ジダンを理解したい。
最終の決着はどうなるのか、別に知りたくもない。
W杯を見て、サッカーの世界は人種のるつぼだということ、特にヨーロッパはその傾向が強いことが良くわかった。
そして、旧宗主国と植民地の関係、特にフランスチームなどはほとんどアフリカ-ナと言ってもよいチーム編成であった。
サクセスを求めて貧しい南の国から来るサッカー少年たち。
人種差別渦巻くきびしい環境であったであろうし、大変な闘いを勝ち抜かねばならなかったであろうということは想像に難くない。
7月14日付『毎日新聞』は社説で取り上げている。
その一部
「…ここ数年、欧州のプロリーグではサポーターによる悪質なやじが問題を広げていた。黒人選手をターゲットにサルのまねをして奇声を 発するなど度を超した差別応援が社会問題となっている。4年後のW杯は、かつて悪名高い人種隔離政策で世界中から批判を集めた南ア フリカで開かれる。国際サッカー連盟(FIFA)はドイツ大会までにサッカー界における人種問題にけりをつけておきたかったに違いな い。準々決勝では試合前、両チームの主将が差別追放の宣言をするなどFIFAはさまざまな機会をとらえてアピールを続けてきた。 それにもかかわらず大会の最後の最後に問題は起きてしまった。…」
差別が歴然としてあるからこそ、ピッチの上で差別追放の宣言などが行われる。
植民地と宗主国、搾取される側と搾取する側、搾取される側が差別される。
かつて日本のプロ野球で観衆が差別的なやじを選手に対してとばし、問題になったことが何回かある。30年も前のことか。
今はそういうことは見聞しない。少しは成長したか。
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