その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

土曜トピックス 41

2012年08月11日 | Weblog

 

***

土用トピックス 41

***

 

雲の語源

 

空に浮かぶ水滴や氷の結晶をなぜ「くも」と呼ぶか

少し長くなりますがお付き合いください

雲の語源には「日本国語大辞典」によると

次の14の説があるそうです

1)「こもる(隠・籠)の意味

2)月や太陽などを「こめる籠)」ところから

「くみ」と呼ばれ転じた

3)「くま(隠)」の転

4)「くぐる・くもり」の約

5)水気で空で「組み」集まった

6)「くむ(酌)」に由来する

水を酌みあげなければ「あむ=雨」ことができない

7)「く」は内へまくり入ること

「も」は向かうこと、雲をそのように見た

8)「黒」「暮れる」に由来

9)「く」は暗い「も」は物又は「基」そして

「四方(よも)」の「も」、またいつもきるから、いつもの「も」

10)「きむれおり(気群居)」の意味

11)すべてをひき籠めてしまうことから

「こむもろ」の反

12)煙が上昇する意味の「熏(kumo)」

13)韓国語で雲をいう(Krumu)と同源

14)アイヌ語にも「黒」「暗」などの意味をあらわす

言葉にKurがある

なお、虫の蜘蛛の語源も

網を「組む」とか巣に「籠る」に由来するといわれ

手を広げたところが雲ににている、巣が雲に似ている

などの説があります

とかく語源というものは「雲をつかむ」ような話ですね

 

新しいブログができました

名前をクリックすれば移動します

ぱふぱふの別館 ① 「my Favorites photo」 入口