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青海波模様(片野絞り)にチャレンジ!

2007年09月24日 | 藍染

欲しかった藍染の本がなかなか手に入らず、ついにアマゾンに頼んでゲットしました。
日本伝統絞りの技(榊原あさ子著 紫紅社 定価7500円)

結局、消費税や着払い手数料で8200円ほどになってしまいました。詳しく、色々な絞りが載っています。福知山藍同好会でも、この本を参考にして、絞りの講習会が開かれます。昨日、講習会で教えていただいたほたる絞りもしっかり載っています。 きれいな絞りがいっぱい載っています。どれも、辛苦して、絞りを完成させてこそ、得られる模様です。良いものを作りたいと思ったら、楽してはできないということを痛感します。やっぱり、努力の結晶として、得られるものですね。なかなか私は落ち着いて努力ができません。家の仕事から離れて、講習会という条件が整っても、半日がやっとくらいです。職人の方は、1つの作品に1年かけて京鹿の子絞りをすると聞きました。でも、ちょっとずつ、私も試してみながら、自分の作品を作りたいと思っています。

Dsc02439 今回は、その中でも、青海波模様(片野絞り)にチャレンジしてみました!片野元彦氏の作品を真似てしてみました。日本手拭いを、タオル代わりに首に巻きたくて、さらしをいろいろ染めてみようと思っています。たたみ絞りですので、まずは屏風だたみをします。そして、あて布で、上下はさみます。次に青海波の模様を縫います。

Dsc02442 その後、染めました。一番よく染まるのは、表面のあて布です。でもその影に、微妙な感じにうっすらと作品ができます。

Dsc02443 あて布の量も馬鹿にはなりませんので、本当はもっと分厚くあて布を使わなくてはならないところをちょっとケチってしまいました。あて布も、後で縫って、もう一つの手拭いにして使おうと思います。

Dsc02444 染めているときは、「なんでわざわざ他の布を使って隠して、他の布をたくさん染めてまでして、それ自体を染めにくくして、そしてあて布は作品にはならないし、布もたくさんかかるし、なかなかよく染まるように、手でさばくのに、細かくて大変だし・・・!」とぶつぶつ言いながら染めていました。

Dsc02445 本当に、素人の浅はかさですみません。でも、絞りをほどいて、できあがりを見ると、やっぱり、これはこれで良いのだと思えるくらい、うれしかったです。こういう染め方もあるんだなと感激しました。 また、本から、色々な絞りを選んで、してみたいと思います。


ほたる絞りを習いました。

2007年09月23日 | 藍染

今日は、私がが所属しています福知山藍同好会の藍染講習会がありました。だいたい2ヶ月に一回のペースで参加させてもらっています。

Dsc02422 今回は、「ほたる絞り」の講習でした。
ほたるが光っている感じを、うっすら白い染めで表しています。

Dsc02425 まずは、ふとん綿で、防染用の固まりを作りました。
ふとん綿を丸めておいて、糸でぐるぐる巻にしていきます。

Dsc02429 それを二つ一組で、生地をはさんで糸で縫って留めます。
ほたるというより、雰囲気が星を表しているという感じです。

Dsc02430 真綿の油分が、水をはじき、防染をするのですが、水を受けつけないので、浮いてしまいました。

Dsc02431 さっそく、どんな感じか、染めてみました。ソフトタオルの生地なので、よく染まりました。5分・5分を2セットで止めました。

折り目で色が変わらないように、また、色むらが染まりにくいところで出ないように考えながらそめました。

Dsc02436 星に例えると、大きな赤色矮星よりも、小さな白色新星がきれいという感じですね。
また、自分で第二弾を染めてみたいと思っています。


八重山藍キットで日本手拭いを染めてみました。

2007年09月22日 | 藍染

久々に、日本手拭いを染めてみました。
八重山藍キットを使いました。蓼藍ではなくて、インド藍です。ナンバンコマツナギという植物から、染料を取っています。
Dsc02408 8月26日に、藍建てをしてから、ほぼ一ヶ月が経ちました。藍の状況は、まだ、ちょっと藍の花があるのでいけるかなと思いましたが、そろそろ寿命かもしれません。
藍建てした時の記事もブログにあります。

Dsc02405 屏風織りをしておいて、手拭いをねじって、斜めにしておいてから、ひもで結んでいきました。

Dsc02406 15リットルの染色用のバケツに、この日本手拭いを入れるということは、普通の樽なら、のれん1つくらいのダメージがあると思います。

Dsc02409 ゆっくり、穏やかに、やさしく、染まっていきました。
5分染色液、5分空中酸化を4セット、しました。あまり紺色にならず、濃い水色くらいに染まり上がりました。

Dsc02411 また、ちょっと、藍がめも休憩させてあげて様子を見ていきます。私は、いつもタオルを首に巻いています。
暑いときは、首とか汗っかきなので、すぐふけて便利です。また、寒いときは、マフラー代わりになります。
バンダナとかに替えてみたらよいのですが、この日本手拭いシリーズもオリジナルなので、ちょっとトライしてみようと思っています。さて、なんと言われますでしょうか?

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気分は一澤帆布、トートバッグ作り

2007年09月11日 | 藍染

前から、トートバッグを作りたくて、また、それを染めてみたくて、生地を買ったり、本を買ったりしていました。
やっと、作る気になりまして、9日に、作り出しました。
Dsc02358 参考にした本は、成美堂出版の「週末田舎暮らし術」という本のP58、59です。立ち読みをしていて、簡単にまとめてあったので購入しました。そこには、トートバッグを作って柿渋で染めるというコーナーがありました。

もう気分は、すでに一澤帆布です。京都では有名なバッグやさんです。また、弟さんの一澤信三郎帆布も有名です。そんなバッグが作ってみたくて、全くの素人がやり始めました。

Dsc02359 生徒にも、できたら授業でも作らせてみたいという気がありました。そのための教材研究でもあります。
後から染めるなら、柿渋染で、防水加工と頑丈さを出すような染め方にする方がよいかなと思いました。
藍染でするときは、はじめに生地を染めておく方が、仕上がりがしわにならず、ぱりっとできそうです。

Dsc02364 トートバッグつくり、その2です。
前回、上記のトートバッグ(小)を作りました。
帆布があと半分あまっていたので、ちょっと大きめのトートバッグ(大)を作ろうと思いました。先染めか後染めか考えた末に、先染めでいくことにしました。

Dsc02366袋口をまずはミシンで縫っておきました。

糸は20番、針は太めのミシン針です。

Dsc02367 撥水加工がしてあるのか、なかなか帆布に水がしまないので、半日水につけておきました。それでも、一番芯の部分はまだしみていない感じです。

Dsc02368 その 夕方に、染色5分空中酸化5分を4セットで藍染をしました。その染まった生地で、夜になってからトートバッグを作りました。藍液も寿命が近いのか、あまり染まりにくい感じでした。しわとかで、染めムラができてしまいました。それはそれでよいのですが・・・。

Dsc02369 ごつい生地なので、一発で藍液が弱ってしまいました。のれん二枚分くらいのダメージがあったと思います。後から見ると、けっこう善戦してくれていたと思います。

色合いとしては満足しています。

Dsc02371 前回と同じ作り方で、私のハンドメイド藍染トートバッグができあがりました。色落ちとかしわくちゃとか、もちろん頑丈さとか、甘い部分がまだまだあります。

型染めで、カバンに絵を入れてみようかなとも考えたのですが、藍染をしっかりするのに大変で、それどころではありませんでした。そんなに分厚くない10番の帆布なのに、そのごつさに圧倒されていました。

Dsc02373 今度は、京都で本物を購入してきたいと思います。二軒をはしごしてカバンを見たいです。

私は、いまから約30年前から6年間、京都の町で住んできました。東大路を四条から上がっていくとすぐにありました。その時の一澤帆布さんの印象は、「ふるいお店だな~!何のお店だろう、ガラスウィンドーにいっぱいカバンぶら下げて、いろいろとおもしろいカバンだな!」という感じでした。それから、若者に人気が出てきました。友だちも良く持っていました。バンカラっぽいところがいいんです。カバンについているロゴとデザインが古風で京都らしくて、学生に人気でした。

郷愁も感じています。

Dsc02374 トートバッグの第三弾です。

柿渋ミニバッグです。
わずかに残った帆布を使って、ミニバッグを作りました。
小二の娘は、「ピンクのカバンが作って欲しい」といっていました。幼稚園年長の息子も「僕もカバンが作って欲しい」といっていました。

Dsc02375  今回のポイントは、無臭柿渋液を塗っていきまして、どんな感じになるか試して見たかったので、茶色の色になるよというと娘は、それならいらないといいましたので、息子のものになる予定です。

Dsc02376 取っ手の部分の青いテープの生地もあまっていましたけど、トートバッグのように仕上げるには、長さが足りませんでしたので、取っ手の部品として仕上げて取り付けてみました。

Dsc02377  柿渋を3回塗りました。けっこう楽にむらなくハケで塗れます。すぐに乾きます。また、塗ります。ぱりっとした頑丈な感じに仕上がりました。
昔の人は、わらで編んだものに、自家製柿渋を塗って、頑丈で防水性のむしろをつくり、背中に背負って、カッパ代わりに畑に出たそうです。

Dsc02378 縦15センチ横20センチのミニバッグですが、幼稚園児にはサイズ的にはぴったりです。

Dsc02379 ガーゼでできた小さい藍染ハンカチも、一緒に入れてあげるからねと言っておきました。

Dsc02380 カバンと体とのバランスは、こんな感じです。

手提げカバンに小物を入れて、お出かけです。