ヤマトトトヒモモソヒメ徒然記

たわいのない日常事をしたためております。

「美貌の女帝」永井路子

2018年03月20日 00時40分56秒 | 日記
「美貌の女帝」を読みました。

遷都を促され、平城京に移り、既成勢力の弱体化に成功した藤原氏。

女帝だから、足元をみられたのか?

?どうしてと思う場面がいっぱいでした。

藤原氏の専制が帝をしのぐ勢いで、元正天皇は立っていることがやっとのような・・

孝謙天皇を認め、光明子の立后を認め、譲歩ばかりでかわいそうに思いました。

もっとできることもあったのでは?

長屋王の死も、名もなき者の讒言によるものであり、そのために妹と甥を失うことに・・・

長屋王と若かりし頃恋人関係にあったという設定でしたが、本当はどうだったのでしょうか。


大津の皇子の死は妃山辺皇女が持統天皇の母越智郎女の父蘇我倉山田石川麻呂を讒言した蘇我赤兄の孫であったためとなっていました。

同情はしますが、それではほかの皇子の名分がわかりません。

あまりに蘇我系の女性を誇りに思うのはいいのですが、大道を見誤ってしまったともいえる物語でした。

倉山田石川麻呂の山田寺の仏頭は興福寺国宝館にありますが、大好きな仏様です。



奈良のボランティアガイドさんが言っていたお話に、現在の天皇さんは聖武天皇の陵にはあまり来られないそうです。

京都の歴史は桓武天皇から始まっているようで、泉涌寺は桓武さんからのお名前の列記が始まっているようです。

桓武天皇の父光仁天皇の陵は奈良にあるようで、ここの陵には来られたことがあるというお話を聞いたことがあります。

京都は天智系の桓武さんから始まるのですね。




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2 Comments

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Unknown (omachi)
2018-03-20 22:54:47
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索すればヒットし、 小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。その1からラストまで無料です。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。重複、既読ならご免なさい。 お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。 物語と観光地が絡むと興味が倍増します。気が向いたらお読み下さいませ。東大寺・ 毘盧遮那仏を造立した聖武天皇の外祖父が登場します。(奈良のはじまりの歴史は面白いですね。)
Unknown (ヤマト)
2018-03-28 10:35:33
またゆっくり読んでみますね。

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