ハッピー&ラッキー

コレクターズとピロウズとANATAKIKOU、その他音楽やいろいろ。

ヒートフォニックスFeaturing ANATAKIKOU

2006-01-11 | ANATAKIKOU
「またたく合図」で始まったこの日は、1/10で「関西ではえべっさん」と、大阪の話で盛り上がります。「今日から含めて3日間?」「いや昨日、今日、明日」「ふーん」「何がふーんや」と会話している藤井さんと北條さんに「正月からケンカはやめようぜ」と仲裁に入る松浦さんです。さらに成人式の話題に。「新成人の方おめでとうございます」と渋い声で語る北條さん。それにちなんでANATAKIKOUが考える「大人」の定義を語ってくれるそうです。

「メッセージお待ちしています。ジップハイフンエフエムドットシーオードットジェイピーのエントリーからBBSをクリックして…」と、ZIP-FMのサイトのアドレスを読み上げる北條さんに、「北條くんもやってみたら? BBSをクリックしてみるとか…」と聞いてみる藤井さん。しかし「そんなん出来へんもんだってこの人パソコン持ってないもん!」と、松浦さんが冷たく言い放ちます。すると「買う!」と反論した北條さん。流されないで下さい。

成人式にちなんだ大人の話をするにあたり、ZIP-FMではおなじみのガチャガチャマシーン(この日の深夜の放送でWEEZERのメンバーも回してました)で質問を取り出してみることに。まず松浦さんが回して出したカプセルには「大人のアイテム」。いきなりかかるメリー・ジェーン。「大人のアイテムねえ…」「パッと思いつくのは葉巻とか」と悩んでます。「でも煙草吸う人にしか当てはまらないじゃないですか」と藤井さんが言うと「印鑑」と妙に自信満々な北條さんの声が。「印鑑…」「誰でも…」と案の定反応の鈍い二人に「でも持ち歩いてたら大人やで!」と主張するホクちゃまです。すると松浦さんが「俺持ち歩いてるで印鑑。…えっこれで大人なわけ!? 楽勝やな!」と発言。「持ち歩いてるってことは要るから持ってるって事で」と北條さんが解説しようとすると「いや俺らワンショット(契約)やから、契約するのに要るやんか」と松浦さん。アナタキコウワンショットなのか…。デビューアルバムのときもりもり雑誌とかに載ってたから、通常の契約かと思ってましたよ。でも今はワンショット多いみたいなので別に悲しむところではないか。「子供の目から見ればネクタイとか…僕らは違いますけど」と北條さんが案を出すと「僕ら違うじゃないですか。僕ら全然大人じゃないじゃないですか」と、妙にすねたような口調になった藤井さんがオカシイです。結局「大人のアイテム分からん」と、すごい結論が出たところで次のガチャガチャを回すことに。「俺ら大人のアイテム持ってないんや」と松浦さんが自嘲しているとそこで思いついたように「一万円札や!」と声を上げた藤井さん。ゼニミツ来たー! しかし「俺ら大人のアイテム持ってないんや」とまったく何事もなかったようにもう一度同じセリフを言って進行してしまう松浦さんでした(笑)

続いて「大人になったなあと感じる瞬間は?」の質問。すかさずかかるメリー・ジェーン。「夜中の12時過ぎてもテレビ見てたら大人かなあって思う。9時でかっちり寝てた。眠たくて」と藤井さんが言うと「全然共感できへんわ」とあっさり切り捨てた松浦さんは「ちょっと似てるけど、夜中2時とかチャリ乗ってTSUTAYA行ったりとか」だそうです。「もう一個は、近所の家の壁当てしてた…キャッチボールしてた壁がびっくりするくらい低かったりね」とも。すると「選挙行ったときに、小学校ののぼり棒が意外に低かったりとか」と北條さんが言いました。それに「選挙もそうやな大人やな。それどっちかっていうと選挙ちゃうか? 選挙や!」と松浦さん。結論が出たところでまた次のガチャガチャに。

「大人の場所」と松浦さんが読み上げた途端「意外にだからラブホは違うわけですよ」といきなり言い出す藤井さんに「今ラブホって言いましたね」と突っ込む松浦さん。「ラブホテルは違うわけですよ」とさらに言い直してまで主張する藤井さんです。「あれは子供ですよ。大人やったらちゃんとホテル借りますもんね」と同じく熱く語る松浦さん。「何の話してるんでしょう」と笑っていると音楽が鳴ってしまい「終わったー!」と爆笑するメンバー。「これで終わってしまいましたね」と北條さんが冷静につぶやくと「俺ら絶対大人ちゃうわー! 全然言われへんかったやん気の利いたこと!」と松浦さんが叫んでました。大人の条件は聴取者にメッセージで募集するようです(笑)

アナタキコウのあなたに聞こうのコーナー、この日は再び小ネタ集でした。「小ネタいこましょうよ」と言ってしまった松浦さんに「いこましょうか!」と乗っかる、テンションの高い藤井さんです。まず「おせんべいのサラダ味、何でサラダ味って言うの?」の質問から。「普通塩味やんね」「なんやろね?」と悩むメンバーですが、これは「サラダ油を使用したのでサラダ味」というお答えでした。しかしそれを聞いて「じゃあサラダ油って何でサラダ油って言うんですか?」と新たな疑問を持った松浦さん。「菜種油とか、野菜から抽出した油ってことでしょう」とメンバーに教えてもらっていました。私がこの疑問の答えを知ったのは、コレクターズのアメストビデオだったような気がする…わりと有名な豆知識なので、松浦さんが知らないのは意外でした。

続いての質問は「ウインナーとフランクフルトとソーセージの違い」。以前のそうめんと冷麦の話を思い出します。何故かこういう疑問はホクちゃま担当。「大きさ?」「皮の太さ?」とメンバーが考えていると「答えちゃいますね」と回答に行ってしまいました。「ウインナーとフランクフルトとソーセージの違いは、まずこれらはすべて動物の腸にくず肉を塩漬けしてから調味料、香辛料を加えたものを詰めたもの…」と北條さんが読み上げているときに「くず肉?」とつぶやく声が。そこに「うん、を指すんですねこれ」と小さく返事をしてからまた解説に戻る北條さん可愛いです。「一般的には動物の腸によって違うようです。ウインナーは羊の腸、フランクフルトは牛の腸。もっと細かく言うと直径20ミリ未満のものがウインナー、直径36ミリ未満だとフランクフルト。で、ソーセージっちゅうとね、これは全部ひっくるめてソーセージと言うんだそうですよ」最後がちょっとラフな口調になったけど、分かりやすい解説です。「なるほどね」と感心した松浦さんに「だから迷ったらソーセージと呼んでください」とアドバイスまで足していました。

最後に松浦さんが読んだ質問は「ミンチカツとメンチカツの違い」でした。「これはわからへん」「味付けが違うと思いますよ」といろいろ予想するメンバーですが「違うと思います!」とあっさり否定して「では答え行きます」と松浦さんの解説が始まりました。「地域で呼び方が違うようです。主に西日本ではミンチカツと呼ばれ、東日本ではメンチカツと呼ばれるそうです。ミンチ肉は英語でミンスミートと呼ばれるらしくて、横浜や東京の洋食屋さんがミンスミートカツレツとして売り出していたのを、和製英語化して『メンチカツ』になったというのが始まりらしいです。ミンスミートカツレツって言いにくいから、メンチカツになっていったんやって」と締めましたが「あれ、でもそれなら『ミンチカツ』やん」と藤井さんに突っ込まれます。するとものすごく不快そうな声で「何がやねん」とつぶやいたのに笑った。大人げないよ(笑)。実際大阪のアナタキコウのメンバーは「ミンチカツ」と呼んでいたそうです。「ミンチとメンチで違うってこと知らんかった」と藤井さんが言うと「知らんことたくさんあるね、大人になっても」と答える松浦さん。しかし「気付けへんかった」と、会話をそのまま続けようとした藤井さんに「大人とかけてたんやけどな」と松浦さん不満そうです。「あ、ゴメン」「いいよ」とのやり取りが小声なのがリアルだ(笑)。その二人を放置して「どんどん賢くなって、大人になりましょうね」と北條さんが締めると、最後の「ねー」を可愛く一緒に言う松浦さんでした。

最後に、マクドナルド提供「リアライズ」にて、アナタキコウのCMソングが流れているとの告知がありましたが、先週聞いたときは分からなかったですよ。私が聞き逃してるだけなのかなあ。松浦さんが鼻歌で歌った「はーさーまーれてピークルスーは笑顔イーイねー(仮題:はさまれてピクルス)」のフレーズが頭を離れないので早く聞きたいのですが。そしてBBSにメッセージが来ていたとのことで読み上げる藤井さん。「お年玉をあげるようになったら大人じゃないですか?」と言ったところで「そうやね~」と感心するメンバー。「どうして僕らはこういうことがパッと!(出てこないのか)」と反省する藤井さんです。「お年玉あげてる?」と聞くと、「俺な姪おんのにな3歳の。上げてない」と答えたのは松浦さん。「俺は上げたよ」と北條さんがつぶやくと「帰ってないし実家」と松浦さんが続けました。帰りましょうよ。あと松浦さんは期末テストのときは、「アンキパン」でばっちりだったそうです(笑)

M-1のこと

2006-01-10 | その他
年末はフィギュアを見ていたのでM-1が見れなかったのですが、今日借りたビデオで見ることが出来ました。面白かったー! あの結果には文句ないですね、ブラックマヨネーズの些細な会話の内容がどんどん妄想気味に発展していくというスタイルは好き。漫才の形自体はオーソドックスなんだけど、やり取りのテンポがよかったなあ。あと麒麟が面白かった。麒麟のボケいい声だなあ、あばれヌンチャクのお兄さんの声も好きですが。ナレーションとか出来そう。敗者復活の千鳥には期待したんだけど、今回はネタのチョイスがいまいちだったかな。南海キャンディーズにも言えることですが。両方とも面白いコンビなのに勿体ない。

つくづく思うことですが、そして以前このブログでも熱く語りましたが、やっぱりお笑いはネタやって欲しいな。バラエティの数合わせみたいなところにいて欲しくない。ああいうネタをちゃんと見せてくれる番組って少なくなったから、どうしても見たい場合はライブに行かなきゃダメなんでしょうか。そこまではする気ないんだけど(子供の頃からお笑いはテレビで見るという感覚が変わらないので)、ネタやれば面白いコンビがテレビ出てるのに、ネタが見れない状況は悲しいし勿体ない。でもネタって作るところから練習して形になるまでそうとう時間かかりそうだから、そんなに頻発出来ないという事情もありそうだし難しいなあ。ほんとに「笑いの金メダル」が以前のままだったらどんなによかったか…。

正月番組で、ウッチャンナンチャンが昔のコントをやるという番組があって、ちょっと懐かしく見てしまいました。地下鉄ネタは難しいのでとやってくれませんでしたが、ファミレス見れて満足。ナンチャンの「ジャンバラヤ」に当時爆笑したのを思い出しましたよ。今思い出すと何故あんなに受けたのかよくわかりませんが。とんねるずの「アイドル」やダウンタウンの「連想クイズ」も見たいなあ。大御所になってしまうとネタが見れなくなるのも悲しいことです。

ブラックマヨネーズはM-1で優勝したことにより、今年爆発的に売れたりするのでしょうか。あのキャラクターはネタやらないゆるいバラエティには合わなさそうで、かえって安心してしまうのですが。売れないと生活に困るという実際問題を思うと、ネタやってくれる番組に出てくれるのが一番いいんですけどね。また見たい。

日々を記す

2006-01-09 | その他
ライブのあるときならともかく、普段は非常に地味な生活をしているのでブログに書くことも特に無い私です。なら無理して毎日更新なんかしなくてもいいだろうと思われるかもしれませんが、一応これは自分にとっての目標なんですよ。

私が日参している大好きなサイトにろじっくぱらだいすさんというテキストサイトがあります。私がネットを始めたころからすでにすごいアクセスのある有名なサイトで、書籍化もされていることから、ご存知の方も多いと思います。出張や帰省の時には代打日記を募集したり、自動更新のプログラムを組んだりして、必ず毎日更新を続けているという偉業の持ち主。しかも文章も非常に面白くて、いつも楽しく読んでいます。ここの管理人のワタナベさんが以前書かれていた文章に、非常に感銘を受けた一文がありました。

その内容は、「テキストサイトの管理人が一度は考えるテーマに、『面白い文章をときどき更新』か、『つまらなくても毎日更新』のどちらを選ぶかがあると思います。私はそのどちらでもなく『面白い文章を毎日更新』したいと考えます。矛盾しているようですが、『面白い文章』『つまらない文章』を決めるのは管理人ではなく閲覧者。自分がつまらないと思ったものでも、見る人によっては面白いと思うものかもしれない。ならば毎日更新をして、その文章を面白いと思ってくれる人が少しでもいれば、『面白い文章を毎日更新』は可能だと思います」といったものでした。詳細は覚えてませんが、大意はこんな感じだったと思います。

この文章を読んだとき、私はまだこのブログを立ち上げてはいませんでしたが、もし自分がこういった日記形式のサイトをやるときには、ワタナベさんを見習って毎日更新を目標にしようと思ったものです。もちろんろじぱらとは比べ物にならないほど小規模なサイトですが、意気込みと目標は大きくてもいいですよね。

とは言いつつ、ライブで旅行に行くときなんかはけっこう1日2日更新をさぼることもあるわけですが。それはまた別役実の言うところの「日記中毒」にならないようにと自分に隙を与えるためです。日記を書くことが生きがいになってしまった「日記中毒」患者が女性にプロポーズをして振られた際、「これで日記に書くことができた」と喜ぶという感情はちょっと共感したくない。なるべく自分が楽しい気持ちで続けていきたいです。

もちろん毎日更新しないブログやサイトさんにケチをつける気は毛頭ありませんよ。管理人さんが無理しない範囲で、楽しく続けて行って欲しいなあと、閲覧者側でもある自分は強く思います。自分も含めて。

携帯日記

2006-01-08 | コレクターズ
加藤さんの携帯日記が面白い。私はwebにつなげない携帯なので、ときどき姉のを借りて見る程度なのですが、お正月に帰省した時の話がシリーズになってて読み応えありましたよ。特に老人同士の痴情のもつれに笑った。80過ぎて嫉妬で殴り合い、プレゼントの杖を折ってのケンカってたくましいぜ老人。でも迷惑だぜ老人。天才なのに実家の近所の噂話に興味津々な加藤さんにも笑う。おさななじみに「ひさし」って呼ばれてるんですね。ほのぼのするなあ。

音楽と人 2月号

2006-01-07 | ピロウズ
を買ってきたわけですけど、目当てはさわおのインタビュー。でも正直、金光さんはさわおと仲いいのはいいんだけど、ちょっとインタビューの内容がワンパターンな気がするなあ。他人に心をなかなか開かないさわおが、気を許してる数少ないライターなのは分かるけど、もっと曲解説とか楽器へのこだわりとかそういう話を聞きたい。「珍しく本音も吐露する山中さわお」ばっかりじゃ飽きちゃうよ。あとさわお単品ではなく、たまにはピロウズでのインタビュー記事が読みたい。

でも写真はちょっと面白かった。さわおが着流しでギター持ってるのですが、ギター侍にならなくてよかったといいつつギター侍に見える…。あとちょっとグレかけの七五三。以前、さわおの部屋で浮世絵バックに撮影した回がありましたが、これこそ浮世絵とセットでやってみたら面白かったんじゃないでしょうか。着物は真鍋さんのほうが似合いそう。

あとインタビュー、マンネリだと文句をつけつつも、コレクターズの話が出ると無条件に嬉しくなってしまうだめなファンのわたくし。邦楽で好きな一枚を選ぶという設問に、「僕はコレクター」を選んだのも分かっちゃいたけど嬉しかったな。歌詞に影響を受けたと熱く語っていました。確かに加藤さんの書く歌詞は分かりやすく見えて深いので、分かる人にしかわからないと言う欠点もあるものの、それが分かってしまった人には非常に魅力的で吸引力のある歌詞ですね。あとインタビュー中に語っていた、「『さよならユニバース』は、東京の四畳半でコレクターズのロケットマンを聴いて泣いていたころのことを歌った」という話も興味深い。あの曲は泣けるよなあ、こないだのツアーでもやってくれましたがものすごく美しく悲しい世界に息をするのもはばかられたものです。さわおにも聴かせてやりたい。今度のクアトロ行くのかな? さわおも冗談ぽく言ってましたが、やっぱり天才って孤独なんだろうと思います。加藤さんはさわおに比べてわりと人付き合いというか人あしらいが上手そうですが、その加藤さんが書いたロケットマンや僕は恐竜を聴いていると、やはりこの人も孤独だったんだろうなあと考えてしまう。それも、人付き合い上で孤独なら、まだ努力なんかで修正も効くけど、多分加藤さんは音楽的な部分で孤独だったんだろうと思うので、それを思うとより僕は恐竜が切なくなるんですよ。今はバンドも上手く行ってるし、コータローさんとの信頼関係に救われてる部分もあるんだろうなと思うと、ほんとにここまでバンド続けてきてよかったねえとしみじみします。さわおもだからきっと、その孤独に共感して、そしてその孤独を癒してくれるのがやはり音楽とそれに関する信頼関係しかないと分かっていて、今でもコレクターズを敬愛する気持ちを失わないんじゃないかと考えます。スミマセンすごい妄想番長ですね。とりあえずどんな曲なんださよならユニバース。楽しみです。これが入ってるニューアルバム「MY FOOT」は今月12日発売なので、ちょうどコレクターズの札幌ライブのために私は北海道だ。さわおのふるさとで購入してこようと思います。

BUCK-TICKトリビュート「PARADE」

2006-01-06 | 音楽
というわけで昨日も言いましたが、バクチクのトリビュートについての感想です。それについての感想ですが、トリビュートに参加しているミュージシャンのファンは見ないほうがいいと思います。





まずJUST ONE MORE KISS清春。「えっこの人何、バクチク嫌いなの? バカにしてるの?」と素で思ってしまった一曲目。あわてていたら姉に「清春はもともとこういう歌い方だよ」と教えてもらいました。へー、変なの。もう歌い方のへんてこぶりに意識が行ってしまって他の部分覚えてないですよ。「ぃよこがぁおはぁまるうでぇ」とかなんつうか英語を喋ろうとしている人がうっかり日本語を片言英語喋りで口に出してしまったみたいな感じです。続いてJICONOCLASM。うん、バクチクファンの高校生とかがコピー頑張ったんだね。と言う感想。Jったらものすごい今井のファンなので、原曲を壊すことが出来なかったのかもしれませんが、面白みゼロ。もうちょっとオリジナル色を出せ。MOON LIGHTを持ってきたBALZACは、チョイスが面白いという点ですでにちょっと好印象。こんなデビュー前の甘ったるいラブソング(いい曲だけど)よくやってくれました。まだあっちゃんが10代のころに書かれた歌詞なので、英語が中学生レベルなのが素敵です。ユーアースペシャル! 見えないものを見ようとする誤解 すべて誤解だをやったのは土屋昌巳。JAPANのメンバーでありYMOファミリーの一員だった彼を引っ張ってきたのは面白いと思いましたが曲自体はそれほど…というかこの曲自体が全然好きじゃないので、この程度のアレンジされても印象が変わらないです。ツッチー期待してたのにな! ATTACK HAUSMY FUCKIN' VALENTINEはわりと好き。要するに今井の作詞作曲の歌が好きなのですが、原曲がアルバムから浮いていたパンク臭を、より強烈にすることによって存在感が増してていいと思います。そしてこのトリビュートの中で一番好きなのがKEN ISHIILiving on the net、これはよかった、原曲の面白さが損なわれず、珍妙ぶりが際立ったすごい変な曲に仕上がってます。アウトロもいい。大好き。ありがとうKEN ISHII! 知らない人だけど! 続いて遠藤ミチロウ囁き。これもツッチーと同じく期待しすぎた分だけがっかり。もっとミチロウらしさみたいなのを出して欲しかったのに、まあこじんまりしてること。THEATER BROOK六月の沖縄は一番の難所。シアターブルック聞いたことないんだけど、こんな無理無理な高音でいつもやってるの? そうだとしたら近づかないでおこうと思ったよ。辛そうな裏声で全部歌われて、この曲ヒデの作曲だからそんなに思い入れはないけど、さすがに曲が可哀相と思った。かすれ声、だみ声以上に自分にとって駄目なボーカルスタイルがあったことに気付いたのが唯一の収穫です。MCUスピード、HIP HOP畑の人だから全然期待してなかったのに、思いの他よかった。三味線が来るとは予想外でした。しかも合ってる。マツリルカとか見るに、HIP HOPにこだわらず面白い音楽が好きな人なのかな。MONSTERRUNAWAY BOYSはノーコメント。スミマセン別に気に入らないわけではなく、私この原曲知らないんです。最近の曲なのかな、あっちゃんとヒデの曲にはほとんど思い入れがないのでご了承下さい。PHYSICAL NEUROSEをやったAGE of PUNKは、グニュウツールの人なんですね。「映像勉強してる大学生が持ってる映像技術を全部使ってみました!」と言わんばかりの「キャンディ」のPVを思い出しましたよ。あれ作ったグニュウの人ではないみたいですが。アレンジはけっこう好き。こっそりHYPER LOVEのフレーズを入れるなんてファンじゃなきゃ思いつかないだろう。悪の華rallyに私の大嫌いなグレイの人が2人も参加していて非常に不快なのですが、ウエノコウジに救われました。このビジュ色の濃いメンツの中で、海外旅行中に日本人と出会えたかのような安心感です。アレンジも無難で聞き流しちゃう。abingdon boys schoolドレスもあんまりアレンジ変わってない気が…というかTMレボリューションもビジュアル系なの? 歌い方がおとなしい清春みたいで気持ち悪い。


総評として、なんと言うか面白みに欠ける変なアルバムだなあということ。トータルバランスも悪いし、原曲ぶっ壊すくらいのオリジナリティも無かった。ただつくづくバクチクは曲がいいなあ、原曲聞きたくなるなあという感想は抱けたので別にバクチクにとってマイナスにはならないのでしょうが、もっとすごいの想像してだけにちょっと残念でした。選曲がなあ、大人の事情を勘繰ってしまうシングル曲と、ファンはもっとポップなの求めてるんじゃないのかと思う通好みなナンバーに偏ってたのも不満。これならバクチク自らがリアレンジした、「殺シノ調ベ」のORIENTAL LOVE STORYとかの方がよっぽど面白かったよ。せっかく20周年の企画なのに勿体ない。それともそもそもトリビュートという企画が、あまりアレンジ変えたりしないものなのでしょうか。私はあまり聴いたことないので(コレクターズとピロウズと、このバクチクで3枚目)このアルバムがそれなりにトリビュートというものの条件を満たしているならごめんなさい。コレのが良過ぎたのかな…。「その対象のことを好きなミュージシャンが、自身の個性を生かしながらカバーする」という印象なのですが合ってる? 藤井麻輝あたりが「さくら」とかやるの聞いてみたかったなー。

あんな活躍してるのにまだ警部補

2006-01-05 | その他
バクチクのトリビュートのこと書こうと思ったのですが、正月特番でやってた古畑スペシャルが面白いのでそっちを凝視してしまいました。3夜連続のファイナルということで一応全部見たのですが、どれも面白かったー。1話目は最後のどんでん返しが鳥肌ものだったし、2話目は思いのほかイチローが演技上手くて驚いた。3話目は…推理としては一番物足りなかったけど(双子のトリック最初からバレバレだったし)最後の犯人を追い詰めるシーンは色っぽくてよかった。でも一話目の出来がすごく良かったから、トーンダウンは否めないなあ。あれを最後に持ってこればよかったのに…。

私はミステリとか推理小説とかあまり好きじゃないのですが、その理由はふたつ。人が死ぬのが怖いのと、探偵が推理をして犯人を当てる過程で自分が置いてきぼりになるのがむかつくからです。頭悪いから、本読んでても誰が犯人とかトリックがどうなのかとか分からないんですよ。それでお分かりだと思いますが、古畑(と原型のコロンボさん)は大好きです。冒頭に全部ばれてるからね。その設定を逆手に取ったようなトリックが見事だったこのファイナル3夜連続シリーズの1話目は本当に息を呑んだ。ミステリファンの人だとまた感想も違うのかもしれませんが、素人には驚きだったなあ。あれが最初に来ちゃったから、3話目の話も、双子が入れ替わっていると言うのを作中で語らないのがまたトリックになっていて(でも視聴者には分かるセリフがあった)、もうひとどんでん返しがあるのかと期待して見ていたから肩透かしだったのかもしれません。

あと古畑は、一話完結なのがいいですね。連ドラあまり見ないけどこれは好きだった。王様のレストランも好きだった。三谷幸喜のファンと言うわけじゃないのですが、やっぱりサービス精神のある脚本家なんでしょうね、好きな作品多い。連ドラの事件では、沢口靖子が犯人の役の回が印象深いなあ、最後の「私は全然おいしいと思いませんわ」(だったかな)のセリフがよかった…。あーシリーズ見返したくなっちゃったな、ビデオレンタルしてこようかな。

ヒートフォニックスFeaturing ANATAKIKOU

2006-01-04 | ANATAKIKOU
今年最初のアナタキコウラジオ、「あけましておめでとうございまーす!」との元気のいいメンバーからの挨拶で幕を開けます。テンション高すぎて飲んでいるのかと疑いましたが、松浦さんはいつもこんなもんか。「別にお酒が残っているわけではございませんでして」と藤井さんからも報告がありました。「年越せましたよ」「よかったよかった」と盛り上がっています。

あなたに聞こうのコーナー、今日は「お餅が残ったらどうしますか?」だそうです。ホクちゃまどうする? と聞いた松浦さんに「僕はね、油で揚げたり」とすでに回答を言ってしまいそうになる北條さんを「ちょっと待って!」といさめる藤井さん。後のコーナーで話して欲しいようです。

2006年は「幻想港町」で幕を開けました。「いい幕開けですね」と松浦さんも嬉しそう。

2006年これが流行る! という情報がデータとしてあって、それを読み上げる藤井さん。「華」(フィギュアとか)「高音質高級ヘッドフォン」「アジアのスーパーラグジュアリーリゾート」(何それ)「モーツァルト」(生誕何百年記念か何か? らしいです)「連なるという意味での『ワンセグ』」(意味不明)「携帯機器向けでのデジタルテレビ放送」「ビデオブログ」「ローティーンに携帯型デジタルオーディオプレイヤーが一年遅れで大流行」「おかんとか、親孝行ブームが来るのではないか」ここまで言ったときに「何それ!?」と反応するメンバー。「いいことですけどね」「いいことやけどブームなん?」「ブームで親孝行って」と食らいついていました。そして「北條さん今年くらいパソコンどうですか」と藤井さんに聞かれた北條さんは「パソコンもいいけど、2006年、新しいゲームなんか来るんじゃないかと」と話がそれて行きました。やる気ないですね。「ファミリーコンピュータではなくカップルコンピュータとか」とプレゼンを始めた北條さん、「町中でみんな機器を持ってるわけよ」と話し出すと「それ何年か前に無かったっけ?」と松浦さんがさえぎります。「何か送信しあって…あったやん、2~3年前に」と松浦さんが言うと「嘘やん! あれやで、全然知らん人同士が歩いてて、みんなそれを持ってるわけ、携帯電話くらいの普及率で。こうなんか色んなデータを入れておいて、何かそのヒットする条件を…」と、珍しく熱く語る北條さんですが、「それあったよなあ?」「あったよ!」とメンバーに完全否定されてしまいました。かわいそう。しかし「そういうのはあったけど、自分の好みを入れておくとお互いヒットするとか」「ナンパしやすくなりますね」と新たな可能性を探るメンバー。「(それなら)俺欲しいわ! カップルコンピュータ」と松浦さんは乗り気でした。「その名前はアップルコンピュータとかともじってんの?」と藤井さんに聞かれたホクちゃまですが「ううん?」とあっさり否定。「パソコン持っていない人間が、アップルも何もないですよね」と松浦さんが答えていました。

さらに「野菜カクテル」なるものが流行るというデータが。健康志向がお酒の方にまで来るということらしいですが美味いのかな。米や麦、そばやとうもろこし、いもやぶどうなどが酒になるくらいだから、野菜でも何とかなりそうですが。「アナタキコウも何か流行らしましょうか」と軽く提案する藤井さんに、「去年から言ってますが、どんぐりのストラップを流行らしましょう」と松浦さん。「電話切ったときにからん、って鳴ってたら、あ、って思うやん」と、謎の魅力を語ります。「どんぐりやで?」と妙に誇らしげな口調で割り込んだ北條さんに、「あ、北條さんも賛成派ですか?」と藤井さんが聞くと「わかる」と重くつぶやく北條さん。わ、わからん…。更に「で、もっとガッツリいってる人は松ぼっくり」。だそうです。面白いけど、流行らない気配濃厚。「今60代くらいの人がやってそう」と、かろうじて藤井さんがフォロー的なことを言うと「60代の人はそんな気力ないと思う」と松浦さんがぽろっとこぼしたのがおかしい(笑)。「コラ!」と藤井さんに怒られていました。「悟ってるからそういうのせえへんと思う」と松浦さんも付け足していました。「北條さんは何か流行らせるものは?」と藤井さんがホクちゃまに聞くと「僕もどんぐりと松ぼっくりで」と自信満々。「ほら、もう二人!」と、松浦さん誇らしげです。「きらっきらしてる」とつぶやいた藤井さんはあきれながらも、「僕はアナタキコウの歌が流行るといいと思います」とうまいこと締めておられました。

「アナタキコウのあなたに聞こう」のコーナーでは、冒頭でも話したように「お正月食べたお餅が残ったときどうすれば?」を取り上げていました。「北條さんどうでしょう?」と振った藤井さんに「僕はもう、カビが生えそうになったら細かく切って油に入れて揚げてしまいますね。おかきみたいに塩振って。さくさくしておいしいです」と答える北條さん。ちゃんとした作り方をリクエストされて、「3センチ角くらいにお餅を切っていただいて、それを瓶でもボウルでもいいのでお水にちょっと浸してください。1時間くらい。そしてそれを上げて、180度くらいに熱した油で揚げてくださいからっと。もうすぐ揚がります」と解説していました。「そういうのってやっぱりお母さんがやってたから?」と松浦さんに聞かれ、「そうですね、うちは毎年お餅年末に搗くんで、ぎょうさん余るんです」と答える北條さん。「皆さんもやってみてください、おいしいですよすごく」とのことでした。

この情報だけでもういいんじゃないかと思ったのですが、そういったことをプロの方にも聞いてきたということで、料理専門学校の先生のコメントが流れました。

「残ったお餅の利用法のひとつは『水餅にする』。お餅が残ったときは、カビが生えるのを防ぐために水に漬けるわけです。大体1リットルにお塩大さじ1杯くらい入れるとよろしいと思います。もうひとつの方法は『冷凍すること』です。冷凍庫に余裕があれば、やわらかいうちに密封して冷凍します。冷凍して、ちょっと過熱すれば、生同様に使えます。また、この自然解凍したお餅を耐熱皿に並べまして、ピザソース、なければケチャップを大さじ1杯くらいをお塗りいただいて粗挽きの塩コショウとかオレガノを振っていただき、その上に薄切りのピーマンやたまねぎ、ベーコン、サラミソーセージなどを乗せ、ピザ用チーズを乗せます。ピザソースをちょっとかけて、オーブンでチーズが焦げるほどに焼いてください。お雑煮や焼き餅とは違った味が楽しめます」

「さすが」「そういうことよ! ピザやピザ!」と納得のメンバー。お節に飽きたところに洋風の味付けという発想が気に入ったようです。「みんな言うほどお節は家のご両親が用意してくれるんですか?」と、ちょっとずれたところに話題を持って行く藤井さん。「まあそうですね」と言ったメンバーが、話題を出した藤井さんに突っ込むと「うちはたいそうな料理が並びます」と、妙に控えめな口調がかえってリアルでいやらしい藤井さんです。「かなり引きますね」と松浦さんにも言われてしまいました。「ホクちゃまなんかね、お節がなくてさっきのおかきやったんやろ? あれ主食とちゃうの?」とまた勝手な設定を作る松浦さんに「あるよお節はちゃんと!」と怒るホクちゃまが可愛い。「うちのお節ものすごく高いよ! まあ三段くらいやけど」と言う北條さんに「立派なものじゃないですか」と藤井さんが慰めていました(笑)。

お餅の保存法に話が戻り、「僕もうひとつ考えました」と言い出した松浦さん。「食べる方じゃないんですけど」との前フリに思わず吹き出すメンバーです。「接着剤…にお餅使ったらいいんじゃないかと思って」と言うと「ストラップにするのかと思った」とつぶやく藤井さん。「あ、ストラップにしてもいいけど。食べもんやしね」と、その案は却下されましたが接着剤はいいの?「ホクちゃまの家やったら正月によう表札割られたりするやろ?」とまた変な設定を持ち出す松浦さん。「昔やったらスーパーとかも休みやったやん。それならお餅残ってるから言うて、表札をこう、お餅で接着剤にしたらええわってさっき思いついたん」どんなストーリーなのか想像もつきませんが松浦さんは楽しそうです。「ほんでその前になんで割られるん!? 訳分からん」と怒りながらも北條さんも笑ってます。面白いなー。

マクドナルドの提供番組でのCMソングの告知のとき、藤井さんのテンションが面白かった(笑)。「これ流行ったらええなあ。変な売れ方して俺ら売れたいなあ」と松浦さん。変な売れ方って(笑)。「躊躇なくバーン行きたいなあ、ぐずぐずしてられへんな」と言ってましたがほんとにねえ。いいバンドなんだから人気出て欲しいよ。「2006年売れまくりたいな、決めよ、2006年売れよ!」と勝手に決めてましたがいい決意です。今年もラジオ頑張ってください。

Saturday Night's Aliright For Rockin'

2006-01-03 | コレクターズ
あらためてあけましておめでとうございます。ブログのライブレポを書き終え、年賀状を書き終え、ようやくクアトロDVDを見ることが出来ました。今年からは年賀状書かないつもりで友達にも「出さないよ」と宣言していたのですが、加藤さんが日記で「手書きのメッセージ大事」などとおっしゃるので今年も出すことにしましたよもー(文句言う筋合いはない)。

ともかくようやくコレクターズのクアトロDVD見れました。何これ超かっこいい。今年のクアトロは全部見たのですが、それでも驚くほどかっこよくてどきどきしましたよ。映像も音もすごく良くて、出来が非常に素晴らしい。ライブ仕立てになっているのに加え、セットリストもいいのでこれこそ映像版ベストと言った感じになってますね。クアトロのライブはほんとに外れなくいいもんなあ。クアトロを見てはまったという友人も多いです。4日分の映像を混ぜて組み立てられているけど、どの日のステージも遜色なく素晴らしい。特に加藤さんが白ジャケ着てるステージはかっこいいなあ。

ボーイスタイルのカバー入れてくれたのは嬉しかった、やっぱりこの曲を歌う加藤さんすてき。あの歌詞と高音はロックですよね! あとSTAR SHAKER、電気磁石、あてのない船やG.Iジョーと、レアな名曲がたくさん入ってて見ごたえもたっぷり。あてのない船ほんとすごいよ…。生でももちろんそうでしたが、映像でも圧倒される大迫力。なんかもう、こんなすごいバンドの存在が不思議なくらい。また痛いファンになってますか。でもやっぱりすごいな、かっこいいなと思うと同時に、面白くて楽しくて爆笑していたことも思い出します。これがエンターテイナーっていうのかなあ。こんなに楽しいから、何度もライブ行っちゃうんですよね。

あとメンバーのオフショットも、ライブの臨場感を損なわない程度に挿入されていましたが、これも面白かったですね! リーダーのバイク修理シーンはなつかしのアメストを思い出しましたよ。コータローさんのボクシングもイイね! ストイックでかっこよかったー! ダイエットさぼってる身としては恥じ入るばかり。私もまたちゃんと引き締めよう…。Qちゃんのビーグルもすごい可愛かったし、踊る小里さんはそのままでかえって意外でしたが、楽しそうで嬉しくなりました。こういう小ネタもサービス精神なんだろうなあ、ほんと言うことないですよ。2時間35分の大作なのに、一気に見終わってしまって物足りないくらいでした。

でもこの手のブツを見ていると、ライブ行きたくなってしょうがないです。次は13日の札幌なんだから、すぐに来ると分かっていてもうずうずしてしまう。よし今からガム作ろう! ちなみに下の画像は先日のライブで投げたガム画像です。クリスマス仕様。


12/28 新宿red cloth

2006-01-02 | ANATAKIKOU
まだ年賀状が…。

ライブ二日目、この日はちょっと遅れて途中から紅布に向かいました。関係ないですが以前コレクターズのファンミで行ったことのあるこのハコ、駅からすごい離れていたので今回も行くのが大変だと覚悟していたのですが、泊まったホテルから地下鉄で非常に近い最寄り駅にたどり着くことが出来ました。助かった…。

我々が入場した時点で、2番手の残像カフェのセッティング中でした。演奏もうまいし、声もとてもいい感じ。ただもうひとつ足りないという印象で残念…。もっとメロディがはっきりしていて、ギターが強かったらかなり好みなんだけどな! 勿体ない。MCとか慣れた感じで面白かったです。

トリのアナタキコウ、昨日と同じくインスト曲から始まる「WOMAN RECORD」で幕を開けました。昨日は音響が悪くて松浦さんの高音がいまひとつな印象だったのは、もしかして体調が悪いのかな? と思わせる出来。それとも歌い方を変えてあえて高音を抑え気味にしているのかなあ。続く「ヌルイ雨」の始まりや、それ以外の曲にも多く見受けられるのですが、アナタキコウはライブでけっこうアレンジを変えるのでその可能性も否定できません。でもその、ライブでCDとアレンジを変えるという発想が私はすごく好きなので、それを見るたびにいいバンドだなあと感心してしまいます。「ヌルイ雨」の次は連続で北條さんのボーカル「黄色い道」。

その後美奈さんが「トゥトゥトゥトゥ」とコーラスを入れ始めるので、「幻想港町」だと気付きます。しかし松浦さんがなかなか一緒に入ってこない。そうとう長いことコーラスさせっぱなしで意地悪だなあ、と思っていると「音程が違う」(だったかな?)とダメ出しを。「もっと低い」と言われてやり直した美奈さんに今度は「低すぎるわ!」とツッコミ。月影先生のような厳しさです。小さな声で音程を取っていた美奈さん、「はい、もう大丈夫です!」と手を挙げて再開。再び最初からやり直して「幻想港町」を。うーん、やり直した状態のコーラスが正しいのは聴けばわかったのですが、最初の音程が間違っているのには全然気付きませんでしたよ。さすがプロのミュージシャンだなあ。

「モネラ氏の庭園」でメンバー紹介を。昨日と同じく「大阪で一番ドラムがうまい」と紹介された藤井さんは、叩きながら強弱をつけています。それに「今スネアで怒りました」と松浦さん。そうなのか!(笑)「今日は自分が一番、上手さを見せ付けることの出来るフレーズを演奏していってもらいましょう」とメンバーに大変な課題が突きつけられます。それを受けて藤井さんは素晴らしい嵐のドラミングを。客席からも大拍手です。もともと上手いからねえ。ソロが終わると松浦さん、「これで、大阪のストリートで10万稼ぎました」と発言。再びスネアが大きく鳴りました(笑)。美奈さんの「上手さを見せ付ける演奏」は、やはり地味ながらメロディアスで凝ったフレーズを。松浦さんも「意外とこれ難しいんですよ」と珍しく褒めていました。北條さんにはお気に入りなのか「木彫り職人から生まれた!」と再び紹介していました。彫りが深いからねえ。ホクちゃまのギターソロもさすがの出来で、とてもかっこよかったです。しかしソロを弾いている北條さんのギターを松浦さんがいじりまくっていてびっくり。イヤこれも信頼関係の成せる技だとは思いますが。ネック部分の弦を弾きまくっていました。「上手い演奏」などという、難しい課題を出したにもかかわらず、ずっと楽しそうに踊っていた松浦さんは、「アナタキコウボーカル&ギター、松浦正樹!」と北條さんに紹介されると自分のギターソロに。これまたかっこいいフレーズでいい出来でした。しかし松浦さんが気持ち良さそうにフロントでソロを弾いている間、そっとチューニングしている北條さんにちょっと笑ってしまった。

MCで「大阪からファンカーゴで来ました」と言う北條さん。車種までばらさなくても。他にも松浦さんが楽しそうに「今夜はときめきトゥナイトやね!」と言ってみたり。このネタで笑った人は30代以上か。

「自分が一番感情移入できる曲ってあるんですよ」と松浦さん。「人それぞれあると思います。マイウェイとか。結婚式で親戚のオヤジが歌ってたりして。そしてそれを聴いている方はつまらなかったりして」最近マイウェイがお気に入りなんでしょうか。「今年最後の曲です」(うろ覚え)と「アーチ、越えて」へ。やっぱり特別な曲なんでしょうか。CDで聴いてもすごくいい曲ですが、ライブで聴くとまた格別ですね。

そこでいったん去ったメンバーですが、アンコールで呼び出され再び登場。「アナタキコウの代表曲を」と「リリー」で締められました。それが終わってステージからメンバーが去ろうとすると、呼び止める松浦さん。「みんなで並んで挨拶しよう」と手をつなぎました。「プリプリの武道館ラストみたいに」と言っていましたが私にはコレクターズを思い出しましたよ。4人で横に並び、手をつないで深々とお辞儀をしてライブは終了しました。4人ともものすごく可愛かった…!