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今年、一番よく染まったのは?

2006年11月19日 | 学校生活

うちの学校では、11月23日に文化祭があります。
先週の金曜日も、その展示の部の飾り付けをしていました。
展示会場には入りきれない生徒の染色の作品も自分の教室の前の廊下に飾りました。
2学期の染色の授業で作ってきた作品がずらっとならびました。
高等部の女の先生が、
「いっぱい染めちゃったね~!」
私が
「二学期でこれだけになりました。!」

高等部の先生が、
「一番よく染まったの、なんだかわかる?」
私が
「ウ~ン?」
ちょっとずつ、言わんとされていることがわかってきました。

高等部の先生が、
「それは、平井先生!」

なるほど
二学期から始まった染色の授業は、厳密には、一学期から授業研究とか、事前の作品作りとかやってきていまして、二学期に生徒と活動しました。
そして、2学期で終わります。
名残惜しいですが・・・。(私として、来年度への教材研究は、続けていきますが)
「染色というものに一番私が染まった」ということですね。

理解ができます。(はまってしまったと自覚しています)
どたばたしながらも、藍染や草木染をしてきました。
楽しかった。
まだ門をたたいたところです。
奥が深いし、ずっと続けていきたいと思っています。


里奈のピアノ発表会

2006年11月12日 | 家族

小学校1年生の娘の里奈の今年度のピアノ発表会がありました。
今年度の演奏曲目は、冬のソナタから「最初から今まで」です。
Sonata4 私が、この曲を娘に弾いて欲しいと頼みました。

原曲ではちょっとむずかしいので、ピアノの先生に、、左手は和音にして、簡単にしてもらいました。

Sonata3  なぜ、この曲が聴きたかったというと訳があります。
冬のソナタという番組を一回も見ていません。ヨン様のファンでもありません。(私もめがねはしていますが・・・)チェジウさんのファンでもありません。
この曲が好きなのです。

こんないきさつがあります。
毎年、モリアオ寺コンサートに行っています。
ちょうど6月の第一日曜日に、モリアオ寺コンサートを聞きに行かせてもらっています。私たちが聞きに行かせてもらって、今年で3年目になりました。ご住職が、私が担任致しました生徒さんの保護者という関係で、一昨年から誘って頂いています。元担任と元保護者という関係です。
2年目の時のコンサートで、この曲を弾いてもらいました。
6月のさわやかな風が、本堂を通り抜けていきました。
「なぜ、私と生徒である娘さんは出会ったのだろう」
「なぜ、学校が代わって、離ればなれになったのだろう」
そんなことを考えていたら、涙がこみ上げてきました。

いまでも、生ピアノのあの感動を思い出しては、代わった学校の自分の教室でCDを聞こうとしています。
生徒は、嫌がりますが・・。

そんなわけで、娘にこの曲をリクエストしてしまいました。
http://hiraipotter.or.tv/sonata.wmv

(3分間、8MB)
ちょっと、失敗して、こちらの顔色を気にして、視線をこちらに移したりしていますが、私は、うれしかったです。

昨年までお世話になった幼稚園の先生には、聞きに来ていただいたり、花束を頂いたりして、ありがとうございました。


ドラゴンボールZの龍のタペストリーをつくる

2006年11月12日 | 草木染

末っ子の宏樹(幼稚園年中)から、頼まれていましたタペストリーを作りました。
ドラゴンボールの龍を書いて欲しいというのです。

Doragon1 さあ、困りました。
怖い感じと漫画チックなかわいい感じとでは、どんなのがよいかな?

でも、約束は果たさないと嘘つき呼ばわりされてしまうのもイヤですし、めーいっぱい怖く作ることにしました。

Dscf0018_4 始めに、ミニチュアを見ながら、麻に下書きをしました。
だいたいこんな感じにしようということです。
私がやっている染色で、できるパターンには模写というと限界があります。
どうしてもぼやけた感じです。

Dscf0019_2 下染は、刈安(ミョウバン媒染)で黄色に染めました。

Dscf0020_2  そして、もう一度下書きを上書きした後、ロウを置いて行きました。
このロウを置いていくときに、何度も顔の部分を染めていけば良かったのですが、すぐにバックの紫に行ってしまいました。 下染めした後からの、染めていく手順は、ロウケツをしておいて、もっと何度もいろいろな色を置きに行きたいと思います。

Dscf0024 バックの色は、ログウッド(ミョウバン媒染)で紫色にしました。

前回作った染料がペットボトルに入れて残っていました。

Doragon2 そして、仕上げは、筆で、目とか顔に、染料を使って書き込んでできあがりです。
なかなか思い通りにはいきません。
子供にも、受けは今ひとつかな?

約束は果たしましたが・・・!

Dragon2 手直しをしようと、ロウを置いておいてから、色を加えていきました。

より鮮明にしたいのですが、ぼやけている良さもあったりして、難しいところです。

Dragon3 全体の雰囲気としては、

「妖怪人間ベム・ベラ・ベロ」を思い出してしまいました。


シルクスクリーンの活用

2006年11月07日 | 草木染

前から、プリントごっこみたいな装置が教室で型染めに使えないか考えていました。つまり、複写で写し取り、そこにインクなり型糊を入れて染められないか考えていました。

Aborisilkscreen  シルクスクリーンはその典型ですね。そんな折、友だちの美術の先生が、昔加工したシルクスクリーンを貸してくれました。シルクスクリーンの絵は、アボリジニの絵を使った物です。
渋紙に型枠を細かく切らせるのは、生徒にとってかなり難しいことです。白ボールに書いた自分の絵のりんかくを切ることがやっとですから・・・。

Aboriaizome1 さっそく、型糊を塗って、生地に付くか、防染ができるか、そして藍染で型染めで染まるかやってみました。

寒かったのか、藍の染まりがいまいちですが、模様としては細かいところまで、うまくでています。

Aborisilk1  また、木酢媒染液を型糊に溶かし込んで、生地に塗り込んでみました。

Aborisilk3 ログウッドで草木染め(ミョウバン媒染)してみました。木酢酸鉄媒染とミョウバン媒染の違いで、色が違ってきます。

Aborisilk4 どちらも、いけそうです。 
タペストリーにしてみました。生地はシルクですので、よく染まります。


大江山朝焼けタペストリー

2006年11月05日 | 草木染

Dscf0004_8 どんな構図にしようかなと考えていましたところ、京都新聞の11月2日の朝刊に、大江山の朝焼けと雲海の写真がでていまして、これをモチーフにしようと思いました。
今回のチャレンジは、
今自分の手元にある天然染料(媒染:ミョウバン)を使って、染めてみることやロウケツにもチャレンジしてみながら、天然液体染料をつかって筆で書き込む事もしてみました。
麻の生地を購入して、タペストリーになるように、上と下に棒が通る部分をミシンで作りました。60cm×90cmです。

Dscf0009_3 始めに簡単に麻生地に下書きをした後、上下に鬱金で黄色、ログウッドで紫色を染めました。

Dscf0013_4

Dscf0020_1 次に、紫をロウで覆いながら、山のりんかくを開けておきました。

Dscf0028_1 そこに、藍染で、山肌の濃い部分を染め込みました。また、空の部分も上からもグラデーションで、覚めやらぬとばりみたいな感じにしてみました。
ここで、一旦ロウを落としました。(熱湯で3回ほどゆすいだら落ちやすい物です)

Dscf0032_3 最後に朝焼けをインド茜の液体染料で筆で書き込んでみました。太陽は鬱金の黄色のままです。
失敗は成功の素にしたいという感じで、いろいろチャレンジしてみたのですが、反省点として、麻の生成の本来の良さを出せるようにもっとシンプルの方が良かったと思いました。
ごてごて塗りすぎた感じです。草木染めと藍染をしているのですが、どちらか一つであらわした方がシンプルだったと思います。

Ooetape 水墨画的な藍染の良さをとるのか、水彩画的な原色に近い草木染めをとるのかという感じです。
でも、今手元に濃い藍色がなかったので、藍染で出すしかしようがなかったかも・・・。
できの悪さに独り言を言ったり、ため息をつきながら、なんとか修復してみました。
自分からこんなチャレンジができたのも、春日工房さんで、28日に手ほどきをしてもらえたからです。ありがとうございました。
4日の舞鶴のアートクラフト展を見に行った際に、そこで出展されている春日工房さんを訪ねていき、作品を見てもらいました。なんとか一人でこんな風にやっていますとお見せしたかったのです。駄作で申し訳ありませんが・・・。
また、これに懲りずに授業研究に励みたいと思います。