Hirai Net Blogs

ヒライのサッカー中心のWEB LOGSです。

自分はどんなものが染めたいのだろうか?

2008年12月24日 | 藍染

 一昨年度から福知山藍同好会に入会させていただいて、今年で3年目です。3年目の自分を振り返りましたときに、反省することは、「自分はどんなものが染めたいのだろうか?」ともっと自問自答しなくてはいけないということです。

Sakuhin 今年度の作品展に出品させていただいた作品です。

筒描き、型染、ロウケツなど、小作品です。恥ずかしい限りです。
 いろいろなヒントやアドバイスをいただける場として、福知山藍同好会の講習会は本当にありがたく思っています。しかし、今年度の自分は、2月の型染講習会に一回だけ参加させてもらっただけで、しかも、その時、彫りだした型も作品として完成させられないままになっています。もっと、時間を作り出したり、時間をかけて、作品として結晶させていかなくては思っています。
 講習会に参加して、いろいろな技能を習得したり、アドバイスをいただいたり、そして、自分なりにアレンジして自分の作品に生かせるようになりたいとは思っているのですが、自分の努力不足と反省しています。来年度はもっと頑張らねばと思っています。 


福知山藍同好会の作品展を見に行ってきました!

2008年11月15日 | 藍染

私も所属させてもらっています、福知山藍同好会の第14回福知山藍同好会作品展を見に行ってきました。

Dsc01519 福知山駅前にあります、福知山ファミリーの2階で行われています。
14・15・16日と開催されています。

Dsc01520 私も今年で三回目の出展ですが、今年はなかなか満足のいく作品を作成するところまでの余裕がなく、小さな作品を3点飾ってもらいました。筒描の菊の花、型染の冠島と手作り額、型染めの鳥の巣柄ハンカチです。どれかわからないくらい小さいです。

Dsc01525 皆さんのすばらしい作品を見せてもらいながら、来年は今年よりがんばろうと思いました。


藍の種まき(藍の苗床作り)をしました!

2008年03月23日 | 藍染

本当は、もっと早く蒔きたかったので、いろいろと仕事の方が忙しくて、3月22日になりました。

Dsc00397 まだ、藍の種は、缶にいっぱいありますよ。よかったら、お譲りできます。

私は、苗床で、芽を大きくしておいてから、移植するやり方をしています。藍の発芽率がなかなか良くないので、芽が出たのを確認してから植えたいという気持ちです。でも、昨年の種は、ほぼ100%に近い発芽率でした。広い畑の方は、直に蒔いても良いと思います。

Dsc00398 去年は、3月初めに種を蒔いて、4月入ってすぐに、苗床で3センチほど芽が出たところの藍を移植したのを覚えています。
去年は去年で、ちょっと早すぎたのかもしれませんが・・・。
4月中旬には、畑に移植できるかなと思っています。

30センチ四方、離して、移植していきます。

Dsc00399  昨年は、葉をいっぱい採りたくて欲張って、ひどいところは間隔を10センチ四方にして、いっぱい植えたら、始めはよかったのですが、大きくなってくると窮屈すぎて、上の方の葉は良いんですが、中の方の葉っぱが、通気性が悪く、腐ってしまい、葉っぱを効率よく取れなかったです。それが反省点です。
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今年も、自分の家の近所に借りている畑と舞鶴ふるるファームに借りている日帰り農園とに、植えたいと思っています。

昨年度の畑作りの様子を紹介しているサイトです。よかったら、見てください!

私の好きな手仕事というサイトの「農園芸」です。


福知山藍同好会の型染講習会に参加しました

2008年02月17日 | 藍染

17日(日)は、福知山藍同好会の型染講習会に参加しました。
朝起きたら、15センチほどの積雪で、今日も昨日に続き、雪かきからスタートでした。福知山藍同好会の型染講習会に参加するべく、積雪で大変な道を福知山に向かって走りました。だんだん雪が少なくなったので良かったです。奥さんと子供達は、ジャスコで買い物をして、待っていました。

Dsc00232 型を彫る。

紗を張る。

防染糊をつくる。

型を使って糊を置く。

という連続講座です。

Dscf0072

型染は、今までしたことはありましたが、樹脂に彫っておいて、アイロンでメッシュを張り、市販の防染糊を置いて染めていくというやり方でした。以前はこんなやり方です。

Dsc00233

今回はアイロンは使わずに紗で張っていくというやり方です。本格的です。今までは、風景を型に彫って染めてきましたが、今回は伝統的な文様を彫ってみたいと思いました。
七宝文様にチャレンジしました。

Dsc00235 柿渋紙ではありませんが、型紙に彫っていきました。
そして、今後は、紗を張るということをします。
また、防染粉も、餅米や小紋糠や消石灰を混ぜて蒸して作ります。
そして、型染をします。
楽しみです。

Dsc00237 近視の乱視ありが、老眼になってきましたので、眼鏡を外して彫っていく方がよく見えます。まだ老眼鏡は買っていません。
今日彫れなかったところは、また、夜中にでも、ちょっとずつ彫っていきます。根気勝負です。

 


くりぬき額の作品集

2007年12月09日 | 藍染

昨年から、くりぬき額を作ってきました。

今年度は、2学期の授業にも、取り入れて、生徒も頑張って作ることができました。

いままでの、くりぬき額の作品を振り返りたいと思います。

Dscf0001 塗装はせずに、無垢のままの作品です。

第一回作品の制作ブログサイト

Dsc00149 水性ニスを塗り、木目がよく見えるようにしあげました。

第二回作品の制作ブログサイト

Dsc04078_2 小さいサイズも作成してみました。

第一回目の作品をくりぬいた際の、くりぬき部分の木を二つに分け、また、作ってみました。

Dsc04186 塗装に、「古色の美」さんの中留の紅殻を使ってみました。第二回目の作品の中の木を使っているので、横長になっています。

第三回作品の制作ブログサイト

Dsc04073 小さいサイズで制作してみました。フレームに丸みがあって細めの額には、紅殻の色がよくマッチしています。

電動糸のこぎりとトリマーと電動サンダーという、3つの電動器具を使うことで、柔らかい感じの、暖かみのある、素朴な作品が、簡単にできました。


「古色の美」さんの中留の紅殻を試してみました。

2007年11月26日 | 藍染

生徒と一緒に、美術の時間に、くりぬき額を作っていまして、無垢の木にニスを塗装したり、オイルステインを塗装したり試してきました。

Dsc00149 なんとか漆を塗って、あの黒光りする琥珀色の風合いが出せないものか考えてきました。やっぱり、漆は、かぶれなどを考えると生徒には難しいかな?という結論に至りました。ペンキでは、せっかくの木目を台無しにしてしまうし、天然素材がよいだろうな!とで、エゴマ油とか考えたりしていて、弁柄色の紅殻が、昔から京都の木造建築の塗装として使われていることを思い出しいろいろと検索していました。

Dsc03909 mixiのコミュニティのつながりから、「古色の美」というサイトに行き着きました。

「古色の美」のサイトの中に、サンプルをお試しさせていただけるコーナーがありまして、応募させてもらいました。
さっそく、試供品が届きました。

Dsc03912 試作中のくりぬき額に、中留の「紅殻」を塗ってみました。

塗ってから、布でふき取りながら仕上げていくので、ムラがありません。
たいへん扱いやすいです。

Mihon 色合いは、いろいろとサンプルがある中で、スオウを使わせてもらいましたが、藍色とのコントラストも良い感じです。
たいへん気に入りました。
サイトには、こんなふうに説明してありました。

(以下引用)
「ベンガラ」は古来より世界各国で、木材保護や彩色顔料として使われており、そのルーツはインドベンガル地方とされ、日本伝来は弥生時代とも縄文時代とも言われ、神話の中には神武東征により、「ニフツヒメノミコト」が、水銀丹と共に、鉄丹(ベンガラ)を西方より、大和河内(大和葛城王朝)に伝えたとされています。以後日本独自の文化と技法により、近年まで木造建造物を永く保護し、また環境とのバランスを培ってきました。河内地方の民家に用いられてきた調合技術を伝統的に受け継いできた中留の「紅殻」中留の「松脂」は現在に於いても家屋の木質部保護に比類無きパフォーマンスを発揮し、人と環境の調和を保ちます。中留の「紅殻」は近世より、南河内地方に伝わる菜種油、松脂、松煙などとの調合技術を三百有余年の歴史を経て現在に伝えた「伝統的天然着色剤」です。
■誰にでも手軽に塗れ、塗りムラや剥離等が皆無です。
■食用油が主原料の為、嫌な薬品臭が無く、引火性も低く安全に作業出来ます。
■屋外でも優れた耐候性により木材を保護し、ひび割れ剥離等も皆無です。

Dsc03914 今回は、中留の「紅殻」を水で溶いて使いましたが、柿渋液で溶いて、ちょっと茶色っぽい風合いにもできるそうです。

天然素材であるが故に、自然にも優しく、生徒にも優しいというコンセプトがたいへん気に入りました。

Dsc03923 裏面から、ベニヤ板でふたをします。

留め金を取り付けたら、できあがりです。

ちょうど、ハンカチに型染めで藍染めしたものがありまして、それを入れてみることにしました。

20071128215524 舞鶴の赤れんが倉庫を表しています。

Dsc04074 舞鶴湾沖の冠島です。小さいサイズで作ってみました。

フレームが細いものに、この色合いが合う感じがします。

丸みのある、柔らかな感じを出そうと思っています。

Dsc03935 生徒も頑張って作っています。

7人の生徒がいまして、透明ニスを塗りたい人が4人、紅殻を塗りたい人が3人でした。

塗ってから、ちょっと拭き取るのが遅く、固まってしまいました。でも、つや消しのような赤も楽しんでいました。


福知山藍同好会の由良川藍染め発表会を見に行きました。

2007年11月25日 | 藍染

今日は、家族で、福知山藍同好会の第13回由良川藍染め発表会を見に行ってきました。

634359657_114 京都新聞にも、地方版の所に載っていました。私の学校の高等部ののれんやハンカチも特別参加ということで飾ってもらっています。

Dsc03902 高等部の型染めのれんとハンカチです。特別出品ということで飾ってもらいました。指導されている高等部の先生が、福知山藍同好会の一員で、私の藍染の師のお一人でもあります。

Dsc03906 本日で終わるので、自分の作品も、17:00からの片づけの時、もって帰ってくる予定です。私としては、昨年から出品しまして、今年で2回目です。
まだまだ、勉強不足です。皆さんのすごさに圧倒されています。

Dsc03905 みんなで集まって、先生の絞りの解説を聞いていましたが、私には、なかなか難しくてわかりませんでした。

勉強不足です。すごくハイレベルなところで、質問や意見が飛び交っていました。

Dsc03908 わたしは、藍染ランプシェードと藍染染織テーブルセンターとくりぬき額型染め冠島とたたき染タペストリーと藍染エコバッグを出展しました。まだまだ苦心が足りませんね。頑張りたいと思いました。

あとで、会長の奥さんに聞いたのですが、お友達の方が、この型染で染めた冠島と沓島とくりぬき額をいたく気に入ってもらえて、また、1つ染めて欲しいという依頼をいただきました。

そういうお話が、ありがたいです。また、染めてみようという力になります。うれしい話です。

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ボタンダウンの染め直し

2007年11月03日 | 藍染

Botan2 昨年の9月に、あまり着なくなった、白いボタンダウンシャツに藍染をして、藍色にしました。
昨年の9月に染めたときの記事です。

1年も経つと、藍色から、青色まで色は落ちていました。
今年の野良作業着として、手首のあたりは、葉っぱの汁で緑色に染まっていました。暑い夏の日も汗だくになったり、土まみれになったり、蚊から守ってくれたりしながら、だんだん色あせていきました。

Dsc03207 そろそろ、染め直しをしてみようかな!と思っていました。

色あせていたのを藍色に戻したかったのです。

藍がめもまだ、この前に藍建てしてからそんなに経っていない元気なかめです。

Dsc03226 一枚目の写真が、昨年の染まり上がりで、三枚目が今回の染まり上がりです。二回目なので、前よりももっと濃くなるかなと思っていましたが、同じくらいの濃さでした。ここら当たりが限界なのでしょうか?
でも、これで、藍染らしい色に戻りました。
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八重山藍キットの最後のお仕事

2007年10月27日 | 藍染

8月26日に藍建てをしてから、早2ヶ月です。その時のブログの記事はこちらです。藍建てをしてから、二つの作品の製作のことも載っています。

三つ目の作品(日本手拭い)の製作ブログはこちらです。

四つ目の作品(豆絞りハンカチ)の製作ブログはこちらです。

10月1日に蜂蜜を入れてから、(消石灰は入れずに) 実は、あれから、毎朝の撹拌だけは続けています。 泡はまだ紺色です。多分かすかに染まるでしょう!
じっくりゆっくりそめていったら、薄いけど、鮮明な染めができると思います。前回のハンカチの薄い青のような感じで。でも無理をさせるとそれまでなので、最後のフィニッシュにふさわしい作品を作りたいのですが・・・。そこで、絞りかなにかをどんなふうにするかを決めかねて、20日ほど経ってしまいました。
麻糸を一かせじっくり染めて、それを織る方で作品にしたら、八重山藍くんをいっぱい活用してあげられるかなと思っています。なので、八重山藍キットを使って、今回は、麻糸を染めてみました。

Dsc03105 初めに地入れをしておきました。50~60℃のお湯につけて、油分を取り除いたり、水分を含ませたりしておきました。

Dsc03107 藍液の表面には、藍色の膜とあわがありました。
前回の染めから、一ヶ月弱たちました。蜂蜜などの栄養は与えていたので、少しずつ染料が増えてきていたかなという感じです。

Dsc03109 もう、十分お仕事をしてくれて、おばあちゃんになってしまいました。最後になるかもしれないお仕事に、糸染を選びました。
染色5分空気酸化5分を4セットです。
ゆっくり染まっていきました。ロマンスグレーと申しましょうか!白髪のおばあちゃんという感じですね。

Dsc03111 色々な色と混ぜ合わせて、テーブルセンターを織ってみようと思っています。
さて、どんなテーブルセンターができますか!


舞鶴アートクラフトフェアとかやぶきの里の小さな藍美術館

2007年10月21日 | 藍染

10月20,21日は、舞鶴の市役所や市政記念館、赤れんが倉庫群のところで、舞鶴アートクラフトフェアがありました。

Dsc03000 昨年も行かせてもらいましたが、今年は主催が舞鶴市からNPOに代わったということで、小規模化していまして、せっかくのアーチストの方の色々な工芸作品を見たかったのに、ちょっと残念でした。

Dsc02994 でも、お世話になっています春日工房さんにもお会いできて、教えてもらって作ったくりぬき額も見てもらえました。

また、工芸品では、杉の葉でシルクを草木染めされている方の作品とか、柿渋や藍で染めた生地を使ったカバンを作っておられる方の作品を見せてもらえて、良かったです。

そして、10月21日(日)は、美山町のかやぶきの里に行ってきました。 昨年の10月9日にも行かせていただいた、美山町のかやぶきの里にあります、小さな藍美術館に見学に行ってきました。 その昨年の時のブログです。

Dsc02970 藍染作家の新道弘之さんは、今イギリスの展覧会に出品中で現地に行かれているということで、奥さんとお話をさせてもらえました。新道弘之さんを紹介しているサイト

Dsc02977 しかも、「子ども連れの見学者の方には、お子さんにお土産をどうぞ」ということで、庭になっている柿を頂きました。ありがとうございました。夕食のデザートにおいしく頂きました。

Dsc02982  工房では、shindigo shibori(新道さんが考案された絞り)の作品が展示されていたり、創作過程を詳しく教えてもらえました。
二階の美術館の展示物も、昨年の内容ととちょっと替わっていて、また、改めて見学させてもらいました。

Dsc02988 かやぶきの里の駐車場のところにある食堂で、ざるそば定食を食べたり、隣の吉備だんご屋さんで、あわもち・吉備もち・よもぎもちのセットを買って食べました。
おいしかったです。

Dsc02992 それから、手作りソーセージ屋さんに寄って、あらびきソーセージとガーリックソーセージを買ったり、ソフトクリームを買って食べたりしました。そして、帰りました。
また、来年も行こうと思います。
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たたき染で、わかったこと

2007年10月13日 | 藍染

たたき染をしてわかったことです。

Dsc02879 一枚目の写真は、9月10日にした、藍のたたき染です。
一番刈りをする前の葉っぱを使って、丹後ちりめんの絹の上に置き、金槌でたたいていきました。
たたいているうちから、緑色がだんだん空気と反応して酸化し、藍の色の青っぽさが出てきました。

Dsc02878 二枚目の写真は、10月10日にした、藍のたたき染です。
私の借りている畑の藍は、早めから苗を植えて育ててきて、二番刈りをすまし、それでも良く伸びて三番刈りができるところまで来ていたのですが、私がタイミングを逸して、花が咲き始め、満開になったところの葉っぱを使いました。

葉っぱは大きくしっかりしていて、私は「もったいないことをした!ちょっとでも葉っぱを確保して、すくもにして藍染に使えたらと花が咲き出してからでもまだ刈れないかな」と思っていました。
素人の欲張りなところです。
よく聞くお話では、藍ですくもにして染料にするのは、二番刈りまでがよいということと、花が咲くまでに二番刈りをすませることということです。また、その一番刈りと二番刈りの葉を効率的に乾燥させすくもにしていくのは、梅雨が終わって、真夏の強い日光と気温が続くときだそうです。
ということは、私のやり方の、早めから種を蒔いて大きくさせて、葉っぱを早く作り、一番刈りをしたけれど、梅雨のさなかでなかなか乾燥させられなかったことや、三番刈りまで何とか取ってやろうとしたことは、実は効率的ではなかったということです。
その証拠に、二枚目の写真は、葉緑素だけで何とか緑色の葉っぱの色がついていますが、青っぽさはありません。条件として、葉っぱのたたき方やたたく量そして生地は、同じように合わせたつもりです。
藍の染料のインディゴは葉っぱにはすでになくなってしまったということでしょうか?そんなふうに思いました。
これを、葉っぱだからといって、すくもにしても染料として、よい藍がめが作れたかというとたぶん無理だと思います。
そんなことを教わりました。
また、藍の花を表してみたくて藍の花の部分の染料は、インド茜とかラックダイの液体染料を綿棒でつついてつけてみました。茎の部分は、柿渋を筆で塗ってみました。

Dsc02949 タペストリーっぽく加工してみました。また、おトイレなんかに飾ってみたいと思っています。 ちょっと、残念なことに下の方にずれてしましました。額に入れるだけの方がよかったかな?と今さらながら反省しています。でも、生徒にさせるとしたら、ここからがミシンの勉強になるので、やっぱりこれで良かったのかも・・・。

Dsc02062 三枚目の写真は、絹のストールにミョウバン先媒染処理をしたところを、一番刈りの葉を使ってたたき染をしたもので、時期は7月中旬にしたものです。
この時も、藍の青っぽさが表れていました。
やっぱり時期というのは大切な要素ですね。そんなことを考えていました。
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ハンカチを一枚、染めてみました。

2007年10月01日 | 藍染

ハンカチを一枚、染めてみました。

Dsc02457 箸を中心に入れておきます。巻き上げ絞りです。大きな1つの模様にしてみました。

Dsc02461 端の先端に、溝があるので、そこに絞り用の糸を巻きこんでみました。 だんだんと下に巻きまして、箸は取らずに一緒に染めました。

Dsc02464八重山藍キットが、 最後の力を振り絞ってくれている感じです。 ハンカチは、100円ショップの礼服用の木綿ハンカチです。中国製なので、仕上げは荒削りです。 最初、藍がめに入れたとき、赤い色に、ハンカチがにじみました。

Dsc02465 それから、だんだん青くなっていました。寒くなってくると、染液が黄色というよりも、赤っぽい茶色になることがあります。

Dsc02466 できばえとしては、一番薄めの「甕覗き」という色合いかな!
次回染めるとするならば、この色合いと思います。栄養分として、藍がめに蜂蜜を入れておきました。


青海波模様(片野絞り)にチャレンジ!

2007年09月24日 | 藍染

欲しかった藍染の本がなかなか手に入らず、ついにアマゾンに頼んでゲットしました。
日本伝統絞りの技(榊原あさ子著 紫紅社 定価7500円)

結局、消費税や着払い手数料で8200円ほどになってしまいました。詳しく、色々な絞りが載っています。福知山藍同好会でも、この本を参考にして、絞りの講習会が開かれます。昨日、講習会で教えていただいたほたる絞りもしっかり載っています。 きれいな絞りがいっぱい載っています。どれも、辛苦して、絞りを完成させてこそ、得られる模様です。良いものを作りたいと思ったら、楽してはできないということを痛感します。やっぱり、努力の結晶として、得られるものですね。なかなか私は落ち着いて努力ができません。家の仕事から離れて、講習会という条件が整っても、半日がやっとくらいです。職人の方は、1つの作品に1年かけて京鹿の子絞りをすると聞きました。でも、ちょっとずつ、私も試してみながら、自分の作品を作りたいと思っています。

Dsc02439 今回は、その中でも、青海波模様(片野絞り)にチャレンジしてみました!片野元彦氏の作品を真似てしてみました。日本手拭いを、タオル代わりに首に巻きたくて、さらしをいろいろ染めてみようと思っています。たたみ絞りですので、まずは屏風だたみをします。そして、あて布で、上下はさみます。次に青海波の模様を縫います。

Dsc02442 その後、染めました。一番よく染まるのは、表面のあて布です。でもその影に、微妙な感じにうっすらと作品ができます。

Dsc02443 あて布の量も馬鹿にはなりませんので、本当はもっと分厚くあて布を使わなくてはならないところをちょっとケチってしまいました。あて布も、後で縫って、もう一つの手拭いにして使おうと思います。

Dsc02444 染めているときは、「なんでわざわざ他の布を使って隠して、他の布をたくさん染めてまでして、それ自体を染めにくくして、そしてあて布は作品にはならないし、布もたくさんかかるし、なかなかよく染まるように、手でさばくのに、細かくて大変だし・・・!」とぶつぶつ言いながら染めていました。

Dsc02445 本当に、素人の浅はかさですみません。でも、絞りをほどいて、できあがりを見ると、やっぱり、これはこれで良いのだと思えるくらい、うれしかったです。こういう染め方もあるんだなと感激しました。 また、本から、色々な絞りを選んで、してみたいと思います。


ほたる絞りを習いました。

2007年09月23日 | 藍染

今日は、私がが所属しています福知山藍同好会の藍染講習会がありました。だいたい2ヶ月に一回のペースで参加させてもらっています。

Dsc02422 今回は、「ほたる絞り」の講習でした。
ほたるが光っている感じを、うっすら白い染めで表しています。

Dsc02425 まずは、ふとん綿で、防染用の固まりを作りました。
ふとん綿を丸めておいて、糸でぐるぐる巻にしていきます。

Dsc02429 それを二つ一組で、生地をはさんで糸で縫って留めます。
ほたるというより、雰囲気が星を表しているという感じです。

Dsc02430 真綿の油分が、水をはじき、防染をするのですが、水を受けつけないので、浮いてしまいました。

Dsc02431 さっそく、どんな感じか、染めてみました。ソフトタオルの生地なので、よく染まりました。5分・5分を2セットで止めました。

折り目で色が変わらないように、また、色むらが染まりにくいところで出ないように考えながらそめました。

Dsc02436 星に例えると、大きな赤色矮星よりも、小さな白色新星がきれいという感じですね。
また、自分で第二弾を染めてみたいと思っています。


八重山藍キットで日本手拭いを染めてみました。

2007年09月22日 | 藍染

久々に、日本手拭いを染めてみました。
八重山藍キットを使いました。蓼藍ではなくて、インド藍です。ナンバンコマツナギという植物から、染料を取っています。
Dsc02408 8月26日に、藍建てをしてから、ほぼ一ヶ月が経ちました。藍の状況は、まだ、ちょっと藍の花があるのでいけるかなと思いましたが、そろそろ寿命かもしれません。
藍建てした時の記事もブログにあります。

Dsc02405 屏風織りをしておいて、手拭いをねじって、斜めにしておいてから、ひもで結んでいきました。

Dsc02406 15リットルの染色用のバケツに、この日本手拭いを入れるということは、普通の樽なら、のれん1つくらいのダメージがあると思います。

Dsc02409 ゆっくり、穏やかに、やさしく、染まっていきました。
5分染色液、5分空中酸化を4セット、しました。あまり紺色にならず、濃い水色くらいに染まり上がりました。

Dsc02411 また、ちょっと、藍がめも休憩させてあげて様子を見ていきます。私は、いつもタオルを首に巻いています。
暑いときは、首とか汗っかきなので、すぐふけて便利です。また、寒いときは、マフラー代わりになります。
バンダナとかに替えてみたらよいのですが、この日本手拭いシリーズもオリジナルなので、ちょっとトライしてみようと思っています。さて、なんと言われますでしょうか?

Dsc02412