Hirai Net Blogs

ヒライのサッカー中心のWEB LOGSです。

京都で、午前中は講習、午後は教材の事前研究をしていました!

2008年07月31日 | 草木染

この夏休みは、京都で3回の講習に参加します。

Dsc00955  まず第一回目が、7月28~31日まで、京都御所のそばの平安会館(KBS京都の隣)で行われました。しかも午前と午後ではなくて、今回だけは、午前のみの研修なので、午後からお休みをとって何をしようか考えていました。一日目の28日は、学校に帰ってこなければならない用事があったので、日帰りしました。

Dsc00951 二日目の29日と三日目の30日は、京都のホテルに泊まりました。
午後から、京都で、なにか好きなことはできないかな?
今まで、行きたかったけど、いけなかったところはないかな?
なにか2学期の教材研究につながることはできないかな?
と考えていました。

Dsc00952 まずは、やっぱり、トートバックつくりです。
まえまえから、帆布を自分の好きな色に染めさせておいて、縫製させたいと考えていました。29日の午後は、一澤帆布と信三郎帆布の二軒のお店に行きました。

Dsc00968 いろいろなデザインや色のバリエーションがきれいでした。自分が欲しいと思う大きいものは、ちょっとお高くて、なかなか手が出せなかったのですが、小さいものを一つだけ、信三郎帆布さんで買いました。愛着がわいてくる手提げ鞄です。そういえば、信三郎帆布さんは、革で包む鞄ではなくて、お店のロゴを、のれんにも布で包むとされていました。手本となる具体物ゲットです。

以前にも、このブログで、トートバックの教材研究の記事を掲載したことがありました。

Dsc00856もう一つは、紅花染めです。紅花の花が咲いて、花びらを収穫中です。生徒も、学校でプランターで栽培していますし、私も、自分の借りている畑やふるるファームの日帰り農園で栽培してきました。そのときのブログ記事です。
さて、二学期から始まる染色の授業で、紅花染めをさせようと思っています。

Dsc00957 そこで、30日の午後は、京都の手染メ屋さんで、染色体験ワークショップをしてもらって、紅花染めを教えてもらいました。
いままで、家族で京都に行くときは、たいていお休みの土日で、しかも手染メ屋さんの定休日が土日ということもあって、お店の場所は、お店の前を通って知っていたのですが、いつも閉店(お休み中)でした。

Dsc00959なので、この「平日に私一人で京都にいることができる」機会を大切にしたいと考えていました。 手染メ屋さんにマンツーマンで、懇切丁寧に教えていただきました。ありがとうございました。木綿のハンカチを、輪ゴムで豆絞りをしておいてから、染めていきました。

Dsc00964 綿のガーゼのハンカチがきれいなピンクに染まりました。絹でも、綿でも、ピンクに染まります。私の担任しています生徒には、ピンクが大好きという子もいますので、喜ぶだろうなと思います。

Dsc00965 もう一つ、よかったのは、今回の講習で、中学校の教師時代に、勤務校が一緒だった二人の先生に出会えました。昼食を食べながら、お話をしようということになり、平安会館から、今出川の方に上がり、同志社大学の前の「わびすけ」に行きました。

Dsc00956 メニューは、定番の「いもねぎ」です。お店の古風なたたずまいと、いもねぎという、ジャガイモとタマネギとひき肉のオムレツ料理がおいしかった。こんどは、家族を連れてこようと思います。昔から変わっていないノスタルジックな雰囲気がよかったです。

Dsc00966最終日の31日は、講習が終わったら、すぐに舞鶴に帰ってこようと思っていたのですが、円町のそばのお寺に、墓参りに寄って帰ろうと思い、行ってきました。
次の二回目、三回目の講習は、午前と午後びっちりなので、そんなに余裕はないと思います。
でも、そういえば、去年は、講習が終わってから、電車に飛び乗って、二条駅そばの映画館に、夜の部のハリー・ポッターを見に行っていましたが・・・。


日本茜のその後

2008年04月22日 | 草木染

以前に、日本茜について記事を書きました。

私のブログで、知り合いになった方から、いただいた日本茜のその後です。
Dsc00592 
はじめに自分が日本茜の芽かなと思っていた双葉は、雑草ということが分かりまして、その後、日本茜の根の部分から、新芽が出てきました。
そして、種がこぼれ落ちた所からも、新しい芽がでてきはじめました。
今後も様子を見守っていきたいです。

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岡田明彦さんによる伝統×ARTのワークショップに参加しました。

2008年01月13日 | 草木染

舞鶴市政記念館の裏にありますまいづる知恵蔵で、平成20年1月8日から20日まで、岡田明彦の臈纈染「陰影のうつろい」が開催されていました。

Dsc00169 そのなかで、岡田明彦さんご本人による伝統×ARTのワークショップが12・13日に行われました。 私も、第一人者の作家の方のワークショップを体験させてもらいたいと思いまして、応募していました。

Dsc00168 「本格的なろうけつ染めの一日体験をしませんか?製作過程のおもしろさと染める楽しさ、仕上がりの喜びを体感ください。」
「伝統技法を教わりながらも自由な発想で製作をします。1日で図案おこしから染つけまでおこない、後日、脱ロウ・定着し、完成した作品をお渡しします。」
とのことでした。

Dsc01432  講師の岡田明彦さんは、昨年の4・5月に舞鶴市政記念館のエントランスホールをすばらしいのぼりの作品で飾られていて、家族で見に行ったのを覚えています。(その時の写真です)
その方の展覧会だけでなく、ワークショップまで受けられるので、12日はわくわくして会場に出かけました。9:45頃に会場入りして、まずは展覧会を見学しました。あざやかな作品が飾られていました。 

Dsc00172 知恵蔵には、前任校で一緒だった、美術のN先生がお勤めで、大変お世話になりました。この企画の中心となって進めておられました。

Dsc00177 どんな作品にしたいかというと、舞鶴ふるるファームから見える冠島をモチーフにして染めてみたいと考えていました。
10:00から16:00までという日程で、午前中に、簡単な実習と下書き、午後からロウを置いていって、筆で染色をしていきました。

Dsc00178 生地はシルクです。染料は酸性でした。ロウはひび割れしないもので防染のために使うやり方です。

Dsc00179 時間短縮のため、筆で染めた後で、ドライヤーで乾かして、またロウを置いていきました。乾くと染めていたときの色より薄くなるので、その分も計算に入れて染めていかなくてはならないのがわかりました。

Dsc00181 ロウを置く順番や薄い色から濃い色への染色の順番が大事で、順番の作戦を立ててから、していきました。重ねて塗るとグラデーションがきれいにできる感じでした。

Dsc00182 ロウを落とすのと、定着させるのは、業者に頼むそうです。
ロウが取れたら、白い波が浮かび上がる予定です。

この体験を、染色の授業に生かしたいと思っています。
岡田明彦先生、N先生、スタッフの方々、ありがとうございました。

Dsc00180 ロウを置いたり、染色したりして、なんとか、ここまで仕上げて帰ってきました。1週間後くらいに受け取りに行きたいと思っています。また、作品については、その時にアップしたいと思っています。

Rouketsu 新聞記者の方が、ろうけつ染めの最中に、他の方の頑張っている姿を写真に撮られたり、私も作品を製作しながら立ち話をしていました。どこの新聞社の方かは、知りませんでしたが、自分の家で取っている新聞では記事が出ていなかったので忘れていたのですが、火曜日に職場に行くと、先輩の先生が、「新聞に載っていたよ」とその新聞のコピーを下さいました。

Dsc00189 1週間もかからないで、脱ロウと定着が終わって作品が帰ってきました。作品展が行われている20日まで、知恵蔵で一日教室の私たちの作品も展示してもらえるということで、見てきました。自分のところに戻ってくるのは22日くらいだそうです。他の皆さんの作品も飾られていました。こんな感じに仕上がりました。うれしいような、はずかしいような、でも、また、励みにしたいと思っています。

Dsc00195 今日は、舞鶴ふるるファームから、冠島がよく見えていたので、写真に撮ってきました。

Dsc00196 冬の寒い空気の中で、すきっと見えていました。


藍建てと学校開放講座と草木染め事前研究

2007年10月06日 | 草木染

うちの学校で、学校開放講座がありまして、今年度は「中高年のためのパソコン講座」です。10月の毎週土曜日に、計4回、午前中2時間講師役で休日出勤します。昨夜も資料作りで印刷してホッチキスで製本していました。今日から始まります。頑張りたいと思います。
初心者の方やある程度たしなんでおられる方など、どんな方が来られるか楽しみです。

そんな中、昨夜は、もう一つ藍建てという仕事がありました。
三連休がやってくるので、なんとか昨夜の内に学校で藍建てをして、後は混ぜられるように外に出しておきたかったのです。
前処理の段階で、苛性ソーダを入れたまま、4日間もほったらかしでは、薬品に負けないかなとか、匂いもきついし、カビやはえが出てきたりしないかと思って、なんとか今日しておけば楽だったのです。

Dsc01329  作業の工程としましては、先週火曜日に藍のすくも(硬い石みたいになった、堆肥状の藍の葉っぱ)を水でふやかして火曜日水曜日と二日おきました。

07050001 ふやけてどろどろに戻っていきました。そして、今回は、苛性ソーダで建てるつもりだったので、木曜日に苛性ソーダを混ぜました。(アルカリにするために、普通は灰汁建てです。木灰を水に溶かして灰汁を作り、上澄み液を使います。)

Dscf0006 そして、金曜日、残りの処理として、お湯と消石灰とブドウ糖と小麦粉を混ぜていきました。
藍がめに色々と加えながら、棒で混ぜていかなくてはいけないので、二人、人がいります。夜6時半から作業でしたので、何とか私一人でしようと思っていましたが、同じ担任団の先生が「何かお手伝いすることはありませんか」「今日はやる仕事がないのです」と声をかけてくれました。なかなか私には言えません。有り難かったです。そういえば、前回の藍建ても一緒にしてくれたのでした。お言葉に甘えて、一緒にしてもらいました。

Dscf0010 今回の藍は、梅雨の中、早めに一番刈りをしてしまった葉っぱで、刈った後、すぐに乾燥させたいのに、雨が良く降って、なかなか乾燥させられなかった、ちょっと心配の葉っぱです。うまく藍が建てられるかな?染料として良いのが建てられるかな?と心配していましたが、とりあえず、前回と同じ感じの濃い藍色のあわが出てきたので、ちょっと一安心です。連休中も、藍染の先生と分担して、朝夕混ぜに学校に行きます。
ちょうど開放講座で学校に行かなくてはならないので、それはそれでよかったです。

今日は、休日返上で、午前中、学校開放講座の「中高年のためのパソコン講座」の講師役で学校に行ってきました。

まずは、朝、藍を混ぜました。ちょっとあわが減ってきていたので心配な部分もあります。

ちょうど、その時、パソコン室のとなりの教室で、同じ担任団のまた別の先生は事前研究で染色をされていました。

Dsc02778 私の染料グッズの中から、今回はログウッドを使って、ミョウバン媒染で、綿の大きな生地を染められました。生徒にパレオを染めさせるため、まずは自分でしてみようということで、草木染めにチャレンジです。「今日は本当にありがとうございました!!はじめて一人で染めてチャプチャプバタバタ…あわあわしながらもなんとかできました(^O^)染色のとりこになる気持ちがわかりました。もしよければまたチャレンジさせてください。染料買おかなf^_^; 」との感想を頂きました。

Dsc02779 豆絞りと板締め絞りです。紫と白のコントラストがきれいですね。

ていねいに、時間をかけて指先を動かしながら、生地を染められていたのが、染め具合からよく分かります。私よりうまいです。ていねいで、まめな性格が現れていて、染織が向いているかも・・・。
生徒が、自分で染めたパレオを腰に巻いて、音楽に合わせてフラダンスをする時も近いです。
ご苦労様でした。

Dsc00183  私は、ついでに、便乗させてもらって、皮巻絞りをしたシルクのタペストリーを一緒に染めてもらいました。講座が休憩の時、見に行かせてもらったりしていました。生地の中には、昨夜のうちに、縫い絞りで菱形を二つ絞ってあります。

Dsc02773 皮巻絞りというのは、平縫い絞りをしてからナイロンをかぶして、完全に防染をします。ゴム紐で再度ナイロンも絞ります。防水加工です。染め終わるとこんな風になりました。藍染にも使える染め方です。

Dsc02777 この後、続いて、乾いてから同じように絞って別の色で重ねて染めていこうと思っています。

いったん自分で染めてみると、楽しいです。また、違う色にもチャレンジします! また、分担し合って、色々な天然染料を買いましょう。ダブったらもったいないので!今度は、 ピンク、黄色とか明るい色がいいですね! 次回は、虫系の、赤・ピンクの色にチャレンジしましょうか?
サボテンの寄生虫とかカイガラムシから取る、コチニールとかラックダイです。
私は、すおうとかで染めてみようかな?
黄色は、今みんなで栽培しているウコンが、ちょうどよいと思います。たくさんあるし、タダだし、みんなが栽培してきたというところがよいですね。
各自が自分のパレオを染めるとき、ご一緒に便乗で、織物用の麻糸も分担して染めさせてください。


市政記念館とまいづる知恵蔵に行ってきました!

2007年04月30日 | 草木染

まいづる知恵蔵が4月28日からオープンしました。
舞鶴市役所の左となりに、市政記念館があります。赤れんが倉庫を再利用したものです。

その後ろにも倉庫は続いていました。そこに、まいづる知恵蔵(まいずるちえぐら)がオープンしました。

詳細は、

「京都府舞鶴市が同市北吸に残る赤れんが倉庫1棟を活用、まちづくりの拠点施設として整備を進めてきた「まいづる智恵蔵」が28日オープンする。旧海軍の武器庫として1902年に建てられた倉庫で、窓枠や床を防衛省が保有していた図面通りに再現し、歴史遺産の常設展示コーナーなどを設けた。市は「倉庫が使われていた当時の雰囲気を体感できるのが魅力。街の歴史と市民の新しい感覚が共存する空間にしたい」(市教委社会教育課)としている。市政記念館西隣の倉庫(長さ72メートル、幅、高さ各10・5メートル)を2004年に民間会社から無償譲渡され、05年10月から改修に着手した。

Dsc01481 1階に、倉庫内を通っていた貨物運搬用のレールを復元し、ディーゼル機関車を置いて当時を想像できるようにした空間と、市内で出土した丸木舟(船尾部分)など縄文遺跡の常設展示コーナーを整備。

Dsc01482 2階には、江戸から昭和初期の郷土資料・糸井文庫を飾るほか、市民に一定区画ごとに貸し出して自由に使ってもらえるエリアや、机を並べて市民団体などが活動できる場所を設けた。

Dsc01483 午前10時からテープカットなどで開館を祝い、28、29の2日間は、来館者の似顔絵を描く「京都精華大学のアートキャンパス」や、陶芸や木工などの「舞鶴アート作家展」、市指定文化財の安久焼狛犬などを飾る「まいづる宝物展」など多彩なオープニングイベントを開催(午前10時-午後5時)。屋外には飲食ブースも並ぶ...」

とありました。

4月29日の今日も、オープニングイベントをしていました。
再会がありました。まえにいた学校の先生が、NPO法人の知恵蔵の職員として働かれていました。 前の学校をお辞めになってから、外国に行っていたという話でした。美術の大家の彼女には、うってつけの空間でした。今は、西舞鶴にお住まいとのことでした。
ちょっと案内してもらいながら、ぐるっと回ってきました。丸木船の復元があったり、昔の鉄道の模型があったり、二階はアート空間でした。 舞鶴も、赤れんが倉庫群に、こういう空間を作ったり、ふるるファームみたいなテーマパークを作ったりと、おもしろい仕掛けを仕掛けてくれるのでおもしろいです。

市政記念館エントランスホールでは、染色の展示会がしてありました。

Dsc01432  岡田明彦さんという方の、作品でした。

ホールが作品空間でした。赤れんがの倉庫の感じとマッチしていました。

ダイナミックです。色鮮やかです。学校の廊下の吹き抜けに、みんなでこんな作品してみたいなと思いました。

Dsc01471 二階に上がる階段から、写真に撮ってみました。

色彩の変化が、おもしろいです。

二階では、「小樽のガラス工芸とオルゴール」展をしていました。ステンドグラスをつかった、ランプシェードが印象に残りました。


染料を自分で栽培してみたい!

2007年03月30日 | 草木染

前から、自分の畑で、刈安とか鬱金とか栽培できたらよいだろうなと考えていました。藍については、栽培していますが、絶対量が必要ですので、どんどん増やしていきたいと思っています。

染料を自分で栽培したいと思いまして、白糸浜神社に出店をしている植木屋さんに「くちなしありませんか?」「やまももありませんか?」と聞きましたら、くちなしが1200円で売っていました。それを1000円でよいということで購入しました。それが一番目の写真です。
Dsc01230 くちなしの実を集めて、絹を染めてみたいと考えています。畑のそばに植えました。青虫などの害虫にやられないように注意したいと思います。

やまももの大木は18000円でしたので、ちょっと買う気はしませんでしたが、「今度やまももを切ってくれと言われている人がいるから、幹1m分くらい持ってきておいてあげる」といってくれました。

Dsc01264 1m分の皮をめくればけっこう染められると思います。ありがたいことです。くちなしは実がほしいし、やまももは樹皮がほしいのです。

そして2日後に、連絡が届きました。植木屋さんのところに取りに行ってきました。
また、授業で生徒と皮をはぐところからやっていって、染色に使っていきたいと思います。

Dsc01231 そして、家の周りの花壇の手入れをしていたら、「この草どっかで見たような?これは、もしかしたら刈安のように見えるのだが?」となりのの写真です。 よく似ているので、ちょっとプランターで様子を見ることにしました。誰か判別できる方がおられましたら、してやってください。
学校でも、刈安の種をトレイにまいて、様子を見ているのですが、芽が出てくる気配がぜんぜんありません。

それぞれが黄色の染料として使えるのですが、刈安のレモンイエローぽい黄色ややまももの落ちつきたおとなしい黄色やくちなしの黄金のようにきらめく黄色などいろいろと特徴があります。
さて、栽培できるかな?いかがなものかな?

Dsc01233  そして、左の写真は、今、栽培し始めた、藍です。ちょっとずつ大きくなってきます。

もうちょっと、畑のすみに、なんとか藍を栽培できないものかと畑スペースを作ってみました。

Dsc01236 生命力が強ければ、この畑スペース(畑というより柔らかめの土の地面)に芽が出て育ってくれると思います。ここには、移植というよりも、種を直接、軟らかい土の上にばらまいて、水をやり、軽く、もみがらをばらまいておきました。ちょっとでも、葉が欲しいので、苦肉の策です。以前に藍の苗を移植した奥の畑と手前の種の直まきの畑で、どれくらい取れますか?期待したいと思います。


ストールとショールとスカーフと染める

2006年12月31日 | 草木染

昨日の夜から、ストール1つとショール1つとスカーフ3つを草木染めしました。
Kariyasu2 ススキによく似た雑草の、刈安を煮出しているところです。ミョウバン媒染で、クリームイエローになります。

沸騰させてから20分で、一番煎じを取ります。その後、また、水を入れ、沸騰して20分で二番煎じを取ります。一番煎じの抽出液は、濃いので、薄めて使います。

Stoul3やまももという、木の皮を煮出しています。ミョウバン媒染で、ベージュっぽい黄色、木酢酸鉄媒染で、深緑になります。

この深緑を憲法染といったりもします。

Rog2 ログウッドという、木の皮を煮だいて作った抽出液です。

ミョウバン媒染で、紫色になります。

抽出液に20分間、媒染液に20分間、それを4セットしていきます。約200分(3時間20分)かかるという計算になります。

Kariyasu3 明日、私の実家と嫁さんの実家に年始のあいさつに行くのですが、「今、私の学校で、作業学習の染色の授業で、こんな事をしています」という話のネタがてら、プレゼントしようかなと思って染めました。両お母さん達は、喜んでくれるだろうか?「そんなのはどこにでもあるよ!」と言われるだろうか?「やっぱり私の趣味の色合いではないわ!」と言われないだろうか?「もらってもせえへんけど」と言われないだろうか、とかいろいろと考えながら染めていました。お父さんにはハンカチにしようかなと思っています。気は心ですから!

Zentai1  何かのコマーシャルではありませんが、
絹のスカーフ****円、野蚕手織りストール****円、貴方に染める思いプライスレス!
という感じでやってみました。

Zentai2 スカーフは、左の紫色はログウッド(ミョウバン媒染)右の黄色はやまもも(ミョウバン媒染)真ん中の黄色は刈安(ミョウバン媒染)、左下の黄色の擬紗ショールは刈安(ミョウバン媒染)、そして、一番大きい深緑の野蚕手織りストールがやまもも(木酢酸鉄媒染)で染めています。同じやまももでも、媒染をおはぐろ鉄(木酢酸鉄)ですると、ぐっとシックに深緑になります。

Stoul1  房の結び方も、購入時には自分でお好きなようにと結んでありませんでした。(してあった方が私としては良かったのですが)もっとしゃれた結び方ができたらよいのですが、・・・。勉強不足です。

Stoul9 ストールは、もし、希望がなかったら、自分でマフラー代わりにしようかな!と思ったりもして、濃いめの色にしてみました。

Shoul7 擬紗ショールです。ストールといっしょに、湯通しして染めていきました。

明日がどんなになるかな?期待と不安です。


ドラゴンボールZの龍のタペストリーをつくる

2006年11月12日 | 草木染

末っ子の宏樹(幼稚園年中)から、頼まれていましたタペストリーを作りました。
ドラゴンボールの龍を書いて欲しいというのです。

Doragon1 さあ、困りました。
怖い感じと漫画チックなかわいい感じとでは、どんなのがよいかな?

でも、約束は果たさないと嘘つき呼ばわりされてしまうのもイヤですし、めーいっぱい怖く作ることにしました。

Dscf0018_4 始めに、ミニチュアを見ながら、麻に下書きをしました。
だいたいこんな感じにしようということです。
私がやっている染色で、できるパターンには模写というと限界があります。
どうしてもぼやけた感じです。

Dscf0019_2 下染は、刈安(ミョウバン媒染)で黄色に染めました。

Dscf0020_2  そして、もう一度下書きを上書きした後、ロウを置いて行きました。
このロウを置いていくときに、何度も顔の部分を染めていけば良かったのですが、すぐにバックの紫に行ってしまいました。 下染めした後からの、染めていく手順は、ロウケツをしておいて、もっと何度もいろいろな色を置きに行きたいと思います。

Dscf0024 バックの色は、ログウッド(ミョウバン媒染)で紫色にしました。

前回作った染料がペットボトルに入れて残っていました。

Doragon2 そして、仕上げは、筆で、目とか顔に、染料を使って書き込んでできあがりです。
なかなか思い通りにはいきません。
子供にも、受けは今ひとつかな?

約束は果たしましたが・・・!

Dragon2 手直しをしようと、ロウを置いておいてから、色を加えていきました。

より鮮明にしたいのですが、ぼやけている良さもあったりして、難しいところです。

Dragon3 全体の雰囲気としては、

「妖怪人間ベム・ベラ・ベロ」を思い出してしまいました。


シルクスクリーンの活用

2006年11月07日 | 草木染

前から、プリントごっこみたいな装置が教室で型染めに使えないか考えていました。つまり、複写で写し取り、そこにインクなり型糊を入れて染められないか考えていました。

Aborisilkscreen  シルクスクリーンはその典型ですね。そんな折、友だちの美術の先生が、昔加工したシルクスクリーンを貸してくれました。シルクスクリーンの絵は、アボリジニの絵を使った物です。
渋紙に型枠を細かく切らせるのは、生徒にとってかなり難しいことです。白ボールに書いた自分の絵のりんかくを切ることがやっとですから・・・。

Aboriaizome1 さっそく、型糊を塗って、生地に付くか、防染ができるか、そして藍染で型染めで染まるかやってみました。

寒かったのか、藍の染まりがいまいちですが、模様としては細かいところまで、うまくでています。

Aborisilk1  また、木酢媒染液を型糊に溶かし込んで、生地に塗り込んでみました。

Aborisilk3 ログウッドで草木染め(ミョウバン媒染)してみました。木酢酸鉄媒染とミョウバン媒染の違いで、色が違ってきます。

Aborisilk4 どちらも、いけそうです。 
タペストリーにしてみました。生地はシルクですので、よく染まります。


大江山朝焼けタペストリー

2006年11月05日 | 草木染

Dscf0004_8 どんな構図にしようかなと考えていましたところ、京都新聞の11月2日の朝刊に、大江山の朝焼けと雲海の写真がでていまして、これをモチーフにしようと思いました。
今回のチャレンジは、
今自分の手元にある天然染料(媒染:ミョウバン)を使って、染めてみることやロウケツにもチャレンジしてみながら、天然液体染料をつかって筆で書き込む事もしてみました。
麻の生地を購入して、タペストリーになるように、上と下に棒が通る部分をミシンで作りました。60cm×90cmです。

Dscf0009_3 始めに簡単に麻生地に下書きをした後、上下に鬱金で黄色、ログウッドで紫色を染めました。

Dscf0013_4

Dscf0020_1 次に、紫をロウで覆いながら、山のりんかくを開けておきました。

Dscf0028_1 そこに、藍染で、山肌の濃い部分を染め込みました。また、空の部分も上からもグラデーションで、覚めやらぬとばりみたいな感じにしてみました。
ここで、一旦ロウを落としました。(熱湯で3回ほどゆすいだら落ちやすい物です)

Dscf0032_3 最後に朝焼けをインド茜の液体染料で筆で書き込んでみました。太陽は鬱金の黄色のままです。
失敗は成功の素にしたいという感じで、いろいろチャレンジしてみたのですが、反省点として、麻の生成の本来の良さを出せるようにもっとシンプルの方が良かったと思いました。
ごてごて塗りすぎた感じです。草木染めと藍染をしているのですが、どちらか一つであらわした方がシンプルだったと思います。

Ooetape 水墨画的な藍染の良さをとるのか、水彩画的な原色に近い草木染めをとるのかという感じです。
でも、今手元に濃い藍色がなかったので、藍染で出すしかしようがなかったかも・・・。
できの悪さに独り言を言ったり、ため息をつきながら、なんとか修復してみました。
自分からこんなチャレンジができたのも、春日工房さんで、28日に手ほどきをしてもらえたからです。ありがとうございました。
4日の舞鶴のアートクラフト展を見に行った際に、そこで出展されている春日工房さんを訪ねていき、作品を見てもらいました。なんとか一人でこんな風にやっていますとお見せしたかったのです。駄作で申し訳ありませんが・・・。
また、これに懲りずに授業研究に励みたいと思います。


春日工房さんに見学に行かせてもらいました。

2006年10月28日 | 草木染

以前、家族で宮津のミップルにいったとき、そこの浜町ギャラリーさんで、北部の4つの工房の展覧会をされていました。のれんやタペストリーにさそわれて、ぶらっと立ち寄りました。

それぞれの工房展

その中でも、春日工房さんののれんやタペストリーが印象に残りました。ホームページサイトをメモをして帰りました。そのホームページの中に、春日さんの染色の仕方がくわしく出ていました。

どんなふうにして染められているのか、この目で見て見たいと思いました。いろいろと参考にさせてもらいながら、色を置いていく方法を詳しく知りたかったので、メールをしました。「一度、見学に行かせてください」とメールをしました。 ありがたいことに春日さんから「どうぞ、いらしてください」ということになりまして、今日行かせていただきました。

Dscf0008_2 一番下の宏樹もいっしょに行きました。
春日さんところのわんちゃんのゆずと仲良く遊んでいる間に、染色の手ほどきを受けました。

Dscf0004_7 「聞くばかりより、いっぺんハンカチでも染めてみませんか?」体験した方が分かりやすいですよというありがたいお言葉でした。ハンカチを実際に一枚染めてみましょうということで、とっさに頭に浮かんだデザインがひまわりでした。

Dscf0005_3 蝋を置いておいてから、化学染料を筆で塗っていきました。

Dscf0009_2 蝋による防染は、天然染料にも応用が利くと思います。

蝋による防染をいままでしたことがなかったので、大変参考になりました。

Dscf0010_5 午前中は、周りにぼかしの水色まで入れて終わりました。

Dscf0007_3 お昼御飯は、近くの鬼ヶそばに行きました。

おいしいおそば屋さんがあるということは聞いていたんですが、今回初めて食べに上がりました。

Dscf0006_3 宏樹といっしょに、ざるそばを頂きました。

コシのある手打ちそばです。いろいろなメニューがありましたが、やっぱりざるそばです。

Dscf0013_3  最後に薬品で蝋を落とした後、色が落ちない薬品につけて完成しました。
こんな風にして、春日さんのやり方で、のれんやタペストリーができるのだと思いました。
このやり方をいろいろな場面で応用できるように思いました。
春日さんのあたたかい手ほどきに感謝しています。

本当にありがとうございました。

末っ子の宏樹と水入らずで、秋を堪能できた一日でした。宏樹も満足していました。

Kouboumae 春日工房の前にて、木工の相談で工房に来られていた、同じ校区の小学校の先生に写真を撮っていただきました。


手染メ屋さんの吊りオーガニックコットンTシャツ

2006年10月25日 | 草木染

私のOCNのブログに染色の記事を載せるようになった頃から、ブログの最後に、スポンサーリンクというのがあって、そこに手染メ屋さんのリンクがいつも載るようになって、ついついアクセスして見ていました。

http://www.tezomeya.com/

私も藍染や天然色の草木染めに今魅せられている一人です。
時間に余裕があれば、手染メ屋さんで、紅花からくれないの抽出をしてみたいと思っています。
Kinari
今回、あえて生成で注文したのも自分で染めてみたかったからです。それと、初めは高いなと思いながらも、京都の若者にうけているTシャツってどんな感じなんだろうかなという好奇心がありました。そして、ついに購入してしまったのです。
¥3600プラス郵送料¥240です。

Dscf0001_5 鬱金(媒染:ミョウバン)で黄色に染めたところに、細川九曜の紋(太陽のようなマーク)を型糊で防染しておいて、藍染しようというのが染めのプランです。
さあどんなふうになりますか?
吊りオガTシャツのごつさは、Tシャツという感じではなく、服という感じですね。
個人的には、今のデザインより、もっと肩幅を広く、その分、袖を短くした方が好きです。
でも、このTシャツは、宝物になりそうです。

Ukonkona 今日は鬱金でTシャツ全体を黄色に染めるところまでしてみました。

Dscf0002_5 質感がごついので、水を含むまで、時間がかかります。

沸点の状態で約10分間煮ます。その後、十分に水洗いです。 この作業は染める前日にやっておくとよいようです。

Dscf0003_3  鬱金は、本当に少量でもよく染まります。カレーに入っているターメリックです。カレーが服に付いたらなかなか落ちませんから。ショウガの根っこの粉末という感じです。

粉末なので、お茶パックに入れ、煮出しました。

Dscf0004_5 吊りオーガニックコットンTシャツはよく染まりました。織りが細かいのと繊維は細いのとで、染まりが入りやすい感じです。

Dscf0005_2  ミョウバンで焙煎をしました。色が長く持つかどうかはわかりませんので、油断大敵です。 前に、玉葱の皮で、Tシャツを黄色に染めたとき、染めたときは良かったのですが、汗を大量にかいて仕事をしていましたら、汗をいっぱいかいたところだけ、色がはげるというか変色してしまいました。最終的には、黄色から玉葱の皮の色に落ち着きました。

その時は、今度は鬱金で、また黄色に戻しましたが・・・。

Dscf0006_1色としては、濃いすぎず、薄すぎず、まずまずの色でした。

Ukonsome7次に、型糊を、ボール紙をくりぬいて作った型紙の上から、パテで塗り込んでいきました。

けっこう、こんなやり方でも、表面に糊が置かれるだけで防染になり、しっかり模様がつきます。

Ukonsome8 2,3日置いておいて、しっかり乾いたら藍染をしようと思っています。

Akanesome2 同じように、インド茜でそめた(媒染:ミョウバン)Tシャツもピンクのままでは着にくいので、この際、同じ模様で型染めすることにしました。

Aizome1 さて、いよいよ藍染です。

ここで、アクシデント発生です。

藍自身の調子がこのごろの朝の冷え込みで悪くなかなか染まりません。また、生地が水をはじいてしまいます。

そのわけは、普通だったら、水につけて、生地を藍液に染まりやすくするのですが、型糊は長時間水につけておくわけにもいけません。なので、水につけないまま、藍染を開始したのですが、生地がごつく、しかも細かいこともあって、水をしみこませず、どちらかというとはじいてしまいます。生地を藍液の中で良くもんだらよいのですが、型糊が取れてしまうのでそれもできず困ってしまいました。

苦肉の策として、一旦染めれるところまで染めてから、型糊を落とし、また、水を良くしみこませて、元気な藍液でそめることにしました。

Aizome3 今度はよく染まりました。ただ、模様も残しておきたいので、途中で止めておきました。

なので、ちょっと、中途半端なできばえですみません。

こんな感じになりました。

失敗したかのように思えたTシャツも、なんか味わいが出てきて、喜んできています。黄色の下染が効いてきて、光っているデニムみたいな感じです。

Dscf0055 ピンクの方のTシャツは、水も良くしみこみますので、普通に藍染ができました。5分5分を2セットで止めておきました。

Dscf0056_2 背中には、田辺城の城門を型染めしました。

薄い色ですが、こんな感じです。


藍染と茜染のタペストリー

2006年10月22日 | 草木染

以前に、麻の生成生地ののれんを、まずは茜染をして、茜色にした後、藍染でグラデーションを入れていき完成させました。Akiakane8_1

その時の様子は、このブログの中の麻ののれんを織って、後染めをする。の終わり頃にあります。

今回は、藍色の部分を多くしたものを作りたいと考えました。

そこで、藍染と茜染のタペストリーを作ることにしました。

Dscf0005_1 茜染で、麻の生成生地で作ったタペストリーをまずは茜色に染めました。

下染のインド茜による朱色は、二回に分けて染め込みました。麻の生地がかなり分厚く、麻の薄い草色がなかなか抜けませでしたので、朱色に染まるのがなかなかでした。
何回も染め込むともっと茜色に染まると思います。

Dscf0007_2 それから、藍染でグラデーションを入れていきます。

まず、真ん中で半分に折っておいて、ハンガーにジグザグにぶら下げておきます。

Dscf0008_1 今回は、かなりつけるところからスタートして、藍色の部分の面積を多くしました。

Dscf0011 真ん中で半分に折ってあるので、広げると、中央から左右へのグラデーションができます。

Dscf0014_2 左右からのグラデーションのみということで、こういう作品ですということにして、ここで完成にしても良かったのですが、今回は、これに、さらに上下のグラデーションもつけていきたいと考えていました。

Dscf0016_2 藍がめの藍の調子は、昨日の糸染めでもえらかったと思います。
それに加えて、今日は気温も低く、かなり弱ってきているところへ、のれん二枚分というかなりのことをさせてしまったので、後半息切れ状態でした。

乾くと、もっと色が薄くなると思います。

Dscf0017_2 それでも、続行しました。

次は、上下に、真ん中で半分に折ります。

Dscf0018_3 それから、上下のグラデーションをしていきました。
当然ですが、いつもの二倍ほど時間がかかりました。

Dscf0021 暗闇の向こうに、明るい灯りのついた窓が光っているようなイメージで作りました。
もしくは、晩秋の夕焼けの終焉みたいな感じでも思っています。

四スミがグラデーションをつけていく中でも、色が重なって一番濃い藍色です。

他の場所は、下染のインド藍の朱色の関係で、淡い藍色です。

藍の色合いを朱色と重ねながら楽しみたかったので、紫色っぽいところが増えましたが、この前ののれんは、茜色の中に藍色だったのに対して、今回のタペストリーは、藍色の中に茜色を囲ってみました。予想通りの物ができて満足しています。



楊梅(やまもも)でシルクを染める

2006年10月16日 | 草木染

茜染めの下地に、楊梅(媒染:みょうばん)で、黄色が染まらないかやってみたいとおもっていました。

楊梅(媒染:おはぐろ鉄)で、どんな黒に近い色がでてくるか、憲法染めというのはどんな感じなのか見てみたくてやってみました。

Dscf0026 楊梅(やまもも)の樹皮をちぎって細かくして寸胴に入れていきました。

Dscf0027_1 ちぎって入れていくだけで、樹皮から黄色が出てきました。煮出して抽出液を作りました。

Dscf0028  楊梅の樹皮を使って抽出して、媒染は2通りしてみました。

Dscf0031 媒染として、ミョウバンです。黄色が出てきました。

Dscf0032_1 もう一つが、おはぐろ鉄(木酢酸鉄)です。黒っぽい色が出てきました。

Dscf0038 シルクのスカーフを染めてみました。

Dscf0039_1 この前の丹後ちりめん歴史館で買い求めておいたスカーフと歯切れです。
まずまず思ったように、黄色や黒に近い色が出てきました。

Dscf0041

茜染めの下地に楊梅(媒染:みょうばん)で、黄色が染まらないかやってみたかったのでした。まずは黄色をくちなしとかとか楊梅とか刈安で染めておいてから、茜とか紅花で赤を染めていくとピンクと違って本当に赤に近くなると聞きました。

Dscf0040

吉岡憲法の憲法染めは、こんな感じで黒に近い色を出していたのかなと思います。

Dscf0001_4 乾いてみるまでわかりません。

黒っぽかったのが、深緑色の濃いめの感じです。

渋い色です。

自分の男物の着物が欲しくなりました。

無地でよいので、反物を自分で染めてから仕立ててもらったら良いかも・・・・。

自分で仕立てれたらもっと良いかも・・・・。


きものゑんさんに吉岡幸雄展を観に行く

2006年10月15日 | 草木染

10月7日から、与謝野町(旧野田川町)のきものゑんさんで、吉岡幸雄展があり、観に行ってきました。Dscf0003_2

きものゑんさんは、いつも実家に帰るとき、お店の前は通っていたのですが、今回吉岡幸雄展をされるというので、初めてのれんをくぐりました。
吉岡先生は、昨年から、私の学校の染色のアドバイザーとして、お世話になっています。 京都府教育委員会のホームページ内の『月間きょうとふの教育web第10号』(平成18年3月31日発行)に奥深い「和の巧み」を学ぶという記事で掲載されました。

Dscf0002_3  吉岡先生のホームページから、作品は拝見していたのですが、実物が見たくて、直にふれてみたくて、お店の方に説明をしてもらえながら見学させてもらいました。

Dscf0004_3 お店の若旦那さんにも、抹茶や栗ようかんを頂いたり、いろいろと話が尽きませんでした。
その中で、徳島から、本藍染めの実演ということで、藍師や染師の方が、きものゑんでされたことがあるという貴重なお話を聞きました。 藍染めにも興味があります。
点と点と点が線で結ばれました。

Dscf0005 吉岡先生の書かれた本の中から、自然の色を染める(家庭でできる植物染)という本を買いました。
学校では、コピーをして使っていたのですが、やっぱり、天然色の写真で解説してある本は分かりやすいです。
本を読んで藍染めや草木染めを頑張ります。

そして、12日(木)には、吉岡先生が来ていただいての講演会が、天の橋立の文殊荘であるというお話を聞きました。

Dscf0023 12日は、学校が終わるとすぐに、高速で宮津に向かいました。

午後六時からの講演会に間に合いました。楽しいお話や、興味深いお話の数々ありがとうございました。
その後の夕食会の方には参加できませんでしたが、購入させていただいた色辞典の本の方もしっかり読んで勉強したいと思います。
先生の書物の「自然の色を染める」は、私のバイブルです。また、いろいろな染めを勉強させていただきたいと思っています。

また、吉岡先生のホームページに掲載されています作品のあでやかさを少しでも取りいれていけたらと思っています。
今後ともご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。