ヤマトトトヒモモソヒメ徒然記

たわいのない日常事をしたためております。

宇治抹茶ゼリー

2013年05月04日 22時28分48秒 | 日記
この前、南果歩さんが花まるマーケットのおめざで中村藤吉の宇治抹茶ゼリーを紹介していた。

私も大好きで、お気に入りです。

宇治の中村藤吉まで行って、喫茶店で食べることもあります。

抹茶の濃厚な味わいがとてもいいです。

タンニンの味がきついので、大人向きですが・・・


     


阪急百貨店でも販売しており、買いやすくなりました。


ようやく「豊饒の海」を読み終え、放心状態。

綾倉聡子は最後本当に松枝清顕をこの世に存在しないものとして捉えていたのでしょうか。

全ては無。

本多だけが、清顕の亡霊に拘わり、その幻影に捉えられていたのだろうか。

あまりの、若い頃の移り変わりの激しさに翻弄され、修行の厳しさに身をおき、聡子は全てを無心の状態にしてしまったのか?

因と果は同時におこり、同時に生滅すると書いてますが・・・

真実とは本多のように、自分だけが過去の清顕との思い出に長いことひたり、唯一清顕が友人と認めた本多のような非の打ち所のない秀才をしてもこの解けない疑問符にうちのめされたこと・・・

清顕が存在しないということは、勲、ジンジャンも存在をしていなかったことになるのだろうか?

全ては、静に流れる無である。

恒転如暴流

この本は恒にこの一語につきるようだ。


それにしてもさわやかな余韻を残す本ではなかった。

本多のような清廉潔白だった若者を、年を経るごとに醜く、公園の恋人たちをのぞき見る変な老人に仕立て上げた。

勲やジンジャンの生まれ変わりと信じ、養育した透を自尊心を挫き自殺そして失明へ導き、妊娠した絹江の先天的な病から、理性を持たない子孫を持つ事へのなんとも不愉快な表現。

最後の作者は、心が乾ききっていたのだろうか。

10代の時に「春の雪」という綺麗な題名から想像した、終わり方ではなかったが、1つ読み終えました。








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