中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

中山金杯、京都金杯

2012-01-04 20:51:51 | 最終結論
中山11R 中山金杯
◎イケドラゴン
○アドマイヤコスモス
▲エーシンジーライン
△フェデラリスト
×トップゾーン
×ミステリアスライト

 エーシンジーラインがハナ。それほど行き脚の速いタイプではなく、淀みない流れは考えにくい。番手構成はイケドラゴン。51キロの軽量を利して積極策。出脚はエーシンより速いだろうが、1角ですんなりと2番手に控え無理な競りかけはない。斤量を背負うコスモファントムとしては早めに動きたいクチだが、ズブさがあるタイプでスッとは動けない。アドマイヤコスモスもこのメンバーならスッと好位は奪えるが抜け出すとソラを使う分、そう早めには動けない。淡々とした流れのなかでのラスト5ハロンから速くなる流れ。

 51キロの軽量を利してイケドラゴンの粘り込みに期待する。前走のディセンバーS5着は、最内枠から手綱をしごいてハナを主張する。だが、外からホクトスルタンがハナを主張したために2番手にスッと控える。出して行ったことで掛ることを懸念したが、力まずに折り合えた。その後は4ハロン目から11秒7-11秒6-11秒6の締まった流れを2番手から追走する。しかも向こう正面では掛ったショウナンアルバが被せてくる厳しい形。4角でバテたホクトスルタンがペースを落としたところでスッと動き、先頭に躍り出る。直線は手応えが怪しくなり馬群に沈みそうになりながら粘りを見せてゴール前まで抵抗して見せた。負けて強しの内容だ。先行してこそのタイプでようやく復調気配を見せた。前走から5キロ減はいかにも恵まれた。ここはエーシンジーラインがハナを奪うメンバー構成で、締まった流れは考えづらい。軽量と先行力が生かせる流れ。お年玉獲得へ。

単勝:10
複勝:10
馬連:10から総流し
ワイド:10から5,8,12,2,16,6

京都11R 京都金杯
◎アスカトップレディ
○サダムパテック
▲ショウリュウムーン
△ヤマカツハクリュウ
×アスカクリチャン
×オセアニアボス

 距離短縮でアスカトップレディを狙う。前走の愛知杯10着は、シンメイフジの引っ張る淀みない流れ。これを馬任せで1角からスッと5番手の外めに取り付く。レースは向こう正面から一貫した厳しい流れ。番手馬が軒並み向こう正面から追い掛けたために、先行馬総崩れの流れになってしまった。同馬も三分三厘から外めを通って馬なりで先頭に並びかける正攻法の競馬。手応えからして直線で弾けることを期待したが、直線であっさり脱落してしまった。ペースが厳しかったこともあるが、道中からハミにモタれて力んでいたためスタミナを消耗したのが一番の敗因だ。その分、追ってから弾けない。2ハロンの距離延長は間違いなくプラスに作用する。2走前のユートピアS1着では、3番手の外め追走からレースのラップが11秒2-11秒2のところを馬なりのまま先頭で並びかけ、ラスト1ハロンから追い出されると、一瞬の脚で突き抜けた。すごい脚力だ。一瞬の脚力を生かすにはマイルが一番だ。ここは強力先行型が揃い、前半から淀みない流れは必至のメンバー構成だ。これなら中団から折り合うことができるし、一瞬の脚も生かせる。53キロはいかにも恵まれた。差し切る。

単勝:16
複勝:16
馬連:16から総流し
ワイド:16から1,2,4,5,9,10

2012年競馬を始める前に

2012-01-03 12:26:54 | Weblog
早いもので1月5日(木)から2012年の競馬がスタートします。結果を出すためには、競馬に対する勉強と常に学ぶ姿勢は大事です。今年はもっと競馬のことを深く深く考える年にします。「PDCA」も徹底してやります。競馬を勉強するためにも、オススメの本を3冊ご紹介します。



師匠・大谷内泰久さんの最新著書。独自の目線からジョッキーの格付けがされており、実際のリーディングと順位は異なります。各ジョッキーの特徴や得意条件などが分かりやすく書かれており、馬券購入や更には展開予想をする際に重宝できる一冊です。詳細はこちら



大谷内さんのノウハウを学ぶなら絶対にこの本です。馬の特性を見抜く技術や調教過程から勝負気配を読み取る技術など、これまでの競馬観が変わる一冊です。詳細はこちら


これまで競馬界に新しい旋風を巻き起こしてきた角居先生の最新著書。師が初GI制覇を飾った菊花賞のデルタブルース号の裏話やこれまでの競馬サークルになかった習慣を取り入れた話など、より競馬を深く知る意味でもオススメの一冊です。詳細はこちら


JRAへのお願い

2012-01-01 22:55:33 | 見解
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今年は結果と内容にこだわります。結果を出します。


12月31日付の日本経済新聞の野元記者の「競馬この一年-下」によると、JRAの平成23年度の売上は前年比5.5%減。東日本大震災で3月の中山開催が中止となり、3月中の電話・インターネット投票休止、関東地区、東北地区の競馬場・ウインズでの発売中止を考えると、健闘した数字ともいえる。実際、桜花賞終了時点では前年比18.3%減だった。それを盛り返したのである。

記事によればその原動力となったのは「WIN5」だったとのこと。1回の売上予測は2~3億円だったのに対し、コンスタントに12~13億円台を記録。年間約454億円7274万円で売上全体の2%を占めるまでになった。電話投票会員の新規開拓、休眠中会員の掘り起しという点では多大な貢献をした。しかし、的中確率が限りになく低く少額投資で大きな配当を手にできる「WIN5」は客単価の更なる低下と売上分散のリスクを背負っていると思う。大事なのは「WIN5」で獲得した新規顧客と復帰顧客を既存馬券購入のリピーターにすることである。

JRAホームページ内にある「平成24事業年度 事業計画書」によれば「魅力ある競馬開催を通じたお客様総数の拡大-対前年比100%超-」とあるが、恐らく平成23年度は「WIN5」の効果で総参加人員は前年比で100%をクリアしているだろう。だが、大事なのは開催場入場人員対策だ。平成22年度の総参加人員は約1億6800万人。実は10年で約1300万人増えている。それに対して22年度の開催場人員は約670万人10年で約300万人減っている。これは電話投票会員の急増によるもので、手軽に馬券を購入できるという点での貢献度は大きい。その半面、競馬の醍醐味である迫力あるレースを現場で見る機会が減ってしまった。この事実は重い。競馬の魅力は競馬場でこそ味わえる。パドックでデキの良し悪しを判断し、レースをライブで体感する。これこそが真の競馬の魅力である。テレビやラジオの前では、その魅力は半減してしまう。JRAは早急に対策を打つべきだ。残念ながら事業計画書の中には、その点に関する記載がなかった。「好きなタレントが来場する」「気になる物産展がやっている」「フリーパスの日」「友達に誘われたから何とかなく」。最初に足を運ぶきっかけは何でもいい。きっと足を運べば魅力が伝わるはずだ。このブログでは、開催場人員対策として以下のことを提言したい。

① 初心者セミナーおよび馬券購入アシスタントの拡充
すでに競馬場では競馬記者などによるセミナーを開催しているが、それを拡充させてほしい。例えば競馬場に限らず若者が集う施設などで著名人や記者を招いて開催してはどうか。そこで開催競馬場の無料入場券などを配布して、足を運ぶきっかけを作ってはどうか。また、現在も券売機の前でアシスタントが馬券購入のフォローをしているが、券売機の前での詰まりを防止するため、馬券購入方法の分からないお客様のためのフォローを徹底してもらいたい。アシスタント数を増やしたり、「購入方法の分からないお客様はお気軽に声をお掛けください」と声かけするなどしてはどうか。

② 女性トイレの増設を
GI競走当日の開催競馬場では、女性のトイレ待ちの列が必ずできる。これでは、せっかく競馬に魅力を感じる女性が競馬場を敬遠してしまう。何の不安もなく楽しんで頂くためにも早急に改善すべきである。

③ 通信環境の整備を
暮れの有馬記念当日の中山競馬場は、携帯電話の電波がほとんど通じなかった。最近はスマートフォンの急速な需要増で、通信容量が大幅に増えたと聞く。競馬場で電話投票を通じて馬券を購入するファンも数多くいる。機会損失防止のためにも整備を急いでもらいたい。

JARレーシングビュアーへのお願い

① 調教映像取扱いレースの拡大
現在は重賞競走と夏の新馬のみだが、これを特別競走出走馬まで拡大してもらえないだろうか。調教映像は競馬予想において重要なファクターである。変化を確実にキャッチするためにも必須である。

② パトロールビデオの取扱いを
 現在はJRAホームページで重賞競走に限り公開されているが、これをJRAレーシングビュアーでも公開してもらえないか。レースを前から見ることでしか分からない小さな不利やゴチャつきをキャッチすることができる。