その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

花の雨

2011年04月17日 | Weblog

 

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花の雨

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今日の句

「ハンカチも役に立たない花の雨」

 

花散らしの雨・・桜の花を散らしてしまう無情な雨に

風流人はこう呼んだそうです

桜も待たれた開花もあっという間に終わって

気温の上昇とともに満開

そして短い花期も終わりが~

雨が降って一気に花が散って

合わせたように美しい緑の葉が目立ってきました

さくらが終わればいよいよ

新緑の季節

若葉青葉が勢いを増します

また生き物は巣立ちのシーズン

わずかな期間に巣を作り、育て雛が旅立つ

ヒバリはわずか9日間で雛は空を飛び

親から離れて巣だってゆきます

人間も新しい方向に巣立ってゆきますが

なかなか親離れができてないような

鳥たちはなんと逞しいことだろう

 

・・おしらせ・・・

PCが不調でUSBモードを認識しない状態ですので

PCを入院させることになりましたので

ブログ更新ができません

皆様のところには別な機器から伺える機会を見つけて

おじゃましたいと思っていますが

仕事優先のPCしばらくご無沙汰することも

再開の折にはまたよろしくです

 

4月の旬な写真だけの

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今日の写真は・・・

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チューリップ

2011年04月16日 | Weblog

 

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チューリップ

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今日の句

「陰日向なしに伸びきるチューリップ」

 

 

17世紀にはオランダでチューリップまでも

投機の対象になるほどの人気

アレクサンドル・デュマの「黒いチューリップ」は

多額の賞金が懸かった黒いチューリップを巡る陰謀と

黒いチューリップの品種開発に情熱を傾けつつも

デ・ウィット兄弟の係累として投獄されてしまった

青年と牢番の娘の愛を描く小説

この時代背景を知るには小説を読んでみてください

日本には江戸時代末期に輸入され明治大正に普及しました

 

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今日の写真は・・・シャクナゲ

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つつじ

2011年04月14日 | Weblog

 

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つつじ

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今日の句

「何がしか声を発して躑躅かな」

 

今至るところで目につく花・・つつじ・・

つい見た人が声を出す・・まぁあ綺麗ねっ

言われて連れの人も~ほんと綺麗ねぇえ・・

つつじは・・・つつじ属の総称で

日本には山つつじ、レンゲつつじ、三つ葉つつじなど

約50種類の自生つつじがある

古くから観賞用に庭園などで栽培されて

世界でも2000種を超えるようです

万葉集には・・・

「つつじ花香(にお)へる君が

丹(に)つつじの薫(にほ)はむ時の

女郎花咲く野に生ふる白つつじ」

と詠まれていますがこれ以降の詠が少ないことも

時代の流れなのかも?

 

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今日の写真は・・・若葉

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楓の花

2011年04月13日 | Weblog

 

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楓の花

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今日の句

「しみじみと小さな町も花楓」

 

緑は瑞々しいの「みず」に語源をもつ言葉だという説があります

「ミ・ド・リ」の語感にどこかすがすがしさを

覚えるのも当然のことだったわけですね

新緑はもう少し先ですが似た言葉に

「若緑」がありますが・・もともとは

松の新芽の緑のことだそうです

他には「浅緑」というのがあります

柳の新葉・・新しいがゆえに

鮮やかな緑と薄い緑と

微妙な違いを日本語は表現しています

日本人の四季に生きる五感が優れている証明ですね

 

楓も花は秋の紅葉に比べて

花は目立たず新葉の影でひっそりと咲きます

 

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今日の写真は・・・ 新芽若葉の表情

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イカリソウ

2011年04月12日 | Weblog

 

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イカリソウ

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今日の句

 

 

生きる意味君ならなんと碇草」

 

ゲームセンターなどにある

UFOキャッチャーのような花の形

花弁が反り繰り返っているこの形

とても特徴的ですね

日本各地に自生るそうですが

私の住んでいる地域では比較的よく見られてましたが

最近は蘭開発ですっかり消えてしまいました

花には花弁が4個あり

長さが1.5~2cmほどの突き出したところを

距(きょ)というそうです

そしてこの形が和船の碇に似ていることから

この名がついたそうです

和名の素晴らしさ・・物の例えが

実にすばらしいといつも感心します

この花は太平洋側に多くみられるそうですが

日本海側に分布する碇草は

常緑で光沢のある葉っぱをもつ

トキワイカリソウという種類だそうです

仲間には花が白いヤチマタイカリソウ

黄色のキバナイカリソウ

花の形が梅に似ているバイカイカリソウなどがあります

 

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今日の写真は・・・スノーフレーク

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さくら

2011年04月11日 | Weblog

 

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さくら

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今日の句

「さくら咲く何処へ行くのか命たち」

 

在原業平の詠に

「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」

というのがありますが、これはおよそこの世の中に

桜がなかったら実にのんびりと過ごせるという

桜に寄せる日本人の心情を逆説的に詠いあげています

花といえば桜で花王トモ国花とも称される桜

桜とは切っても切れないものがあるようです

花曇、花筏、花冷え、花筵など桜の表現もいろいろあります

桜の一生は約10日 その短い命をちらほら

一分咲き、二分咲き、三分咲き・・満開

そして花吹雪、葉桜と細かくきざみ

一瞬一瞬に愛情を感じさせてくれます

この開花具合の変化は深まりゆく春の投影でもあります

咲いたといって喜び散ったといってさびしがるこだわりを

外国人は驚きをもって見つめるそうです

 

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杏の花

2011年04月10日 | Weblog

 

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杏の花

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今日の句

「太陽の今日は一日花杏」

 

東北甲信越等雪国に春を告げる花ですが

今年の春は悲しく寂しい色ですね

淡い花弁と濃い色の萼の対比が

ことさら目に焼き付いています

日に日に遅々として進まない復興にも

それでも一カ月を過ぎると

以前よりもかなりあちこちで人の行き来が多くなってきている

それだけ復興の手が伸びてきた証拠ですね

まだまだ苦難が続きますが

寒さから解放されてきますが今度は温かくなって

気温が高くなることで発生する苦難も多くなります

何もできないもどかしさは依然として同じだけれど

それでも何かできるときのために見続けています

一緒に頑張ってゆきましょうね

 

杏の花はペルシャ、ヒマラヤ、中国にかけての地方原産

日本には中国から梅とともに奈良時代にやってきたそうです

当時はカラモモと呼ばれたそうです

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今日の写真は・・・ パンジー

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青木の花

2011年04月09日 | Weblog

 

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青木の花

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今日の句

「優しさに疲れてしまう花青木」

 

死にたいといった子が立ち直った

そのきっかけはこんな詩

帰りたいときは

挨拶だけ

きちんとしよう

泣きたいときは

挨拶だけ

きちんとしよう

死にたいときは

挨拶だけ

きちんとしよう

別れたいときは

挨拶だけ

きちんとしよう

怒鳴りたいときは

挨拶だけ

きちんとしよう

挨拶さえ

きちんとしていれば

何をやってもいい

挨拶さえ

きちんとできれば

死にたい気持ちなど

どっかに消える

自分のこれからを放棄しなくて良かったね

 

青木の花がたくさん咲き始めました

庭木などにもあって比較的地味な印象

特に花となるとほぼ記憶にない人が多い

枝が青いことからついた名前ですが

雌雄異株で花の形がそれぞれ少しだけ違います

上の写真が雄花 下の写真が雌花(芯にハートがある?)

 

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今日の写真は・・・ 

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馬酔木の花

2011年04月08日 | Weblog

 

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馬酔木の花

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今日の句

「偲ぶとは逢えぬことだと花馬酔木」

 

アセビは大和地方に多く

「万葉集」には10首が読まれている

「磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど

見すべき君がありとは言わなくに 大伯皇女」 などがあります

また明治のころには短歌雑誌や俳句雑誌にも

馬酔木の名前が冠されています

 

この花は日本固有種で

山地の乾燥した場所に群生することが多い

葉や茎に有毒物質を含むので

「足しびれ」から転化してアセビ

同じようにこれを食べた馬が酔ったようになることから

漢名がついたといいます

以前は葉を煎じて害虫駆除に利用などもされたようです

紅色の花で紅アセビといわれる園芸品種もあります

 

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今日の写真は・・・イカリソウ 

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ミツマタの花

2011年04月07日 | Weblog

 

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ミツマタの花

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今日の句

「三椏のそれぞれの道花が咲く」

 

三椏の花はほのかに香りがします

良い匂いをかぐと

香浴(こうよく) 薫浴(くんよく)というか

心のもやもやがスーッっと消えます

ハッピーな気持ちになります

自然は季節の折々で

生き物たちの

心のもやもやを消す為に

花に香りをつけてるのかもしれない

 

中国原産

西日本では製紙原料として栽培されています

コウゾ・ガンピと並ぶ和紙の主要原料です

枝が三本ずつに分かれることからついた名前

黄色い花が多いのですが・・オレンジ色の花もあります

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今日の写真は・・・ 

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