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ヒライのサッカー中心のWEB LOGSです。

綾部で、さけの放流をしました。

2010年03月13日 | さけの観察

綾部さけ放流実行委員会によります、さけの放流が本日ありました。
Dsc00191 佐々木実行委員長のあいさつです。さけが、かえってきやすい環境を維持しようということと、さけが帰ってくる郷土の自然を忘れないで、みんなも都会にでても、また、いつか帰ってきてよ。待ってるよ。ということだそうです。

Dsc00193 暖かい春らしい日でよかったです。3日ほど前なら、雪が降っていました。

Dsc00203 綾部の白瀬橋のたもとで、由良川に、さけの稚魚を放流しました。今回の卵は、実際に由良川をさかのぼり、福知山市の牧川で、捕れたおすとめすから、体外受精で得た受精卵です。足りない分は、新潟から卵を仕入れるそうです。
 

Dsc00208 実行委員会が、毎年ボランティアを募り、ボランティアの各家庭でさけの卵をふ化させ、5センチくらいに大きくなった稚魚を放流しています。
わたしは、昨年度、おなじ学校の先生に、この企画を紹介してもらいまして、取り組みだしました。今年度で二回目です。100個の卵をもらい受け、96匹なんとか放流できました。(4匹は残念ながら死んでしまいました。昨年より生存率はよかったです)

Dsc00192学校で、生徒といっしょに、観察をしながら、大きくしました。
1000匹放流して、1匹帰ってくる割合だそうです。
がんばって、元気に旅をしていってほしいですね。今年で二年目でした。二回飼育してみて、考えたことをまとめますと、会場にサケの稚魚を持っていくとうちの稚魚は、いくぶん小ぶりと思いました。昨年は、稚魚を大きくしようとえさをやりすぎました。確かに、昨年の稚魚は、今年よりは大きかったですが、食べ残したえさが、カビたりして、水をよごし、死んでいく数も10匹以上いました。
今年は、えさをなるべくやらないようにしました。その結果、死んだ数が4匹にとどまりました。よかったと思います。
この取り組みは、毎年、続きそうですね。 


平成21年度 さけの観察 開始!

2010年01月09日 | さけの観察

1月8日、平成21年度のさけの観察を開始すべく、さけの卵をもらい受けに行ってきました。

Dsc00095 由良川サケ環境保全実行委員会から、100個の発眼卵を受け取りました。もうすでに、オレンジ色の中に黒い点が見えています。

Dsc00098 昨年度は、うまく飼育できました。
今年度は、油断しないようにしていきたいと思います。
ふ化させて、稚魚を由良川に放流できるところまで、せわをしていきたいです。


さけの稚魚を放流しました!

2009年03月08日 | さけの観察

3月8日(日)は、さけの放流の日でした。

今までのブログの記事を振り返ってみますと、

ひとりにひとつずつ、たいせつないのち(1月17日)

全部ふ化しました(1月21日)

さけの稚魚のその後(2月11日)

です

Dsc01910 綾部さけ放流事業実行委員会のみなさんと、綾部市の由良川にかかります橋の下に8:30に集合して、会場設営をお手伝いして、いよいよ10:00から、さけの放流のセレモニーが始まりました。

Dsc01914  いろいろなご家庭で、世話してきたさけの稚魚が3000匹集まりました。私たちの分は、88匹です。

Dsc01920 みんなで、放流していきました。放流しても、メダカが泳ぐように、その場にじっと泳いでくれているさけもいたりして、別れを惜しんでいました。

Dsc01926 深いところにすぐいってしまうさけもいました。

「がんばって旅をするんだよ」

「無事戻ってこいよ」

という思いは一緒です。

Dsc01917 由良川から、日本海に出るのに、2週間ほどかかります。その後は、今日教えていただいたのですが、日本海を北上して、宗谷岬を右折してオホーツク海に入り、ベーリング海を経てアラスカの近くまで行った後、太平洋で、2~3年ぐるぐるしていてから、また、同じコースを戻ってくるそうです。無事戻れる確率は、1000匹に一匹だそうですから、3匹帰ってきたら、よいということですね。

Dsc01913 さけの大きな標本を飾ってありましたが、宮津市養老に帰ってきたさけの標本でした。

福知山の牧川に、実際帰ってきたさけを人工授精して、地場卵をふ化させた方もおられました。

Dsc01927 ちょっと、聞いた話ですが、由良川だけでなく、舞鶴市の伊佐津川にも、帰ってくるさけがいたそうです。

 そのさけから人工授精した卵で、稚魚に育て、池内川から放流できたらよいですね。

Dsc01930  ボランティアの方が、けんちん汁みたいな、あったか鍋を振る舞ってくださったりして、ほのぼのとした感じで放流事業が終わりました。
 その後、懐估亭で、お昼ご飯を食べた後、アスパによって、買い物をして帰ってきました。
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綾部さけ放流事業実行委員会の前に立ち寄った懐估亭

2009年02月14日 | さけの観察

2月13日の夜8時からの第2回綾部サケ放流事業実行委員会に参加すべく、学校の仕事が終わってから綾部に向かいました。
本当は、会議時間変更が後でファックスで流され、7時から始まっていたのですが・・・。
そんなこととは知らずに、8時まで何とか時間をつぶすために、コーヒーでも飲める店を探しました。
前から気になっていました、扇屋懐估亭さんを探してみました。

Dsc01831 金曜の夜でしたが、夜の部の喫茶も始められたとかで、お店が開いていました。ラッキーでした。

Dsc01832 落ち着いたたたずまいでした。骨董品や作家さんの作品販売など、いろいろ見ました。

Dsc01834許可を得て、お店の雰囲気を撮らせてもらいました。

Dsc01838  綾部の町屋の良い感じ、古民家を再生され、新しいものを発信されている感じが伝わってきました。
舞鶴の人とも、関係が深いそうです。お話を聞きました。

09020905 
そのあと、委員会に行きました。
放流日は、3月8日(日)10:00~
場所は、綾部の白瀬橋近くの綾部市由良川花庭園
が決定しました。
私たち実行委員は8:30より準備です。
いろいろと飼育のノウハウを教えていただきました。
「あせって、早くえさをやらない。」
「さいのうがしっかり閉じるまでやらない。」
「えさをつぶして、大きさに差をつけ、えさが落ちていく時間差をつける。」
「最後の搬送する日は、えさをやらない」
「水を替えてやることは必要」
などです。
ついついさいのうが小さくなってくると、えさを食べられるようになったのではないかと、早めからやってしまっていました。
さいのうがなくなる前の状態で、内臓がしっかりできていないのにえさを食べると、逆に死んでしまいます。
また、食べられないえさが、そこでたまって、腐ってカビがわきます。水を汚すことになります。それで、死んでしまうことも起こります。
実際一匹それで死んでしまいました。
気をつけて、あと一ヶ月弱、がんばります。

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さけの稚魚のその後

2009年02月11日 | さけの観察

さけの卵を預かり、観察を続けています。

まずは、受精卵を観察しました。(1月17日のブログです)

その後、全部の卵がふ化して、少しずつ変化が出てきました。

ふ化した稚魚を観察してきました。(1月21日のブログです)

さいのうという、オレンジ色のおなかの袋があるので、ふ化後のえさが入らないのですが、だんだんさいのうが小さくなり、体も黒っぽくなってきました。

Sake2 その次は、横っ腹が銀色の鱗で光るようになりました。

09020901 普段は、太陽光線や蛍光灯の中に含まれる紫外線があまりよい影響を与えないというので、段ボールで水槽を覆っています。段ボールの覆いを取って観察するときは、水槽の隅に、集まります。光が苦手なのかな?と思っています。

09020209 今までは、泳ぎ回る体力もまだ備わっていなかったのか?水槽の底を這うようにして泳いでいましたが、ひれを速く動かせるようになり、水面まで上がってくる稚魚も増えました。えさをあげると、えさをとりに上がってこれるようになりつつあります。

09020905 もうすぐ、えさをみんなで食べてくれるようになると思います。


全部ふ化しました!

2009年01月21日 | さけの観察

100個合った卵が、先週1月16日に10個ふ化しました。
土日を挟んで、月曜日の朝、8:00の時点で観察すると卵が43個残っていたので、57個ふ化していました。09011904

そして、ラッシュを迎え、10:00の時点では、卵が22個残っていて、78個ふ化しました。

09011902 1時間に10個の割合です。
このまま行けば、お昼には残り22個がふ化すると思っていたら、13:00時点で、卵が1個になっていました。
そして、全部ふ化しました。

09011901 ふ化するときは、卵の膜が破れて、丸まっていた体が伸びて、おなかの袋が出てきます。
透明な卵の膜が残っています。
そのときの卵の体液が泡となって水槽の表面にできました。

09011903 生まれたての時は、動きが鈍かった稚魚も、だんだん体を動かして泳げるようになっていきました。
まずは一段落です。

水槽の下の石ころを、白色と灰色と煉瓦色の三色にしたのですが、煉瓦色の石が稚魚とよく似ているので、観察しにくいのが、反省点です。


ひとりにひとつずつたいせつないのち!

2009年01月17日 | さけの観察

みんな おなじ いきているから
ひとりにひとつずつ たいせつないのち!

さけの卵をふ化させて、由良川に放流しようという取り組みに賛同しています。かわいいですよ!
09011402 とりあえず、水槽に鮭の卵をざるに入れて置いておきました。
毎日、水温を測っています。毎日の水温の足し算である積算水温が、成長の目安です。いま、卵が産まれてから400℃です。10℃の水温だと40日目ということですね。

09011403 このころは発眼卵で、卵の中で目がよくわかります。ふ化をし出す頃です。卵の中で、新しい命が動きます。そして、生まれた稚魚は、ざるから、水槽の下に落ちていきます。

09011603 今日は10匹ほどふ化していました。
はじめは、稚魚はおなかの袋(さいのうとか卵黄と言います)の栄養で育ちます。二週間ほどして袋は小さくなって、体が大きくなるとえさを与えていきます。
三月になると、地元の川の由良川に放流します。
1000匹放流して1匹帰ってくるという回帰率だそうです。

由良川は綾部市から福知山市、そして、舞鶴市を通って、日本海に注いでいます。
お隣の町の綾部市では、
「由良川に鮭よ帰れ カムバック サーモン
鮭が遡上する最南端の川で稚魚を放流する最上流地点・綾部市」
と銘打って、ずっと取り組まれてきました。

さけの放流・回帰を単に漁業振興ととらえることなく、由良川流域の文化を育て、生まれ育った川へ回帰する鮭の習性に習って、郷土愛をもってふるさとを愛し、心豊かなふるさと文化を育てたい、さらには、鮭が帰って来る由良川を美しく守ろうという由良川サケ環境保全実行委員会さんのアピールに賛同しています。
特に地元の学校を卒業してふるさとから離れていくことの多い子供達には、ふるさとを愛する心を育み育てたい。そして大きくなってふるさとにかえって来いという願いからであったと思います。

今回
「あなたの家でサケを育てて放流しませんか。由良川サケ環境保全実行委員会では、京都府地域力再生プロジェクト支援事業の交付金を受け、NPO法人由良川流域ネットワークに事務所を置いて、昨年の経験をもとにサケの飼育を指導・支援を行って個人や団体でサケを育てていただき、放流を継続することにしました。綾部市においても今日まで放流を行ってきた綾部サケ放流実行委員会をベースに、新たな実行母体を設立してサケを育てる個人・団体募集する体制を整えたいと思います。皆様のご協力をお願い致します。」
というアピールを受けまして、私も育て始めました。