ハッピー&ラッキー

コレクターズとピロウズとANATAKIKOU、その他音楽やいろいろ。

かんそうぶん

2011-10-06 | コレクターズ
いまさらですが野音の感想。しかしいまさら過ぎてとっくにいろんなところで書かれているという。池24のMCだけでも雰囲気が味わえるのはいいもんですねー。他にもいろいろお話されていたとは思いますがすごい忘れてしまった。なのでレポではなく行ってきた感想など。

まず東京駅で友人と待ち合わせ、さっそく構内で迷ってまた迷惑をかけてしまい反省しつつ野音へ移動。グッズの先行販売の列にかなり人が並んでいたのに妙に感動してしまいました。しかもみんなコレTシャツとか着てるし…! コレクターズファンがたくさんいるところを見ると異様に嬉しくなるのはなぜだろう。さらにグッズの列でリハーサルの音がまる聞こえ。この曲やるんだ…と、ネタバレにもほどがある状態でしたがそれでもやっぱ久しぶりの曲なんかは嬉しいものです。しかしグッズの列が進むのがすごく遅い。販売やってた友人が「私が売りたい」と震えるしまつ。しかも我々の少し前でコータロー酎ハイグラスが売り切れるという状態に。まあ開場してから中でも買えるとのことでしたが、思いのほかグッズが売れて良かったということなのでしょうか。

ライブは先述した&池24でも流れていた感動的な渋谷クアトロ店長のごあいさつから始まりました。話し終えたあとステージを去るときに、メンバーと握手したり抱き合ったりしていたのがまたよかった。長い付き合いで苦しいときもお互い知っているだけに、クアトロの店長も満員の野音は嬉しかったんだろうなあ、ほんとお母さんのような愛情あふれるあいさつでしたね。

20周年のときも思ったのですが、ライブ自体は特別なことをせずにいつものように進行していくのがすごく良かった。なんかしみじみと嬉しい気持ちもありながら、やっぱりただひたすら楽しいコレクターズのライブに参加してきたという気持ち。そういえばリーダーが最後に「30周年は武道館でやりたい」とおっしゃっていましたが、もうすでに5年先の計画を考えているあたりも嬉しかった。解散とか活動休止とかそういう話は一ミリも出ない安心感。あと野音はいままでワンマンだと4回やっているけど、ソールドアウトになったのは今回を含め2回だけ、というMCがあって、これって喜んでいいの? と話されていましたがそりゃ喜んでいいですよ! 会場も超拍手してた。20周年では完売に至らなかった野音が25周年で売り切れる(しかも立ち見までいっぱい)ってすごいことだと思います。満席の野音の一番後ろの席までみんな盛り上がってて、嬉しくてたまらなかった。武道館で出来るといいなー。刑事も雨の心配したくないって言ってたし。

最初は動かずに立ってたおじさん(もしかしたらおじいさんかも)が途中からノリまくって楽しそうだったり、中学生くらいの若い女の子が一所懸命ガム投げてたりすごくいい雰囲気でした。そうそう物販でネクタイが売られていて、Tシャツを販促のために刑事が着ること多いからこのネクタイもライブでつけたら売れ行き上がるかも、そのためにスーツで登場したらいいのに! と思ってたらほんとに刑事がスーツで登場してびっくりしました。しかしノーネクタイだったのがまた。ノータイスーツの刑事のかっこよさは国宝レベル。コレクターズは国が保護するべき。一緒に見てた友人はコータローさんのスーツ姿を見て「自分の高スペックを十分理解し生かしている」と感心していました。そういうの大事だね!

あとしつこいようですが本当に夜空に舞うガムはきれいだった。ライブハウスでも楽しいけど、広いところであの演出はすごくいいな~。晴れていたので地面に落ちたガムももう一回投げられて無駄がなかった。とにかく晴れてよかったですよ本当。

テープ

2011-09-30 | コレクターズ




ちょっと忙しくなって更新できませぬ。月曜日以降に野音の感想書く予定です。写真はTOO MUCH ROMANTIC! で吹き出した特効のテープ。ただの銀テープかと思ったらちゃんとロゴが入ってたんですよー。友人がゲットしたのをいただいてしもうた。可愛い! どうもありがとう!

25周年

2011-09-27 | コレクターズ


野音のレポをちょっと書こうかと思いましたが全然覚えていない。ライブ中に覚えようという気がないと覚えていられないものだなあと脳みその劣化をかみしめています。明日にでも少し思い出した分だけ書く予定。あんまり期待しないでね!

最初に渋谷クアトロの店長が登場されてごあいさつがあったのですが、クアトロマンスリーがもう9年目を迎えたということを聞いてしみじみしました。ちょうど私がファンになったあたりのころで、コレクターズがレコード会社との契約切れて大変だったころ、クアトロの店長にすごく助けられたとリーダーもよく話されていますね。コレクターズを見始めたころはもう夢中で、何このバンド! うまい! かっこいい! ギターの人超スタイルいい! 歌うますぎ! ライブすごいクオリティ高い! 曲いいのばっかり! ボーカルの人のシャツ面白い! と感激してたのですが、そのときリーダーは自律神経を患ってステージに立つのすらやっとだったとあとで聞かされて本当に驚いたものです。それでもそんなそぶりも見せず、ファンが引き込まれるライブを続けていたこと、そしていまたくさんのファンで埋まった野音で変わらず素晴らしいステージを見せてくれることを思って、なんだか異様にしみじみしてしまいました。クアトロの店長の呼び出しすごく良かったなあ、DVDに入れてほしい。というかDVD出るよね? 夜空に舞うリグレイと銀テープの特効をもう一度見たいです。

前日

2011-09-24 | コレクターズ
いよいよ明日ですねー野音。天気予報は晴れのち曇りですが一応レインコートの準備は怠らないコレクターズファン。雨は別にいいのですが(野外で降るとなんか楽しいし)ガムが濡れるとゴミ感がすごくなってしまうので晴れてくれるとうれしいです。ガムも準備したしライブチケット新幹線のチケットも財布に入れた! iPodに池24の聞いていない回2話分も入れて準備万端です。そして東京駅から東京メトロ丸の内線で霞が関! よーし大丈夫。FCからグッズのお知らせメールも来て盛り上がります。無事たどり着けますように!

野音の翌日免許証の更新があるのですげえ早起きしなければならないのが大変ですががんばります。野音行かれる方は気を付けてー!

ガム作る

2011-09-24 | コレクターズ
もうすぐ野音ですね! 台風は通過したものの雨が心配です。前回20周年の時にかなり降ったので今回も気になりますが晴れますように。いまのところ降水確率30%となっているけどまだ侮れない。

そんなわけで久しぶりにガムを作って持っていこうと思います。インクジェットプリンタが壊れたのでずっと作ってなかったのですが、最近はプリンタ安いですね。複合機で6980円とかとんでもないことに。その代わりにインクが高いんだけどねー。ほかの方はどう作っているのかわかりませんが私はフォトショップエレメンツを使っています。



パッケージのサイズのファイルを用意。私は以前作った画像を流用しますが縦5.2センチ横5.7センチってところでした。ファイルは300dpiくらいで。



ガムのおもて面にする別画像を準備。ここでは以前描いた絵を使います。画像を選択→コピーして、新規レイヤーを作成しおもて面となる真ん中部分を選択範囲で囲って選択範囲内に貼り付け。



もともとの画像は見づらいのでレイヤーを不可視にします。捨てちゃってもいいです。上部分にコレクターズのロゴを作成。



色を変えたり影つけてみたり。



背景に入れる模様を作ります。ピンクのストライプにすることに。20×20ピクセルの新規ファイルを作成し、選択範囲で半分を覆ったらピンクで塗りつぶします。これをすべて選択→選択範囲からパターンを定義でパターンファイルにします。その後上のロゴのスペースをパターンで塗りつぶしにすると



こんな感じに。下の部分も塗りつぶします。



これで画像は完成ですが、このままプリントすると画像の境界線が分からなくなるのでカットしにくくなります。ほんの少し周囲を残して選択範囲で囲い、選択範囲→選択範囲を反転→デリートで周囲をちょっとだけカットします。



印刷用のファイルを作成。A4縦の白紙ファイルを300dpiで作ります。さっきできた画像を統合し、すべて選択→選択範囲からパターンを定義でパターンファイルにします。そのパターンを新規レイヤーを作ったうえで白紙ファイルに塗りつぶし。



こうなります。でもこのまま印刷すると端の画像が印刷時に切れてしまうので



レイヤーをちょっとずらすと無駄がないです。



おなじみリグレイガムのお徳用。お徳用なのにパッケージは白いわ実は割高だわ最悪です。



印刷したさっきのファイル。紙は普通のコピー用紙がいいです。インクジェット用のいい紙だと固くて折りにくいです。



一枚カットした状態がこれ。



端をのりでぬって巻けば完成です。

分かりにくくてすみません。今まで作ったガム画像はこちら。1 2 3 4

いまさら新譜の話

2011-08-30 | コレクターズ
こんばんは。お久しぶりです。見てくださっているかたがどれだけいるんだか分かりませんが独り言的に更新してみますよ。7/23の名古屋クアトロはもちろん行ってきたし新譜も毎日聴いていますがなんとなく更新するタイミングを逃してしまった。そのうちにハーベストームーンの常連さんに池袋24で名古屋ライブのレポを先越されてしまうしまつ。リーダーの福田和子のモノマネ面白かったです。というかそれをさせるコータローさんが楽しかった。あとQちゃんの自由ぶり。ボケちゃって徘徊しながらもライブはやってくれそうなMCとか嬉しかったなあ、介護プレイだよそれじゃ! と言いながら、コレクターズが長く続くこと前提の話ににやにやでした。もちろんライブは最高にかっこよくてよかった! ラストでサマータイムブルースのカバーもあってすごく楽しかった。そして新譜「地球の歩き方」も好調なようで何よりです。この曲がすごいツボなのおおおおお! というのはないけれど、全体的にいい曲でいい演奏で常に一定のクオリティをいつも軽く超えてしまうコレクターズは本当に安心して聴けるいいバンドだなあと思うことしきり。「英雄と怪物」はいいね! シンプルな歌詞に込められた愛情が嬉しいです。震災をテーマにしたであろう今回のアルバムは、辛くて悲しくて涙しそうになる曲も多いのですが、この曲は純粋に苦境の中己を顧みずに戦ってくれた「英雄」に対する敬愛が伝わってきて安堵します。「GROOVE GLOBE」がかっこいいなあ、これ一曲目でもいい感じですね。あとやっぱり涙なしでは聴けない「遥かなるスタートライン」、リーダーのやるせなさや絶望、ひいてはそういう感情を震災を通して持ったその優しさがひしひしと伝わってくる名曲です。自分的には2065に匹敵する。ほんとうに絶望的な状況で、あまりにやるせなく無力であるその姿にそれでも「涙をぬぐおう 肩を組み歩こう」「いつかたどり着ける日が来るさ 歩いて行こう」と背中を押せる力強さが頼もしすぎる。

震災後いくつものチャリティソングが発表されて、それはそれで売り上げを寄付するという素晴らしい目的があるのだから立派な行為ではあったけど、純粋に曲として聴いた時にはぜんぜん自分の中ではいいものがなかったのですよ。もちろん目的が義捐金なら、たとえ無音のディスクを売ってもその売り上げが寄付されるならその曲には意味があると思うので別に、しかも全く被災していない私に認められなくても何の問題もないのですが、私の価値観の中ではどれもこれも「一人じゃないよ」「そばにいるよ」的なものばかりで(もしくはどうなんだと思うほど悪ふざけみたいな曲)ちっとも音楽として同意できるものがありませんでした。けどこの「遥かなるスタートライン」には、すべてを失った人にも「歩いて行こう」と優しく背中を押す力強さがすごく頼もしかった。辛いときに「一人じゃないよ」と慰める母親的優しさももちろん必要なのでしょうが、ひどい状況の中、それでもここで生きていかなければならない人たちに「歩いて行こう」と前を向かせる父親的優しさはなくてはならないものではないかと思います。

だいたい「一人じゃないよ」ってすごい傲慢な言葉じゃないかと思うのですが。震災で家族をすべてなくした少年少女がメディアで紹介されていたけれど、彼らの圧倒的な孤独の前に「君は一人じゃない」なんてセリフを私は絶対に口にできない。話はずれるけど「がんばれ」って言葉もずいぶん悪者になっちゃったなあ。「これ以上どうやってがんばれというの」と考える人はもう被災者以前に精神が病みはじめているから診療を受けたほうがいいと思う。私は「がんばれ」という言葉はいまの日本にも被災者にもかけてしかるべき言葉だと思っています。

コレクターズに話を戻しますが。そんな感じでこの時期にリーダーの大人の言葉が聞けて良かったなあと思うアルバムでした。刑事ボーカルの「マネー」もかっこいいし、「マナーモード」「ドミノ・トリップリング」もいまの若者の苦境を歌った、震災とは別の災害に遭っているような日本人をうまく表現していると思います。「ミッドナイトボートピープル」を思い出す。「サマー☆ビーチ☆パラソル」(この☆がバカさを際立たせてまたいいね)や「キミノカケラ」のラブソングもさすがロマンチック番長。「地球の歩き方」と「春鳥~」の頭とラストの二曲が、もうちょっとで自分的解釈で咀嚼できそう。もっとちゃんと歌詞と照らし合わせながら聴いてみたいです。

もうすぐ野音ですね。楽しみです。新幹線予約しないと! あとガムも久しぶりに作りたいな。

12/3 BAD TIMES GONE, GOOD TIMES ROUND in 名古屋クアトロ

2010-12-05 | コレクターズ
金曜はコレクターズ名古屋クアトロ行ってきました。すぐ感想書こうと思ってたのですが「模倣犯」読み始めてしまってこんなタイミングに。面白かったけど長かったー。文庫本で5冊合計9.4センチあった(背幅で語るな)。

さてコレクターズですが、まず一曲目は「愛ある世界」で幕開けです。なんかフロア盛り上がってる。お客さんたくさんいて嬉しくなります。「ミリオン」「tough」とメインチューンが続くと刑事がリーダーのマイクに近付くのが見えます。おお、と思っているとやはり気付いた客席からの歓声に迎えられて「マイアミビーチ」! 冬に聴くこの曲もいいものです。「恋の3Dメガネ」が終わったところでごあいさつ。「名古屋は昔から『名古屋飛ばし』って言われるくらい客が入らないのが有名で、いろんな営業所にも『名古屋には行くな!』って書かれているくらいなんですけど、俺たちはちゃんと来ましたよ」といきなり恩着せがましいMCがすてきです。「平日の名古屋!」と言ってますがこの言葉を聞いて思い出した、以前クアトロでまさに平日の名古屋にものすごい動員少なかったことありましたね! リーダーが平日の名古屋、とネタにして自虐かまさなければやってられないほどあの日は確かにお客さん少なかった。なのに今日はかなり埋まっていますよ! 嬉しいですね。リーダーは50歳になって初めてのライブと報告。客席から拍手が。「もう人生の半分以上コレクターズやってるよ。君とも長いよね」とコータローさんに振ると「そうだね」とのお返事が。「内縁の妻みたいなもんだよね」と加藤さんが続けると「裁判したら勝てるね」返した刑事が面白かった。財産分与ですか。この「長くやっている」話から来年25周年を迎えるとの話題になって、「25周年になるのでアルバムも出したいです」とのお言葉が! 出ることはもう確定してるのでしょうか。楽しみです。


「じゃあ新譜から」と、青春ミラーから数曲演奏し、「ライ麦畑」「未来のカタチ」の流れが素晴らしかった。ほんとに50になってもまだこんな美しい声ってどういうことだ。というかあらためて思うけどリーダーは、私がファンになった当時(おそらく42,3歳)からあんまり変わってない気がする。もちろん多少の変化はあるのだろうけどほとんど変わっていないような。それを言うなら小里さんQちゃんなんてもっと変わっていないんだけど。刑事は言わずもがな。ところで50になったリーダーの声で、この素晴らしいバンドソング「未来のカタチ」聴きたかったのでこのメニューは嬉しかったです。

歌い終わった後はリーダーも「沁みるねー」と満足そう。「自分で作った歌だけど、年々沁みるね。まるで自分で作ったまかないが旨く感じるみたい」とふざけたコメントも続きます。「コータロー君は中華料理家でバイトしたことはあったの?」とその流れで刑事に質問。「ないよ。あ、一日だけあった」と返ってくる返事がすでにいちいちおかしい。「どういうこと?」と聞かれると「知り合いの中華料理屋で閉店の日に、忙しいからって一日だけ手伝ったの」だそうです。料理が得意な刑事、そっちの道に進むことも考えたそうなのですが「ほんとは両方やろうかと思ったんだけどさ。安定するし。でもロックを選んじゃったんだよね」との言葉には客席からも大きな拍手が。かっこいい! と盛り上がると「ほんときざなこと言うね~」と嬉しそうに突っ込むリーダー。でもなんか嬉しそうです。ここからそういうかっこいいことを言う言わないの話になったんだっけ、昔は俺たちも全然しゃべらなくて怖かったよね、とリーダー。「ここ(名古屋クアトロ)でも何度かやったけど、一切しゃべらなかったからね」と言うと客席から「えー」と驚きの声が。「俺イエローモンキーの吉井くんとラジオやってたけど、沈黙が出来ると『どうぞ』ってすぐ譲っちゃったもん。いろんなバンドに譲ってきたよ…。ミッシェルガンエレファントもイエローモンキーも」とリーダーが言うと「もう譲らないよ」とコータローさんの頼もしいお言葉が。「この齢になって譲ってたら死んじゃうもん。俺道でも譲らないからね」を受けて、加藤さんの「じゃあ、譲らない男が歌う『ツイッター』!」と刑事のソロへ。いい流れです。

ツイッターからインスト、リーダー再登場は「たよれる男」でした。さらに「5432ワンダフル」「NICK!」と盛り上がりまくり「スウィート・シンディ」で本編終了、この日の「スウィート・シンディ」がまたよかったなー。アンコールののちメンバー登場、一曲目は「ビフバンパウ」でした。続いて「世界を止めて」! これもよかった、ほんとにコレクターズはいつもいいんだけどこの日はコンディションがすごく良かったように感じます。

二度目のアンコールは刑事がリッケン「れいこ」を手にしてリグレイが始まります。リーダーは傘でガムよけながら楽しそう。ブレイクで無音になるところでも投げられるガムをよけつつ、「年季が違うんだよ」(だったかな?)と挑発する場面も。そしてコレクターに行くと思いきや「TOO MUCH ROMANTIC!」へ。踊りまくるリーダーがすごく楽しそうで可愛かった。最後の「コレクター」では、盛り上がる客席に「ありがとうって名古屋弁でなんて言うの?」と質問、教えてもらったようですが「ありがとうでいいの? ありがとうだぎゃーとかじゃないの?」とまたにこにこでもうこっちがありがとうだよ。昔は一言も話さずライブやってたというクアトロで、ファンに「ありがとう」の名古屋弁を聞いちゃうなんてこんな可愛い50歳にしたのはいったいなんなんだ、年月だけじゃないんだろう。なんかもうすごく楽しくて大変でした。肩を組んで並び、ファンにごあいさつ。たくさんの拍手に送られて、メンバーは退場しライブは終了しました。

今回驚いたのはとにかく男性ファンが増えていること。前列には女性が多かったけどフロアにはほんとに男が目立ったなー。出口調査したわけじゃないので確実な数字ではないですが、7:3から6:4程度には増えていた気がする。女性ばっかりだったときから「こんなかっこいいバンドを女に占領させておくことないだろ、男のロックファンはなにやってんだ」と気をもんでいたのでここ最近の傾向は嬉しいです。

セットリスト コレクトロンからのメールがすぐ来そうだから意味ないかもですが。

愛ある世界
MILLION CROSSLOAD ROCK
TOUGH
マイアミビーチ
恋の3Dメガネ
孤独な素数たち
今が最高!
ラブ・アタック
東京虫BUGS
GIFT
青春ミラー
ライ麦畑の迷路を抜けて
未来のカタチ
ツイッター
インスト
たよれる男
5432ワンダフル
NICK! NICK! NICK!
スウィート・シンディ

Biff Bang Pow
世界を止めて

chewing gum
TOO MUCH ROMANTIC!
僕はコレクター


不安

2010-12-02 | コレクターズ
もうすぐライブ楽しみだなとのんきに生活していたら、コレクトロンからメールが来てなんか名古屋でポスタープレゼントするよとのお知らせが。いきなり決定事項っぽく言われてもどういう企画なのかよくわからない。FC会員が会場行ったらポスターもらえるってことでいいんですかね? というか会員証ってなんだっけと悩みました。確かキーホルダーみたいのがあったはず、と思い出して探しまくったのですがこれでしたっけ。




コレクトロンって書いてあるしたぶんこれだと思うんだけど…。そして金曜の名古屋は雨予報という絶好の紙もの持ち歩くの最悪日和。ポスターってどんな大きさなんだ、ライブ中みんなでポスター振りかざしてたら面白いけど。

ふりかえる

2010-11-30 | コレクターズ
昨日は大阪行っていました。久しぶりにスカートとブーツなんて履いたものだから足が痛いし冷えるし。スカートってこんなに足冷えるんだ、と、完全におっさんが女装したときの感想になっています。

で、移動の電車内でリーダーのお誕生日ライブの池袋24時を聞いてたのですがなんかちょっといい回でしたね。刑事がタキシード着て登場したってのはそれは見てみたかった。「わかんないんだ、チャッちゃんも」とか珍しくリーダーに浮かれた感じで絡んでいたのもいい。そして「僕はコレクター」でリーダーが「こんな感じでコレクターズやっていきたいです。ずっとずーっと。ず―――っと」と言った言葉に涙出そうだった。リーダーうんと長生きしてあと50年やってください。お誕生日おめでとうございます。

ところでこのポッドキャストでコレクターズが来年25周年と言っていたのですがもうそんなになるのか。私がファンになって初めて見に行ったライブ(というか友人に連れて行ってもらってそれを見てファンになった)が15周年のグリッターチューンのレコ発ライブだったので、もう10年ってこと? いやそんなバカな、そんな経ってるわけがない、と思ったけど来年2011年でグリッターチューンが2002年だから、来年結成25周年で再来年はデビュー25周年になるのか。うそーん。コレクターズファンになってまだまだ新参と思っていたのですが気付くともう10年目が目前ですよ。びっくりした。

2002年12月の名古屋ELLだったっけ、初めてコレクターズ見たライブは衝撃的でした。かっこよくて演奏うまくて。あのときはまさにコータローさんのギターに一本釣りされてしまったんだよなあ。土佐のカツオより釣り上げられたよ。そうそう最初は私コータローファンだったんだ! いま思い出した。いやいまでも好きですけどね。もともとギタリストが好きだし。でもそれ以上にリーダーの作る曲たちに魅了されたのでしょうがない。ただギタリストとしてはやっぱり世界最高峰のかっこよさですね。たぶん世界ランク4位以内くらいには入る。

7/24 LIVING FOUR KICKS 2010 IN NAGOYA 感想文(レポじゃないよ!)

2010-07-25 | コレクターズ
久しぶりのコレクターズワンマンライブ。昨日も書いたけど男性客が増えてますね! 以前はいかにも彼女に連れてこられました的な人も多かった印象でしたがちゃんとコレTにコレタオルを首にかけての参戦というファンの姿も見られてなんだか嬉しいもんです。あとフレペ率高い。高すぎて見知らぬ同士であろう青年とおじさんが意図せずペアルックになってるさまも。というか男性客だけじゃなく全体的にお客さん多かった。リーダーも「パッと見て埋まってるな、ってくらい入ってるね!」と嬉しそうでした。今日は新幹線で来たんだよ、と報告したのにあんまり反応なかったのには「あれ?」と笑っていましたが。名古屋に新幹線移動できる程度にいろいろ余裕があるのはいいことですな。刑事の新幹線に絡むトークも聞けたし。

まず連日の暑さに言及。「埼玉(リーダーは以前埼玉をひらがなで書くのに抵抗があるとFC会報に書かれていたことに鑑み、漢字表記します)に熊谷って街があって、埼玉と言えば熊谷ってくらい有名な街なんだけど、もう…お年寄りが毎年5万人くらい死んでるんだよね。飢えと暑さで。主に飢えで。暑さのせいってことになってるけど。でもいま、岐阜もアツいらしいね」とのこと。慣用句としての「岐阜が熱い」っぽく言っておいて実は文字通り「岐阜が暑い」話です。「だから…岐阜の人でおじいちゃんおばあちゃんいる人は、今のうちに会っておいたほうがいいよ。お盆まで持たないから」と相変わらずのリーダー節。久しぶりに聞いて嬉しくなります。「でもみんなも気をつけたほうがいいよ。年寄りだけじゃなくて若い人もコロコロ逝ってるそうだから」と忠告したのちフロアを見回し、「…まあそんな若くもないか」とオチをつけて「じゃあ涼しい曲を」と「コールド・スリーパー」へ。

途中Qちゃんのドラムにトラブル発生。曲の終わったあとリーダーと刑事でドラムを覗き込み、スタッフさんがなにやら行き来する事態に。「スネアが破れちゃった」と加藤さんがフロアに報告し「というわけで今日はここまで」と締めに入ろうとするのに爆笑。「えー」と客が不満そうにすると「だってもう6曲も聴いたじゃない。あとは各自」とまとめようとします。各自って何をどうしろと。「たまにはいいじゃん、そんなライブも」と話していると、復旧できたとの報告があったようで「もう直っちゃったの? 休めると思ったのに」と不満そうでした(笑)。

曲が終わったあとコータローさんはチューニングが大変そう。加藤さんいわく「弦は鉄で出来てるから、暑いとすぐ(チューニングが)狂うんだよ」とのことです。しかしその後「だから暑いとお母さんもおかしくなっちゃうでしょ」と謎な発言が飛び出します。リーダーのほうが心配です。そこで暑さ話題に乗って「大人のあせもが」と話し始めたコータローさんにピンスポットが。「ピンもらうほどのことじゃないんだけど」と苦笑いしながらも「暑さのせいで、大人のあせもが増えてるんだって。読売新聞に載ってたよ」と報告するとそれに対して加藤さん「コータロー君新幹線に乗るとき必ずシュウマイ弁当と読売新聞持って入ってくるよね」と返していました。「10年前は朝日だったんだけどね」と刑事が言うと「それがどうして読売に替わったの?」とリーダーの質問。しばらく考え込んでいた刑事に「それはやっぱりあれなの? 勧誘のおじさんの人柄的な」と聞きます。「そうだねーやっぱり人柄かな」と答えると「やっぱり人柄だね~。美輪さんも人柄だって言ってたもん。ジョン・レノンは愛こそすべてって歌ってたけど人柄こそすべて」と納得されていました。そのあとの刑事の反応がよかった。「ラーメンだって鶏ガラ・豚ガラ・人柄って言うくらいだもん」との名言にフロア大笑い。「そうなの!」とリーダーも楽しそうです。しかし少し話したあとで「ああ、人柄ね!」と納得されていたようなのでもしかしたらリーダーは「人柄」ではなくスープのダシ的な意味で「人ガラ」だと思っていたのではないかとちょっと心配。「作る人の優しさが料理に反映するってことね。焼き鳥屋でも、がりがりの店主の店って嫌だもんなー。逆にコレステロール480超えてそうな体格の店主だといいなって思う」とさらに独自の価値観を披露していたのですが刑事の「でも俺リーダーの握った鮨は食いたくない」との発言にショックを受けたもよう。「えー? それは何、ファッションが問題なの?」と問い詰めると「いまのその衣装ならいいかな」と基準のよく分からない答えが返ってきました(この日のリーダーはアメコミっぽい柄が全面にプリントされたスーツ)。「カレーなら食べる」と言った挙句「小里くんはサンドイッチ」と畳み掛けるコータローワールド。「小里くんはサンドイッチなんだって。サンドイッチマンだ」とリーダーも受けていました。カレーといえば、の流れから「俺ほんと料理が出来ないんだよ。ノークッキングなの。でも人生で二回くらいどうしてもカレーを作らなきゃいけない羽目になったことがあってさ」と話し出すリーダー。どんな状況なのかよく分かりませんが。「で、俺は出来ないけどコータロー君は料理が得意なのね。だから電話で作り方を聞きながらやってたんだけど、『たまねぎを切って』って言われてもどう切ればいいのかわかんないの。だからそれはアップルレコードに切ればいいのか、それともストーン・ローゼスにすればいいのかわかんないんだよ」との説明に受ける客席。ミュージシャンっぽい例えで面白い。「『アップルレコードでいいの?』って聞いたら、『当たり前だろ!』ってすごく怒られちゃって。コータロー君ああいうとき冷たいよね」と責めるような口調のリーダーに刑事は「あんな出来ないとは思ってなかったんだよ」とちょっと恥ずかしそうにしていました。 

「じゃあ次はコータロー君がサービスでやってる…もうサービスでもない? はまっちゃった?」と、ツイッターに行きそうな流れに。「はまってるってほどじゃないけど」「でもまめにやってるよね」「友達とか参加して来てるから、勝手にやめられない感じになってる」と、刑事はあくまでも冷静なスタンスを守るもよう。そこでリーダーが「この中でツイッターやってる人いるの?」と聞くと、10数人が挙手。「意外と少ないんだね」とちょっと残念そうでした。

「渋谷クアトロで毎月やってて、明日もあるから正直今日は手抜きしようと思ってたんだけど」とまた素でひどいことをリーダーが言うとフロアから不満の声が。「でもステージ立つと忘れちゃうね」といい感じでまとまりかけたのに「駅伝とかマラソンだってペース配分ってものがあるじゃない。所詮名古屋は給水所」と憎まれ口のリーダーです。すると刑事が「本気にする人いるからよしなさいよ」とたしなめるではないですか。珍しいもの見た。「でも、コータロー君でも、レコーディングとかで真剣に弾いたソロより床に寝っころがって弾いたソロのほうが出来がよかったりすることあるでしょ?」と食い下がる加藤さんに「まあ最近はね」と刑事。「そういうもんだよ」とまとめようとしたリーダーですが「じゃあこれから楽屋でギター弾いてこようか」とコータローさんも適当なこと言い出します。「涼しいし」「食べならが弾けるし」とちょっと乗り気な二人ですヤバイ。「でもだめだよ、コータロー君がいないとみんな寂しがるよ」とようやく引き止める加藤さん。フロアも拍手喝采です。しかし「そんなことないよ。所詮ギターなんてバックですよ。俺がソロとか弾いてるときに(客席)見てるとみんなあなたのこと見てますよ」と急にリーダーを持ち上げるコータローさん。「黒子だよね」「黒子だよ」とQちゃんも参加してきました(笑)。すると「えっ、俺なんて君を引き立てるために歌ってるAC/DCのボーカルみたいなもんだと思ってたよ」と今度は刑事を上げるリーダーです。この流れを止めようと思ったのか刑事の放った一言がよかった。「四人でひとつだよ!」。ふざけたトークが素晴らしい感動的なテーマに推移したもんです。受けまくるQちゃんとグータッチする刑事。面白い人たちだ。

面白いMCは他にもこまごまあった気がするのですが思い出せませぬ。あ、なんかリーダーがまた好き放題言ったあと「名古屋に来たんだから名古屋のこと褒めなさいよ」と刑事がたしなめるシーンもありました。ほんと珍しい。「そうだね、こないだもあんかけスパのこと悪く言ったらすごい怒られて殺されかけたもんな」と反省しているのかなんなのか怪しい発言に続きましたが。あと曲順は最初から覚える気ゼロだったのでセットリストもなしだ! でも「スウィート・シンディ」とか「恋はLet's Go」とか「ビフバンパウ」とか聴けて嬉しかったので満足セットでした。新譜からもたくさん聴けたしね!「今が最高!」はアルバムで聴いていたときから好きな曲だったけどライブだとより映えるね。サリンジャーには申し訳ないけど「ライ麦畑の迷路の中で」を生み出すテーマとなってくれたのが私の中では一番のいい仕事だ。これもライブでの迫力すごかった。新譜からだと「明るい未来を」を聴けなかったのだけ残念だな。いずれ機会はあるでしょうが。

とても楽しいいいライブでした。行けてよかった!