平尾バプテスト教会の礼拝説教

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会での、日曜日の礼拝説教を載せています。

2017年6月4日 聖霊があなたを変えて下さる

2018-02-23 12:07:40 | 2017年
かつて植木等が歌っていたスーダラ節のなかに「わかっちゃいるけど、やめられない」という一節がありました。パウロは、ローマの信徒への手紙12:1-2で「こういうわけで、兄弟たち、神の憐れみによってあなたがたに勧めます。自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。あなたがたはこの世に倣ってはなりません。むしろ、心を新たにして自分を変えていただき、何が神の御心であるか、何が善いことで、神に喜ばれ、また完全なことであるかをわきまえしるようになりなさい」と教えています。この箇所を読みますと、異論はありませんとほとんどのキリスト者は答えることでしょう。しかし、実際、それがわかれば実行に移せるかと問われると、これまたほとんどのキリスト者たちが、できません、と答えるのではないでしょうか。私もそう答えざるを得ません。それじゃ、これを説いているパウロはどうかというとローマの信徒への手紙7:19で、「わたしは、自分の内には、つまりわたしの肉には、善が住んでいないことを知っています。善をなそうという意志はありますが、それを実行できないからです。わたしは自分の望む善は行わず、望まない悪を行っている」そのように言っています。わかっているけれど、実行に移すとなると、そう簡単ではないのです。しかし、牧師の務めとしては、聖書にはこう書いてあると伝えることは、恣意的に曲げられるものでもありませんし、パウロも神様からいただい使信を変えることはできなかったと思います。ですから、パウロも神様からいただい旧約聖書の御言葉や使信を自分の理解したところに従って、自分の限界を知りつつ語りました。しかし、私たちは変りうるのです。それは、自分自身の力ではなく、神様のお力によります。「心を新たにして自分を変えていただき」とありますように、神様、聖霊のお力によってのみ、変わりうるのです。 . . . 本文を読む