がんばりだけでもかなり長時間、見かけ上、集中力を持続することはできます。しかし、がんばっていればいるほど、集中力の枯渇に自分で気づくのが難しくなります。
そこで、あえて、仕事前に、小休止の時間を強制的に決めておいて、その時間がきたらわかるようにしておくのです。時には、絶好調のときの中断となることもありますが、それくらいでいいのです。
わずか5分の小休止でも、集中力の補給ができます。ですから、休憩以前よりも高いレベルでの集中力を発揮できることになります。
これは中断効果と呼ばれています。
ちなみに、強制的な時間の区切りのコツを3つほど挙げておきます。
「飽きっぽい人(集中力のない人)」
小刻みに分割します。そして、小休懇のとり方を工夫します。たとえば、机を離れて一分間体操をする、お茶を入れて飲む、鉛筆を削るなどなど。短時間でできて、しかも決まった時間内で一人でできるものを用意しておくのです。
「日常生活の自然の区切りの活用」
普段の生活のなかで、集中力を持続させるコツは、生活時間にさからわずに、それに合せて時間設計をすることです。自然の区切りは仕事の区切るとなっていますので、そのたびごとに集中力がリセットされます。
「つらいことは短時間で、楽なことは長時間で」
むずかしいこと・めんどうなこと・やりたくないことは小刻みに、やさしいこと・簡単なこと・好きなことは長い時間単位を設定します。
「目標を決める」
どこまでやったら一休みもあります。目標があれば頑張れるからです。これが適切に機能するためには、普段から仕事をするための目標管理が必要です。PDCAサイクルを意識した仕事の仕方です。
これがきっちりしていないと、頑張りすぎミスが起きてしまいます。
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