Hirai Net Blogs

ヒライのサッカー中心のWEB LOGSです。

春日工房さんに見学に行かせてもらいました。

2006年10月28日 | 草木染

以前、家族で宮津のミップルにいったとき、そこの浜町ギャラリーさんで、北部の4つの工房の展覧会をされていました。のれんやタペストリーにさそわれて、ぶらっと立ち寄りました。

それぞれの工房展

その中でも、春日工房さんののれんやタペストリーが印象に残りました。ホームページサイトをメモをして帰りました。そのホームページの中に、春日さんの染色の仕方がくわしく出ていました。

どんなふうにして染められているのか、この目で見て見たいと思いました。いろいろと参考にさせてもらいながら、色を置いていく方法を詳しく知りたかったので、メールをしました。「一度、見学に行かせてください」とメールをしました。 ありがたいことに春日さんから「どうぞ、いらしてください」ということになりまして、今日行かせていただきました。

Dscf0008_2 一番下の宏樹もいっしょに行きました。
春日さんところのわんちゃんのゆずと仲良く遊んでいる間に、染色の手ほどきを受けました。

Dscf0004_7 「聞くばかりより、いっぺんハンカチでも染めてみませんか?」体験した方が分かりやすいですよというありがたいお言葉でした。ハンカチを実際に一枚染めてみましょうということで、とっさに頭に浮かんだデザインがひまわりでした。

Dscf0005_3 蝋を置いておいてから、化学染料を筆で塗っていきました。

Dscf0009_2 蝋による防染は、天然染料にも応用が利くと思います。

蝋による防染をいままでしたことがなかったので、大変参考になりました。

Dscf0010_5 午前中は、周りにぼかしの水色まで入れて終わりました。

Dscf0007_3 お昼御飯は、近くの鬼ヶそばに行きました。

おいしいおそば屋さんがあるということは聞いていたんですが、今回初めて食べに上がりました。

Dscf0006_3 宏樹といっしょに、ざるそばを頂きました。

コシのある手打ちそばです。いろいろなメニューがありましたが、やっぱりざるそばです。

Dscf0013_3  最後に薬品で蝋を落とした後、色が落ちない薬品につけて完成しました。
こんな風にして、春日さんのやり方で、のれんやタペストリーができるのだと思いました。
このやり方をいろいろな場面で応用できるように思いました。
春日さんのあたたかい手ほどきに感謝しています。

本当にありがとうございました。

末っ子の宏樹と水入らずで、秋を堪能できた一日でした。宏樹も満足していました。

Kouboumae 春日工房の前にて、木工の相談で工房に来られていた、同じ校区の小学校の先生に写真を撮っていただきました。


糸染にチャレンジ、そして、織物へ

2006年10月28日 | 織物

先週から、糸染めにチャレンジしてみました。

染めた糸で、テーブルセンターを織れたらいいなと思っています。
材質は麻です。いままでも使ってきた糸です。

Dscf0001_6 今回は、糸を先に染めておいてから、手織りで、チェック柄に織っていこうと思っています。

Orimono11_1 今までは、織物を経験するということで、生成のまま、テーブルセンターやのれんなどを織っておいて、後で、藍染めをしていました。

テーブルセンター

Dscf0004_6 赤というか朱色は、インド茜です。

Dscf0006_2
麻は、インド茜でよく染まるということが麻ののれんを染めたときにわかっていたので、安心して染めれました。

Dscf0010_4 オレンジ色より濃いめの赤という感じです。

朱色の濃いめという感じかな?

まだ、乾いていませんので、濃く見えますが、乾いてくるともう少し薄くなります。

Dscf0023_1 紺色は藍です。5分つけて、5分空気酸化を四回しました。

麻は、藍で、本当によく染まります。

Dscf0032_2 乾いてくると、こんな感じになりました。

さて、もう一色というと黄色です。

玉葱の皮とか、揚梅(やまもも)はしたことがありますが、

黄色は鬱金で染めてみようと思います。

Ukon1 私の実家の近くで、鬱金の栽培から製品化をされている方があります。

ウコン茶とかカレーなどの香辛料のターメリック、漢方薬として肝臓によい、そして、染色にと用途はたくさんあります。

Ukon7_1  農場で栽培からやってみてもおもしろいと思っています。

ショウガ科で、根の部分を使います。5月頃に苗を植えて11月頃収穫だそうです。

Ukon2 麻の糸だけでなく、綿のハンカチも染めてみましたが、よく染まりました。

カレーが服についたら、なかなか取れないのと同じです。

Ukon5 20分抽出液につける、20分媒染液(ミョウバン)につけるを2セットしました。

Ukon6 レモン色よりも濃いめの黄色に近い色に仕上がりました。

黄色を主体に、細い藍色の格子の輪郭の中に、朱色の四角があるという物を頭の中で想定しています。
そういえば、そんなに大きくないので三種類それぞれ、黄色主体、藍色主体、朱色主体を作っておいてどれがよいか、学校の先生に選んでもらっても良いですね。

Check1 織物をしていくとき、イメージが持てやすいソフトがないかVECTORで織物という文字で検索をかけると、

Cloth Maker Lt

「先染め織物シミュレーション、アパレル用生地素材画像が簡単に作れます」

というのがありました。フリーソフトではありませんが、30回までは試用できますので、どんな感じかやってみました。

縦糸を入れてから、横糸を入れると、重なったところは、色を重ねてくれるので、こんな織物ができそうですよという見通しを持つことができるという面では、うれしいです。

Dscf0046_1 枠に巻き付けて、ここまではしたのですが、なかなか織り始めることができませんでした。

Dscf0030_3 2学期が終わってから、やっと織ることができました。

詳細は、

http://blog.goo.ne.jp/hiraipotter/d/20061222

にあります。


手染メ屋さんの吊りオーガニックコットンTシャツ

2006年10月25日 | 草木染

私のOCNのブログに染色の記事を載せるようになった頃から、ブログの最後に、スポンサーリンクというのがあって、そこに手染メ屋さんのリンクがいつも載るようになって、ついついアクセスして見ていました。

http://www.tezomeya.com/

私も藍染や天然色の草木染めに今魅せられている一人です。
時間に余裕があれば、手染メ屋さんで、紅花からくれないの抽出をしてみたいと思っています。
Kinari
今回、あえて生成で注文したのも自分で染めてみたかったからです。それと、初めは高いなと思いながらも、京都の若者にうけているTシャツってどんな感じなんだろうかなという好奇心がありました。そして、ついに購入してしまったのです。
¥3600プラス郵送料¥240です。

Dscf0001_5 鬱金(媒染:ミョウバン)で黄色に染めたところに、細川九曜の紋(太陽のようなマーク)を型糊で防染しておいて、藍染しようというのが染めのプランです。
さあどんなふうになりますか?
吊りオガTシャツのごつさは、Tシャツという感じではなく、服という感じですね。
個人的には、今のデザインより、もっと肩幅を広く、その分、袖を短くした方が好きです。
でも、このTシャツは、宝物になりそうです。

Ukonkona 今日は鬱金でTシャツ全体を黄色に染めるところまでしてみました。

Dscf0002_5 質感がごついので、水を含むまで、時間がかかります。

沸点の状態で約10分間煮ます。その後、十分に水洗いです。 この作業は染める前日にやっておくとよいようです。

Dscf0003_3  鬱金は、本当に少量でもよく染まります。カレーに入っているターメリックです。カレーが服に付いたらなかなか落ちませんから。ショウガの根っこの粉末という感じです。

粉末なので、お茶パックに入れ、煮出しました。

Dscf0004_5 吊りオーガニックコットンTシャツはよく染まりました。織りが細かいのと繊維は細いのとで、染まりが入りやすい感じです。

Dscf0005_2  ミョウバンで焙煎をしました。色が長く持つかどうかはわかりませんので、油断大敵です。 前に、玉葱の皮で、Tシャツを黄色に染めたとき、染めたときは良かったのですが、汗を大量にかいて仕事をしていましたら、汗をいっぱいかいたところだけ、色がはげるというか変色してしまいました。最終的には、黄色から玉葱の皮の色に落ち着きました。

その時は、今度は鬱金で、また黄色に戻しましたが・・・。

Dscf0006_1色としては、濃いすぎず、薄すぎず、まずまずの色でした。

Ukonsome7次に、型糊を、ボール紙をくりぬいて作った型紙の上から、パテで塗り込んでいきました。

けっこう、こんなやり方でも、表面に糊が置かれるだけで防染になり、しっかり模様がつきます。

Ukonsome8 2,3日置いておいて、しっかり乾いたら藍染をしようと思っています。

Akanesome2 同じように、インド茜でそめた(媒染:ミョウバン)Tシャツもピンクのままでは着にくいので、この際、同じ模様で型染めすることにしました。

Aizome1 さて、いよいよ藍染です。

ここで、アクシデント発生です。

藍自身の調子がこのごろの朝の冷え込みで悪くなかなか染まりません。また、生地が水をはじいてしまいます。

そのわけは、普通だったら、水につけて、生地を藍液に染まりやすくするのですが、型糊は長時間水につけておくわけにもいけません。なので、水につけないまま、藍染を開始したのですが、生地がごつく、しかも細かいこともあって、水をしみこませず、どちらかというとはじいてしまいます。生地を藍液の中で良くもんだらよいのですが、型糊が取れてしまうのでそれもできず困ってしまいました。

苦肉の策として、一旦染めれるところまで染めてから、型糊を落とし、また、水を良くしみこませて、元気な藍液でそめることにしました。

Aizome3 今度はよく染まりました。ただ、模様も残しておきたいので、途中で止めておきました。

なので、ちょっと、中途半端なできばえですみません。

こんな感じになりました。

失敗したかのように思えたTシャツも、なんか味わいが出てきて、喜んできています。黄色の下染が効いてきて、光っているデニムみたいな感じです。

Dscf0055 ピンクの方のTシャツは、水も良くしみこみますので、普通に藍染ができました。5分5分を2セットで止めておきました。

Dscf0056_2 背中には、田辺城の城門を型染めしました。

薄い色ですが、こんな感じです。


藍染と茜染のタペストリー

2006年10月22日 | 草木染

以前に、麻の生成生地ののれんを、まずは茜染をして、茜色にした後、藍染でグラデーションを入れていき完成させました。Akiakane8_1

その時の様子は、このブログの中の麻ののれんを織って、後染めをする。の終わり頃にあります。

今回は、藍色の部分を多くしたものを作りたいと考えました。

そこで、藍染と茜染のタペストリーを作ることにしました。

Dscf0005_1 茜染で、麻の生成生地で作ったタペストリーをまずは茜色に染めました。

下染のインド茜による朱色は、二回に分けて染め込みました。麻の生地がかなり分厚く、麻の薄い草色がなかなか抜けませでしたので、朱色に染まるのがなかなかでした。
何回も染め込むともっと茜色に染まると思います。

Dscf0007_2 それから、藍染でグラデーションを入れていきます。

まず、真ん中で半分に折っておいて、ハンガーにジグザグにぶら下げておきます。

Dscf0008_1 今回は、かなりつけるところからスタートして、藍色の部分の面積を多くしました。

Dscf0011 真ん中で半分に折ってあるので、広げると、中央から左右へのグラデーションができます。

Dscf0014_2 左右からのグラデーションのみということで、こういう作品ですということにして、ここで完成にしても良かったのですが、今回は、これに、さらに上下のグラデーションもつけていきたいと考えていました。

Dscf0016_2 藍がめの藍の調子は、昨日の糸染めでもえらかったと思います。
それに加えて、今日は気温も低く、かなり弱ってきているところへ、のれん二枚分というかなりのことをさせてしまったので、後半息切れ状態でした。

乾くと、もっと色が薄くなると思います。

Dscf0017_2 それでも、続行しました。

次は、上下に、真ん中で半分に折ります。

Dscf0018_3 それから、上下のグラデーションをしていきました。
当然ですが、いつもの二倍ほど時間がかかりました。

Dscf0021 暗闇の向こうに、明るい灯りのついた窓が光っているようなイメージで作りました。
もしくは、晩秋の夕焼けの終焉みたいな感じでも思っています。

四スミがグラデーションをつけていく中でも、色が重なって一番濃い藍色です。

他の場所は、下染のインド藍の朱色の関係で、淡い藍色です。

藍の色合いを朱色と重ねながら楽しみたかったので、紫色っぽいところが増えましたが、この前ののれんは、茜色の中に藍色だったのに対して、今回のタペストリーは、藍色の中に茜色を囲ってみました。予想通りの物ができて満足しています。



楊梅(やまもも)でシルクを染める

2006年10月16日 | 草木染

茜染めの下地に、楊梅(媒染:みょうばん)で、黄色が染まらないかやってみたいとおもっていました。

楊梅(媒染:おはぐろ鉄)で、どんな黒に近い色がでてくるか、憲法染めというのはどんな感じなのか見てみたくてやってみました。

Dscf0026 楊梅(やまもも)の樹皮をちぎって細かくして寸胴に入れていきました。

Dscf0027_1 ちぎって入れていくだけで、樹皮から黄色が出てきました。煮出して抽出液を作りました。

Dscf0028  楊梅の樹皮を使って抽出して、媒染は2通りしてみました。

Dscf0031 媒染として、ミョウバンです。黄色が出てきました。

Dscf0032_1 もう一つが、おはぐろ鉄(木酢酸鉄)です。黒っぽい色が出てきました。

Dscf0038 シルクのスカーフを染めてみました。

Dscf0039_1 この前の丹後ちりめん歴史館で買い求めておいたスカーフと歯切れです。
まずまず思ったように、黄色や黒に近い色が出てきました。

Dscf0041

茜染めの下地に楊梅(媒染:みょうばん)で、黄色が染まらないかやってみたかったのでした。まずは黄色をくちなしとかとか楊梅とか刈安で染めておいてから、茜とか紅花で赤を染めていくとピンクと違って本当に赤に近くなると聞きました。

Dscf0040

吉岡憲法の憲法染めは、こんな感じで黒に近い色を出していたのかなと思います。

Dscf0001_4 乾いてみるまでわかりません。

黒っぽかったのが、深緑色の濃いめの感じです。

渋い色です。

自分の男物の着物が欲しくなりました。

無地でよいので、反物を自分で染めてから仕立ててもらったら良いかも・・・・。

自分で仕立てれたらもっと良いかも・・・・。


丹後ちりめん歴史館とクラフト樺をたずねて

2006年10月16日 | 織物

10月15日、丹後ちりめん歴史館を訪ねて、加悦谷に行って来ました。
Dscf0001_3 

Dscf0002_4 むかしの丹後ちりめんの工場をリフォームして、新しくきれいになっていました。

Dscf0004_4 その中に、古い手機や自動織機が展示してありました。

Dscf0010_3 ちりめんのはぎれを買ったり、商品を見て回りました。

白無地の丹後ちりめん一反が、一万三千円くらいで売ってありました。

Dscf0013_2 いずれは、なんとか後染めをして着物にして娘にプレゼントしてみたいという夢があります。

Dscf0014_1 そして、その後は、リフレ加悦の里の中の工芸村を7年ぶりに訪れました。
クラフト樺さんのところにおじゃましました。
奥さんに織物や草木染めについてお話を聞きました。

綿や麻や毛糸を先に糸染めしておいて、天井からぶら下げておいて、色を馴染ませるそうです。

Dscf0015_1 そこに置いてあったのは外国製の手織機で、織物についてお話をしてもらいました。舞鶴で赤レンガ倉庫前で行われるクラフトギャラリーにも出品されるそうです。また、行ってみたいです。

糸を先染めしておいて、自分の思うように色のバランスやデザインを考えながら織り込んでいくというお話をお聞きしました。


きものゑんさんに吉岡幸雄展を観に行く

2006年10月15日 | 草木染

10月7日から、与謝野町(旧野田川町)のきものゑんさんで、吉岡幸雄展があり、観に行ってきました。Dscf0003_2

きものゑんさんは、いつも実家に帰るとき、お店の前は通っていたのですが、今回吉岡幸雄展をされるというので、初めてのれんをくぐりました。
吉岡先生は、昨年から、私の学校の染色のアドバイザーとして、お世話になっています。 京都府教育委員会のホームページ内の『月間きょうとふの教育web第10号』(平成18年3月31日発行)に奥深い「和の巧み」を学ぶという記事で掲載されました。

Dscf0002_3  吉岡先生のホームページから、作品は拝見していたのですが、実物が見たくて、直にふれてみたくて、お店の方に説明をしてもらえながら見学させてもらいました。

Dscf0004_3 お店の若旦那さんにも、抹茶や栗ようかんを頂いたり、いろいろと話が尽きませんでした。
その中で、徳島から、本藍染めの実演ということで、藍師や染師の方が、きものゑんでされたことがあるという貴重なお話を聞きました。 藍染めにも興味があります。
点と点と点が線で結ばれました。

Dscf0005 吉岡先生の書かれた本の中から、自然の色を染める(家庭でできる植物染)という本を買いました。
学校では、コピーをして使っていたのですが、やっぱり、天然色の写真で解説してある本は分かりやすいです。
本を読んで藍染めや草木染めを頑張ります。

そして、12日(木)には、吉岡先生が来ていただいての講演会が、天の橋立の文殊荘であるというお話を聞きました。

Dscf0023 12日は、学校が終わるとすぐに、高速で宮津に向かいました。

午後六時からの講演会に間に合いました。楽しいお話や、興味深いお話の数々ありがとうございました。
その後の夕食会の方には参加できませんでしたが、購入させていただいた色辞典の本の方もしっかり読んで勉強したいと思います。
先生の書物の「自然の色を染める」は、私のバイブルです。また、いろいろな染めを勉強させていただきたいと思っています。

また、吉岡先生のホームページに掲載されています作品のあでやかさを少しでも取りいれていけたらと思っています。
今後ともご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。



「かやぶきの里」のちいさな藍美術館に行ってきました。

2006年10月11日 | 藍染

10月9日の体育の日は、朝から美山町の「かやぶきの里」にあります、ちいさな藍美術館に行ってきました。
http://www.geocities.jp/flatmiya/index.aibijyutukan.html
Dscf0001_1 国の重要伝統的建造物群指定地区のかやぶきの里「北村」の集落の一角に
ちいさな藍美術館 ~新道弘之コレクション~
はありました。

Dscf0004_2

坂を上がっていきました。

玄関では娘さんや奥さんからあたたかい出迎えをこどもたちはしていただきました。
子供が来るとおうちで取れたプチトマトを配られるそうです。
うちの子らにも配ってくださいました。

Dscf0032 二階の美術館には、世界の藍染めの着物や作品、そして日本の藍染めの資料がありました。

Dscf0013_1 また、工房も見学させていただき、新道先生ともお話をさせていただきました。実際に先生が作品を作られながらの藍染めのお話は感慨深い物がありました。

Dscf0010_2  子供達やうちの奥さんも「かやぶきの里」やちいさな藍美術館が大変好きになり、また行きたいと言っています。
奥さんお手製の藍染めの巾着袋を子供達は買いました。
たいへん気に入っています。
かやぶきの里で吉備大福、粟大福やふきの山椒煮を土産に買って帰りました。
おいしかったです。


末っ子宏樹の幼稚園運動会

2006年10月09日 | 家族

台風による雨や風で、どうなることかと心配しましたが、何とか回復してできました。

時折うらにしでした。(雨が降ったと思ったら、晴れたり、また西から雨雲がやってきて雨が降ったりという現象を地元ではうらにしといいます。)

Dscf0003_1朝7:00に場所取りで幼稚園にいくと長蛇の列・・・。後ろの方にならび、いざ、時間がきて、園庭に場所取りに入ると先の方がすでによい場所は取られていて、8:00ごろ後から来ても同じだった。

お父さん方の頑張りをまざまざと見ました。甘かった。

Dscf0002_19月上旬から、毎週のようにあった子供の体育祭や運動会(中学校・小学校)、私の学校の体育祭(養護学校)も、今日の幼稚園運動会で打ち止めです。

奥さんはやれやれこれでお弁当を作らなくても済むとホットしています。

Dscf0004_1お父さんとしては、息子と親子でダンスをしたり、親子で御神輿リレーをしたり、親対抗紅白リレーに出たりと楽しめました(けがが無くてなにより)が、子供も、運動会に向けて覚えてきたリズム表現(かぶとむしアトラスとくわがたの物語)やダンス(曲目は青春アミーゴ)とかの発表を頑張ってやっていました。


宏樹は、来年年長さんです。マーチング(鼓笛)での発表もあります。これがまたすごいのです。がんばってほしいです。先生方、役員の皆様、ありがとうございました。 


やってみせ、言って聞かせて

2006年10月04日 | 学校生活

「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ。」
これは、山本五十六元帥の言葉として有名ですが、仕事を教えるにあたっての指導者の心得を説いた物であると聞きました。

私が、新任の頃聞いた、ある先生は、もう少し付け加えて、
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、また、やってみせ、そして、させてみせ、前より少しでも良くなったところをほめてやらねば人は動かじ。」
と、替えていました。そんなふうに記憶しています。

私も、この言葉の大事さを、現在の職場で、自分のやろうとしていることに置き換えて、考えています。

まず、自分に「やって見せ」る力をつけなければと思います。見た人に「おう、いいじゃん」と思ってもらえなければ、後がえらいです。
一回目させたときから、うまくできたらよいのですが、なかなかできません。
また、再度見せます。
ちょっと、やり方をうまく変えてくれたら、そこをほめるようにします。
ほめることは、すごく大事ということは、よくわかります。
うれしくて、もっとやろうと思います。
自分をちょっとでも、一人前に認められた感じがします。
もっと良いところを見せようと頑張ります。

ついつい、ダメなところをすぐにしかったり、口うるさく教えたり、してしまう自分ですが・・・・。
ほめるって事は、大事なところですね。


長袖Tシャツを染める

2006年10月03日 | 藍染

9月30日(土)に体育祭も終わりまして、10月2日(月)は代休でした。
その間、体育祭の直前は、リハーサルとかグランドの準備なんかで、朝も夕方も藍染めができませんでした。
私としては、染めたい症候群、染めたい中毒、染めたい禁断症状が出ていました。

10月1日(日)には、板締めのれんを染めました。

Dscf000210月は、衣替えのシーズンですので、安い長袖のTシャツを買ってきまして、染めました。

藍がめにとっては、1日・2日と連日で、しかも大きな物(のれんと長袖Tシャツ)を、きついとわかっていながら、染めてしまいました。

Dscf0003豆絞りと、縫い絞りで、我が5組を表す、五つの円をあしらってみました。

アウディのロゴみたいですね。

Dscf0004 周りを二重円で縫い絞りをすることで、ただの豆絞りより、厚みが出ると思っています。

Dscf0006 輪ゴムよりも、髪の毛をとめるゴムが細くて短くて、きりっとした線が出やすいので好きです。

Dscf0007_1 なかなか、おニューですので、色が染まりにくかったですが、こんな感じです。

たぶん、表面に漂白剤のコーティングがあったと思います。一度、洗濯機で洗濯しておけば良かったと後で思いました。

染色液も、昨日ののれんの後でさらに連日の続投に無理がありました。ごめんね。

このごろ、自他共に認める藍染め中毒ですから、自分で染めた藍色のTシャツとか、ボタンダウンシャツばっかり着ています。
洗濯するまでの、ちょっとくさい藍の染色液のにおいも私にはアロマテラピーのように、変に落ち着きます。
匂われた周りの方には、ちょっと異臭を感じるかもしれませんが・・・。

一回目の中性洗剤で洗うまでは、どうしても、水洗いだけでは、においが消えないのです。

Dscf0001 もう一枚、新しい絞りを入れて染めてみました。
同じTシャツでも、材質や織り方が違うと染まり具合が微妙に違います。 今日のは、早めからよく染まりました。
生地が薄い感じなのと、綿だけではなくてポリエステルが20%入っているからです。ポリエステルはよく染まるみたいです。 やっぱり綿100%が着心地はよいですね。ごつごつしていますけれど。
最後に大きく丸い巻き上げ絞りをしてしまったので、大きな絞りになってしまいました。しかも、前後いっしょに・・・。
ちょっと後悔!でも、自分が染めたから、しょうがないですね。今後に生かします。

Dscf0018_2 一番上のロングTシャツは綿100%で堅めのごつごつした生地でした。まずまず染まりました。
中央のロングTシャツは、綿80%、ポリエステル20%で、表面は薄く、柔らかな織り方がしてありました。
最後のは、中国製の安い390円のポロシャツですが、ポリエステル65%、綿35%というものです。
綿のせいか、ポリエステルのせいかというところを調べてみました。
結果的には、ポリエステル65%、綿35%でもよく染まりました。
ちょっと色が薄めなのは、ポリエステルのせいかもしれません。 ポリエステルって石油系だから染めにくく、自然素材と共有を素材的に嫌う素材ですから。


板締めで、木綿ののれんを染めてみる

2006年10月02日 | 藍染

麻ののれんを染めてみる前に、前々から染めようとして仕立てっぱなしになっていた白地の木綿ののれんを染めてみました。
まっさらのまま袋に入って使っていない布団のシーツを切って、お友達に縫製してもらったものです。

Noren24今回は、グラデーションというより、板締め絞りによるアーガイル模様です。
前にした、ジャマイカ模様のリュックをしたときと同じやり方です。
ちょっと所々が色あせたり、ぼけたりしています。

大柄な板締め絞りというと、こんな感じかなと染めてみました。麻ののれんの方は、グラデーション中心でいきたいと思っていますが・・・。

Noren22 染め上がった後、水洗いしているところです。

屏風折りにします。(のれん一本一本は縦に二つ折りです。)

外側に折り返して、板で締めます。

一回目に全体を水色に染めて、二、三回目に濃い上下の部分を藍色にしていきます。

クロスの部分は、板でしめてあるので、染まらずに白く残るというわけです。写真で見えている布のところは、水色の部分です。