欲しかった藍染の本がなかなか手に入らず、ついにアマゾンに頼んでゲットしました。
日本伝統絞りの技(榊原あさ子著 紫紅社 定価7500円)
結局、消費税や着払い手数料で8200円ほどになってしまいました。詳しく、色々な絞りが載っています。福知山藍同好会でも、この本を参考にして、絞りの講習会が開かれます。昨日、講習会で教えていただいたほたる絞りもしっかり載っています。 きれいな絞りがいっぱい載っています。どれも、辛苦して、絞りを完成させてこそ、得られる模様です。良いものを作りたいと思ったら、楽してはできないということを痛感します。やっぱり、努力の結晶として、得られるものですね。なかなか私は落ち着いて努力ができません。家の仕事から離れて、講習会という条件が整っても、半日がやっとくらいです。職人の方は、1つの作品に1年かけて京鹿の子絞りをすると聞きました。でも、ちょっとずつ、私も試してみながら、自分の作品を作りたいと思っています。
今回は、その中でも、青海波模様(片野絞り)にチャレンジしてみました!片野元彦氏の作品を真似てしてみました。日本手拭いを、タオル代わりに首に巻きたくて、さらしをいろいろ染めてみようと思っています。たたみ絞りですので、まずは屏風だたみをします。そして、あて布で、上下はさみます。次に青海波の模様を縫います。
その後、染めました。一番よく染まるのは、表面のあて布です。でもその影に、微妙な感じにうっすらと作品ができます。
あて布の量も馬鹿にはなりませんので、本当はもっと分厚くあて布を使わなくてはならないところをちょっとケチってしまいました。あて布も、後で縫って、もう一つの手拭いにして使おうと思います。
染めているときは、「なんでわざわざ他の布を使って隠して、他の布をたくさん染めてまでして、それ自体を染めにくくして、そしてあて布は作品にはならないし、布もたくさんかかるし、なかなかよく染まるように、手でさばくのに、細かくて大変だし・・・!」とぶつぶつ言いながら染めていました。
本当に、素人の浅はかさですみません。でも、絞りをほどいて、できあがりを見ると、やっぱり、これはこれで良いのだと思えるくらい、うれしかったです。こういう染め方もあるんだなと感激しました。 また、本から、色々な絞りを選んで、してみたいと思います。