goo blog サービス終了のお知らせ 

心の風景 認知的体験

癌闘病記
認知的体験
わかりやすい表現
ヒューマンエラー、安全
ポジティブマインド
大学教育
老人心理

心を元気にするチームワークのコツ

2021-03-02 | ポジティブ心理学
心を元気にするチームワークのコツ

①対人関係を良好なものにしておく
 チームワークですから対人関係が発生します。対人関係はチームワークのインフラ(基盤)のようなものです。ここがしっかりしていないとチームワークはうまく機能しませんし、心元気というわけにはいかなくなります。
仕事の目標を達成しさえすれば文句ないだろう、という態度ではうまくいきません。「無駄な」配慮が必須です。「無駄な」の意味はおわかりですね。とりわけ、あなたがチームリーダー的な立場なら、常時、7-3くらいの「無駄な」配慮が求められます。

②それでも、チームの目標は意識して仕事をする
なぜなら、目標達成のために作られたチームであって、仲良しクラブではないからです。このことをメンバーが認識していれば、たとえ、対人関係や仕事でトラブルや逆境に陥ったときにも、チームワークで元気に乗り切ることができます。
野村克也監督の言を引用しておきます。
「表面的な「仲良しこよし」がどんなに集まったところで、それはた
だの「群れ」にすぎません。チームワークには、目的意識の共有が
不可欠です。」

③競争はほどほどに
チームワークに競争は諸刃の剣です。
それが適度ならメンバーのモラール(士気)を高め元気に仕事ができますが、過度になるとチームワークを劣化させます。足の引っ張り合いが起こります。仕事のほうではなく、そちらのほうに資源が費やされてしまいます。
競争心をうまくコントロールするコツは、成果第一ではなく、努力(過程)第一でいくことです。これは、自分の成果は周りのおかげ、周りを助ける気持ち、感謝の心につながります。

④チームワークを底で支えている人への配慮を忘れない
目立たない、でも、その人がいないと実はチームが機能しない、そんな人がチームには必ずいます。へたをすると、割をくってしまうような人といっていいかもしれません。あえて、誰が、あるいは、どんな人が、とは言いませんが、そんな人への感謝を折に触れて表現することは大切です。
 


●ポジティブ・コミュニケーションのコツ

2021-02-28 | ポジティブ心理学

●ポジティブ・コミュニケーションのコツ
 コミュニケーションの基本は、情報の伝達です。過不足なく正確に、かつわかりやすく情報を相手に伝えることです。
 しかし、コミュニケーションには、時にはそれと同時に、あるいは、別途に、喜怒哀楽を伝える役割もあります。
 ポジティブ・コミュニケーションは、こちらのほう、しかも、喜と楽の気持ちを伝えるコミュニケーションです。これによって、情報の共有だけでなく、気持ちの共有をはかります。

 ポジティブ・コミュニケーションを効果的にするためには、どういうことに留意したらいいのでしょうか。4つほど、あげておきます。

①自分が元気になる
これは言うまでもないことですが、一番大事なことです。頭も気持ちも元気に保っていれば、それが周りに自然に伝染するからです。元気の感染源なら、誰も文句は言いません。

②それを体全体で表現する
そして、心の元気はからだに無意識に反映されますから、あまり、これは意識することはないのですが、それでも、顔の緊張をゆるめ、姿勢を正し、顔をあげてゆったりとくらいの気持ちはあったほうがいいですね。
 一番は、笑顔です。笑顔つくりを毎朝、鏡でやってみてください。それだけで、元気意になるます。

③それを言葉で表現する
これは、かなり意識的な努力、そして、習慣化が必要です。
周りを元気にする3つの言葉、「挨拶言葉」「ほめ言葉」「感謝言葉」を豊かにして、TPOに応じて口に出す習慣をつけることです。
さらに、
「照れくささ」 特に、家族となると、これが邪魔になります。
「ネガティブ認知優先」 特に、出来上がりに高い完成度をもとめる場合は、「まだ」「もっと」のほうについ目がいってしまいがちになります。
この2つを克服ができるようにしておく必要があります。

④周りの元気を積極的に受け入れる
いつもいつも元気というわけにはいきません。そんなときこそ、周りの元気に自分が感染するようにしておくのです。周りから元気をもらうのです。
誰かがユーモアを発したら、即座に率先して笑う。ありがとうと感謝されたら即座にありがとうとを返すのです。
自分を周りに敏感に応答できるようにしおいて、周りの喜楽だけでなく、怒哀をさえも共有し、それに巻き込まれてしまうくらいの気持ちがあってもよいと思います。
これは共感性を高めることにつながりなります。
 最後に、あのニーチェの言葉を引用しておきます。味わってみてください。
「今日からは、日に十回は周囲の人々を喜ばせるようにしようではないか。
そうすると、自分の魂が治療されるばかりではなく、
周囲の人々の心と状況を、確実に好転していくのだ。
「ニーチャの言葉」(Discover)


お金で心を元気にするコツ

2021-02-24 | ポジティブ心理学
お金で心を元気に

①お金をためる楽しみを
 私のやや恥ずかしい昔話をしますと、我家の貧乏、実は、没落貧乏、つまり、たくさんあった田畑、家屋敷が父の女遊びでどんどんなくなっていき、最後は、住む家だけになるというものでした。どこまで落ちたら済むのかという不安で一杯でした。
 そんな中での青春ですから、お金には苦労しました。
 お金に苦労すると、お金がない状態はとても不安です。そこで、高校生の頃から、いわゆるへそくりをしていました。大学にも、そのお金があって助かりました。
 お金はたまるとそれ自体が楽しみになります。その時々で額は異なりますが、そこそこの額の貯金は、楽しみのためにも有効です。
 とはいっても、ここでは、貯め方の指南はここではいたしません、というよりできません。悪しからず。
 
②お金を使って楽しむ
 お金を貯める楽しみが楽しみでなくなることがしばしばあります。貯めることが自己目的化してしまうからです。あるところまでは楽しみでも、それを超えると使うことを抑制する力になってしまいます。貯め金が死に金になってしまうのです。白状すると、自分もある年、ある額までは、そんなところがありました。
 これもまた自分の経験ですが、一人娘が大学生頃、妻と娘は、本当によく散財してくれました。一時期、そのことで家族内で孤立してしまいましたが、考えを切り替えました。簡単なことです。「お金は貯めるためにあるのではなく、使って楽しむためにある」と考えを変えたのです。無駄金?こそ生き金と考えるようになりました。
 それからは、生活が本当に楽しくなりました。

③もう一つのお金の使い方も考えておく
 お金は、すぐれてあなた個人のものですが、また同時に、すぐれて社会全体のものでもあります。
 そのことを忘れると、お金は半分死んだものになります。周りためにもお金が使えるようにしておくことも大事です。
 なかなかできませんが、喜んで税金も納めるのです。
 寄付は機会があればいつでもどこでもするのです。
 それが周りとつながっている感覚をもたらしてくれます。そして、それが翻って、あなたの心の元気を支えます。
ただ、個人ベースの金銭やりとりは、それがいかに善意から発するものであったも、要注意です。「金の切れ目が縁の切れ目」「金が絡んだとたん関係が変わる」リスクがあるからです。
 

楽しみ「心を元気に 2011-02-22 | ポジティブ心理学

2021-02-22 | ポジティブ心理学
楽しみ「心を元気に
2011-02-22 | ポジティブ心理学

心の元気づくりのメモ

楽しみがあるから生きられる


楽しみは、未来志向
楽しみは、気持ちを高めてくれる
楽しみは、心の持ち方次第
楽しみは、誰でも手軽に心にセットできる
楽しみは、無限
楽しみは、いつでもどこでも
楽しみは、???



宗教心 2011-02-20 | ポジティブ心理学

2021-02-20 | ポジティブ心理学
宗教心
2011-02-20 | ポジティブ心理学

宗教に真実を求めるのは無理
教義は、真実よりも信念の世界
でも、それも信者からすれば真実
となると、宗教は、真善美を実現してくれるものとなる
信ずるものは救われる
信ずるものは心元気
信ずるものは善意に満ちている
信ずるものは美を求める



ポジティブに考えれば万事オーケー!

2021-02-18 | ポジティブ心理学
ポジティブに考えれば万事オーケー!
 煎じ詰めれば、ポジティブ心理学の主張は、「ポジティブに考えれば」、この見出しにつきる。しかし、「ネガティブに考えれば」、そうそう楽観的にはいかない。このあたりの話をしてみたい。
 これは、心をどのようなものと考えるかにも密接にかかわることであるが、人は自分で自分の心身をコントロールできるとする立場は、心理学者のみならず心を考える人々の間に根強くある。自分がそうしたいと思えば、そうなるというものである。例の精神主義である。
 ポジティブ心理学でも、それほどあからさまではないが、この立場が陰に
しかしかなり強く、そして楽観的に存在しているように思う。
 それでも、悪しき精神主義に陥らない歯止めの一つがエビデンスである。あるポジティブ心理技法の実践に効果があることをエビデンスとして示すために膨大な努力を注いでいる。研究例を1つ。ポジティブな感情が長命をもたらすことを実証するために、2282人に心理テストをおこない、さらに2年間の追跡調査をするという具合である。
もう一つは、理論である。心理学という科学的な理論の枠のなかで研究や議論が展開されているので、おのずと節制が働き野放図にはならない。
それでも、これはポジティブ心理の問題であるが、ポジティブ心理「学」ももしかするとそうなのかもしれないことを、一つ。
それは、ポジティブ心理「学」からでてくるポジティブ・ライフのすすめは、スローガン的に言うなら、こんなことになる。
・楽観的に考えよう
・明るく元気で前向きに
・笑顔で周りに元気を感染
こうしたことのすすめは、一方では、現実認識を甘いものにして、厳しくもつらい現実に敢然と立ち向かうことを回避させ、偽善的な対応を導いてしまうことにならないか。このことが、心の陶冶にネガティブに働くことにならないか。これがポジティブ心理への、そしてポジティブ心理「学」への批判の一つになっている。
要はバランスの問題だと思う。巷間言われる、「7つほめて、3つ叱れ」「ネガティブに事態を深読みし、ポジティブに元気に行動する」は意外にいいところをついていると思う。




度胸=リスクに立ち向かえる力

2021-02-05 | ポジティブ心理学
自分は、かなり臆病なほうである。
それでここまで生きてきた。
だから、あまり人に誇れる人生エピソードもない。
しかし、世の中には、度胸のある人がたくさんいる。
そんな勇者が語るエピソードは心を揺さぶる。
その代表が、スポーツ選手ではないかとおもう。
身体をぶつけ合うだけの乱暴さ、いや勇敢さだけが素人には際立つラグビーなどの試合を見るにつけ、つくづく、感動する。そして、自分にはできないなーとも思う。



叱るほめる

2021-02-01 | ポジティブ心理学
叱るほめる

おおむね、学力の高いほうには、叩いても大丈夫
なぜなら、勉強のなかで、チャレンジ体験、挫折の克服体験
しているからはいあがれる

学力の低いほうは、
叩けば叩くほど、萎縮する
学力での成功体験が乏しく、挫折したままきてしまうから
ほら、まただめだっただろう ということになる
だから、こちらは、ほめまくって育てるのがよいのかも(海保博之)

 
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

ほめる叱るは難しい。
にもかかわらず、それほど意識せずに、時には無雑作にほめたり、叱ったりしている。
それは、相手に変わってほしいという気持ちから発する利他的な行為なのだから、無意識で無雑作でもよさそうなものだが、相手に対するインパクトが大きいだけに、やはり、それなりの心理技術が必要である。とりわけ、叱る場合には。
人を見て法を説けと同じで、ほめる叱るも人を見る必要がある。
ほめて舞い上がってしまう人もいる。
叱るとめげて立ち上がるのに苦労する人もいる。
学力の高い低いについて自分で作ってみた言説であるが、いかがなものであろうか。
それほど単純ではないかもしれないし、ほめる叱るの割合に微妙な按配が必要なところもある。
余談になるが、ほめる叱るについては、心理学の長い、ほぼ1世紀にわたる研究の蓄積があるのだが、残念ながら、その多くは、動物を使ったごく限定的な理論の中でのもので実用性に乏しい。
残念だが、むしろ、育児や教師の知恵のほうが、はるかに進んでいて役立つ。



日記「ポジティブマインドつくり」

2021-01-27 | ポジティブ心理学

日記「ポジティブマインドつくり」


日記「心を元気にするもの」ーー使いかた次第で抜群の効果を発揮する


●日記で心をポジティブに

2011年6月10日づけ朝日新聞の「声」の欄に、「日記使いマイナス思考を変える」と出した投稿が掲載されていました。投稿としては、ややめずらしいのではないかと思います。

「今日あなたを支えてくれたものは何ですか」について書くことで、一日の中でポジティブなものに目を向ける時間が多くなり、物事のよい面をとらえられるようになったとのことです(秋元とみか)。

 これからここで書こうとすることが先取りされてしまったようなものですが、がんばって、日記を書くことの心理学的な意味を考えながら、さらに、日記で心をポジティブにするコツについても、考えてみたいと思います。


●日記の機能には2つある

 日記のいやな思い出は、夏休みの宿題の日記ではないでしょうか。

 夏休みが終わり近くなると、まず毎日記録しなくてはならない天気がさかのぼれない、いくら頭をひねっても、同じ遊び、同じ生活パターンで書くことがないの、ないないづくしに悩まされました。

 これがトラウマとなっているのでしょうか。長じても、日記はなんとなく敬遠したくなります。これが記録機能として日記です。仕事をするようになると、手帳がその代わりになります。

 しかし、日記には、もう一つ、いわば、心の日記とも呼ぶべきものがあります。心を見つめ、心を元気にする機能です。

 こちらは、青年期くらいになると、書く人が増えてきます。青年心理学の研究者は、ここに着目して、青年の心を知るために、日記分析という手法さえ使います。

 ここで問題にしたいのは、むろん、こちらのほうです。

 

●心の日記ってどんなもの

 渡辺康麿氏は「自分を見つける心理分析」(Blue Backs)のなかで、自分で行うカウンセリング(セルフ・カウンセリング)の一つとして、日記を書くことを進めています。

「話すことは、確かに自分の気持ちを晴らすことには適している。それに対して、書くことは、自分の気持ちを見つめることに適しているーーーー

自分の気持ちをつきとめて、自分を変えていこうという自主的な構えに変わっている」

 言葉を代えて言うなら、心の日記のもつ心への効用は次の3つあることになります。

①心の深読みの効用

 言葉を書き連ねることによって、より深く、自分の心が見つめられることになります。これは、カウンセリングで大事な「自覚」をもたらします。

②感情を平穏化する効用

 気持ち(感情)を言葉で表現することで、気持ちを沈め、それを客観的に眺めることで、気持ちが平穏にすることができます。

③心を能動化する効用

 書くという行為は、能動的な心の働きです。何を書くかの以前に、書く気持ちになれれば、まずは、心が活性化して前向きになれます。


●心の日記で心を元気にするコツ

①書く頻度は、1日一回が原則

 心の日記は、一日を振り返って書くのが原則だと思います。

 疲れきって書くより寝るほうを優先という日々が多いかもしれませんから、あまりこの原則にとらわれることはないかと思いますが、ここは、がんばって、習慣にしたいものです。

 せめて、週末振り返り日記くらいは、習慣にしておくとよいと思います。

②まずは内省の習慣をつける

 次の3つの領域を連動させて頻繁に書くのが理想ですが、これだけの内容を毎日、書くのはかなりきついと思います。

 最初は、あまり欲張らずに、気楽に書いてみることです。そして、一日の自分の心について内省する習慣をつけるほうが先決です。内省してそこから何か面白いことが見つかるようになれば、自然と書き留めておきたくなるはずです。

 ちなみに、私は、「認知的体験」と称したブログで、これをやっています。公開ですので、やや制約がありますが、一つの方法かもしれません。原則は、非公開、こっそりだと思いますが。

④書き方の3つの領域を意識する

 最後に、やや堅苦しい話になりますが、最終的には、こんな心の日記になるのかなーという話を引用しておきます。

渡辺康麿氏は、前掲の書で、セルフ・カウンセリングとして「書く」ことをすすめているのですが、そこでは、大きく、書く内容を大きく3つに分けています。

まず、「場面記述」では、次の3つの書き方の原則を提唱しています。

・具体性の原則 言ったことしたことをそのまま書く

・継起性の原則 時間の経過に沿って書く

・相互性の原則 相手と自分の行動をできるだけ交互に書く

 もう一つは、「場面洞察」です。

 ここで、心について書きます。感情や欲求です。

 最後が、「関係別洞察」です。

 これは、自分と相手/環境とにわけて、感情や欲求の源泉を分析します。

 たとえば、

自分別なら「山田さんから無視されて、悔しかった」

環境別なら「今日の映画は、おもしろかった」となります。

やや複雑過ぎて毎日、こんな日記を書くのはしんどいと思います。最初からこれほどきっちりした仕分けは無理ですから、せめて、「関係別洞察」を列挙するだけでも十分だと思います。自然と内省力がついてきて、内容も充実したものになってくるはずです。




感謝の心理学

2021-01-26 | ポジティブ心理学
感謝の心理学

 スポーツ選手の試合後、あるいは表彰後のインタビューで、必ずといっていいほど出てくる言葉の一つが「感謝」である。
 ・ファンのみなさまの応援に感謝
 ・これまで支えてくれた家族に感謝
 ・一緒にがんばってくれた仲間に感謝
という具合である。
 ここには、自分の達成したことの自分なりの満足感、あるいは幸福感の承認がまずあり、それを周りの誰か、何かにおかげであるとの認識があります。
 たかが感謝ですが、意外に面倒な心の働きなのです。
 自己承認が過剰であったり、逆にまったくなったりすると、感謝心は生まれません。また、自分のまわりへの感度が鋭すぎるとも、逆に鈍すぎるのも、感謝心を産みません。
 なお、感謝の対象には、ファンや社会、さらには神仏のように不特定の場合と、家族、仲間などのように特定されている場合とがあります。

「内観療法」
非行少年の更生施設などで活用されている心理療法の一つに内観療法というものがあります。
 過去を振り返って、「何をしてもらったか」、それに対して「どんなお返しをしたか」を内観させるものです。
 かわいがられた経験の少ない非行少年でも、あらためてこういう振り返りをする機会を得ると、さまざまな感謝体験が回想されるようです。それが非行少年たちを変えるきっかけになるようです。
 実は、自分もあまりかわいがられた経験がないと思っていました。
 しかし、内観というより回想をしてみました。
 ありました。ありました。実にたくさん、口では言わねど、自分のためにしてもらっていたこと、そして感謝すべきことがふつふつと思い出されてきました。
  • からだが弱いから、自分だけ牛乳をとってもらい、さらに養命酒まで飲ませてくれた。
  • 通信簿で良い点をとると、天ぷらかカレーを作ってくれた。
  • 大学受験できる家庭の経済状況ではなかったにもかかわらず、何も言わずに受験勉強させてくれた
などなど。
 普通に感謝マインドが生まれるためには、まずは、今の自分が何事かをやり終えた満足感、幸福感の自覚が必要です。
たとえば、「今こうしておいしい食事できる幸せ」「よき伴侶が得られた幸せ」などなど。そして、その今現在の満足、幸せが、何からくるのかを考えることになります。
その際に、自分の努力や才能によるとすることもありえます。
あそこでのあのがんばりがあったればこそというわけです。その場合は、自信、あるいは、自分は有能である、という感覚の強化になります。これはこれで結構なのですが、感謝とはほど遠い方向になります。
若いときは、これでよいのだと思いますが、これが極端になると、いわゆる自己チュー、つまり自分中心にしか物事が考えられない人なってしまいますので、要注意です。
感謝の気持ちが沸いてくるためには、今現在の幸せ、満足は、自分のまわりにいた人々、あるいは組織(家族、学校など)や神仏などのおかげ、という認識が必要です。
・小学校の担任の先生が、貧乏で払えなかった給食費をこっそり立て替えてくれた。
・母親が内職をして学費を出してくれた
  • 高校の先生方は、勉強嫌いの自分を勉強好きにしてくれた
  • 何か大きな力が自分を押してくれた
こうした認識は、それが本当であったかどうかはあまり問題ではありません。そのように自分が思い込めればそれで十分です。場合によっては、相手がまったくそんな意識がなかったとか、極端な場合、まったく反対のことをしていたなんてことがあってもよいのです。
今現在の幸福感、満足感とそれをもたらしてくれた過去の原因の認識。
これが自分の心の中でつながったとき、はじめて感謝マインドが生まれます。
なお、冒頭の内観療法では、この逆をやっていることになりますね。まずは感謝の対象を見つけさせるのですから。でもそれを見つけたら、結果として、今現在の自分の気持ちをそれなりの満足感、達成感で満たすことができるということだと思います。

「感謝マインドを作れない人」
ところで、どうしても、感謝マインドが作れないという不幸な人がいることが知られています。ガバードという研究者によると、「自己愛性人格障害の人」です。
両極端があります。
周囲を気にかけない自己愛的な人 
・他の人々の反応に気づくことがない。 
・傲慢で攻撃的である。 
・自己に夢中である。 
・注目の中心にいたい
・送信者であるが、受信者ではない 
・明らかに他の人々によって傷つけられたと感じることに鈍感である。 

過剰に周囲を気にかけすぎる自己愛的な人
・他の人びとの反応に敏感である。 
・抑制的で、内気で、あるいは自己消去的でさえある。 
・自己よりも、他の人々に注意を向ける。 
・注目の的になることを避ける。 
・侮辱や批判の証拠が無いかどうか、注意深く、他の人々に耳を傾ける。 
・容易に傷つけられたという盛情を持つ。差恥や屈辱を感じやすい。

「感謝を表現するコツ」
1)感謝状を書く
いま 心理学の授業の冒頭の時間を使って、ポジティブ・マインドづくりの実習をしています。その最初が「感謝マインドづくり」です。
ねらい2つあります。
一つは、ここまで述べてきたように、過去を振り返っての感謝の表明です。いわゆる感謝状書きですね。人でも組織(学校や地域など)に対して、「あなたが自分に??してくれた陰で、今こうして幸せです」ということを文章に書くことです。
自分でもやってみました。
ひとつは、受講学生に対して、「よくぞ、本学に入学してくれた。ありがとう」。
もう一つは、定番ですが「家族への長年の労苦に対する感謝状」です。
やってみて気が付きました。
学生への気持ちが穏やかなものになりました。妻への思いも深いものになりました。
感謝状効果、馬鹿になりません。

2)感謝言葉を口癖にする
感謝マインドづくりのもう一つは、「ありがとう」「お陰さまで、助かりました」を口癖にする習慣づくりです。
過去を振り返ることで感謝マインドを作り出せたら、それ毎日の生活の場で活かすのです。
生活の場では、心の中ではそう思っていても(感謝していても)、ついそれを言葉に出せないということが結構ありますね。
口癖になっていないということに加えて、もう一つ、やっかいなことに、感謝すると、そのお返しをしないという「追い目意識」が生まれます。これがいや、面倒ということで、つい感謝言葉を発しないということもあります。
これは、いずれは、自分が感謝されるようなことをしよう、ということで済ませばよいのです。あまり気にする必要はないと思います。あなたの感謝言葉だけで十分に相手はうれしいのです。お返しなんて考えてもいないかもしれません。
というわけで、気楽に感謝言葉を出せるようにしたいものです。
・朝、お弁当をつめてくれた母親に「いつもありがとう」が自然に出るようにするのです。
・エレベータでドアを開けて待ってくれた人に、「ありがとう」を言えるようすることです。
なお、こういう時って、どちらかと言うとネガティブな表現である「すみません」のほうをよく使ってしまいがちですが、ポジティブ表現の「ありがとう」の方が格段にいいですね。
いずれにしても、感謝マインドが少しでも芽生えたら、口に出せるように習慣にしてしまうのです。そうすれば、感謝された人にも感謝マインドが伝染します。そして、自分のしたことが相手に感謝されたことがはっきりとわかることで、自信になります。
さらに、相手も、自分のした行為が人の役に立ったという有能感に浸ることができます。それがやりがいにつながります。そのきっかけを与えてくれたあなたへの感謝にもつながります。
ポジティブ・スパイラルがあなたの周りで巻き起こることになります。
最後に、天童荒太「悼む人」(文藝春秋)の奇妙な感謝をめぐる本を紹介しておきます。
新聞記事から見つけた縁もゆかりもない死者のゆかりの地を訪ね、「その人は、誰を愛したか。誰に愛されたか。どんなことで人に感謝されたことがあったか」を聞きまわり、それをもとに死者を悼むのです。それが次第に周囲に感謝の波紋を投げかけていくのです。
たまたま目に触れて読んだ本ですが、感謝物語にこんな世界もあり、ということで紹介してみました。
ついでに名言を3つ。
「働く意味は、他人から‘ありがとう’を集めることにあると思います」(渡邊美樹)
「自分を幸せにしてくれる人たちに感謝しよう。彼らは魂を花開かせてくれる素敵な庭師である。」(プルースト)
 「十のサービスを受けたら十一を返す。その余分の一のプラスがなけ
れば、社会は繁栄していかない。」(松下幸之助)


「感謝トレーニング」
●感謝する/される体験を思い出してみよう

  • 自分について、感謝する体験、感謝される体験の内容を列挙してみてください。
「感謝する体験」
 例 バスを降りるとき、運転手にありがとうを言う。
 ・
 ・
 「感謝される体験」
 例 頼まれごとをしてあげたとき
 ・
 ・
  • 感謝する体験とされる体験とはどちらのほうが多いですか
 

●小学校の先生を一人思い出して、その先生に感謝状を書いてみよう





寛容「心を元気にするキーワード」⑥」10年前の今日の記事

2021-01-17 | ポジティブ心理学
寛容「心を元気にするキーワード」⑥
2011-01-17 | ポジティブ心理学

寛容

「寛容は相手目線に立つところから生まれる」

●寛容になれる
 この一連の連載を書いているうちに、自分の心が次第にかわってきたことに気がつかされました。その一つが、何事にも寛容になれるようになってきたことです。
 これまでなら、お店の店員さんのちょっとした不親切な応対に腹を立ててしまうようなことがしばしばありましたが、最近では、「店員さんも大変なんだ」という寛容な気持ちになれます。感謝の気持ちさえ沸いてくるようになりました。 
 こういう内容の原稿を書くことが気持ちの変化をもたらしたようです。まさに、知は力なりです。もしかして、この連載をお読みいただいている方々も、そんな気持ちになっていただけたらうれしい限りです。

● 寛容であることは気持ちがいい
寛容になるとどういうことが起きるのでしょうか。
周囲に対する共感性が高まります。
最近よく使われる「相手目線」。これは、心理学で言う「視点取得」です。相手の立場(視点)から事態をみつめることができます。結果として、相手を肯定的に受け入れることができます。
そして、周囲に対する見方、振る舞いが変わります。周りが善意に満ちてみえます。
おおらかでゆったりした振る舞いをするようになります。結果として、相手もまた同じような見方、振る舞いをしてきます。場全体がポジティブ感情に満たされます。

● 寛容になるためのコツ
①許しの心が必要
何か気に入らないことがあっても、それにまともに立ち向かう気持ちがあっては、寛容とは逆の方向、反抗、攻撃の方向にいくことになります。
許しの心というと大げさになりますが、あるがままに人と場のすべてを受け入れ、さらに流してしまう、といったような気持ちが必要です。いわば、柔道の受身のような心ですね。
②忍耐も必要
不快や不条理に耐えられないと、寛容にはなれません。
ややしんどい心の作業になりますが、これも、習慣にしてしまえば、なんとかなります。
育児や介護の経験が、忍耐を身につける格好の現場ではないかと思います。
 忍耐力をつけるためのコツの一つとして、状況に即応しないようにすることがあります。
 気に入らないとき、不快なときに、一拍おく心がけです。
 攻撃、不快といった感情は、その発生源に対してすぐに対応するように心はできています。そうしないと、生き残れなかったからです。しかし、幸か不幸か、今私たちの生活している場にそうした厳しさは、もはやありません。だから、その感度を低めるのです。「どうということない」くらいの感じですね。
③適度の優越感も
 相手の不機嫌、不快には何か理由があってのこと、その理由に思いをはせてみるようにします。接客のまずさは、もしかすると給料の安さや疲労のためかも、と考えてみるのです。
これには、相手や場に対する優越感、あるいは鳥瞰図的な視点が暗に含まれます。へたをすると、見下すことになりますが、適度なら、相手への同情、さらには共感へと心をポジティブにすることができます。



使命感「使命感があれば、むかうところ敵なし」

2021-01-01 | ポジティブ心理学


使命感「使命感があれば、むかうところ敵なし」

●使命感ってなにもの?
 使命感にかられた行動には社会性があります。それをすることが、世の中のためになっているという感覚ですね。
 類語辞典で、使命感の類語を拾ってみますと、
  「任務、職責、職務、責任、務め、献身、義務、課題」
となります。ここからも、社会性の意味がぼんやりとみえてきます。 
さらに、使命感には個人的な嗜好も入り込んでいます。端的に言うなら、好み、あるいは自分にあっているというものです。
社会からの要請と個人的な嗜好とが共振したところに本当の意味での使命感が発生します。
 社会からの圧力が強すぎると、命令になってしまいます。
 個人的嗜好が強すぎると、偏った信念になってしまいます。
 社会と個人とが微妙なバランスがとれているところが使命感の大きな特徴です。というより、バランスがとれているときに、使命感は心に真正な元気をもたらします。
 
●心を元気にする使命感をもつには
  • 自分のしていることの意味、意義を考える
どんな仕事にも、それなりの意味、意義があります。大きくは、社会全体、会社全体、組織の中でのその仕事の位置づけ、小さいところでは、自分にとってのその仕事をすることの意義など。要するに、その仕事を取り巻くもろもろを考えてみることです。
 具体的には、
・なぜ、その仕事は存在するのか
・どうして自分はその仕事をしているのか
・仕事を自分がしないとどういうことになるのか
などです。
  • 周りとのつながりを考える
大きくは、自分の存在が、そして、小さくは、自分のしていることが周りにどのように役に立っているかを考えてみることです。 
組織の中で働く際には、組織の使命があります。その場合は、それを「自分のものにする」ことで仕事の使命感が生まれます。ここで、「自分のものにする」の意味は、次の項目に譲ります。
  • 社会的要請と個人的な嗜好とのバランスをとる
使命には社会性があります。それだけでみずからの行為を律すると、組織に埋没してしまいます。結果として、狭小な世界での使命感となり、とんでもない誤ったことをしでかしてしまうことにもなりかねません。
会社のためによかれと思って懸命にしたことが、とんでもない法律違反だったというような事件、事故がどれほどあったことか。
 たとえ、組織から当たられた使命であっても、それを自分なりにあれこれ思慮してみる必要があります。そこに個人的な嗜好が入り込みますが、それが大事なのです。時には、組織の使命とそごをきたすことはあります。しかし、そのことをきちんと認識できるなら、それはすることなすことに適度の緊張感をもたらし元気はつらつにもつながります。
 最後にこんな至言を紹介しておきます。
 「天職を通じて人のために奉仕すると考える人は、間違いなく成功する。」(マーフィーの法則)



幸福感 「幸せだと思い込むことが幸せなること」

2021-01-01 | ポジティブ心理学

幸福感――気持ちを元気にするキーワード

「幸せだと思い込むことが幸せなること」

  • 幸福感をもたらすもの
いきなりですが、「今、あなたは幸福ですか。非常に不幸を1、非常に
幸福を5として、5段階で答えてください」と言われたら、あなたはどう答えますか。
 自分なら、「4くらい(まー幸せなほうだと思う)」と答えます。
 幸福感についてのこうした判断をもたらす背景にある感情は、
「楽しい、明るい、リラックス、前向き、楽観、元気」
といった言葉で表現できる、ポジティブな感情だと思います。
 こうしたポジティブな感情は、どこから生まれてくるのでしょうか。
 一つは、心の中からです。「幸福(感)は心の持ち方次第」です。
 もう一つは、外からです。「幸せをもたらす自分の周りの環境」ですね。
あえて2つにわけてみたのは、劣悪な環境におかれてもなお幸福と感じるようなケース、あるいは逆に、どれほど恵まれているかのように見えても幸福感が低いケースがいくらでもあるからです。(なお、最近、国力をGDP(経済指標)だけではなく、幸福度(人権や教育などの指標)も加えるべきとの議論や試みがあります。)
ここでは、どのような心の持ち方をすれば、幸福感を高めることができるかを考えてみたいと思います。
 
●幸福感を高める心の持ち方
①性格を変える
「明朗、外向的、活動的、楽観的、感情安定、受容的、寛容」
といったような言葉で表現できる、いわば、ポジティブな性格に変えていくのです。性格を変えると考えるときつくみえますが、性格を反映する日常的な人前での「振る舞い」を変えると考えれば、できないことではありません。
人と一緒にするスポーツが、こうした振舞いの習慣づくりに効果的です。
②考え方のくせ(思考習慣)を変える
思考は、自分の意志的なコントロールができますので、それほど難しいことではありません。
 たとえば、友達を飲みに誘った。でも断わられた。そのとき、あなたは、どのように考えますか。どのような気持ちになりますか。
「せっかく誘ってやったのにことわるなんて」と思えば、気持ちは攻撃的になり幸福感とはほど遠いものになります。
でも、「何か都合があったのだろう」と考えれば、気持ち穏やか、さらに「ではまた、都合のよさそうなときに誘ってみよう」と考えられるなら、ポジティブ感情を抱くことができます。
あるいは、こんな言い換えも効果的です。
「この仕事、面倒だなー」――>「この仕事、難しいそうだが、おもしろそうだ」
「もうこれしかない」――>「まだ、これだけ残っている」
「神経質」--→「あれこれ気遣いができる」
「頭は良くない」――>「でも、性格は良い」
③目標を持って生きる
目標を持って前向きに生きている人は、幸福感が高くなります。目標に少しずつ近づくことがわかれば、そして結果として目標に到達できれば、自分にご褒美をとなり、幸福感は最高レベルに達します。
「身の丈にあった」目標を、長期、中期、短期と整合性のあるように設定することです。そして、節目、節目で、目標設定とその内容をそれで良いのかどうかを点検しながら、それに近づく努力をしているか、していれば自分をほめながら、さらなる努力をすることになります。そこで、それなりの幸福感を味わえることになります。

 


対人関係の難しさ」10年前の今日の記事

2020-12-30 | ポジティブ心理学

 対人関係の難しさは、もろに感情が入りこんでしまうことです。挨拶一つにしても、それが能面挨拶か笑顔挨拶かで全然、効果が違ってしまいます。
 しかし、対人関係には、知的な側面もあります。情報を伝えたり、共有したり、一緒に考えたりも、対人関係のもう一つのしかも大事な側面です。
 会議の場で激しい議論をしたとします。当然、反論されれば頭に来ます。相手に攻撃心を抱きます。あとあとまでネガティブ感情にとらわれてしまいます。
それにこだわってしまえば、対人関係はどんどんネガティブなほうへと展開してしまいます。
 こんな時でも、できるだけ知的に考えてみる、つまり知性化の習慣をつけるのです。
たとえば、「彼の反論のどこがおかしいのか」「自分の論理に破綻はないか」「あの証拠はどうやって入手したのか」などなどを自分に問いかける習慣をつけるのです。
そして、普段から、こうした知的な対人関係の側面が表面化するように心がけるのです。これによって、感情的な側面に頑健な対人関係が築けるはずです。




楽観「誰でも楽観主義者になれる

2020-12-29 | ポジティブ心理学


楽観「誰でも楽観主義者になれる」

  • 楽観主義者ってどんな人
 わが母、かなり過酷な家庭環境のなかでの孤軍奮闘でしたが、母の母,つまり祖母の口癖は、「お母さんが楽観的な人だからよかったね」でした。
今となっては記憶が判然としないのですが、母、とりたてて、明るいというわけでもありませんでした。ただ、何かを深刻に悩んでいるような素振りが一切ありませんでした。変な言い方になりますが、「悩めない人」でした。
さて、その楽観主義者(悩めない人)。ひどい事態に直面したときにでも、次のような考え方をする傾向があることが知られています。
  • 悪いことが今押し寄せているが、それは、一時的であって永遠に続くわけではないと考える(一時性)
  • 悪いことが起こっている原因は、たまたまそこにあった特定の理由によるもので、いつもその原因があるわけではないのでいつかは好転すると考える(一回性)
  • なんでも、ポジティブに考えることができる(ポジティブ思考性)  
こうしたことが自然にできるかどうか、あるいは、習慣的になっているかどうかが楽観主義者になれるかどうかの決め手になります。

●楽観主義者になるコツ
 「つまずいて骨折して入院してしまった」とします。こんな風に考えることができるようになれば、楽観主義者への道を歩めます。(番号は、前述の番号に対応します>)
  • 一時性>1週間がまんすればよい。/完治するので心配ない。
  • 一回性>事がたてこんでいて注意力が落ちていた。/たまたま、道路にくぼみがあったから。
  • ポジティブ思考性>これを機会に英気を養っておこう。/病院のあれこれをこの際、見ておこう

では、「資格試験に不合格だった」として、どのように考えれば、楽観主義者になれるでしょうか。挑戦してみてください。(回答例は末尾につけました。)
  • 一時性>
  • 一回性>
  • ポジティブ認識性>
 いかがでしょうか。これなら自分でもできそうとなれば、楽観主義者の入口まで来れたことになります。あとは、こうした考え方を習慣化することです。

  • 蛇足ながら
楽観主義。しかし、いいことずくめではないことも知っておいたほうがよいかもしれません。
楽観主義は、事態を冷静かつ論理的に分析するのとは違った、極端に言えば、それとは、正反対の認識をベースにしています。
事が個人の考え方の問題だけですむならそれでもいいのですが、事の解決を求められるようなことになると、自分に都合の良い楽観主義的な認識だけでは、何かと危ないですね。現実との乖離が大きくなってしまうからです。
怪我で入院となれば、現実的に解決しなければならない問題は山ほどあります。楽観主義だけでは、乗りきれません。でも、気持ち、楽観主義なら、解決の仕方にも違いが出てくるところはあるはずです。

*回答 ①次がある。/じっくりやればよい。②山かけがはずれた。/勉強時間が十分とれなかった。③もっと勉強ができるいい機会だ。/楽観しすぎた