おおまかな下位目標を意識する
学習指導の原理の一つに、細分化の原理があります。
最終目標に到達するまでの道筋を立てる際に、できるだけ細かく下位目標をたたるべし、というものです。そうすれば、無駄なことをせずに目標まっしぐらな学習をさせることができるというわけです。逐次形成法といいます。
これはこれで優等生的な?進歩感を持てることになります。逆に、優等生でない人にはつらい学びのプロセスを歩むことになります。それはそれで忍耐力、克己心を陶冶するには不可欠なのですが、しばしば、挫折、落ち込み、動機づけ低下となってしまいがちです。
そこで、細分化の原理の逆、大まか目標の原理を自分なりに立ててしまうのです。
「おおまか」には2つ。一つは、下位目標が細かくすれば10あるところを半分にする、もう一つは、成功基準もおおまかにすることです。
一喜一憂せずに、「おおまかに」自己評価するのです。周りからみると我慢がならないところがあるかもしれませんが、時にはそんなものを無視して、マイペースで気持ちるんるんでやるのです。そうすれば、結果が自然についてくるはずです。
マラソンを自己ペースで完走するのです。