来週の授業で、生徒にクリスマスリースを作らせようと計画していまして、事前に、まずは自分で作ってみました。学校の裏山の当たりで、天然の材料になるものを、探してみました。
今回、農園芸という授業の中で、クリスマスリースを作ります。工作というより、天然の材料を使った手仕事という感じで考えています。昔、農繁期が終わり、農作物の栽培が一段落した後の、縄ないとかむしろ作りとかしめ縄作りなどと同じ感覚で作ります。そういえば、昨年は、藤の芯材ランプシェードを作りました。
今年は、このクリスマスリースからスタートです。 つぎにしめ縄作りにつなげていくつもりです。
まずは、ベースとなる蔓ですが、裏山には葛(くず)がいっぱいありました。丸くまいておいて、螺旋状に最後に巻き付けて、完成です。
クリスマスカラーと言えば、緑と赤ですよね。
ポインセチアなんかその典型です。昔はあまりクリスマスと関係なかった植物ですが、今は、この色のおかげで、定番になってきました。けっこう高いんです。
さて、すぐに裏山で手に入るもので、何を使おうか考えました。 柊の葉と柊南天の実なんかが定番です。杉の葉もよく使われています。魔除けのとげなんかがよいんですが、生徒にはちょっと痛いかなという恐怖感で抵抗があるかもしれないので、あきらめました。葛(かずら)なんかもよいですね。
つまり、何でもよいのですが、生徒がさわっていたくないもので、すぐに手に入るものということで、今回ヒノキの葉を選びました。
次に赤い実は何かないかなと探していましたところ、ガマズミの実がありました。家にある南天の実も持って行こうと思います。 赤い葉っぱは?と言うと、ちょうど農器具庫前にイチゴの苗の葉っぱが紅葉していまして、きれいな赤だったので、頼んで使わせてもらいました。
差し込んだ後に、葉っぱを固定する糸を買ったり、きれいなリボンでちょうちょ結びもしようかなと思っています。
松ぼっくりが手にはいるとよいのですが、もし手には入ったら、緑の針金でくくりつけようと思います。
授業があった日、同僚の先生が、松ぼっくりを一杯おうちから持ってきてくださいまして、さっそく、使わせていただきました。やっぱり、松ぼっくりがあると、アクセントがあります。そして、おもちゃの鐘もぶら下げてみました。また、赤いリボンも結んでみました。上の写真のものが、こんな風に変わりました。
他の先生も、私も作ってみたいということで、同じ材料の残りで、きれいなものを作られていました。
アクセントに柊の葉を入れられていました。
同じ材料なのですが、個性が出てきます。ボリューム感や色合いや材料の配置などで、変わってきます。
どれだけ、ヒノキの葉っぱで、ボリューム感をつけるかで、また、違ってきます。
どこに何をどれだけ配置するかで違ってきます。
生徒も、思い思いにみんなが作って、持って帰りました。
「みんな違って、みんないい!」の世界ですね。
<script type="text/javascript"></script>