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土用トピックス 41
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雲の語源
空に浮かぶ水滴や氷の結晶をなぜ「くも」と呼ぶか
少し長くなりますがお付き合いください
雲の語源には「日本国語大辞典」によると
次の14の説があるそうです
1)「こもる(隠・籠)の意味
2)月や太陽などを「こめる籠)」ところから
「くみ」と呼ばれ転じた
3)「くま(隠)」の転
4)「くぐる・くもり」の約
5)水気で空で「組み」集まった
6)「くむ(酌)」に由来する
水を酌みあげなければ「あむ=雨」ことができない
7)「く」は内へまくり入ること
「も」は向かうこと、雲をそのように見た
8)「黒」「暮れる」に由来
9)「く」は暗い「も」は物又は「基」そして
「四方(よも)」の「も」、またいつもきるから、いつもの「も」
10)「きむれおり(気群居)」の意味
11)すべてをひき籠めてしまうことから
「こむもろ」の反
12)煙が上昇する意味の「熏(kumo)」
13)韓国語で雲をいう(Krumu)と同源
14)アイヌ語にも「黒」「暗」などの意味をあらわす
言葉にKurがある
なお、虫の蜘蛛の語源も
網を「組む」とか巣に「籠る」に由来するといわれ
手を広げたところが雲ににている、巣が雲に似ている
などの説があります
とかく語源というものは「雲をつかむ」ような話ですね
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