ハッピー&ラッキー

コレクターズとピロウズとANATAKIKOU、その他音楽やいろいろ。

1/27 THIS IS TIME FOR ACTION IN 渋谷クラブクアトロ

2006-01-30 | コレクターズ
夏に行きまくったクアトロ、冬はなんだか久しぶりです。

メンバーが登場するなり大歓声。お客さんいっぱい入っててスゴイ好感触な感じです。さすが東京。Qちゃんが何故かショッキングピンクのすごい目にまぶしいジャージを着ていて釘付け。加藤さんはストライプのカッコイイスーツ着てます。

1曲目に「ANY DREAM WILL DO」が! えっこれツアーでやってないじゃん! 続く「太陽はひとりぼっち」の時点で、地方ツアーとメニューを大きく変えたことに気付きます。何度も見に行ってる私にはとても嬉しい。「Nick! Nick! Nick!」が終わったところでリーダーごあいさつ。「2006年最初の東京ということで…心配だったんだよね、入りが!」と早々にブッちゃけてます。「スタッフに、ジャストに始めていいですよって言われて、えっ少なくてもう入りきっちゃったの? って思ったけど、こんなにたくさん入ってくれて」と嬉しそうです。「始まるまで不安だったんだよね。ホリエモンも今きっと拘置所で不安だと思うよ」とコータローさんに振ると、「俺夜明けとかに不安になったりするよ」と、意外に繊細な面を見せる刑事。そこで「そうなんだー、それで体の一部分は元気だったりするんだよね」と加藤さんが反応したのに「天気が悪いと夜が明けたの分からなくてさ」とマイペースに話し続けるコータローさん。「俺今面白いこと言ったんだけど」と加藤さんが突っ込むと「あ、ごめん」と素直に謝っていました。でもその直後のお互いに苦笑いした空気が面白くて、二人とも笑いながら後ろを向いてしまったのに客席は爆笑でしたよ。

久しぶりに聴く「Jet Holiday」素晴らしかったです。いい歌だー。しかし歌い終わったあと「久しぶりに歌ったけどいい曲だね~。こんなにいい曲が腐るほどあるのに…もう腐っちゃったよ!」と、文字通りクサる加藤さん。腐ってないよ。

「最近ね、あの一夫多妻の男に励まされた!」と、全然ライブに関係ない話をしだす加藤さん、本当に時事ネタ好きだな。「素人であれだけなんだもん、俺だってニューハワイ企画とか作ったり。コータローくんも池袋企画とかどう?」と楽しそうです。「何か知り合いに聞いたんだけど、あのオヤジヒミツの呪文があったんだって。それが『シークルシークル』って言うんだって! 彼女が来る、ってことらしいんだけど、何故か『彼女』だけ英語で。コータローくん言ってみたら? きっとこの辺(コータローサイド)メロメロだよ!」と振ると、コータローさん困ったようにそれでも呪文を唱えました。客席大ウケ。すると「小里くんも!」と、小里さんにまで言わせようとします。大きな拍手に迎えられて律儀に唱える小里さん面白い。すると客席から「Qちゃんも!」とリクエストが。わかってない様子の加藤さんに、コータローさんも手振りでQちゃんにもと訴えると、「わかったよ! じゃあQちゃんにも言わせてやるよ!」と何故かキレ気味の加藤さん。手を振って遠慮していたQちゃんですが、客席の歓声に負けたかのようにシークルシークル言っていました。何なんだこのライブは。その後コータローさんがぽつりと「でもね、あのオヤジ嫌いになれない」とつぶやくと、「正直、俺も好き」と加藤さんが同意していました。その言葉にまたしてもフロアが受けていたのですが、いつもより男性の声が多かったような気がします(笑)。

途中どこでだったかな、Qちゃんに「すごいジャージの色だね!」と突っ込んだ加藤さん、「何でそんな派手になったのデューク更家さん」と聞いていました。それに「今まで地味な色合いだったから、派手にしようと思って」と答えたQちゃんに「思ったより普通の答えでした」と締めていました。

ミスフィッツマニフェストをやったので、今までのパターンで行くとこのあとロケットマンだ! とわくわくしたのですが、なんとアコギを外してしまう加藤さん。メニューが変わったのだから文句言えないのは分かるのですが、もっとロケットマン聴きたかったですよ。この日のライブはメンバーの演奏、リーダーの声ともに非常に調子がよかったので(クアトロの音響、加藤さんの声に合ってると思うし)、この状態でロケットマン聴いてみたかったなあ。すごくいいライブでしたがそこだけ残念でした。

そしてこれも久しぶりの「ロケット工場」! 冒頭の加藤さんの声の伸びが素晴らしい! ほんとにいい歌でいい声です。

「身だしなみを…」と、タイを直す加藤さん。「いいチーフでしょ」などと言いながら整えています。ちゃんと出来てから「これで君たちの両親に会いに行ける」と言っていました。結婚のごあいさつを言っているのは分かるのですが、そんな大人数じゃ家庭訪問ですよ。

「何度も言ってるけど、今年20周年で…ライブもいっぱいやろうと思ってます」のMCに大拍手。嬉しいですね。しかし「だから借りてでも追っかけてくれ」と現実的な話が(笑)。「コータローくんが言うには、世の中30万までは借りられるように出来てるそうだけど」と振ると「30万まではね」と刑事が答えます。「30万までは優しく貸してくれるの。悪徳だと怖い人が出てきて『これからは100の時代だよ』って言われちゃうけど」と、懐かしいアメストで話していたネタを披露。「それは20万だけ借りたくても、100万貸し付けられちゃうってこと?」と加藤さんが聞くと「そう」とうなずくコータローさん。そこで「じゃあ20万借りてハッピーに」と、「ハッピー&ラッキー」の前フリに入りました。そんなハッピーいやだよ!(笑)そこで、加藤さんがコーラスを入れているとき、コータローさんが歌詞を間違えないようにとの配慮なのか、自分の口元を指差し、刑事を見ながら歌っていました。それを見ながらコータローさんは、指差してうなずきつつのボーカル。2番の同じくコーラスのときには、普通に前を向いて歌っていたコータローさんでしたが、加藤さんはまたしても刑事を見ながら心配そうな顔。でもちゃんと歌っていたのを見て笑っていました。加藤先生だね!

いつものようにその曲で、いったん加藤さんがお色直しに退場したのですが、そこで始まったインスト曲が「二人」でした。自分の中でかなり地味な印象薄い曲なので、「聴いたことある! これNO.5に入ってる!」といったあたりまでしか思い出せず、演奏が終わったあとでSさんに教えてもらいました…まだまだ甘いファンです。でもコータローさんの太いギターかっこよかった!

それが終わって「プリティ・ガール」が始まり、イントロで飛び出してきた加藤さんはラメのユニオンジャックジャケットでした! ヤッター! 「Million Crossroads Rock」「Maybe Tomorrow」と、勢いのいい曲の連発にフロアも大盛り上がり。すごい楽しかったです。加藤さんも「素晴らしいね、楽しい夜だ。シークルパワーだ」とご機嫌。そこで「スパンコールがぼろぼろ落ちて」と、衣装の劣化を気にするリーダー。「港町の恋で涙を落とした数だけ落ちていく…」とか何とか演歌的なことを言っています。衣装に似合いすぎるのでやめてください(笑)。

再びアコギを手にしたリーダー、今度は何が始まるのかと思ったら、「2065」でした。もうこれがすごすぎて迫力ありすぎて素晴らしかった。今回の「魂抜かれたよ」は文句なくこの曲でしょう。2004年のオペラでも聴けましたが、この日の出来もすごかったです。

そこで本編終了、退場するメンバーですが、もちろんアンコールで再び登場。「TOUGH」でさらに盛り上がります。ちょっとどのへんで言ったのか忘れましたが、加藤さんのMCで「夜明けに不安になっちゃうんだよね、で、体の一部が硬くなっちゃうの」と最初の方の話題を引っ張るような話が。「このあいだ、加藤鷹さんと対談したから、何か影響受けちゃって…教え込まれちゃったんだよね」と、下ネタ話に言い訳しておりました(笑)。その後告知が。「吉本興業から出るアニメトリビュートが、延びに延びて4月になりました…」と言うと客席から「えー」と不満の声が。「俺に言われても」と困りながらも続けます。「そこでローリーと21st再結成してキャンディキャンディやったりしたんだけど、コレクターズはもっとかっこいい歌をやりました」と「マッハGO!GO!GO!」へ。歌うごとに加藤さんのボーカルが上調子になっていくのを感じます。この日の出来は過去最高でした。その勢いのまま「パンクオブハーツ」へ。刑事がスゴイノッていて、ジャンプを33回飛んでいました! 私がカウントし始めてから過去最高です。スゲー! 加藤さんも見ながら数えているのに笑った。こんなに盛り上がったまま終われません。そこで退場したメンバーですが、再びアンコール。

登場した加藤さんが、スタッフから傘を受け取ってリグレイの合図です。「札幌に傘忘れて行ったからさ、もう血まみれ」と言ってました。札幌のファンがまるで凶暴みたいじゃないですか(笑)。札幌、割り込みも場所取りもまったくいない、ものすごくマナーのいい客層でしたよ! たくさんのガムを投げまくって、コレクターで最高の盛り上がりを見せて、4人が並んでステージでお辞儀、しかし加藤さんがコータローさんに小さく話しかけているのが目に入ります。これは来る! と思ったら案の定、「もっと聴きたい?」と! 大歓声で答えたフロアに届けられたのは、「TOO MUCH ROMANTIC!」のイントロでした。これがもうほんとに素晴らしく盛り上がって、途中イントロのギターソロをコータローさんが弾くところを「コータロー!」と加藤さんが紹介する部分、あれを二度もやったんですよ。要するに曲の構成が通常バージョンではなく、ギターソロから後半部分に行って、もう一回間奏のギターソロを披露して、ロングバージョンになってたんです。すごい! 

コータローさんがピックを投げまくり、珍しく小里さんも投げ、Qちゃんがスティックまで投げた、メンバーもとても楽しそうなライブでした。最後コータローさん、着ていたTシャツまで脱いで投げてたし! さすがに東京だとお客さんもたくさん入ってて、もちろん少ない会場でもいいライブを見せてくれるコレクターズですが、やっぱりフロアに熱気があるのは楽しいね! ライブをいっぱいやってくれるとの言質も取ったので、借りなくてすむ程度に今年もたくさん見に行きたいと思いました。