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皐月賞(GI)最終結論

2011-04-23 20:32:12 | 最終結論
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東京11R 皐月賞(GI 東京・芝2000㍍)
◎カフナ
○トーセンラー
▲ダノンミル
△ベルシャザール
×サダムパテック
×ステラロッサ

 東北太平洋沖地震の影響で当初予定していた中山ではなく、1週スライドして東京競馬場で開催することとなった今年の皐月賞(GI)。関東競馬も今週から再開し、いよいよ春競馬が盛り上がってきた。その皐月賞だが、本命はカフナを推す。前走の若葉S2着は、発馬後に気合いを付けて先団へ。2ハロン目は10秒9と厳しい流れだったし、1000㍍通過が59秒5の締まった流れ。この時期の3歳戦としてはかなりのもの。三分三厘で逃げ馬に早めに並びかける強気の競馬で、直線入口では早くも単独先頭に踊り出る。抜け出すのが早かった分、坂上で末が鈍って勝ち馬に並びかけられるが、そこっから粘りに粘って大きくはバテなかった。流れを考えれば正攻法で負けて強しの競馬だった。勝ち馬以上に評価できる。テンに前へ行ける脚力があり、底力があってスピードの持続性を持ち味とする。舞台は開幕週のパンパン馬場。Aコース使用で先行有利は明白だ。ここはエイシンオスマンがスッとハナへ立ち、2番手から粘り込みを図る。思えば父キングカメハメハも3歳冬までは伸び悩んでいたが、京成杯で超ハイペースを経験したことで急激に力を付け、その春に変則2冠を達成した。まずは皐月賞で偉大なる父へ近づく。

 相手筆頭にはトーセンラーを推す。前走のきさらぎ賞1着は、リキサンマックスがガンガン飛ばし、離れた2番手以下はスローの流れ。これを道中は後方から馬任せで追走し、前のオルフェーヴルを見ながらの競馬。残り1000㍍標識を通過した3角手前から外めを通ってジワッと進出開始。3角の下り坂からは少し手綱を動かして決して手応えは良くなかったが、5番手までポディションを上げられたし、下り坂を利して加速することはできた。直線を向き、しばらくは右手前のままで反応は今ひとつ。残り300㍍地点で左手前に替えると、鞍上の懸命な手綱捌きと左右のステッキでグンと重心を沈めて伸びる。馬場を強く叩きつける大きなフットワークで一完歩毎に凄い脚を使った。追えばどこまでも伸びる感じで差し切ってしまった。一瞬の切れ味よりは長く良い脚を使うタイプで、府中の直線の長いコースは歓迎材料だ。久々の一戦となるが、この中間は3週続けて長めから熱心に乗られ、最終追い切りは内田を背にCWで豪快な動きを披露。仕上がりは万全だ。府中の2000㍍はスタートしてすぐにコーナーを迎えるため、外枠はかなり脚を使わされる。しかも、開幕週だけに内の先行馬有利は明白。条件は厳しくなったが、底力でカバーできるとみる。

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