平尾バプテスト教会の礼拝説教

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会での、日曜日の礼拝説教を載せています。

2018年4月1日 あの方は復活なさって墓にはおられない

2018-04-17 17:40:22 | 2018年
 イエス様の時代の墓は、岩をくり抜いて作ったものでした。アリマタヤのヨセフは、イエス様の遺体を十字架から降ろして、亜麻布で巻いて、墓の中に納め、墓の入り口には、石を転がしておきました。ふたとして用いられたこの石は、非常に大きかったとあります。イエス様が十字架におかかりになったときに、幾人かの婦人たちが遠くから見守っていたとあり、その中に、ガリラヤからイエス様と弟子たちのお世話をするためにつき従ってきていた、マグダラのマリア、小ヤコブとヨセの母マリア、そして、サロメがいました。そして、イエス様が墓に葬られたときにも、マグダラのマリアとヨセの母マリアは、遺体の納めた場所を見つめておりました。それから、安息日が終わると、これら3人の女性たちは、香料を買いに行き、週の初めの日の早朝に、墓にイエス様に香料を塗るためにでかけて行きました。彼女たちは、イエス様が復活されるという話を、生前、弟子たちから聞いていたと思います。少なくとも、弟子たちは、イエス様から三日の後に復活するという話は、何度か聞いておりました。しかし、彼らはそれを確かめることをしませんでした。信じていなかったと思われます。それなら、これらの女性たちは信じていたかと言いますと、そうではなかったことがわかります。彼女たちもまた、そのことを確かめるために墓に行ったのではなく、香料を塗るために行ったのでした。しかし、途中、いったい誰が、あの大きな石を転がしてくれるのだろう、と思っておりました。墓に着くと、石は既にわきに転がされてあり、中に入ると、そこには白い長い衣を着た若者が座っており、「あの方は復活なさって、ここにはおられない」と言い、行って、弟子たちとペトロに、「あの方は、あなたがたより先にガリラヤへ行かれる。かねて言われたとおり、そこでお目にかかれる」と告げるように言われたのでした。しかし、彼女たちは、恐怖で、何も言いませんでした。 . . . 本文を読む