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中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

安田記念(GI)調教診断!

2011-06-04 01:05:50 | 調教診断
ツイッター始めました!

アパパネ】○ 活気ある動き
蛯名を背に坂路で2頭併せ。サッと伸ばす程度で余裕残しの手応えでフィニッシュ。首を水平に使い、集中力に富んだ走り。脚捌きもシャープだった。この中間は坂路とプール調教のみだが、激走後の中2週だけにこれで良い。昨秋の豪快な動きまでにはいかないが、疲れはなさそう。

エーシンフォワード】○ 回転の速いフットワーク
岩田を背に坂路で終い重点。ゴール前で気合いを付けられると若干左へモタれたが問題ない程度。もう少し前脚に柔らかみが出てくるといいのだが、回転の速いフットワークでラスト1ハロン12秒3は優秀だ。首も上手く使えていた。

クレバートウショウ】○ スピード感十分
CWを単走で6ハロンから。とにかく柔らかいフットワークで四肢が良く伸びている。スピード感十分の走り。もう少し首を上手く使えてトモの踏み込みが力強くなれば言うことなし。

コスモセンサー】○ モタれるも脚力示し
坂路を単走で目一杯に。ラスト1ハロンで左手前に替えると、左ステッキが入っているにもかかわらず左へモタれる。完歩も小さく見た目の迫力は今ひとつだが、回転の速いフットワークが目に付いた。脚力は十分だった。

サンカルロ】○ コーナーでモタれて
坂路を2頭併せで例によって3ハロンから速い時計を出す。コーナーを右手前で走ったために外へ膨れて左手綱で矯正しながら直線へ、頭を上げていたし舌がハミを越していた。かなり行儀が悪かったが、抜群に回転の速いフットワークで貫録の先着。脚力はさすがのもの。あとはコーナーでのモタれていた点だ。

ジョーカプチーノ】○ アラアラ一杯
ジョッキー騎乗で坂路を単走で。直線で何度かノメっていたし、右前脚の出が硬く、見た目の迫力は今ひとつで、最後はアラアラ一杯に。元々が攻め駆けしないタイプだし、馬場が悪いと余計に動かないのだろう。デキ今ひとつに映った高松宮記念よりは確実に上向いている。

シルクアーネスト】○ スピード感満点
池添を背にCWの大外を単走で6ハロンから。ラスト1ハロンから気合いを付けられると、掻き込みのフットワークでグングン加速。右手前に替えた時にフワッとしたが、一瞬の脚力はスピード感満点だった。まだトモが緩く、前脚のアクションに対して対応できていないし、頭も高い。それでも、この一瞬の脚力は光るものがあった。

シルポート】○ 元気一杯
小牧を背に坂路で。道中は抑え切れないくらいの行きっぷりだったし、スナップの利いたフットワーク。最後は手応えに余裕はなかったが、いつもこんな感じ。年明け6戦目になるが、とにかく元気一杯だ。

ストロングリターン】○ 迫力あり
石橋脩を背に南Wで単走を5ハロンから。堀厩舎にしては珍しく6ハロンから時計を出してきて意欲的。3,4角では抑え切れないくらいの行きっぷり。直線でスッと左手前に替えると、大きなフットワークで迫力ある前脚の捌きだった。これでもう少しトモに力が付くと凄い馬になる。余力残しで迫力ある動きだった。

スマイルジャック】○ メイチの仕上げ
三浦を背に南Wを単走で6ハロンから。テンからガンガン飛ばし、6ハロンから78秒台は南Wでは破格の時計。その分、終いはアラアラ一杯で完全に脚が上がっていた。この中間は3週続けてコースで意欲的に追われてメイチの仕上げ。だが、ここ2週とも終いの反応が鈍いのが気になる。これだけビシビシやられているので、普段からハミに頼って力む癖があるので余計に力む可能性がある。

ダノンヨーヨー】○ モタれ癖相変わらず
坂路を単走で。直線は他厩舎の馬が邪魔になる場面もあったが、うまく捌いてラスト1ハロンからびっしりと。追い出されると左へ右へフラつくなど相変わらずもモタれ癖。トモが緩く追って頭も高いが、脚力は相当なもの。今回は太め残りの危険性があり、当日の馬体重には要注意。

ビービーガルダン】○ 集中力に満ち溢れ
佐藤哲を背に坂路で単走。首を上手く使い、集中力に満ち溢れた活気ある動き。前脚をピンと張り出し、柔らかいフットワークが目に付いた。この中間はコースで坂路を併用し、仕上がった。

ライブコンサート】○ 順調
一週前にビッシリと追い、最終追い切りはジョッキー騎乗でCWを3頭併せの外で6ハロンから終い重点。何回か手前を替えたのは気になったが、四肢を目一杯に伸ばしたストライドは迫力があった。この馬なりに順調。

リアルインパクト】○ 良い意味で平行線
南Wを単走で5ハロンから。前脚を高く突き上げ、四肢を目一杯に伸ばしたストライドが目に付いた。NHKマイルCの良いデキをキープしている。

リーチザクラウン】○ 後遺症心配なし
ジョッキー騎乗で坂路を単走でサッと。大トビで狭い坂路は走りづらそう。見た目のスピード感は今ひとつでも、ラスト1ハロンは12秒5。これはトビが大きいからで走る馬の証拠。前走の後遺症は心配ない。

リディル】○ キビキビとした身のこなし
坂路で単走。キビキビとした身のこなしで弾むようなフットワーク。ゴール前はノメったが、最後まで集中した走りだった。

東京優駿(GI)調教診断!

2011-05-25 23:14:58 | 調教診断

ツイッター始めました!

ウインバリアシオン】◎ 赤丸急上昇
CWで2頭併せを6ハロンから。一週前に安藤勝を背に終いサッと流し、直前は終始馬なりで。以前はトモが甘くて頭の高い走りだったが、ここにてトモに実が入り、ストライドに迫力が出てきた。首も上手く使えるようになった。赤丸急上昇。

ロッカヴェラーノ】○ 順調
武豊を背に坂路を単走で。前脚を高く投げ出すフットワークで登坂。重馬場で半マイル53秒9-13秒0。追って頭が高く、最後は手応えにも余裕がなかったが、大トビで坂路は走りづらそうだった。この馬なりに順調か。

リベルタス】▲ 上昇ひと息
四位を背にCWで3頭併せの内を6ハロンから追走。最後は手綱が動いて突き放されてしまった。トモはよく伸びているが、前脚の運びが重くてトモの良さが生かされてない。時計は及第点だが、大幅な上昇とはいえない。

ユニバーサルバンク】○ 迫力ひと息
福永を背にCWで3頭併せの内を6ハロンから追走。直線でハミを掛け直され、ステッキまで入るが、逆手前のままでズブい。ゴール前で馬なりの相手に何とか併入に持ち込んだ。追って重心が沈むのはいいが、迫力はひと息。時計的には重馬場で6ハロン67秒6-12秒0なら及第点。

ベルシャザール】▲ 課題クリアできず
後藤を背に坂路で2頭併せ。道中は手綱をがっちりと抑えて脚をタメることに専念。これは皐月賞でなし崩しに脚を使わされた敗因を踏まえてのもの。だが、実践同様に頭を上げて掛ってしまう。ゴール前で手綱を緩められるとグイッと先着したものの、頭がかなり高くトモ運びも頼りなかった。まだまだ課題はクリアできていない。

フェイトフルウォー】◎ 抜群の集中力
田中勝を背に南Pで2頭併せの内を5ハロンから追走。3,4角は抑えるのに苦労するほどの行きっぷり。直線でスッと右手前に替えられると、首を上手く使いスナップの利いた柔らかい走り。終始、手綱を抑えたままで貫録の先着。集中力に富んだ素晴らしい動きだった。

ノーザンリバー】○ 動きだけは文句なし
ピンナを背に坂路を単走で。掻き込みの強く、完歩の小さいピッチ走法でいかにもパワータイプ。首も水平に使えて集中力を感じた。動きだけは文句なし。

ナカヤマナイト】◎ 動き文句なし
柴田善を背に南Wで2頭併せの内を6ハロンから追走。道中からグンと重心を沈め、四肢を柔らかく伸ばした抜群の行きっぷり。直線でスッと左手前に替えると、余裕残しのまま先着を果たした。この中間は3週続けてコースで意欲的に乗られ、長めから追われている。デキは文句なし。あとは天気だけ。

トーセンレーヴ】○ 闘争心に溢れ
ウィリアムズを背に坂路を単走でサッと。首をリズミカルに使った闘争心に溢れる動き。グンと重心を沈めて、前脚もよく伸びており連闘明けの疲れはなさそうだ。

トーセンラー】○ 動き豪快
蛯名を背にCWで2頭併せの内を6ハロンから追走。右手前のまま馬体を併せ、ゴール前で気合いを付けられるとグーンと重心を沈めて豪快に先着。大きなフットワークで首も柔らかく使えていた。とても430㌔台とは思えないフットワークだ。まだ前捌きに対してトモが付いてきていない面はあるが、これは秋まで成長待ち。長距離輸送を控えてもこれだけ意欲的にやられているのに好感が持てる。

デボネア】○ 仕上げ抜かりなし
佐藤哲(レースはデットーリ)を背に坂路を単走で。重馬場の坂路をテンからガンガン飛ばしたために最後はアラアラ一杯に。まだトモが緩いために重心が高く、最後の決め手に欠ける感はある。この中間は2週、1週前にコースで長めから意欲的に追われ、攻めを強化。大一番を前に抜かりない仕上げだ。

ショウナンパルフェ】○ 良いデキ
三浦を背に南Wで3頭併せの内を6ハロンから追走。追って頭が高くなるし、前脚の完歩も小さいが、6ハロンで80秒台を切りラスト1ハロンを12秒6で締めたのは立派。素軽さはひと息だが、デキはかなり良い。

サダムパテック】▲ 追われてフラつき
岩田を背に坂路で2頭併せ。半マイル51秒4は優秀だが、これは馬場の内めを回ってのもの。ラスト1ハロンで気合いを付けられると、内へフラつき右ステッキと左手綱で矯正されていた。トモが甘く重心の高い走り。それだけに重い馬場が余計に応えたか。

コティリオン】○ 
小牧を背に坂路を単走で。首を水平に使いスピード感十分の走り。ゴール前で鞍上が指示して手前を替えた時に内へモタれたが、問題ない動き。前重心の走りで、ノメる馬場は微妙かも。

クレスコグランド】○ 動き力強く
坂路を2頭併せ。ずっと手綱が動きっぱなしでズブい。直線は内へモタれるのを矯正しながらだった。それにもう少し前脚が伸びてほしかったが、スナップが利いて全体的に力強いフットワークだった。順調。

オルフェーヴル】◎ 堂々の先着 
池添を背に坂路を2頭併せ。馬体を併せた時にややモタれたが、力強い四肢のアクションで堂々の先着。ドリームジャーニーの全弟で、四肢のアクションが素早いためにピッチ走法に見えるが、実はフットワークが大きく回転が速い。半マイル52秒3-12秒5も文句なし。

オールアズワン】○ 上積み見込め
ジョッキー騎乗で栗Pを6ハロンからびっしりと。四肢を目一杯に伸ばした力強いストライド。首もよく使えていた。2週続けてびっしりと追われ、上積みが見込める。

エイシンジャッカル】○ 順調
川田を背に栗Pを2頭併せで6ハロンから。前脚を高く突き上げたフットワークで貫録の先着。四肢がよく伸びていた。順調。

ヴィクトリアM(GI)調教診断!

2011-05-12 00:27:00 | 調教診断

ツイッター始めました!

アプリコットフィズ】◎ 不気味
南芝で5ハロンからサーッと。道中は頭を上げて舌がハミを越すなど、気性難は相変わらず。それでも、直線で少しだけ手綱を緩められるとグーンと加速して併走馬を瞬時に突き放してしまった。1週前追い切りも四肢を目一杯に伸ばしたストライドで抜群の動きを披露。前走時は震災の影響で調整が難しかった。いつもとは違い、この中間はコースでやられている点にも好感が持てる。不気味だ。


エイシンリターンズ】◎ 抜群のスピード感
この中間は4月16日から時計を出し始め、2週、1週前追い切りではCWで6ハロンから意欲的に追われ、負荷を掛けられた。最終追い切りは坂路で半マイルから。大雨の不良馬場で無理はしなかった。手先の軽いキビキビとしたフットワークで余裕残しのままフィニッシュ。この馬場でラスト1ハロン12秒6は優秀だし、スピード感十分の動きだった。1週前はCWでピッチの利いた回転の速いフットワークで抜群の動きを披露。久々の一戦だが、乗り込み入念の万全のデキ。胸を張って東上へ。

ブエナビスタ】△ 動き今ひと息で
不良馬場のCWを単走で6ハロンから。一週前追い切り同様にテンにハミを噛んで行きたがる。馬場の影響もあるだろうが、いい頃に比べると完歩が小さく最後はステッキが入るほど反応が鈍かった。トモの蹴り自体は力強いが、スピード感はひと息だった。海外遠征明けで攻め本数も不足しており、急仕上げは否めない。昨年は馬体減に悩まされたが、今年は気負いが見られる。

アパパネ】○ 貫録の先着
蛯名騎手を背に坂路で2頭併せ。テンから飛ばして最後まで力強い動きで貫録の先着。ピッチの利いた回転の速いフットワークが目に付いた。この中間はプール調教と坂路のみでコースで一度もビシッと追われていないのは気になる。

ワイルドラズベリ】○ 意欲的に追われ
CWを単走で7ハロンから。長めから意欲的に追われ、テンからガンガン飛ばす。その分、最後はアラアラ一杯でフットワークがバラバラになってしまったが、この不良馬場で6ハロンから80秒を切ったのは優秀だ。中5週だが、この中間は3週続けてコースで意欲的に追われている。一戦毎に馬体が減っているだけに、馬体回復と落ち着きが最大のポイントに。

レディアルバローザ】○ 動き柔らかい
福永を背にDPで6ハロンから。ゴール前で少し気合い付けられると、前脚をピンと張り出した柔らかいフットワークで駆け抜けた。トモの蹴っぱりも十分で目下の充実ぶりを象徴していた。

アニメイトバイオ】○ 鼻出血明けどこまで
3月11日に帰厩後、週1本ペースで時計を出されてきた。最終追い切りは南Wで後藤を背に3頭併せの中を5ハロンから。まだ、いい頃のバネの利いた弾むようなフットワークには達していない。鼻出血明けでどこまで。

カウアイレーン】○ グンと重心を沈め
南Wで2頭併せの内を6ハロンから。直線入り口で馬体を併せたもの、あっさりと突き放されてしまった。それでも、この馬場で6ハロン82秒2は優秀。最後は時計を要したが、グンと重心を沈めて四肢もよく伸びていた。

オウケンサクラ】○ 動き力強く
不良馬場の坂路を単走で。最後は筒一杯になりながらラスト1ハロンを12秒9で踏ん張ったのは立派だ。ブリンカー着用で最後まで集中して走れていた。力強いフットワークは健在だ。

コスモネモシン】▲素軽さひと息で
南Pを単走で5ハロンから。首を水平に使った走りには好感が持てるが、直線で手前を替えてからの反応は案外で、素軽さに欠ける動きだった。本来はもっとスピード感に溢れている。

ショウリュウムーン】○ モタれ気にならず。
不良馬場の坂路を単走。直線半ばで左手前に替えた時に少し内へモタれたが、気になるほどではなかったし、掻き込みの強いフットワークが目に付いた。この後に長距離輸送も控えており、この程度で十分だ。

愛知でおいしいうなぎ屋さんです

池袋でオススメのランチ(毎週行ってます)

東京新聞杯(GⅢ)調教診断

2011-02-02 23:39:36 | 調教診断
キャプテンベガ】▲ 素軽さ一息
CWを単走で6ハロンから。終いサッと気合いを付けられる程度で逆手前のままフィニッシュ。重心の低い走りだが、素軽さという点では一息でシャープさに欠ける。松田博厩舎とはいえ、久々で速い時計も不足気味だ。

キングストリート】▲ 先着するも
DPで2頭併せの外を6ハロンから追走する形。ゴール前で少し気合いを付けられて僅かに先着するも、手応えでは見劣った。完歩が小さく、推進力に欠ける。あとはもう少し首を上手く使えるようになれば。

ゴールスキー】◎ 動き文句なし
リスポリJ騎乗で、DPで2頭併せの外を6ハロンから追走。逆手前で抑え切れない手応えのまま併走馬を子供扱い。ゴール前で軽くハミを掛けられると左手前に替えてグングン加速。迫力満点の前捌きと首使いで豪快に先着した。これで更にトモに力が付けば凄いことになる。口元が硬い印象で右回りだと外へモタれる癖があり、この日もゴール前は右手綱で調整されていた。その点では左回りは歓迎だろう。ひと息入ったが、仕上がりは万全だ。

シルポート】○ 疲れ皆無
小牧J騎乗で坂路の真ん中を単走でサッと流す。首を水平に使い、スピード感十分のままフィニッシュ。秋口から使い詰めだが、この動きなら疲れの心配は皆無だ。2週連続で速い時計を出し、質、量ともに十分。

スマイルジャック】○ 久々も乗り込み十分
南Wで2頭併せの外を6ハロンから追走。顎をグッと下げ、抑え切れない手応えのまま4角で並びかけ、直線は貫録の先着。ゴール版を過ぎてから気合い付けてフィニッシュ。この馬らしい重心の低いストライドは健在で、四肢も柔らかく使えている。久々になるが、中間は長めから熱心に乗りこまれている。

ダノンヨーヨー】○ 脚力十分
坂路の大外を単走で終い重点。ラスト1ハロンから軽く気合いを付けられると、頭が高くなる。ゴール前で左手前に替えると、左へモタれて右手綱で矯正される若さも見せた。それでいながら余力残しで半マイル52秒2、ラスト1ハロン12秒4は凄い。右手前で登坂している時は迫力満点だった。脚力は示した。今回は左回り。内へモタれる癖は解消されていないが、能力は相当。富士S同様にそれを払拭させるか。

ネオヴァンドーム】○ 馬なりでサッと流す
坂路を馬なりで単走。直線で頭を上げたり、躓いてヨレたりしたが、15-15より少し速い程度なので問題ない。首を上手く使えているし、掻き込みの強いフットワークが目に付いた。ダートでの走りが見てみたい。

ファイヤーフロート】▲ 太め残り懸念
南Pで2頭併せの外を5ハロンから追走。併走馬を手応えで圧倒。顎をグッと引き、四肢を柔らかく使えている点に好感が持てる。だが、それでいながら追われてからの反応が案外だったのは太め残りの影響か。当日の馬体重と気配には注意が必要だ。攻めの雰囲気からは気の良いタイプで久々でも力を出せそうだ。





AJCC調教診断

2011-01-19 22:52:10 | 調教診断
ミヤビランベリ
CWを単走で6ハロンから。ステッキを入れてから尾っぽを振ったのは気になるが、四肢を目一杯に伸ばした力強いストライドはひと叩きして良化を示すもの。いつもはゴール前で重心が高くなるが、この日は終いまでしっかりと踏ん張った。動きは一昨年のアルゼンチン共和国杯を制した時よりも良い。この中間は中5週で週2回のペースで時計を出し、意欲的に調整されている。

トーセンジョーダン
坂路で2頭併せの外。ゴール前で僅かに先着したものの、手応えでは完全に見劣った。最後はステッキが入り、懸命に手綱をしごかれるも頭が上がって筒一杯だった。右手前でグーンと凄まじい勢いで登坂したアルゼンチン共和国杯時より、見劣る。坂路調整だけに冬場は絞り切れないというのも理由だろう。有馬記念でもその影響はあった。前走時よりも馬体が増えているようだと危険。

コスモファントム
普段と同じく坂路で2頭併せの外をサッと流す。首を水平に使い、リズミカルな動き。前々走時と遜色ない気配で、引き続き好調キープと見ていい。

ネヴァブション
後藤J騎乗で北Cを6ハロンから単走で。首を水平に使い、全身を使った柔らかいストライドは好調を告げるもの。硬さどころか、前走時を上回る動きを披露した。この動きなら疲れを心配しなくても良さそうだ。馬と陣営の努力の賜物だろう。3連覇が見えてきた。

サンライズベガ
坂路で2頭併せの外。前捌きが硬く、重心の高い走り。ゴール前はハミを掛け直され、右にモタれるのを矯正されながらフィニッシュ。先着したものの、動き自体は強調できない。しかし、太い首差しと迫力ある馬体が印象的で、坂路を上ってくる姿はゾクッとさせる。久々を苦にしないタイプ。要注意。

マルカボルト
CWを単走で6ハロンから。馬場の真ん中を通っただけに時計はアテにできない。終いサッと気合いを付けられると、グイグイと四肢を力強く伸ばして突き抜けた。ただ、この中間は中3週にしては攻めが少し手緩い。

エリザベス女王杯(GI)調教診断

2009-11-14 00:30:51 | 調教診断
【ウェディングフジコ】○ 集中力に満ち溢れ
南Pで2頭併せの内を5ハロンから。この後に長距離輸送も控えており、サッと流す程度だったが、首を水平に使い引っ張り切りの手応えで追走先着。集中力を感じされる動き。

【クィーンスプマンテ】▲ 脚捌き硬い
坂路で3頭併せの中を目一杯に。馬場を強く叩きつけるフットワークで重い坂路を駆け上がる。ラスト1ハロンは肩ムチが入ってアラアラ一杯で突き放された。前走時のほうが脚捌き自体は柔らかかった。

【カワカミプリセンセス】▲ 迫力ひと息
女王復権なるか。最終追い切りはDPを単走で6ハロンから。馬場の大外を回り、脚捌きが滑らかで推進力のある走り。相変わらず頭の高い走りだが、フットワークがバラバラだった前走時よりも上積みが見込める。ただ、全盛期は鞍上が抑え切れないくらいの手応えで走っていた。

【サンレイジャスパー】○ 古豪復活へ
難波を背にCWを単走で6ハロンから。極悪馬場をテンから飛ばしたためにラストは一杯になったが、6ハロン79秒台は優秀。ラストまで重心が上がらず首を水平に使えていた。前捌きにもう少し伸びやかさが出てくればいいが、状態は絶好。

【ジェルミナル】◎ 状態絶好
福永を背に坂路を単走で終い重点。大きくゆったりとしたフットワークでラスト1ハロンから追い出されると、グーンと加速。最後も脚色に余裕があったし、終い重点とはいえ不良馬場でラスト1ハロン12秒0は文句なし。秋3戦目でようやく本調子に。

【シャラナヤ】○ 不気味
来日してから強い調教はキャンターのみ。いかにも物足りないが、脚捌きが柔らかくバネを感じるフットワーク。いかにも切れそうだ。首を上手く使えていて重心が低いのもいい。欧州馬にしては珍しく良馬場タイプだろう。

【チェレブリタ】○ 好調時の動き
DPで2頭併せの内を実質4Fから。前脚を突き上げる独特のフットワークで引っ張り切りのまま先着。首も上手く使えて実に気持ち良さそうだった。動き自体は好調時のもので、あとは馬体がどこまで絞れているか。

【テイエムプリキュア】
珍しくコースで追われてきた。頭が高くて切れる感じはなかったが、脚捌きは実にシャープ。時計の出る馬場とはいえ馬なりで6F78秒台-12秒1はさすが。

【ニシノブルームーン】○ 脚捌き力強い
早めの栗東入厩。最終追い切りは坂路で3頭併せの外をびっしりと。ラスト1ハロンで馬体を併せられるも、そこから追い出されると力強い脚捌きでクィーンスプマンテを突き放した。重たい馬場をラスト1ハロン12秒9で踏ん張ったのは評価できる。

【ピエナビーナス】○ 順調
坂路で終いビッシリと。前脚を左右に出す感じで決して綺麗なフォームではないが、重たい坂路でも最後まで集中して走っていた。この馬なりに順調。

【ブエナビスタ】○ 前捌き硬い
CWで単走を6ハロンから。ゴール前はステッキが入ってびっしりと追われる。例によって手前を何度も替えていたが、追われてからの迫力は圧巻だった。ただ、春当時に比べると左手前時の脚の出が硬いのは気になる。

【ブラボーデイジー】○ 脚捌き力強い
生野を背に坂路を単走で。首の使い方が硬いために切れは今ひとつだが、脚捌き自体は力強く、不良馬場でも最後までしっかりとした脚取り。

【ブロードストリート】◎ 絶好調
鮫島(レースは藤田)を背に不良馬場の坂路を単走でビッシリと。道悪を感じさせないシャープな脚捌きは迫力満点だった。絶好調だろう。使われる毎に動きは良化している。

【ミクロコスモス】○ シャープ
内にウオッカを置き3頭併せの中。4角から直線入り口は口を上げてかなり行きたがっていた。さすがにウオッカには先着を許したが、ゴール版を過ぎてから2角までびっしりと追われた。もう少し首差しに力強さが出てくるといいが、フットワーク自体はシャープだ。

【ムードインディゴ】◎ 絶好調
鮫島(レースは田中勝)を背に坂路でサッと流す。口向きが悪く、ゴール前は内へモタれ気味だったが、脚捌きがシャープで躍動感ある身のこなし。とにかく動きが柔らかい。目下絶好調だろう。

【メイショウベルーガ】
坂路で単走。掻き込みの強いフットワークで前脚が高く突き上げられ、追われてからの切れを感じた。不良馬場でも最後まで集中した走り。

【リトルアマポーラ】○ スピード感十分
スミヨンを背にDPを単走で6Fから。追われてからのスピード感は流石だが、少し首の使い方が硬く、好調時に比べると前脚に伸びやかさが足りない。

【レインダンス】○ トモ甘い
藤岡康を背にDPを6ハロンから。テンから飛ばして終いも余力残しのまま好時計が出た。トモの送りが甘く、重心も高いが、デキは良さそうだ。

東京優駿(GI)調教診断

2008-05-29 19:29:43 | 調教診断
ショウナンアルバ唸る気配

【アグネススターチ】○ 意欲的
CWを単走で7ハロンからビッシリと。最後まで逆手前のまま筒一杯でラスト1ハロンは13秒6を要したが、中2週ながら長めから意欲的に追われたことは高く評価できる。1週前にもCWで時計を出している。7F95秒0-5F65秒4-1F13秒6。

【アドマイヤコマンド】○ 渾身の仕上げ
CWで2頭併せの外を追走する形で6ハロンから。直線で余裕残しのまま1馬身差まで迫り、ゴーサインを出してから瞬時に突き放した。大きなフットワークで全身を柔らかく使った、しなやかなストライド。6ハロンから78秒0-12秒7も申し分ない。もう少しトモに力が付けば言うことないが、動きは際立っている。前走で12㌔馬体を減らしたが、10後の13日に時計を出しているし、16日には坂路で半マイル51秒3-13秒0、21日には半マイル53秒8-13秒5を出し、渾身の仕上げ。

【エーシンフォワード】○ スピード感満点
和田竜騎手を背にCWの大外を6ハロンから。相変わらず手前を替えるのが遅く、ゴール前で左手前に。掻き込みが強くシャープな脚捌きは、高いダート適性を感じさせる。首も上手く使い、スピード感満点だ。使い込まれているが、疲れの心配はいらない。

【オリエンタルロック】▲ 時計平凡だが
気難しくアテにできないタイプ。最終追いは坂路で2頭併せをビッシリと。時計自体は55秒1-13秒6と至って平凡だし、顎が上がって重心が高い。それでも、脚捌きはメリハリがあった。

【クリスタルウイング】○ 中身濃い
内田博騎手を背に坂路で3頭併せの真ん中。ゴール前は馬体を左右に接触させる迫力のスパーリング。時計自体は平凡だが、それには表れない中身の濃さがあった。大型馬で短い坂路は走りづらそう。この中間は坂路で合計5本時計を出し、23日には本馬場で長めから追われているなど、実に意欲的。

【サクセスブロッケン】○ 脚力十分
ジョッキー騎乗で坂路をビッシリと。大きなフットワークでやや重心の高い走りではあるが、ダート馬特有の重苦しさは全くないし、素軽さがある。抜け出す時にフワッとしたが、前脚は高く上がっているし、ゴール前の脚力は時計以上に力強かった。楽しみ。

【サブジェクト】○ シャープ
DWで2頭併せの内を6ハロンから。相変わらず重心の低い走りで、前脚をピンと張り出すシャープな動き。併走馬を軽く突き放した。距離適性は微妙だが、最後まで集中力が途切れなければ。

ショウナンアルバ】◎ 文句なし
蛯名騎手を背に南Pで3頭併せの内を5ハロンから。不気味過ぎるくらいに折り合う3,4角。直線で脚力の違いで並びかけ、持ったままでグーンと突き放してしまった。ラスト1Fは圧巻の11秒7で5ハロンからは65秒6。丸み十分で力強い後肢の蹴りに、躍動感ある前脚のスナップ。とにかくこの中間は意欲的で、3週連続で時計を出されている。文句なしのデキで出走できる。

スマイルジャック】◎ 動きは文句なし
南Wを単走で5ハロンからサッと。相変わらず重心の低いフォーム。直線でスッと左手前に替えると、回転の速いフットワークでグンと加速。四肢の捌きは絶品だった。躍動感がある。首も上手く使えていた。あとは相変わらずハミに頼りすぎる面があるので、距離が課題になる。

タケミカヅチ】◎ 迫力満点
柴田善騎手を背に坂路でサッと。ジョッキーの手は最後まで微動だにしない。首を上手く使い、力強いフットワークで迫力のゴール前だった。これで前脚に柔らか味が出てくれば最高なのだが。1週前は南Wで5ハロンから64秒3-13秒0を出し、順調。

ディープスカイ】◎ 気配絶好
中2週で1週前にビッシリやられているので、最終追いは四位騎手を背に坂路でサッと流す。ゴール前で軽く手綱を緩められると、全身をリズミカルに使ってスピード感十分。前を一点に見つめ、集中力が研ぎ澄まされていた。気配絶好だ。

【ブラックシェル】○ 究極の仕上げ
武豊騎手を背に坂路でビッシリと。テンからガンガン飛ばし、最後はステッキが入ってラスト1Fは13秒7を要したが、フラつかずに最後まで真っ直ぐ走れていたし、苦しい中でも先着したのは評価できる。重厚感ある馬体は皐月賞よりも凄みを増している。

【ベンチャーナイン】○ 迫力あり
中2週のため南Wで単走をサッと流す。相変わらず四肢を目一杯に伸ばしたストライドは迫力がある。前脚は推進力十分なのだが、もっとトモに力が付けば更に迫力が出るだろう。

マイネルチャールズ】◎ 弾む
松岡騎手を背に南Wを単走で5ハロンから。直線で軽く手綱を緩められると、自らハミを取り、前へ前へとやる気十分。最後まで右手前のままだったが、四肢を目一杯に伸ばした弾むようなフットワークは健在。この中間は、この厩舎と馬主にしては珍しく短期放牧に出さずに自厩舎での調整。やはりもっとフックラしてほしいが、厩舎によればカイ食いがいいとのことなので、攻め強化と併せて当日にプラス体重で出走できれば。

【メイショウクオリア】○ 迫力あるも
感覚が詰まっているので、CWを単走でラスト1Fだけ伸ばされる。大きなフットワークで切れは感じないが、四肢はよく伸びて迫力があった。首の使いが硬いのは不満。

【モンテクリスエス】○ 攻めて攻めて
福永騎手を背に坂路で。テンからガンガン飛ばす迫力のスパーリング。横幅のないストライドの分、ステッキが入るとフラついてしまったが、苦しい中でも最後まで併走馬に食い下がったのは評価できる。この中間は連日のように坂路で時計を出され、1週前にはDwで6ハロンから81秒3-11秒8と意欲的にやられている。ダービー2勝トレーナーが凄い仕上げをしてきた。

【レインボーペガサス】○ 順調
安藤勝騎手を背に坂路で併せ馬。馬なりの相手に対して手綱をしごいて併入がやっとで完全に煽られたが、元々が攻め駆けしないタイプだし時計はいつもこんなもの。四肢はよく伸びていたし、順調に来ている。

【レッツゴーキリシマ】○ 好調キープ
幸騎手を背に坂路で単走。道中は口向きの悪さを感じさせ、ゴール前で左手前に替えてから左へモタれた。ラスト1F13秒2を要したが、半マイル51秒5は優秀だし、脚捌きはシャープだった。好調キープ。

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スプリングS(GⅡ)調教診断

2008-03-20 16:49:09 | 調教診断
アルカザン四肢の伸び豪快

【アイティトップ】▲ 動き重苦しく
丹内騎手を背に南Wで馬場の3分どころを5ハロンから。直線で鞍上の指示に対して素直に左手前へ替える。四肢を気持ちよく伸ばしたストライドだったが、ゴール前の動きは重苦しく、素軽さに欠けた。先行していたとはいえ、馬なりの併走馬に軽く煽られてしまった。一頓挫あって弥生賞を回避。2週間、速い時計を出せない時期があったのは大きな割引材料だ。まだ重そう。

【アサクサダンディ】○ 乗り込み順調
南Pを2頭併せで5ハロンから。4角で抑え切れない感じのまま馬体を併せ、軽く気合いを付けられると併走馬を大きく突き放した。完歩が小さく、ストライドに迫力はない。レースで4角の手応えほど追って伸び切れないのはこのためか。それくらい勝負どころの迫力は凄い。この中間も順調に乗り込まれている。

【アポロドルチェ】▲ 動き柔らかい
中2週で1週前にも5ハロンからやられているだけに、直前は南Wで4ハロンからサッと。相変わらず四肢を気持ちよく伸ばした柔らかいストライド。馬体の成長は案外で、ビシビシやれていないが、完成度は高い。大幅な上昇は見込めない。

アルカザン】○ 上積み望める
池添騎手を背にCWの大外を2頭併せで終い重点。相変わらず頭の高い走りで、抜け出してからフワフワしていた。それでも、バネのあるフットワークでグイグイ加速。ラスト1Fは11秒9と目を見張る。後肢の蹴りが半端なく強い。これがこの馬の売りだ。首をグンと沈めて走れれば相当出世できるだろう。この中間は1週前に自己べストをマークするなど、意欲的。ひと叩きされた上積みを望める。

オーロマイスター】○ 好仕上がり
吉田豊騎手を背に南Wで馬場の3分どころを2頭併せで5ハロンから。4角で持ったまま並びかけ、直線でスッと左手前に替える。首を上手く使い、掻き込みの強いフットワークで楽々先着。抜け出してもソラを使うことはなかった。久々でも2週連続で長めから追われ、走れる態勢にある。

【キングスエンブレム】○ 順調
坂路で2頭併せをビッシリと。前捌きは硬めだが、キビキビとして回転の速いフットワーク。最後は筒一杯になりながらも、きっちりと先着。そう攻め駆けするタイプでない。順調だ。土曜阪神の若葉Sを武豊騎手で予定。

【サダムイダテン】○ 動き絶好も
安藤勝騎手を背にDWで2頭併せの内。終始、引っ張り切りの手応えで一杯の相手に対して楽に先着。相変わらず手先の軽いフットワークで柔らかい。絶好の動き。前走に比べれば首を上手く使えていた。ただ、中5週で中間にそれほどハートにやられていないのに腹回りは牝馬のようにスッキリしている。相変わらず馬体が増えてこない。この後に長距離輸送が控えているだけに気になる。

【サブジェクト】○ 素軽い
DWで2頭併せの外を6ハロンから。小柄な馬体を目一杯に使ったストライドで、重心が低く脚捌きはシャープ。首を水平に使って先着した。素軽い。これで2週連続してコースでビッシリやられてきた。来週の土曜阪神の毎日杯を藤岡佑騎手で予定。

ショウナンアルバ】◎ 伸びやか
南Pで2頭併せの外。手先が長くて伸びやかなストライド。馬なりのまま並走馬を子ども扱い。さすがの動きだ。頭が高いのはいつものことで、この馬なりに上手く使えていた。心配された気負いも見られない。

【スマイルジャック】○ 迫力満点
南Wで2頭併せの外。道中から顎をグッと下げ、ハミにモタれた走りで持って行かれ気味。直線も引っ張り切りのまま同入。5ハロンから66秒1-13秒4。迫力満点の動きで、素質は相当なもの。ただ、実践と同様にハミに頼り過ぎている点は気掛かりだ。

ドリームシグナル】◎ 絶好調!!
吉田隼騎手を背に坂路で単走。四肢の機敏なアクションでチップを高く蹴り上げる。抜群のスピード感とシャープな脚捌き。とにかく弾んでいた。手応えに余裕を残したまま半マイル50秒9-12秒3。時計の出やすい馬場とはいえ、破格だ。絶好調!!

【フローテーション】○ キビキビとした身のこなし
不良馬場の坂路を2頭併せ。時計自体は平凡だが、キビキビとした身のこなしで楽な手応えのまま併走馬を煽った。ゴール前で少しモタれたが、立て直して真っ直ぐ伸びた。


【ベンチャーナイン】○ 不気味
中1週のため、南Wでキャンターに毛が生えた程度。気負うことなく気持ちよさそうな走りでトモの踏み込みも十分。不気味さが漂う。

【モンテクリスエス】○ 若いも迫力満点
ジョッキー騎乗でCWを単走でビッシリと。直線で手前を替えた時に内へモタれ、今度は外へ外へと膨れていくなど全体的に若い。それでも、グンと重心を沈めて四肢を力強く伸ばしたストライドは迫力満点だった。中2週でもコースで2週連続ビッシリやられ、権利獲りに懸命だ。土曜阪神の若葉Sを安藤勝騎手で予定。

【レインボーペガサス】○ 順調
ジョッキー騎乗で坂路を2頭併せの外。舌がハミを越していたし、併走遅れになったが、横幅のあるストライドでゴール前のスピード感もなかなかだった。見た目ほど動きは悪くない。この中間も実に熱心で順調だ。

【レッツゴーキリシマ】▲ 末の粘り一息
幸騎手を背に坂路で単走。キビキビとした身のこなしだったが、ゴール前はステッキが入って筒一杯。顎が上がり気味で末の粘りは今一息だった。半マイル52秒4-13秒2。攻め駆けするタイプにしては時計の出やすい馬場を加味して時計も平凡。この中間は間隔が開いた割に攻めが不足気味。

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フィリーズレビュー(GⅡ)調教診断

2008-03-13 19:59:49 | 調教診断
ベストオブミー抜群の行きっぷり

【エイシンパンサー】○ 好調キープ
既に年明けから3戦を使われ、中3週の今回は軽めの調整。最終追い切りも、坂路を単走でサッと流す程度。頭は高いが、相変わらずピッチの利いた回転の速いフットワークでスピード感に溢れる。全くの馬なりでラスト1Fが12秒2。上積みは望めないも、好調をキープしている。

エイムアットビップ】◎ 動き絶好も
福永騎手を背にDWで2頭併せの内を6Fから追走。抑え切れない手応えのまま4角で並びかけ、直線でゴーサインが出される。ゴール前でフワッとしたが、卓越した後肢から繰り出されるパワフルな走りで一気に併走馬を突き放した。ラスト1Fは圧巻の11秒8前後。格の違いを見せつける絶好の動きだった。しかし、2月23日に帰厩して熱発の影響で1週前追い切りができなかった。普段は坂路で追われる馬が、レースに間に合わせるためにコースで長めから追われた。調教の動きからも能力の高さは誰しもが認めるところだが、急仕上げは否めないし、いつもと違う調教パターンでイレ込みも心配だ。当日のテンションには注意。

【エーソングフォー】○ リズミカル
1週前に坂路で半マイルから51秒2を出しているので、最終追い切りは坂路でサッと流す。キビキビとした身のこなしで、ゴール前で右手前に替えて余裕残しのままフィニッシュ。気負うことなく、上手く首を使えてリズミカルな走り。

【パッションローズ】○ グイグイ加速も
北村友騎手を背に坂路で単走。ピッチの利いた回転の速いフットワークでグイグイ加速。ただ、ゴール前で左手前に替えてからは、右前脚が斜め前に出る感じで左へモタれた。元々硬いところがあるのだが、前走以上だった。それは気になる材料。

【ビーチアイドル】○ グイッと先着
岩田騎手を背に坂路で2頭併せ。直線で馬体を併せ、ラスト1Fを追われる。実践と同様に頭の位置が高くて見た目は平凡も、脚捌き自体は力強く併走馬をグイッと突き放した。坂路では地味なタイプ。順調。

ベストオブミー】◎ 脚力示す
安藤勝騎手を背に坂路を単走で。道中からハミ噛んでグッと顎を下げ、抜群の行きっぷり。最後まで鞍上は抑えるのに苦労していた。楽に半マイルから51秒4-13秒1。掻き込みが強く、完歩の小さいピッチ走法。ダート向きであることは確かも、絶好の動き。

【ペプチドルビー】○ 動きシャープ
藤田騎手を背にBで単走。ラスト1Fからビッシリ追われると、重心は高いが四肢を力強く伸ばしたシャープな動きを披露。決して一本調子のスピードタイプではない。久々の実戦だが、毎週Bで追われており馬体は太め感なく仕上がっている。

【マイネブリッツ】○ 動き機敏
DWで2頭併せの外を先行する形で5ハロンから。直線で一旦は先頭を譲るも、ラスト1Fでビッシリ追われて先着。手先の軽いフットワークで機敏な動きだった。トモの送りも上々。首をもう少し柔らかく使えるといいが。

【マイネレーツェル】△ 動き地味
坂路で単走。ラストで少し気合いを付けられた程度で52秒2なら優秀だが、完歩が小さく前捌きが硬めで見た目は地味。強調材料は見当たらなかった。

【マチカネハヤテ】○ 滑らか
CWで単走。掛かり気味で鞍上との呼吸が悪い。ゴール前はフワフワしていた。時計も地味。それでも、前脚をピンと張り出して滑らかなフットワークは目に付いた。

【リマレックス】○ リラックス
中1週のためCWで2頭併せをキャンターに毛が生えた程度。とくに気負うことなくリラックスした走り。

【ラベ】○ 巻き返す
前走は10㌔減の410㌔。この中間は馬体回復を主眼に置かれ、馬なり調教ばかり。これは不満が残るが、一週前はチューリップ賞3着のオディールを手応えで圧倒。最終追い切りは、坂路で2頭併せ。右手前で左へモタれ、立て直してラスト1F手前で左手前に替えた時に再び左へモタれた。若さを覗かせたものの、大きなトビで見た目以上の時計。走りが軽やか。ゴール前はグイッと並走馬を突き放した。馬場のいい阪神で巻き返す。

レジネッタ】◎ 柔らかい身のこなし
坂路を単走でサッと流す。左手前の時に少しモタれていたが、ゴール前で右手前に替えてからは真っすぐ走っていた。首を上手く使い、シャープな脚捌きでリズミカル。気負うことなくリラックスして柔らかい身のこなしだった。

【ワンモアグリッター】△ 機敏さに欠け
坂路で単走。口向きが悪く、ゴール前は左へモタれていた。フットワークも緩慢な感じで機敏さに欠けた。元々、派手な時計を出すタイプではないが、推せない。

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チューリップ賞(GⅢ)調教診断

2008-03-07 23:49:56 | 調教診断
トールポピー仕上がり万全

【エアパスカル】○ 抜群の行きっぷり
中1週のため、坂路でサッと流す。自らハミを噛んで抜群の行きっぷり。脚が高く上がっていたし、尚且つ掻き込みの強いフットワーク。馬なりで52秒4-12秒8が出たように体調は良い。もう少しトモに力強さが出れば。420㌔前後の小柄な牝馬。当日の馬体重には注意。

【オディール】○ まずまず
安藤勝騎手を背に坂路でラベと2頭併せ。手応えで見劣ったし、ゴール前は僅かに先着を許したものの、キビキビとした身のこなし。攻め駆けするタイプでもない。やや追い不足の嫌いはあるが、馬体はスッキリしている。

【ギュイエイヌ】○ 動き柔らかい
後藤騎手を背に南Pで2頭併せ。長距離輸送も控えており、馬なりでサッと流す。それだけに時計が平凡で判断しづらいが、前脚をピンと張り出した柔らかいフットワークでバネを感じた。腹回りは寂しい。


【ジョイフルスマイル】○ 前捌き硬い
DWで2頭併せの内を追走する形、4角で馬体を併せ、直線のラスト1Fからステッキを入れられる。追われてからグンと重心を沈め、反応良く伸びた。5Fから66秒台。短期放牧明け。少し前捌きが硬め。

【スペルバインド】○ パワフル
DWで馬場の大外を単走で。重心の高い走りで前捌きも硬いが、トモの蹴りが強くパワフル。

トールポピー】◎ 仕上がり万全
朝一のCWで内ポップロック、外トーセンキャプテンを従えて中を先行する形。3,4角は抑え切れない行きっぷり。直線でも持ったままで楽に煽ってしまった。相変わらず機敏でシャープな前捌きは絶品だし、抜け出す形でもハミを取って集中していた。これでトモがパンとすれば凄い馬になる。5Fから65秒台。久々になるが、4週連続でコースで併せ馬。万全の仕上がりだ。

【ハイカックウ】○ なかなかのスピード感
南Pを単走でサッと流す。首を水平に使い、手先の軽いフットワークでなかなかのスピード感。腹回りがスッキリしているだけに長距離輸送にゆる馬体減りに注意。

【マルチメトリック】△ 迫力欠く
坂路で単走。直線で首を何度も振っていたし、完歩が小さく迫力に欠く動き。時計も平凡。

【ムードインディゴ】○ 動きキビキビ
ジョッキー騎乗で坂路を単走で少し気合いを付けられる。キビキビとしたフットワークで真一文字に駆け上がった。平坦コースを走っている感じでスピード感十分だった。

メイショウジェイ】◎ 走る
ジョッキー騎乗でCWを2頭併せ。終始、持ったままで馬体を併せてフィニッシュ。やや口向きの悪さを覗かせたが、前脚をピンと伸ばした横幅のあるストライドで首も柔らかく使えていた。楽に5Fから66秒台-12秒中盤。走る。

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