季節イベント

                                  
柔らかき　　陽射しの中で　　首を振る　　秋桜五色　　命を繋ぐ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ






　　　　陽射しがどことなく柔らかくなり、秋模様を感じる一日

　学校からは運動会の練習だろう、ブラスバンドや、応援合戦

　そんな音が聞こえてくる。いよいよ食欲の秋、スポーツの秋

　読書の秋、など過ごしやすく様々なことを収穫できる収穫の

　秋の到来である。計画ある人もない人も、秋という季節に動

　かされ、北に南に、東に西に奔走することであろう。そんな

　季節をどのように楽しむかはすごく大切な精神活動である。

　自分の様々な能力、体力や経済性、関係性など判断して計画

　したことを実行する。日頃使わない脳をフル活動する。とても

　素晴らしいことなのである。だからこそ、一人でも多くの人を

　参加させ、議論し、話をするのでなく「話し合い」をすることが

　大切なのである。その場に如何なる人も参加をしていただく

　そんな配慮が目に見えない認知症予防になったりするのである。

　高齢だからとか、障がい者だからとか、解らない人だからとか

　排除主義に走るのでなく、参加主義で進めるところに意義がある

　ことを、理解したうえで、季節のイベントに取り組んでほしいもの

　である。確かに時間はかかるが、時間がかかるだけ意義が意味

　があるという事ではないだろうか。ややもすると介護する側の一方

　的な企画になったり、運営になったりしがちなことを、少しでも当事者

　に返し参加をしていただくことが大切なリハビリテーションともなろう

　多くの人を巻き込みながら、秋のイベントを実行したいものである。