迷歩録 天王山

　　文月に　　陽射し届いて　　梅雨の間や　　雑草伸びて　　戦い挑む


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ



　　　　　　昨日に続いて今日も青空が見える南九州だが、昨日ほどではなく幾分雲の多い晴れである。

　　　　　大荒れの天気は一段落だが、今日の夕方からはまた下り坂の予報、台地には水が溢れる程溜

　　　　　まっている。大災害が起きないことを願うばかりである。梅雨もそそろそろ後半ではないだ

　　　　　ろうか。

　　　　　　天下分け目の天王山という言葉をよく使う。コロナウイルスとの戦いも今が天王山なのか

　　　　　もしれない、この時期をいかに乗り切るかで今後の動向が明らかになるのかもしれない。自

　　　　　粛生活は辛いかもしれないが、今が頑張り時なのかもしれない。活動しなければ経済問題が

　　　　　表面化する。痛しかゆしの状況つまり天王山なのかもしれない。

　　　　　　今までの生活を追い求めるのではなく、新たな生活習慣を構築することが大切なのであろ

　　　　　う。国や行政機関は個人的問題ではなく大きな集団的問題を解決すべき指針を模索している。

　　　　　その指針を参考に個人は叡智を活かして対策を立てなければならない。今はその個人的な叡

　　　　　智が問われる時でもある。天下分け目の天王山、コロナ分け目の対策、天王山個人が考え方

　　　　　を大切にして、一日も早くコロナを終息させたいものである。