平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い2379 核禁止条約発効1年

2021-10-26 09:50:15 | 日記
今日は、原子力の日。1963年10月26日、日本で初めて原子力発電に成功した日を記念しての日。
それから、半世紀近い2011年の東日本大震災で、福島原発事故、終息の見通しがいまだにつかない。
核の利用は、諸刃の剣と言われていたが、諸刃の凶器のようになって、原発廃止の方向になった。
平和利用なら、ものすごく人類の生活向上に役立っている筈が、何十年も掛りそうな福島原発事故の終息。
かたや、戦争兵器として、広島・長崎で使われた、人が人を地獄におとしめた原爆。
核兵器の廃絶にも、ドタバタ。自分達を、人類を、滅ぼす「凶器」なのに、廃止しようとしない。
2017年7月、オーストリアやメキシコなどが主導して、国連で採択された「核兵器禁止条約」が
発効し、今年で1年。グテレス国連事務総長は、1年前、
「国連が軍縮の最優先事項として掲げる核兵器の完全廃絶にむけた意義ある約束だ」と声明。
2017年のノーベル平和賞は、国際 NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」。
ICANが、核兵器を条約で禁止するために「画期的な努力」をし、「核兵器禁止条約」が国連で採択される
成果を上げたことで、授賞が決まった。
唯一の被爆国日本は、「核兵器禁止条約」を、アメリカの顔色を伺ってか、国会でまともに審議しない。
日本は、国連の軍縮を審議する第一委員会で、「核兵器廃絶決議」を主導して、毎年採択されてはいるが、
年年、賛同する国が減っている。日本の「空念仏みたいな『核兵器廃絶決議』」を信用していない。
「核兵器廃絶」を究極の目的としているのは、「核兵器廃絶決議」も「核兵器禁止条約」も同じだが、
どちらが、核廃絶に結び付くために、現実的な効果があるか、なのだ。
「核兵器禁止条約」は、先ず、「世界に散在している13000発もの核兵器を使わないことにしましょう」
ということから出発、条約は、核兵器の開発や生産、使用、保有に加え、「核兵器を使うぞ、と脅かすこと」
も禁止する内容なのだ。
一方、日本が主導している「核兵器廃絶決議」は、実現への具体的な実行方策も、制約もなく、アメリカの
顔色を伺う、「良い格好しい」の自己満足みたいな決議なのだ。
核兵器が飛び交う戦争になったら、交戦国ばかりではなく、人類や、地球上の殆どの生物が滅亡する。
それなのに、今、世界に核兵器が13000発ある。
「核禁兵器止条約」は、使えない「核兵器」を持っていても意味ない、使えないものを作ってもしょうがない、
ということを、世界の国に迫っている条約なのだ
原子力の日の今日、政治家は、国民の本当の幸せ、平和の実現の一つ、
日本は、「核廃絶」への具体的な方策として、「核禁兵器止条約」批准すべきことを真剣に考えて欲しい。
総選挙で、選挙の争点の1つにして欲しいくらいだ
ウォーキング中に出会った花と雲。

10月26日、「今日は何の日カレンダー」より 原子力の日(科学技術庁1964)、ふろの日(毎月)
 ▲江戸幕府、五人組制度を強化(1637)▲中山みき、天理教をひらく(1838)▲旧ソビエト成立(1905)▲伊藤博文
ハルビンで射殺。狙撃者の抗日運動家・安重根(1909)▲ベトナム共和国成立(1955) ▲オーストリアが永世中立国
を宣言(1955)▲茨城県東海村で日本初原子力発電成功(1963)▲金沢の兼六園と京都の浄瑠璃寺庭園が特別名勝
指定(1964) ▲旧立川基地を昭和記念公園として一部開園(1983)▲JR東日本が上場(1993)▲横浜ベイスターズ
が、38年振り2度目の日本一(1998)▲米国愛国者法発効(2001)▲ロッテマリーンズ阪神破り31年振り
3度目の日本一(2005)▲日ハム中日を破り44年振り2度目の日本一(2006)▲アフガニスタンで、M.7.4
の大地震279人死亡(2015)▲アップルがiPhoneXR発売(2018)▲米軍作戦でイスラム国の指導者バク
ダーディーが死亡(2019)