goo blog サービス終了のお知らせ 

蒼い芝生の傍らで

サッカー観戦記および日常の出来事等

最近読んだ本:『四畳半神話大系』

2010年02月01日 23時24分53秒 | 
今日は雪が降りました。でも、思った以上に会社待機時間が長引いたお蔭で、会社を出たときに降っていたみぞれは、自宅近くでバスを降りたら雨に変わっていました。
夜の方が暖かかったのでしょうか?寒くない(は言い過ぎですが★)時間に帰れて、ラッキーでした♪

読書仲間の快ちゃんオススメ、森見登美彦さんの作品を、先日物凄くようやく読み終わりました!シーズンオフは、本を読むタイミングが難しいとです・・・

【ストーリー】
四畳半に住む主人公(男性)は、京都の大学に通う3回生。入学当初は『バラ色のキャンパスライフ』を夢見ていたが、人生における『いらない布石』をことごとく打ちまくった結果、学業はおろそかになり、サークルでは阻害され、恋人もいない、夢見た未来とは程遠い現実。唯一の友人(?)は、人の不幸で飯が食え、妖怪と見間違うばかりの容貌をした同級生・小津だた一人。
入学当初のあの時、別のサークルを選んでいたならば。小津と出会うことが無ければ、『バラ色のキャンパスライフ』を手にしていた筈。主人公は、占いの老婆に現状を打破する方法を見てもらうが・・・

本作は4編から成り、4編とも同じ主人公の話です。ネタバレになるのでそれぞれの内容を書く訳にはいかないのですが、全部読んでスッキリ!の面白い話でした!!
相変わらず主人公の名前が出てこないのに、会話が総て成り立つ所も凄いですし、お馴染みのキャラクターが出てくる所も、思わずニヤリとしてしまうポイントです♪『お馴染みのキャラ』とは言え、独立した体系の話なので、ここから読んでも全く問題がありません!シリーズ化のようでもありつつ、気になった所から読み始められるのも、森見作品の面白い所なのかも知れませんね!

ああ、こうなって来ると、引越しの時にどこかのダンボールにしまい込んで見つからない『太陽の塔』の行方が気にかかります☆同じ箱に、『サッカーボーイズ』の1巻も入っている筈なのも、もどかしい所です!引越しから1年半弱。そろそろパンドラの箱達を開封する時なのかも知れません・・・
出て来い、『希望』!!


最近読んだ本:『マラソン1年生』

2010年01月16日 18時34分37秒 | 
昨日、快ちゃんから何冊も本を借りたにも関わらず、本屋さんに行って買い物をしてしまいました★
そして、何気なくパラパラとめくり、「お!」と思って購入してしまいました!
たかぎ なおこさん著、『マラソン1年生』と言うマンガです。

【ストーリー】
一人暮らしを始めて9年目になる著者が、日ごろの運動不足を懸念して何気なく「マラソンでも始めようかな?」と友人・のりこさんに切り出してみたところ、偶然にも彼女が同じくマラソンを始めようと思っていたのをきっかけに、とんとん拍子でマラソンを始めることになる。
元々運動が得意でない著者がマラソンを始め、苦難・練習を乗り越えて、1年後に『ホノルルマラソン』を完走するまでの物語。

私も「走ろうかな~?」と思っていた所、偶然手に取った本書が猛烈に面白くて、「これを立ち読みで済ませるなど、著者に失礼極まりない!」とレジへ持って行きました!ただのマラソン指南書にあらず、運動が苦手でも楽しく走るコツやポイントも『運動苦手な人視点』で書かれていますし、有名な『金 哲彦さん』のアドバイスも掲載されています!しかも、『マンガ』ですから、読みやすい事この上ありません!!
「走ろうかな~?」と考えている方にオススメの1冊です!!

そして本書購入後、ジャージ買っちゃいました♪初心者は、いきなり走ってはいけないようですが、軽め・軽めに近所を走りたいな~と思います!!
シーズン開始までに、体力作るぞ!!今年は、タイトル獲るぞ!!!

最近読んだ本:『生協の白石さん』

2009年11月25日 21時13分15秒 | 
ヤバい!何なの?!この腹痛??!ちっとも良くならない(昨日よりは若干マシ?)し…。
今朝は作業があったので会社に行きましたが、半日で帰らせてもらいました。今日は、頑張りません★
明日も作業があるので、休めません。。。

今更読みました『生協の白石さん』。「簡単に読めるもの」を求めた結果のチョイスでしたが、大正解でした!ちょうど、先日の実家往復の間に読破できる量でした♪

【ストーリー(?)】
東京農工大学の生協に努める『白石さん』が、学生から生協に寄せられる『ひとことカード』に返した回答が面白いと、噂が噂を呼んで一冊となった本。どんな質問にも粋な回答を返す白石さんのセンスに、心が温まります。

回答集については様々な所で紹介されているので割愛しますが、この『ひとことカード』に回答がある事によって、「自分を見てくれた!」と感激した学生は少なくなかったのではないでしょうか?不勉強な為、この大学について全く知らなかった(『大根踊り?』と聞いてしまうレベルですね☆)のですが、入ってからが相当厳しい『良い大学』のようです。そんな厳しさの中、時に孤独な状況に陥ってしまうかも知れませんが、そんな時にこのようにして『ちょっとだけ』気遣ってくれる存在が近くにいてくれると言うのは、何とも心強いものだと思います。
この本を読んだ誰もが思ったことだと思いますが、白石さんとセットで生協が会社にほしいと思いました!!

しかし、今一番切実にほしいのは、『健康』ですね★水分いっぱい摂って、暖かくして、何とかして治したいと思います!
と言うか、何故治らーん??!(汗)

最近読んだ本:『月島慕情』

2009年11月16日 20時57分26秒 | 
今日は休もうと思って寝坊してみたものの、やる事を思い出して飛び起き、出社しました。
しかし、やっぱりしんどかったので、やる事をやれるだけやって、午後半休で帰宅。病院に行って来ました。

内科と整形外科(湿布が欲しかった)のハシゴをしたので、待ち時間に浅田次郎さんを読んでいましたが、待ち時間が思いのほか少なく★続きが気になって、帰宅後に読みきってしまいました!

【ストーリー】
小学校を終えた頃、人買いに買われて吉原の女郎となったミノは、26歳で太夫に上り詰める。2度の身請け話が水に流れたが、太夫になって5年目に、身請け話が楼主からもたらされる。相手はミノの惚れた相手、博徒の時次郎。この降って湧いたような幸運に、ミノは幼き日に祈った不動様のご利益と思った。
手付金を楼主に払われているミノは、自由に吉原の外へ出る事が出来るようになる。ある日、時次郎の住む街を見に、月島へとミノは向かうが・・・

表題作『月島慕情』は、大正時代の吉原のお話。他、酒乱の夫の元から命からがら逃げ出して20年、再婚もして幸せな暮らしを営んでいた初江の元に、「お骨を拾ってほしい」と言う連絡が入る『供物』。北海道の自衛隊駐屯地で、酔った上官から「鰻を食え」と言われ、上官が「鰻を食べない理由」を聞かされた隊員の話『雪鰻』。など、全7編の短編集です。
どの話も泣けますが、私は『冬の星座』で号泣でした!

ひとつひとつの話は短いのですが、短さを感じさせない話の深さです!選び抜いた言葉で綺麗に綴られる話は、時代背景はバラバラですが、そこに暮らす人の空気が伝わって来ます。
物語の素晴しさはいつもの事ですが、桜庭一樹さんの『解説』で、彼女と浅田さんとの対談がまたグッと来ます(オール読物という雑誌の対談らしい)!『美しい』と思う何かを心に一つ、持たなければと思いました!やっぱり、『核』のある人って、憧れますね・・・。

さて、まずは自分を取り戻すべく、早く風邪を治します☆

最近読んだ本:『夜は短し歩けよ乙女』

2009年11月15日 07時55分51秒 | 
昨日は、風邪を押して能見台の『長浜ホール』と言う所まで、ゴスペルの自主練習に行ってきました!ここで来月クリスマス会を行うのですが、正直『先に行ってて良かった』と思える程駅前の道が判り難かったです★ホールは、レトロ感あふれるステキな建物でした♪
風邪の事を考慮し、途中で撤収。片付けも手伝わんと、申し訳なかったです・・・

そんな能見台駅までは、八丁畷から各駅停車を利用して40分超乗っていました(※川崎駅から乗ると、何故か50円も高い!)。お蔭で、森見登美彦さんの1冊を読み終えることが出来ました♪

【ストーリー】
『黒髪の乙女』ことサークルの後輩に一目惚れした『先輩』は、夜の先斗町で、下賀茂神社の古本市で、大学の学園祭で、彼女の姿を追い続ける。その先々で、本人の意図とは関わらず、いつも物語の主人公たる彼女は、果たして先輩の想いに気づく事が出来るのであろうか・・・?

3ページの一度は必ず噴出してしまうほど、面白かったです!!
順番としては、先日読んだ『走れメロス』よりも先に読んでおくべきだったかな?と思ったのですが、後から読んでも「ああ、あれはこの話だったのね!」と頷ける感じです。森見作品に常に出てくる『詭弁論部』は、本当に京都大学(らしい)にあるのか、物凄くその存在が気になったりします。

この作品で、『黒髪の乙女』と『先輩』の名前は出てきません。が、この二人だけ名前が出なくても(あと『パンツ総番長』も名前が無かったかな?)、全く話の流れに支障が無いのが、読み終わって不思議な気持ちになりました。それ程、この二人のキャラクターは壮絶です!!彼女や、『天狗』の樋口さん・美人歯科医の羽貫さんと一緒に、夜の先斗町でタダ酒をご馳走になりに行きたくなりました!!(爆)

酒よりもまず、風邪を治さねば☆先日、油断して会社でマスクをしなかった日があったのですが、恐らくその時に『咳をするけど絶対にマスクをしない失礼なオヤジ達』の誰かから感染されたに違いありません!彼らの菌が体に入ったと思うだに、おぞましいです・・・(吐)
熱が出ないのでインフルエンザではなさそうですが、当面マスクは会社で外さない事にします!!

最近読んだ本:『永遠のサッカー小僧 中村憲剛物語』

2009年11月01日 21時22分53秒 | 
洗濯しながらブログを書き、干して次の洗濯までに掃除をし、洗濯→掃除を繰り返していたらJokerさんが起床。そこから何となく外出のきっかけを失ってしまい、一日自宅に引き篭もってしまいました★
日中は暖かくて、とても良いお天気だったのにね~・・・。

そんな訳で、先日重版されてようやく手に入った、森沢明夫氏・著のケンゴ本を読破しました!

【ストーリー】
1980年秋、中村家に生まれた待望の男の子、憲剛。両親と年の離れた姉達に可愛がられて育ち、W杯・メキシコ大会の『マラドーナ・5人抜き』に感動して、6歳でサッカーを始める。
「誰よりもサッカーが上手くなりたい」と言う思いを胸に、サッカー漬けの日々を送る憲剛少年だが、体の小ささ故に何度も壁にぶつかる。一度はサッカーから離れたものの、半年で再びサッカーの元に帰ってくる。より良い環境を求め、より高みを目指し、コツコツとひたすらに努力を重ねる憲剛。
総ては、『大好きなサッカーが上手くなりたい』。それだけの為に。

『中村ケンゴの本』と言うことで手に取った本ですが、読み物として物凄く面白く感じるのは、著者の森沢さんの文章のなせる業かと思いました!著者自身も「聞けば聞くほど、平坦でドラマチックな所のない人生」と言うケンゴの生い立ちを、ここまでグイグイ読ませる力を持たせているのは、他でもない森沢さんの文章力です。

もちろん、ケンゴの人生も、本人は「特別な事は何もない」と言っていますが、物凄い努力の元に成り立っている結果です!どんな場面でも、背の低さ・華奢な体躯・足の遅さ(小学生の時は速かったそうです)で、時に見下されるような事もあったそうですが、サッカーが好きであると言う一途な想いと、自分に出来る事を模索し続けて、ついには必ず結果を出している所など、「やはり、一流選手になる人と言うのは、『ココロ』が違うなぁ」と何度も感動しました!
言い訳をして諦めるのではなく、好きな物の為に常に努力を怠らない。その積み重ねで、『特別』な存在でなくても『一流』と呼ばれる存在になれる。読む人に、勇気を与えてくれる本です!
文字の間隔も広くて読みやすく、難しい表現も一切無いので、小学校・高学年位のサッカー少年(ルビはないですが、この位からなら読める筈です!)や、子育て中の親御さんなどにオススメの1冊です♪

今日はダメ人間で過ごした私ですが、ケンゴ本に勇気をもらったので、明日から頑張ろうと思いました!!
きっと・・・(願)

最近読んだ本:『新釈 走れメロス 他四篇』

2009年11月01日 08時43分04秒 | 
ゴスペルイベントの前夜に読んでいた本は、『聖☆おにいさん・4巻』でした。
Sunnysideは歌詞以外で『宗教色・ゼロ』なので、アリです!ジーザス!!(爆)

『きつねのはなし』以来ハマッている、森見登美彦さんです!しかも帯に『日本一愉快な青春小説』と書かれていたので、「これはっ!」と思って手に取りました♪

【ストーリー】
「図書館警察」に、詭弁論部の部室が奪われた!この理不尽極まりない出来事に激怒した『腐れ大学生』芽野史郎は、一人で旧・部室に乗り込み奪還を試みるが、あっさりと図書館警察長官・私設軍団『自転車にこやか整理軍』に捕らえられ、長官の前に引き出されてしまった。ここで長官から、『部室を返還する条件』を提示される。それは、「明日の学園祭のフィナーレで、『美しく青きドナウ』に合わせてピンクのブリーフ一丁で踊る事」。
芽野はこの危機から脱するべく、親友の芹名雄一を『人質』として長官に預け、「俺が戻らなかったら、代わりにあいつを踊らせろ」と言い残し、京都の街へと脱走する。「あいつは戻らんぜ」と言う芹名の言葉に激怒した長官は、直ぐ様追っ手を放った。
芽野vs長官の、京都の町を舞台にした『大逃走劇』が、幕を開ける・・・

タイトルの『走れメロス』は、友情をかけて「親友を裏切る話」。他、一部関係者のみ有名を馳せる孤高の腐れ大学生・斎藤秀太郎の物語『山月記』や、その斎藤秀太郎を「師」として崇める男が、美しい女性との出会いをきっかけに虚無の成功人生を歩み出す『桜の森の満開の下』等、有名な文学作品を下敷きに、『京都の腐れ大学生』を主人公にした作品群です。

ただ一言、「面白かった!」に尽きる作品です!!文学作品(確か一通り読んでいる?)物が、現代風に置き換えられると「こんなに面白いのか!」と思い、とにかく一気に読んでしまいました!!主人公が総て『腐れ大学生』と言うのも面白いです。ここまで酷くはありませんでしたが、過去の自分も遠からず・近からずなので、若干冷や汗ものな所はありますが☆
文学作品の元ネタを読んだ事の無い方は、こっちで興味を持ってから読んでも、そのギャップを楽しめると思います♪短編集で読みやすく、本も薄いので、「ちょっと何か読んでみようかな?」と思う方にもオススメの1冊です!

最近やたら『若者(30代も入るらしい!)の活字離れ』『本離れ』が勝手に騒がれていますが、本好きならば放っておいても勝手に読んでいるので、「そんな調査なんかにカネをかけるな!」と言いたいです!しかも、理由のトップに『本を読んでいる時間がない』を掲げるとは、まさに愚の骨頂!!『本を読みたくない』と言うアンケートカテゴリを設けていないだけだと、本好きならば一目瞭然の結果です。このカテゴリの追加で、間違いなく順位は入れ替わりますよ(断言)!
漫画も、雑誌も、絵本も、『本』です。世に認められ、流通を許された『作品』です。さぁ、『本』を読んで、政府調査機関をギャフンと言わせてあげましょう!!

最近読んだ本:『中庭の出来事』

2009年10月19日 21時59分01秒 | 
本日は、お休みを頂きました。
そんでもって、読みかけの恩田陸さんを、読破しました!!

【ストーリー】
とあるホテルの中庭にてパーティの最中、気鋭の脚本家・神谷が毒殺される。容疑者として浮かび上がったのは、神谷の妻・河野百合子と、神谷の新作舞台に選考中だった3人の女優。刑事は3人の女優から、それぞれ河野百合子のアリバイを聞かされる。
別の所で、男2人が神谷の死の真相について語り合う。深い霧の中、廃線となった線路を歩きながら、真相を求めて山奥の劇場へと向かう。
一体誰が、どうやって、何の目的で脚本家を殺したのか・・・?

劇中の話と現実の話、別の話の3つが、交互に語られる物語です。『中庭にて』に始まり、『中庭の出来事』『旅人たち』とタイトルは分けられているのですが、どれも遠からず・近からず絡み合いながら、事件の真相と真犯人に近づいて行きます。

・・・えっと、正直な所『苦手な種類の話』でした★最近の『難解な恩田ワールド』が全開なんです。好きな人は好きかも知れませんが、私は苦手だったとしかコメントのしようがなく・・・。途中で何となく判ってきたような来ないような雰囲気はあったのですが、読み終わった後の落胆は本の厚さに比例します★
私はオススメしませんが、時間に余裕があって、興味のある方はぜひ!!

頭が『単純な感動』を求めているので、暫くは難解だと予想される話と、人が殺される話は止めようと思いました・・・(涙)

最近読んだ本:『終末のフール』

2009年10月08日 23時02分36秒 | 
今日は奇跡的に『まだ動いていた京浜急行』に乗れたので教育会場に行く事が出来ましたが、講師が午後近くまで来られませんでした!代理の講師の方が非常に良かったので、あのままでも・・・と思ってしまい、済みません☆

Jokerさんに「読め!」と言われた、伊坂幸太郎さんの作品です。

【ストーリー】
「8年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する」と予告され、世界中がパニックに陥った。その予告から5年後、すっかり平穏さを取り戻したような状態にある仙台北部の団地「ヒルズタウン」では、パニックを生き延びた人達が「残り3年」を見つめなおしながら生活を続けていた。
息子の自殺以来絶縁状態を続けていた娘が、突然東京から帰ってくる。妻の静江から伝えられた私は、「話がある」と今更言ってきた娘に何を言われるのか、どんな顔をして娘と向かい合えばよいのか不安だったが、「あと3年なんですから、仲直りしてください」と言う妻の言葉に、「お前は能天気で良いな」と馬鹿にしながら娘の帰宅を待った・・・。

表題『終末のフール』は、目下の者を馬鹿にする事で自分の正当性を保とうとする父に反発して出て行った娘と父が、ヒルズタウンで過去を清算する話。他7編のショートストーリーからなる『世界の終末』を見つめる人々の話なのですが、人の強さ・弱さ・脆さが「これでもかっ!」と露呈されます。『あと数年で小惑星が地球に衝突するので、全員死にます』と言うストーリーは「SF」のようでもあるのですが、パニックを生き延びた人達の一挙一動に「ああ、人間って素晴しいな」としみじみ思いました!

この8編のお話は、『ヒルズタウン』と言う団地を中心に、総ての人が繋がりを持っています。今、殆ど壁をくっつけるようにして過ごしているご近所さんとも全く交流なく過ごしている(私達が家にいないから☆)ので、こういう人と人との繋がりって良いなぁと思いました!
でも、あと8年で死にたくないですし、あのパニック状態を生き延びられそうにないので、やっぱり今のままで良いです・・・(汗)

今日は早く帰ってアジア杯予選を見ようと思っていたのですが、家事三昧で前半少しと後半少ししか観ていないので、コメントは控えます。岡崎選手のハットトリックは素晴しい記録だと思いますが、明日の朝『ズームイン』でここぞとばかりに『岡崎選手の活躍だけ』を取り上げられるのを思うと、若干ゲンナリです・・・★

最近読んだ本:『声に出して笑える日本語』

2009年09月24日 19時20分05秒 | 
1日余分にお休みを貰っておいて、幸いでした。
どうやら、風邪をひいたようです★
節々の痛みや全身の倦怠感、寒気や腹痛・水っ洟流出などがありますが、何故か熱だけありません。
こりゃ、治すのに骨が折れそうです・・・

本屋さんで気になって手に取った、立川談四楼さんの本です。日本語大好きなので、オモシロ日本語や『いいまつがい』(笑)を期待して読みました!

【ストーリー(?)】
アナウンサーの致命的な言い間違いや、師匠方・仲間達の素晴しい言葉を集めたエッセイ。落語家ならではの『耳の付け所』に、笑ったり・ホロリとさせられる1冊です!

良く耳にする『風が吹くと桶屋が儲かる』の語源や、『上手いヨイショの方法』などの役に立つ知識から、「え?!そんな事テレビで言っちゃったの?!」と言うキャスターさんの言い間違えなど、『日本語』にまつわる面白エピソードが満載です。テレビやラジオの言葉は、一瞬で過ぎてしまうので気づかなければ「そこまで」の話でも、普段からアンテナを立てている人には引っかかってしまうものなんですね☆文章と違って、口から出したら訂正が効かないものだけに、コトバには注意しようと思わされてしまいました。
若干『下ネタ』が多くなっている(やはり「笑ってしまう」ツボはここにあるらしい☆)ので、大人向けの本かも知れませんね~・・・。

いくつかあるエピソードの中で、笑うポイントの筈なのに意味の判らない箇所があり、「あーっ!!」と悔しくなる所がありました!私の日本語、アヤシイだけじゃなくて、まだまだ全然甘いようです★落語って、面白い話であるだけでなく、テンポとか裏の意味とかあって、深い日本語であるようです。WOWOWでやってた録画があるので、今度ちゃんと観ようと思いました!!

ああ、チクショー!体がだるいっ!!
鼻風邪や熱の風邪など、何かに特化した風邪は比較的治し易いんですが、寝ても覚めても治らない『だるくて痛い』はどう治せば良いんでしょう(涙)?アルコール消毒、効くかなぁ・・・?