ハッピー&ラッキー

コレクターズとピロウズとANATAKIKOU、その他音楽やいろいろ。

札幌散策 ピロウズを思って。

2006-01-22 | ピロウズ
さて札幌といえばピロウズのさわおとぴーちゃんの出身地ですが(さわおは小樽銭函ですが、高校から20歳くらいまで札幌の音楽シーンにいたらしいのでまとめます)その二人に由来するものも目にできて面白かったです。

先日怒髪天と行われた対バンイベント「東京ブロッサム」にて、増子さんが札幌時代の話をいろいろ暴露したらしいことをネットで知り爆笑していたわけですが、そのライブのサブタイトルに「4丁目プラザ自由市場」というサブタイトルがついていたそうですね。これはぴーちゃんがバイトしていた場所だとのことで、ライジングサンでぴーちゃんにこの話をしたら爆笑してくれた、そのためだけにこのイベントのタイトルをつけた! と言ってはばからない増子さんも面白すぎます。

さてその「4丁目プラザ自由市場」とは、Sさんに聞いたところ、ビルの中にある雑貨屋やレコードショップが集まったフロアのことで、Sさんが高校生だった当時(おそらくぴーちゃんがバイトしていたであろう同じ時期)、おしゃれでセンスの良い若者がよく行くような場所だったそうです。すでにバンドもやっていて、ファンも多かったという真鍋さんを目当てに、女の子がそこに集まっていたのをさわおが物陰に隠れて見ながら「死ねばいいのに…」とつぶやいていたそのころを思うとものすごい笑えるのですが、実際行ってみると、確かに感じは分かりました。センスのいい雑貨が並び、若い子がたくさん買い物をしているそこが、当時において流行の最先端だったことが。そういうところでバイトして、女の子のファンが目当てにやってきていたという真鍋さん当時から無敵だったんだなあ。そりゃさわおや増子さんが腹を立てるのも分かります。

さらにMCで、さわおと増子さんが一緒にコレクターズのライブ見に行った話とかもされたそうですね。Sさんによると、さわおが上京する前の時代にコレクターズが札幌でやったライブは「虹色サーカス団」ツアーの一回だけだそう。それに増子さんも一緒に来ていたのか、ちょっと感慨深いですね。そのときのさわおは、「客は満員ではなかったけど、みんな本物のモッズで、金髪に破れたジーンズの自分は恥ずかしくて後ろのほうで見てた」と言っていたらしいですが、その態度もまた微笑ましいよ。

あと増子さんといえば、ちょうどライブの翌日、14日の深夜に札幌で始まる音楽番組の第一回目のゲストとして登場していたのでそれも見ることが出来ました。テンション高くて面白くて、ほんとサービス精神旺盛な人だなあ。爆発的な売れ方をしていなくても、音楽とバンドが好きでたまらないという気持ちが伝わってきて、そしてずっと活動しているそのさまは、非常に私のバンド好きなツボを突いてきます。まだ生で怒髪天のライブ見たことないのですが、この番組とか狼スープにあったサインとかカスタネットにあったポスターとか、やたらと増子さんの影を見た旅行でした。

さわおといえば、以前札幌にライブに来たときのMCで、「オーロラタウン(地下街)に入るとき、外が吹雪だったので、扉を開けたら入り口にたまってたヤンキーに雪をぶっ掛ける結果となってしまってあわてた」と言ったことを話したそうですが、「オーロラタウン」と言っただけでウケた客席に戸惑い気味だったとか。「え、俺なんかへんなこと言った? オーロラタウンってまだあるよね?」みたいな。地元話ってされるだけで面白いんだよね。そんな話を聞いていたので、実際オーロラタウンを歩くときには、そのMCを思い出してもう自動的にさわおを思い浮かべてしまう変な旅行になりました。