迷歩録 温暖化

　　北風や　　冷たさ運ぶ　　運送屋　　風裏温い　　蠅のたまり場


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ


　　　　　朝から冷たい北風が吹き抜けていく、冷たい冷たい朝となった南九州だが

　　　　陽射は届いて、風裏の陽射のある所では暖かく、蠅までもがたむろしている。

　　　　12月中旬というのに蠅がいること事態が珍しいことだが、日当たりのよい風

　　　　裏には沢山の蝿が集まっている。

　　　　　冷たい冬という感じにはなってきたが、それでも暖冬には変わりないのであ

　　　　ろう。虫たちが冬眠をしない冬という事になるのかもしれない。

　　　　　地球温暖化という話は、身近に感じることとなっていってる。産業革命以来

　　　　人間が発展させてきた社会は、地球そのものを失わせる方向へ進んでいるよう

　　　　にも思われる。やがて何千年後には地球という星はどのようになっていること

　　　　だろうか。想像もつかない。今の地球を維持しょうとするならば、地球温暖化に

　　　　歯止めをする。地球規模の施策というものが必要ではないだろうか。

　　　　　大国のリーダーシップは期待できない。誰がどのように声を上げていくのか人

　　　　間一人一人が模索する時期なのかもしれない。