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その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

お休み

2013年03月28日 | Weblog

 

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お休みのお知らせ

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(写真は佐渡のおじぎ猫)

 

長らくお付き合いいただきました

その日その時 写真で見る歳時記」は

マンネリになってきましたので,そろそろリニューアルしたいと思います

写真は季節のものを写したもので、これからも変わりないですが、

内容を少し俳句にこだわらないものにしたいなと考えています

そのため、準備のためにしばらくお休みさせていただきます

準備ができ次第、また再開させていただきます

もうひとつの別館ブログは、いままで通り更新しています

面倒でもそちらにお越しいただければ嬉しいです

 

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ショウジョウバカマ

2013年03月27日 | Weblog

 

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ショウジョウバカマ

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ユリ科の多年草

山野の日の当たる湿地に生え、場所によっては群生しています

北方では低地にも咲きますが、高山植物に数えられています

植物園などにも咲いているので

高山植物の認識がありませんでした(笑)

赤い花を猩猩の顔に、下の葉を袴に見立てた名前です

この猩猩というのは、「能」の「猩猩」を模した名前のようで

俯いた紅色の花と、確かに舞い姿を思わせる

ひっそりと咲く愛らしい花ですが、どこか寂しげにも見えます

 

「城山は猩猩袴ばかりかな」 野澤節子

「山の道濡れて猩猩袴かな」 山崎ひさを

 

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2013年03月26日 | Weblog

 

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日本人が桜といえば・ソメイヨシノ 

オオシマザクラとエドヒガンの雑種と考えられています

江戸染井村(現在の東京豊島区)で江戸末期頃に知られたそうです

高さ15mほどになる落葉高木

葉が出る前に直径4cmほどの淡い紅色の5弁の花をつけます

同じソメイヨシノでも花びらの色の濃い薄いがあるね

素晴らしい桜ですが、樹病の天狗巣病にかかりやすく

ときどき見かける枝の一部が膨らみ

そこから小枝が帚状に沢山出ます

この枝は、花芽をつけなくなり、周りにこの樹病がうつってゆきます

花は前年枝の葉脈に散形状に3~5個つけます

ソメイヨシノも実がなりますが

滅多に結実しないので見つけたらラッキー

桜といっても自生種だけでも30種類もあります

その中で最も親しまれているソメイヨシノ

いよいよ開花してひときわにぎわいを見せてきています

「ちるさくら海あをければ海へちる」 高屋窓秋

「谷川の音天にある桜かな」 石原八束

真っ白からピンクまで同じ木でもずいぶん色が違う

日にちがたつと色も白くなるようですね

 

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トサミズキ

2013年03月25日 | Weblog

 

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トサミズキ

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 マンサク科の落葉低木

土佐の山地だけに自生することから

トサミズキの名がありますが、ミズキとは無縁なのだそうです

釣鐘状の淡黄色の花が下向きに咲きます

群れて咲くので穂のように見え風に揺れる様が美しい

もともと野生種ですがm最近は公園や庭に植えられ

この時期の花の特徴で葉よりも先に花が咲きます

「狭空の一角濡るる土佐みづき」 上田五千石

「とさみづき一つ一つに霧雫」 五十嵐播水

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週末コラム 22

2013年03月23日 | Weblog

 

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週末コラム 22

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アザミの花?が春先に咲くの?いつも気になっていた

この花の名をずいぶん遅くなって知りました

名前は「キツネアザミ」といいます

アザミと名前がつきますが、アザミ属とは別種だそうで

キツネアザミ属の植物だそうです

キツネの名前が付けられたのは

それがニセモノという意味が多いそうで、「偽アザミ」ということ?

そういえば沢山キツネがついた植物があります

晩春のころに急に目立つようになります

カメラを持つようになって知った花で格好の被写体です

秋に芽を出して冬越しをします

越年草の一つで、タンポポの葉のように地べたに

張りつくように茂らせる、いわゆるロゼット状になります

春になると急に茎が立ってきて勢いよく伸びてきます

成長は思いのほか早く「春がきたっ!」とばかりに

スタートダッシュで他の草を追い抜きます

他の花たちと一緒に植えると刺で

他の植物の花や葉を傷つけてしまうので

植物園では見つけると抜いてしまうそうです(笑)

生きてゆく手段として植物は色々な方法で

進化していることを改めて知りました

 

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ウグイスカグラ

2013年03月22日 | Weblog

 

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ウグイスカグラ

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スイカズラ科の落葉低木

 日本固有種の一つ、各地の山野に自生します

又、庭木や盆栽としても親しまれています

6月頃になると甘い赤い実がなり

鳥や人間の争奪戦?が始まります(笑)

名前の由来は諸説あって、神楽は狩座で

花や実のころ、鶯がやってきて食べるので

ウグイスにとっての狩座という説があります

 

「鶯神楽密かな吐息にも揺れて」 秋山百合子

「叔母と並ぶ鶯神楽仰ぎつつ」 伊藤敬子

 

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カタクリ

2013年03月21日 | Weblog

 

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カタクリの花

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ユリ科の多年草 山野や林下に群生します

植物園では、今が見ごろで強い日差しに花びらを丸めています

 

山の斜面などに群生することが多く

わたくしの故郷・モミジで有名な豊田市の香嵐渓にも

飯盛山の斜面一帯にカタクリが群生しています

谷間の乙女といわれる可憐な花がさきます

春の墓参りを兼ねて覗いてきました

 

桜が咲く一週間前に咲いて桜のシーズンに入ります

昔は正真正銘のカタクリの原料にもなったそうですが

古名では「かたかご」と言っていました

 

 

「片栗の花むらさきを秘め通す」 井沢正江

「片栗の一つの花の花盛り」 高野素十

 

 

 

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サンシュユの花

2013年03月20日 | Weblog

 

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サンシュユの花

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 中国、朝鮮半島原産

現在では庭木や切り花として栽培されています

秋に真っ赤に熟す実は「秋珊瑚」ともよび秋の季語になります

日本に来たのは古く、享保年間

薬用として果実が渡来し、江戸小石川の幕府御薬園で

栽培されたのが始まりだそうです

今植物園では、細かな花が集まり木全体が

黄金色に見え、鮮やかな黄色がまぶしいです

 

「枯色に山茱茰の黄の新しや」 高木晴子

「山茱茰の黄が野を覚ます風の色」 石田栄子

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ホトケノザ

2013年03月19日 | Weblog

 

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ホトケノザ

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現在ホトケノザと呼ばれているのは、最後の写真のような

紅紫色のはなをつけるシソ科越年草のことです

扇形の葉が二枚茎を挟んだ形を

仏像が座る蓮華座に見立ててこう呼ばれています

春の七草に出てくるホトケノザは黄花を咲かせる

キク科のダビラコのことだそうです

春たけなわの頃、群をなして生え

花ざかりのころは、葉もえんじ色に染まり、一面紅色になる

時機が過ぎるとあっというまに枯れる儚さがあります

 

 

「仏の座石見瓦を遠く見て」 松尾むかご

「門口にはびこらせてぞ仏の座」 三浦 蕗

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はこべ

2013年03月18日 | Weblog

 

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はこべ

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 なでしこ科の1~2年草

春の七草の一つですが、野原、畑、道端などで

見かけていたのですが、最近すっかり減っています

冬の内は浅い緑色を保ちながら、10cmほどの茎は地をはい

3~4月になると白い5弁の花びらを咲かせます

朝まだ少し気温が低いころは、花びらが重なっていて

見る位置でそれがハートに見える

とても上品で愛らしい花です

花が終わることになると、柄が下を向き種子をつけます

それを小鳥たちが狙って食べに来ます

 

「掌をひらけばこぼる花はこべ」 杉田りゅう

「朝はまだ素直な心はこべ萌え」 船迫たか

 

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