ヤマトトトヒモモソヒメ徒然記

たわいのない日常事をしたためております。

葛城の道 葛城氏の本拠地をめぐる

2017年11月30日 07時05分48秒 | 日記
御所市のボランティアガイドさんの案内ツアーに参加しました。

今年は御所市に行くのは4回目ですが、今回のハイキングは勉強になりました。

葛城古道は初めてですが、とてもいい道です。山の辺の道も大好きですが、こちらものどかでいい街並みでした。

コースは室宮山古墳 南郷遺跡 名柄神社 名柄公民館 名柄小学校 一言主神社 高丘宮跡 地ヒカル寺跡西、東遺跡 角刺神社 忍海駅までのコースです。

マニアックコースといわれていました。

室宮山古墳は3回目でしたが、石棺がおかれた珍しい古墳でもあります。

前方部、後円部、作り出しにそれぞれ2基づつの石棺がおかれていたそうで、珍しい古墳ですね。倍塚の猫塚もいれると9名が眠っているのでしょうか。

それから葛城川を越えて、百々川沿いを歩き、南郷遺跡があった場所へ・・・

当時は掘り返している写真がネットでも見れますが、今はもとのままの田園風景となっています。遠くに極楽寺ヒビキ遺跡があるとか・・・

葛城の道へ入るところが、水越峠へと続く要衝となり、堺屋太一さんの生母の実家などありました。

堺屋さんがかなり補助をして、近くの郵便局を洋風に建て替え、喫茶店もありました。

郵便局裏の切手公園です。



名柄神社は昔天智天皇も訪れた由緒ある神社だそうです。

そこの前の公民館で昼食休憩。

それから名柄小学校の中は入ることはできませんでしたが、葛城の大物クラスの家の遺構があるそうです。

名柄の場所が当時は高級住宅地だったようです。

一言主神社へ・・素朴でいい神社でした。雄略天皇との逸話のある神社でもあります。



乳垂れ銀杏もありました。



高丘の宮跡へ

ボランティアガイドさんによるとこの辺りの土地を葛城氏一族の蘇我氏が叔母の推古天皇に返上するよう願い出たところではないかといわれていました。

蘇我氏がこの辺りで天皇家にしか許されないやつらの舞を踊ったところではないかともいわれていました。



古代の舞が目に浮かぶようです。とてもいいところです。今でもいい眺めです。

去年検定に出た、「つぎねふ 山背川を 宮上がり・・・我が見まほし国は 葛城 高宮 我家のあたり」という岩廼姫の歌がありましたが、
その高宮があったのはこのあたりかもしれません。

九品寺の前を通り六地蔵を抜け角刺神社までは民家を通りやや距離がありましたが、すがすがしい一日となりました。

行って良かったです。


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西飛鳥の古墳を行く  いいところでした

2017年11月27日 22時08分23秒 | 日記
奈良検定に備えていろいろ回っていますが、11月はじめに言った西飛鳥の古墳めぐりはいいコースでした。

橿原神宮から出発。

深田池、沼山古墳、牽牛子塚古墳、マルコ山古墳、束明神古墳、岡宮天皇陵へ

深田池の堤防  100トン以上の水をあの時代貯水していた池のあとです。



益田岩船です。







帰りの駅は壺阪山でした。

橿原神宮では今上天皇さんも歩いたという池の回廊をめぐり、昔の人工池の堤防をめぐり、大伴氏が神武からもらったといわれる土地をとおり、沼山古墳は2回目でしたがそこでお昼弁当を食べました。

牽牛子塚古墳、マルコ山古墳、束明神古墳、岡宮天皇陵へ

この4件の古墳はハイキングで回るにはとてもいい道でした。

奈良の田舎の風景を満喫しました。

牽牛子塚古墳は斉明天皇と間人皇女のお墓といわれています。覗きましたが2人が並んでおかれていたという場所がありました。

天皇にしか許されない8角形墳墓です。



2つの棺を納めるスペースがあります。

持統天皇と姉妹である大田皇女のお墓も近くにあるようです。近江に天智天皇が行かれる前にこの墓に寄ったといわれています。

岡宮天皇陵から壷坂山駅に行く途中の給食センターは建設時にオンドル跡がでたというボランティアガイドさんの説明に驚きました。

朝鮮半島の影響が色濃く残る地域でした。



束明神古墳です。



こんもりとした小さな墳丘でした。宮内庁が調査にくると聞いて村人がいろいろ細工したようです。

皇子の墓なら土地を取り上げられてしまうといろいろ情報が錯綜したようです。

こんもり山の古墳ですが、中はかなり凝っているつくりです。橿考研の庭にこちらの古墳の模型があります。


マルコ山古墳は大津皇子を陥れた川島皇子のお墓ではといわれているようです。

高松塚みたいに漆喰が塗られていたので、期待が大きい古墳だったようですが、何も壁画がかかれていなかったようです。

高松塚の壁画は韓国ドラマでよく見る即位式を表しているように見えますが・・・

百済の禅幸の墓といわれている学者さんもいるようです。

星座や絵の内容からもかなり身分の高い朝鮮半島系の方ではと?素人ながら私も思っております。

マルコ山古墳が漆喰を塗っていたということも被葬者を考える上で興味がつきません。

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吉野山を行く   西行庵がさびしいところにありました。

2017年11月25日 14時54分11秒 | 日記
西行庵にいけるなんて思ってもいませんでした。



23日は吉野のハイキングに申し込んでいました。

神社仏閣を回るツアーと思っていましたら、山登りの本格的ないでたちの人ばかり・・・

もしや・・・

と思ってましたら、とんでもない山奥の道もあるきました。

はじめは金峯山寺、勝手神社、金峯神社、吉野水分神社と傾斜のきつい道でしたが、一応舗装された道でした。

吉野水分神社はとっても神秘的で霊気がたちこめる神社でした。本居宣長の両親がここで子授けを祈った神社だといわれています。





西行庵まではつらくとも耐えられる道でした。

西行の方丈の庵があったところは、今でも、人影もまばらですから

当時はどんなにさびしいところだったのでしょう。

西行庵から黒滝村までの道が30センチくらいの道幅で足を滑らすと川へ落ちるという、トンでもない道でした。

雨あがりでしたから、木の橋を渡るときは滑らないように気を配りました。生きて帰れるのか心配でした。

それでも一番最後列でしたが、なんとか渡りきり、黒滝村へ

いのしし汁をいただき、お弁当をたべて元気になりました。いのしし汁はおかわりしていました。

とっても楽しい一日でした。



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室生寺と龍穴神社へ  梢の錦を求めて

2017年11月21日 20時37分11秒 | 日記
この前の日曜日は室生寺へ行ってきました。

写真を撮ってきたのですが、また今度アップします。

龍穴神社の方が本当はメインでここの神宮寺として室生寺はあったようですが。

貴船神社と龍穴神社が請雨祈願の神社としても平安時代からあったようです。

室生寺は桓武天皇(山部皇子時代)の病気平癒をを祈ったお寺でもあります。

奥の院まで行ってきました。

何百段あるのでしょうか。あの階段。休みやすみ上りました。合間に見える梢の錦は色とりどりで美しいものでした。

もう上ることはないでしょうが、記念になりました。

十一面観音(国宝)はとっても美しい観音様でした。十一面観音ばかりを集めた本がありましたので、受付のところで500円で購入しました。

バスの時間がインターネットで見つけた時間と違っていたので、朝早く行っても40分もバス待ちの間に大野寺と摩崖仏を見に行きました。

楽しい一日でした。


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「王の女」  悲しい女の運命

2017年11月20日 19時55分08秒 | 日記
「王の女」をみました。

光海君との悲しいまでの純愛を貫くことができず 光海君の父である王の女となったケトンの話。

2人の純愛には胸打たれましたが、最後のほうでのケトンの見境のない、欲望、権勢はどうしたものか

日本のように、天皇になれない子供は出家させたり、宮家をもつ、臣籍降下させるなど上手な方法を見つけられなかったのでしょうか。
王になれなければ死も同然という考えもよくわかりません。同族、部下が支える王子が王になれなければ確かに流刑、死刑の歴史ですが・・・
それだけ必死に計略や人を貶め、わなにはめる、裏切りの歴史でもあります。

権勢を持つ人にこびる、権力側につく、その元で自分ものし上がることができるという考えの下、光海君が特定の人に特権を与え、いつまでも自分が位が上がらないと悟ると、今度は後宮が生んだ王子に近づき、廃妃同然の大妃を持ち上げるという、なんともいえない世代世代の繰り返しが行われていました。

李氏朝鮮時代がだんだんとわかってきました。


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