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ヒライのサッカー中心のWEB LOGSです。

型染めの型を作って、型染めにチャレンジ!

2006年08月28日 | 藍染

田中直染料店の、アイロン接着型紙Bセットという型染めの型を初めて使って、作ってみました。

本当なら、柿渋の紙にニカワなのですが、今回は初心者用ということで、アイロン接着キットです。

Tanabe何にしようか迷いましたが、私たちの学校のある場所が、西舞鶴で、田辺城があります。
細川藤孝(幽斎)、忠興親子が建てたお城です。明智光秀の娘が忠興に嫁ぎ、のちに細川ガラシャと呼ばれました。
大河ドラマ「功名が辻」で長谷川京子が演じて、ファンになってしまいました。

Tanabejyoその田辺城の城門をモチーフにしました。
デジタルの写真をフォトレタッチでエンボス加工します。
白黒逆転みたいな加工です。

Katagami1それをもとに、型紙に下書きを書きました。
そして、カッターで切っていきます。

Katagami3切り取れたら、ネットで固定するわけですが、今回は、型紙にのり加工がしてあるので、ネットをアイロンがけをして、完成です。

Dscf0073木綿のハンカチに、型を使ってのりをパテで埋め込んでいきました。
普通は一日乾かすところですが、昼からしたのですが、夕方には、乾きました。

Dscf0074はやく、結果が見たかったので、田辺城を染めてみることにしました。

ゆっくりと、藍液につけていきました。

Dscf0079自分でも、初めてにしては、まずまずのできでした。

版画をするのは、小学校から楽しかったです。

もう半分型紙が残っていますので、今度は、金剛院の三重の塔を型にしてみようと思います。

舞鶴の観光名所ハンカチというのも、おもしろいですね。


板締めをしてみました。(丹後ちりめん)

2006年08月26日 | 藍染

丹後ちりめんは、私の実家の方が産地です。
私は、織物業には、いっさい関係していませんでしたが、(家が商売をしていたもので)、私の友だちの家は、ガッチャガッチャと機(はた)の音が、小気味よく響いていました。

また、嫁の実家は、網野で機料店を営んでいます。
そんな関係で、盆におじゃました際に、「なんかはぎれがないかな?」とたのんだら、すぐ、いらない無地の反物を出してくれました。(ありがたかったです)
ちりめんというくらいですから、表面がちりちりめんめんですよね。それが、ごわごわと波打っておもしろい立体感を出してくれます。

Dscf0068_1本日の板締めは、
コンセプトとして、
①丹後ちりめん(シルク)を使う。
②板締めの際、クランプで締めた後、輪ゴムでしめる。
③空気にさらす際、エアーコンプレッサーで、空気を吹き付ける。
ということをやってみました。

Dscf0070  今回は、縦と横を蛇腹に折ったあとで、はしをはさんでみました。

Dscf0069 エアーコンプレッサーは、エアーコンプレッサーで、空気を吹き付けることで、より酸化をうながすかどうかやってみました。

Dscf0072やっぱり、シルク(しかもごわごわの生地)には、藍染めは、草木染めに比べて、染まりが悪いです。

Dscf0065 専門の方に聞いたところによりますと、「 シルクは、荒く扱ってしまうとスレ(布と布が擦れて白くなってしまう)が出ますよね。
丹後ちりめんはシルクの中でも極めて染まりが悪いです。」とのことです。

Tirimen 色も、結局、どんどん乾くにつれて、色あせていきまして、水色くらいに落ち着きました。
これは、これでよいかもと思っています。
やっぱり、染色液の違いかもしれません。このごろ、私の樽の染色液は、以前より弱まってきています。
復活させたいのですが・・・。

アルカリ性を保ってやることと、栄養分を入れてやることをしてみたいと思っています。

うれしいことがありました。
私の藍がめの、弱っていた藍液が、回復してきました。
金曜日に、丹後ちりめんを染めたのですが、水色くらいで、うすかったです。
藍液の色も、真っ青でした。明らかに弱っていました。
それで、金曜日の夕方に、栄養分としてブドウ糖150g、アルカリ性にするために、消石灰150g入れて帰りました。
土曜日も、日曜日も、藍液を混ぜに学校にいきました。片道15分くらいです。だんだん色が黄色っぽく戻ってきました。
不思議なことですが、いままで軽かったかき混ぜ棒が、ぐっと重くなります。藍液は色が変わってきたのはわかりますが、重くなる物は何も入れていません。藍液の粘性が元気が出ると出てくるのかな?酵素にそんな力があるのかな?とおもったりしました。

「攪拌した時に重くなるのは消石灰の影響です。液体の中に固体が入れば必然的に重く感じます。 それが微々たるものでもです。」と教えていただきました。

Tirimen2そして、今日の藍液は、よく染まりました。同じ丹後ちりめんは、紺色に染まりました。うれしかったです。私の指にも、藍色のメタルコーティングでマニキュアができました。


板締めしぼりをしました。

2006年08月23日 | 藍染

木綿のハンカチに板締め絞りをしてみました。

今回のお手本は、私の先生(私がそう思っています)でもあります、mixiで知り合いになりました、徳島県のSNS仲間のこうじさんの作品です。672083_3181342169

こうじさんは、徳島県で、本藍染の伝統工芸職人をされている方です。

普段は、白花発酵建てで天然藍染めにこだわりながら、シルクの着物の藍染めをされています。

こうじさんが木綿のハンカチを板締め絞りした作品の一つが、この写真です。

いろいろとある中で、この作品が印象に残りました。

どうしたら、こんな模様ができるのだろうか?

この丸みを帯びたグラデーションは、どうしたらできるのだろうか?

奥が深いです。

自分でもやってみて、どんなふうにしたらよいか工夫してみようと思いました。

木綿のハンカチを、Ori1 蛇腹になるように折っていきました。

まずは半分に折って折り返す、裏返して折り返すという感じです。

Ori2その時、アイロンを使いながら、ていねいに折っていきます。

Ori3 横に折れたら、今度は対角線上に三角に折っていきます。これも蛇腹になるように考えて折っていきました。

対角線上に折っていくときも、二種類の折り方があって、途中で、私の折り方では手本の通りにならないことが分かり、やりなおしました。

Ori4 最終的には、直角二等辺三角形ができます。

これを、2枚の板で、はさみます。

今回は、かまぼこ板を使いました。

Simeクランプを使って、はさんでいきました。

一旦、水につけて、よく水をしみこませておきます。

そして、水がしみこんでいくとゆるみますので、またクランプで締めました。

藍液に5分、バケツの水でさらすのを5分Some 、それを4回繰り返しました。いつもは3回なのですが、ちょっと、私の藍液が弱ってきていて、染まりが悪い感じがしましたし、今回の折り方は、ポケットが多いので、なかなか染まりにくかったので、急きょ4回に変更しました。

Sarasi 私は、どちらかというと、空気中で、酸素にさらす方法をよくするのですが、学校で教えていただいている先生が、「板締め絞りの時は、水の中で、水に溶けている酸素にさらした方がきれいに染まるよ」と教えてくださいました。

Hazusu いよいよ染まり上がりまして、クランプを外していきます。

板ではさまれていた部分が、藍液にふれずに、白く残るわけですが、白くきちっと境界線が見えるようにしたいとがんがんにクランプを締めています。

そのことが、本当によいのか悪いのか分からないでいます。先生のお手本のような、丸みを帯びたグラデーションは、この方法ではなかなかできません。

Kousi1 できあがりは、こんなようになりました。

先生のお手本のように、味わいが出てきません。

難しい物ですね。また、先生から、mixiでご助言を頂きたいと思っています。

Kousi2 いつも首にタオルを巻いていないと落ち着かない私です。


玉葱の皮を使って、草木染めをしました。

2006年08月20日 | 草木染

夏休みの間、集めてきていました玉葱の皮を使って、草木染めをしました。

媒染剤は焼きミョウバンです。あざやかな黄色になります。

前回の、よもぎを使った草木染めに続いて、玉葱の皮を使った草木染めをしてみましたが、やり方は一緒です。
Dscf0075 20分間沸騰させて抽出します。一番煎じと二番煎じをしました。一番煎じの方が色が濃いので、後にとっておいて、まずは二番煎じの液を使って染色しました。

Dscf0083_1今回は、①シルクのハンカチと

②豆絞りをした綿の生地と

③木綿のハンカチと

三種類を一緒にしてみました。

Dscf0081これが、1回目から4回目になるにしたがって、だんだん濃く染まっていきます。

媒染剤は、お歯黒鉄も試してみようと思っていたのですが、準備ができませんでしたので、ミョウバンのみとしました。

Dscf0086 今回は、シルク(右上)と豆絞りをした綿の生地(左上)と木綿のハンカチ(下)と三種類を一緒にしてみました。
やっぱり、シルクはよく染まりました。
でも、綿も同じくらいよく染まりました。
綿は染まりにくいという草木がある中で、玉葱の皮を使った草木染めは、本当に綿でもシルクでもどんな素材でもよく染まります。

Dscf0085 2学期は、さっそく、生徒の家で、玉葱の皮を集めてもらおうと思います。

また、他の草木染めの素材として、学校の周りに葛がよく生えているので、葛の葉も素材として試してみようかなとも思っています。
私の事前研究と子供の自由研究も何とか仕上がりそうです。

Dscf0087これだけ、しっかり、黄色が染まると白のしぼりも浮かび上がって、コントラストがよくわかります。


福知山どっこいせ花火大会に行ってきました

2006年08月17日 | 家族

8月15日、福知山に、花火大会をみにいってきました。
今までは、8月15日というと、実家でゆっくりしていたので、今回、福知山まで見に行くのは初めてでした。いちばん上のお兄ちゃんが、友だちと15・16日と海に遊びに行くので、実家から14日の夜に帰ってきていました。

Hukutiyama1 京都の北部では、舞鶴がちゃったまつりで5000発、宮津の灯籠流しが4000発、福知山は6000発でした。時間的には、7:30~9:00という感じです。
舞鶴は毎年、地元なので見に行っていますが、どれくらい違うものか楽しみでした。

Hukutiyama やっぱり、京都府北部では、迫力が随一でした。
デジカメで撮ろうとするのですが、どうしても、私のカメラは、安物なので、シャッタースピードがおそく、しょうがないという感じです。

Hukutiyama3 でも、しだれ柳が、ほぼ真上から落ちてくる感じがよかったです。
スターマインも、横に3カ所並べておいてするので、一つよりも3倍楽しめました。また、打ち上げ場所が、観客席と近いので音も大きさも、子供も大人も満足していました。

15日というと出て行きにくいですが、また、できれば行きたいです。


子供と一緒に、本格的な天然藍染め

2006年08月05日 | 家族

今日は、小学校1年生の娘と朝9時過ぎから、私の学校に行きまして、本格的な天然藍染め(すくもぞめ)をしました。
藍染めに興味を持たれた、娘の同級生の女の子とお母さん、そして弟君も一緒にしました。私の末っ子の宏樹とも、弟君は、幼稚園で同級生です。

今日までに、家で、いろいろな絞りを入れていました。Rinamamesibori4
まずは、輪ゴムを使っての豆絞りです。

Rinamakiagesibori 輪ゴムを使うのが、使い勝手がよいみたいです。

Rinanaminui 続いて、縫い絞りです。ハートの模様を出したいと頑張って、5mmのなみ縫いをしていきました。

Rinaheartこれをぎゅっと引っ張って、くるくるくると巻き上げていきます。巻き上げた部分は、あまり染まらないので、ハートの中の部分は白くなるというわけです。

Rinaairon最後に、板締め絞りです。まずは、アイロンを使って、折り目を入れながら、折り紙のように折って行きます。

花びらのような丸い模様を作りたいので、扇折りという折り方をしていきます。

Rinaougiori そして、クランプで絞っていきます。板を使って、布を挟み込み、ぎゅっと締めるので、板締め絞りといいます。板ではさまれた部分は、藍液が入らないので、白いまま染まりません。

Rinasiborikanryou 仕込みはオーケーです。

左から、輪ゴムを使った豆絞り、

中央は、縫い絞りから巻き上げ絞り、

右は、扇折りをクランプを使って、板締め絞りというわけです。

さて、今日は、雲一つ無い、真夏日和です。

私の娘の夏休みの自由課題にいろいろと染色にチャレンジしています。
同じ藍染めでも、インド藍による、豆絞りTシャツの作成は、前前々回に報告しましたが、今回は、樽に、すくもから発酵させてそけるようにしてある、天然藍染めです。(昔の紺屋さんはこのやり方でした)いまは、化学染料が全盛ですが、昔のやり方にこだわっています。

Rinasensyoku2_1 Rinasensyoku 染料の入った樽に5分間つけます。

空気に5分間さらします。

そして、また、樽につけるという感じで、3往復していきます。

Rinasarasi Rinasarasi2

Rinamizuarai 最後に、酢を水で5倍に薄めたものを入れた、たらいで、色落ちを防ぐ処理をします。(下のオレンジのたらいです。)

そして、また、水につけます。 Rinasakusan

ここで、おもしろいのは、樽の染料につけている間に染まるのではなく、空気中で酸素にさらして酸化させる事で色が青くなってきます。

Rinagomuhazusi

RinaitohodokiHirokiitajime

輪ゴムや糸を取っていきました。

Rinaaizome Mamesiboririna

豆絞り(ハンカチ大)

これで、できあがりです。

輪ゴムでこんな模様がつきます。

Itajimerina Dscf0083

板締め絞り

(ハンカチ小:上とランニングシャツ:下)

 

NuisiboririnaRinaaizome2

縫い絞り(ハートのマーク)

三種類を試しました。

今度は、草木染めにもチャレンジして、模造紙にまとめさせたいと考えています。


先輩、遠方より、来たるあり!

2006年08月04日 | 家族

朝、突然職場に電話がありました。

電話の主は、大学の時の硬式テニス部のクラブの福井の先輩です。電話の向こうには、私を驚かせるべく、もう一人の群馬の先輩もおられました。(あとで、喫茶店でお会いできて、また、びっくり)

群馬の先輩は、私が一回生の時の三回生の副キャプテンの方で、福井の先輩は二回生の先輩です。
三回生のキャプテンの方が一昨年お亡くなりになり、お墓参りに行かれる途中でした。 「おまえも一緒に来ないか?」と言われましたが、私は、友だちの家族との都合があって行けませんでした。
「じゃあ、ちょっと、会って話でも」ということで、私もちょうど昼からお休みをもらっていたので、久しぶりに出会えました。
福知山に向かう途中に、一時間ほど舞鶴方面に寄ってもらいました。

思い返せば、23年前です。私の教職員採用試験が終わった大学最後の夏に、先輩達が卒業されて教職に就かれたところ(地域:群馬と福井)に、それぞれ遊びに行かせてもらったことがありました。
福井の先輩は、その時以来の再会でした。
私のホームページを特別支援教育というサイト検索で探し当ててくれていまして、「家族のサイトを見ているよ」と言ってくださいました。「年賀状を見ていると、どんどん家族が増えていくね」と言われました。
群馬の先輩は、京都や滋賀で何回かお会いしていたのですが、それでも一番最近はというと、11年前に、家族で群馬に旅行に行ったときに泊めていただいた時以来です。
今回は神戸で行われているインターハイ選手団の県の役員として来られたついでだそうです。

11年前というと、まだ、子供が二人の時でした。今、中学校3年生の長男が幼稚園の年中だったかな?中学校1年生の次男は、幼稚園に入る前でした。あの時は、尾瀬に行ったり、軽井沢に行ったり、榛名山に行ったりと楽しい家族旅行をさせてもらいました。

「どうや、元気にしてたか?」
11年ぶりと23年ぶりの先輩ですが、(お互い、周りの環境とか、外見は変わりましたが、)全然、クラブをしていた25年前の時と変わらず、時間とか距離はぶっ飛んでしまいました。そんなもんなんだなと改めて、感激しました。
近況報告のおしゃべりをして別れました。