処理をしているそうです
やがて海がこのごみで
海岸線が出来てしまうかも
そうならないように
綺麗な海にしておきたいですね
＊＊＊
今日の写真は
海の写真
こんな暑い日は
海を見て潮風受けて
のんびりできたらいいね
＊＊＊
三人分
＊＊＊
女の子ひとりだった
若い両親に
双子が生まれた
乳母車が三つ並んだものに
買い換えて
かわいい顔が三つ並んでいる
ひとりが泣くと次々に泣く
ひとりが笑うとみな笑う
・・・
一年先輩の女の子が
左右の双子を
ときどき
遊び相手にしたり
母親に甘えるときは
喧嘩相手になる
まるで
ツバメの親子を
見ているようで楽しい
すれ違う人が声かける
たいへんですね
かわいいですね
そのたびに
答えが又素敵
三人分の苦労があるけれど
三人分の幸せもあります
だから毎日
がんばるぞって
気持ちになります
～～～
＊＊＊
苦労を苦労と思っていないような
答えが返ってくると
なんだか
とてもうれしくなる
人の三倍の
喜怒哀楽があることは
当然といえば当然ですが
それ以上に
三倍の幸せがあることも
分かっているから素敵ですね
＊＊＊
今日の写真は
道路を横断中の
犬の親子
突然道の真ん中で
授乳が始まった(笑)
おい・・おい～～
車が来るぞ・・っ
心配で見守っていたが
無事に
授乳も横断も出来ました
親は痩せても・・
子犬は丸々と
でもこれが
自然な姿なんですね
＊＊＊
ちゃっちゃと・・
＊＊＊
ちゃっと
やりなさい
そんなことやってら
おそくなるでしょう
ちゃっと
ちゃっとって
なんだかせわしなくて
あせっちゃうけれど
はやくやりましょうじゃあ
かんじがでない
・・・
ほんとうに
ちゃっとやらないかんときは
ちゃっと
ちゃっとって
かけごえかけて
いそがないと
だめなんだもんね
＊＊＊
かけごえなのか
方言なのか
実に
音感ぴったりな言葉だと思う
いかにも時間が切迫してる気分になる
ちゃんとやりなさい
それよりも早く
ちゃっちゃっとやりないさい
中部圏で使う言葉です
＊＊＊
今日の写真は
夏の定番
カキ氷
あの氷を削る音が
なんだか～～
チャチャッチャ～～と
聞こえるような
気がしてしまったので
アルバムを探し出しました
夏の風物詩ですね
浴衣着て
かき氷食べて
夜店散策楽しいよね
