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ヒライのサッカー中心のWEB LOGSです。

「古色の美」さんの中留の紅殻を試してみました。

2007年11月26日 | 藍染

生徒と一緒に、美術の時間に、くりぬき額を作っていまして、無垢の木にニスを塗装したり、オイルステインを塗装したり試してきました。

Dsc00149 なんとか漆を塗って、あの黒光りする琥珀色の風合いが出せないものか考えてきました。やっぱり、漆は、かぶれなどを考えると生徒には難しいかな?という結論に至りました。ペンキでは、せっかくの木目を台無しにしてしまうし、天然素材がよいだろうな!とで、エゴマ油とか考えたりしていて、弁柄色の紅殻が、昔から京都の木造建築の塗装として使われていることを思い出しいろいろと検索していました。

Dsc03909 mixiのコミュニティのつながりから、「古色の美」というサイトに行き着きました。

「古色の美」のサイトの中に、サンプルをお試しさせていただけるコーナーがありまして、応募させてもらいました。
さっそく、試供品が届きました。

Dsc03912 試作中のくりぬき額に、中留の「紅殻」を塗ってみました。

塗ってから、布でふき取りながら仕上げていくので、ムラがありません。
たいへん扱いやすいです。

Mihon 色合いは、いろいろとサンプルがある中で、スオウを使わせてもらいましたが、藍色とのコントラストも良い感じです。
たいへん気に入りました。
サイトには、こんなふうに説明してありました。

(以下引用)
「ベンガラ」は古来より世界各国で、木材保護や彩色顔料として使われており、そのルーツはインドベンガル地方とされ、日本伝来は弥生時代とも縄文時代とも言われ、神話の中には神武東征により、「ニフツヒメノミコト」が、水銀丹と共に、鉄丹(ベンガラ)を西方より、大和河内(大和葛城王朝)に伝えたとされています。以後日本独自の文化と技法により、近年まで木造建造物を永く保護し、また環境とのバランスを培ってきました。河内地方の民家に用いられてきた調合技術を伝統的に受け継いできた中留の「紅殻」中留の「松脂」は現在に於いても家屋の木質部保護に比類無きパフォーマンスを発揮し、人と環境の調和を保ちます。中留の「紅殻」は近世より、南河内地方に伝わる菜種油、松脂、松煙などとの調合技術を三百有余年の歴史を経て現在に伝えた「伝統的天然着色剤」です。
■誰にでも手軽に塗れ、塗りムラや剥離等が皆無です。
■食用油が主原料の為、嫌な薬品臭が無く、引火性も低く安全に作業出来ます。
■屋外でも優れた耐候性により木材を保護し、ひび割れ剥離等も皆無です。

Dsc03914 今回は、中留の「紅殻」を水で溶いて使いましたが、柿渋液で溶いて、ちょっと茶色っぽい風合いにもできるそうです。

天然素材であるが故に、自然にも優しく、生徒にも優しいというコンセプトがたいへん気に入りました。

Dsc03923 裏面から、ベニヤ板でふたをします。

留め金を取り付けたら、できあがりです。

ちょうど、ハンカチに型染めで藍染めしたものがありまして、それを入れてみることにしました。

20071128215524 舞鶴の赤れんが倉庫を表しています。

Dsc04074 舞鶴湾沖の冠島です。小さいサイズで作ってみました。

フレームが細いものに、この色合いが合う感じがします。

丸みのある、柔らかな感じを出そうと思っています。

Dsc03935 生徒も頑張って作っています。

7人の生徒がいまして、透明ニスを塗りたい人が4人、紅殻を塗りたい人が3人でした。

塗ってから、ちょっと拭き取るのが遅く、固まってしまいました。でも、つや消しのような赤も楽しんでいました。


福知山藍同好会の由良川藍染め発表会を見に行きました。

2007年11月25日 | 藍染

今日は、家族で、福知山藍同好会の第13回由良川藍染め発表会を見に行ってきました。

634359657_114 京都新聞にも、地方版の所に載っていました。私の学校の高等部ののれんやハンカチも特別参加ということで飾ってもらっています。

Dsc03902 高等部の型染めのれんとハンカチです。特別出品ということで飾ってもらいました。指導されている高等部の先生が、福知山藍同好会の一員で、私の藍染の師のお一人でもあります。

Dsc03906 本日で終わるので、自分の作品も、17:00からの片づけの時、もって帰ってくる予定です。私としては、昨年から出品しまして、今年で2回目です。
まだまだ、勉強不足です。皆さんのすごさに圧倒されています。

Dsc03905 みんなで集まって、先生の絞りの解説を聞いていましたが、私には、なかなか難しくてわかりませんでした。

勉強不足です。すごくハイレベルなところで、質問や意見が飛び交っていました。

Dsc03908 わたしは、藍染ランプシェードと藍染染織テーブルセンターとくりぬき額型染め冠島とたたき染タペストリーと藍染エコバッグを出展しました。まだまだ苦心が足りませんね。頑張りたいと思いました。

あとで、会長の奥さんに聞いたのですが、お友達の方が、この型染で染めた冠島と沓島とくりぬき額をいたく気に入ってもらえて、また、1つ染めて欲しいという依頼をいただきました。

そういうお話が、ありがたいです。また、染めてみようという力になります。うれしい話です。

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藍の種が欲しい方、ありませんか?

2007年11月22日 | 舞鶴ふるるファーム

今年は、藍の花が咲いてから、ほっておいたので、種がいっぱいできました。

Dsc03277 舞鶴ふるるファームで借りています、日帰り農園です。

花が種に替わっていきました。

Dsc03842 また、私の家のそばに借りています畑でも、同じように種ができました。

Dsc03844 来年蒔いて使う種は、すぐに取れましたので、あとは捨てるしかないのです。藍に興味がある方で、種から育てて見たいと思われている方にもらってもらえたら思っています。

Dsc03845 藍の種が欲しい方、ありませんか?
藍染めのブログに、その経過が書いてあります。
http://<wbr></wbr>hiraip<wbr></wbr>otter.<wbr></wbr>blog.o<wbr></wbr>cn.ne.<wbr></wbr>jp/hir<wbr></wbr>aipott<wbr></wbr>ernet/<wbr></wbr>cat532<wbr></wbr>3074/i<wbr></wbr>ndex.h<wbr></wbr>tml
よかったら、まずはコメントを下さい。こちらから、メールを致します。


ふるる秋の収穫祭の一コマ

2007年11月20日 | 舞鶴ふるるファーム

前日とはうって変わって、冬型の気圧配置の荒れ模様です。日本海側では、「うらにし」という現象で、晴れ間が見えたかなと思ったら、雨になり、雨かなと思ったら、また晴れたり、でもまた夕方頃には雨になるという現象です。日本各地で、初雪が降りました。ふるるでは、冷たい雨が降りました。ふるる秋の収穫祭です。雨でも、なかなか盛況でした。

星のふるる村の皆さんの協賛企画です。
秋の実りに感謝し、杵つき餅の振る舞いや本格手打ちそば・焼き芋の販売、フリーマーケットや楽しいゲームで盛り上げました。

フリーマーケットでは、はたはたやカレイがよく売れました。ぬいぐるみや雑貨も売れました。うちのこどもたちは、ふるる村の皆さんの作った手打ちそば、やきいも、おもちを立て続けに食べていました。

でも、やっぱりゲームコーナーが大好きでした。輪投げやくじ引きを何回もしていました。

Dsc03373 昔懐かしい当てモンの感じですね。輪投げの景品の中に、ゲームコーナーの身内の方に持ってきていただいた、クワガタの幼虫やカブトムシの幼虫があって、大喜びでした。

Dsc03375 また、ペットボトルを使った風車作りの体験コーナーがありまして、ふるるファームのお兄さんに教えてもらいながら、頑張っていました。

Dsc03376 うまく回ったので、大喜びでした。また、畑で使いたいと思います。私の教材研究にもなりました。また、生徒と一緒に作りたいです。ありがとうございました。


ふるる秋の収穫祭に向けて前日までの準備

2007年11月18日 | 舞鶴ふるるファーム

11月18日(日)は、舞鶴ふるるファームで、ふるる秋の収穫祭があります。

星のふるる村の住人の皆さんは、収穫祭をサポートするということで、前日まで色々な準備をしてきました。どんな企画にしようか?その企画を実現させるにはどうしたらよいか?何を用意したらよいか?などなど、いろいろな取組をされていました。

私も、日帰り農園を借りていますが、クラインガルテン(定住型)の方とご一緒させてもらって、星のふるる村の一員に入れてもらっていますので、お手伝いをさせてもらっています。

星のふるる村の皆さんの協賛企画です。
秋の実りに感謝し、杵つき餅の振る舞いや本格手打ちそば・焼き芋の販売、フリーマーケットや楽しいゲームで盛り上げていきます。

Dsc03343 本格手打ちそばでは、星のふるる村そば倶楽部が夏からそだててきたそばからとったそば粉で、引き立て、打ち立て、湯がき立てということで、実演販売をします。

Dsc03350 前日準備をした後に、そば倶楽部クラブ員たちによる、そば打ち講習会がありました。当日出すおろしそば(冷)を試食させてもらいました。おいしかったです。麺棒の扱い方も、すごくうまいです。皆さんの練習の成果が出ています。

Dsc03357 村長さんは切るほうもリズムに乗って細く切りそろえていかれます。私もやらせてもらいましたが、太くなったり、細くなったり、途中で切れたりと、練習不足です。

Dsc03280 焼き芋コーナーでは、自分たちで、いろいろと苦心して焼き芋器を11月10日から作られていました。(それまでにも、いろいろとどんなやり方がよいか試行錯誤されていました)

Dsc03339 前日には、焼き芋の焼き加減を確かめながら、試食させてもらいました。うまく焼けていました。

Dsc03341 瀬崎の海岸の石を中に入れて遠赤外線で焼ける工夫がしてあったり、山から取ってきた赤土をこねてすき間をふさいだり、海岸から拾ってきた流木などを燃やしたりとすごいです。

杵つき餅コーナーでは、ふるるの田んぼで取れた餅米で餅つきをして、みなさんに振る舞いさせてもらいます。

フリーマーケットや楽しいゲームコーナーでは、子供達が輪投げをして景品を取ったり、フリーマーケットでは、ぬいぐるみや海産物やふるる村の方が作った刺し子ハンカチや藍染ハンカチなどの工芸品が並びます。

ご期待下さい。


大庄屋上野家で「茅葺コンサート」

2007年11月10日 | 家族

11月10日(土)に、舞鶴市西方寺にあります、大庄屋上野家で茅葺コンサートがありました。

Dscf0014 舞鶴市西方寺の大庄屋上野家

上野家のたたずまいが好きで、以前訪れて以来ファンになっていました。舞鶴ふるるファームがあります大浦半島の方面も、身土不二を地でいく楽しい空間ですが、同じ舞鶴で、岡田の方の西方寺方面も同じ感じがしていて落ち着きます。

Dsc03281  ちょっと前に、新聞広告に、一度だけ、このコンサートの記事が入っていて、「できればコンサートに行きたいな~」と思っていました。でも、半分忘れていたのですが、金曜日に次男の誕生日のケーキを予約にケーキ屋さんにいったら、店先にこのコンサートのポスターが貼ってあり、「明日の17時からあるんだ」と再確認しました。

Dsc03283 奥さんに「行きたいんだけど・・・」と言うと、行ってもいいよと言う返事があり、長男は塾、次男は卓球があって行けませんでしたが、私と奥さんと小2の里奈と幼稚園年長の宏樹の4人で行ってきました。まずは、開演前に、おでんやぜんざいで体を温めました。おいしかったです。

「茅葺コンサート~音と光の幻想的アート~」

チェンバロの第一人者として全国的にも活躍されている武久源造さんによるチェンバロコンサートが行われました。

Dsc03284 上野家の茅葺民家は、京都精華大学監修の光のアートで彩られました。斜めに切られた竹にろうそくが灯され、道を照らしていました。

Dsc03295 また、お庭にも同じように置かれていました。お庭の木々のライトアップと竹の常夜灯のフットライトがきれいで、屋外も幻想的な空間でした。

Dsc03288 また、屋内では、灯りは和紙のランプシェードのみで、乳白色の癒しの光です。暖かな光に包まれました。

Dsc03291 イサム・ノグチさんのデザインのランプシェードだと思われますが、流線型が美しいです。また、私が作ります藤蔓ランプシェードのデザインの参考にさせていただきます。

Dsc03287  お庭を見ながら縁側に座り、かぶりつきでチェンバロの音色に耳を澄ますという、贅沢な瞬間でした。本当に行ってよかったです。しかも入場無料、肌寒いのでホッカイロを配っていただけるという気配りも有り難かったです。

Dsc03298 武久源造・チェンバロコンサートでは、チェンバロ奏者の武久源造さんが、バッハのパルティータ第6番、シンフォニア、プレリュード、シャコンテを演奏してくださいました。

Dsc03300 チェンバロは、日本の深町研太さんが作られたもので、コンサート直前の調律も入念にされていました。雨戸を開けて、秋の夜長の冷たい空気を庭から吸っているチェンバロは、微妙に変化して調律が難しそうでした。コンサート中も武久源造さんがしばしば締め直されていました。

同じ職場の、クラシックに造形の深い知人から、「とても素敵なコンサートに行かれたのですね。ランプシェードの柔らかい光とバッハの暖かく透き通るようなチェンバロ音楽の響きのコラボレーションが、300年以上の時の空間を超えて、現代の私たちの心の隙間に、じわーっと染み渡っていくような幸せな癒しのひとときを与えてくれるようですね。ちなみに、武久源造氏は、現在、日本でも指折りの著名なチェンバロ奏者で、バッハをはじめとするバロック音楽の演奏では定評のある人です。入場無料で、間近でその演奏に接することができたなんて、とてもうらやましく思います。」 とコメントを頂きました。上野家の関係者の方々に感謝いたします。とても贅沢な空間がそこにありました。ありがとうございました。


舞鶴ふるるファームで、お餅つきがありました!

2007年11月03日 | 舞鶴ふるるファーム

先週の藍染体験で使った藍がめに、アルカリを強くするために、消石灰の粉を入れたり、栄養として蜂蜜を流し込んで、混ぜてみました。畑に最終的にはまくのですが、まだ畑は藍畑で、花から少しずつ種に変わろうとしています。種を取ってから、藍をぬいて、畑を整備するときにまきたいと思っています。

なので、lまだ、藍染をしてみたいふるる村の方や藍染体験教室の参加者の方は、良かったら、農器具庫横の藍がめで、藍染めしてみてください。

Dsc03209 その後、黒豚のハナちゃんにえさをあげました。50円で、かぼちゃの切り身をあげました。ばりぼりかみ砕きながらおいしく食べてくれました。

Dsc03210 ふるる村で採れた、古代米(赤米)が干してありました。希少価値で、大変高いそうです。

Dsc03211体験実習棟の方に行くと、なにやら催し物がありました。

本日の体験は、餅つきと古代米のもみすりだそうです。

お餅つきは12月にもありますが、取れたての餅米を取れたてのうちにお餅にして食べてみようという企画で11月にするそうです。今日(3日)と明日(4日)、あります。さっそく、お餅につられて、参加しました。お餅つきはただでできます。

Dsc03212 もみすりは、モミからモミがらをはずすのですが、すり鉢にソフトボールでごりごりやると取れていくそうです。

こんなやり方もあるのですね。

Dsc03218 お餅つきは、ふるるマーケットの方でありました。

臼と杵でついていきます。

Dsc03219 小さい杵が用意してあって、子供もつかせてもらえました。

幼稚園でお餅つきはよくしています。子供達が自分でつくのはそんなに珍しいことではありません。

私の方がなつかしかったです。

Dsc03222 がんばって、ついていました。

ほとんどは、ふるるファームの方がついてくれていましたけれど、良い体験になりました。

Dsc03224 ついたお餅は、熱いうちに、きなこかおろし醤油につけて食べさせてもらえます。

1個50円は安いです。二個で100円です。2つの味を楽しみました。おろし醤油は、大根おろしがぴりりと効いて、大人の味です。 たいへんおいしいです。きなこの方は、砂糖と塩がちょうど良いバランスで、手作りのおいしさでした。

Dsc03225 やっぱり、つきたてはおいしいですね。明日も行ったら、絶対に食べてしまいそうです。


ボタンダウンの染め直し

2007年11月03日 | 藍染

Botan2 昨年の9月に、あまり着なくなった、白いボタンダウンシャツに藍染をして、藍色にしました。
昨年の9月に染めたときの記事です。

1年も経つと、藍色から、青色まで色は落ちていました。
今年の野良作業着として、手首のあたりは、葉っぱの汁で緑色に染まっていました。暑い夏の日も汗だくになったり、土まみれになったり、蚊から守ってくれたりしながら、だんだん色あせていきました。

Dsc03207 そろそろ、染め直しをしてみようかな!と思っていました。

色あせていたのを藍色に戻したかったのです。

藍がめもまだ、この前に藍建てしてからそんなに経っていない元気なかめです。

Dsc03226 一枚目の写真が、昨年の染まり上がりで、三枚目が今回の染まり上がりです。二回目なので、前よりももっと濃くなるかなと思っていましたが、同じくらいの濃さでした。ここら当たりが限界なのでしょうか?
でも、これで、藍染らしい色に戻りました。
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