夜明け前の空ほど、美しく壮大なものがあるかしら、と、思っていました。
濃紺の夜空に輝く星々。
大地を覆う、厚い霧。
みるみる白くなっていく、空。
いっせいに羽ばたく、鳥たち。
霧は、上りながら、舞いはじめます。
まるで、歓喜のように。
野の草たちは、朝露を身にまとい、きらきらと目覚める。
すすきの穂が、応えている。
大空を清めるように、揺れている。
自然界の全てのものが、喜んで迎える、朝と、おひさま。
こんなに美しく、壮大で緻密なものを、どうして生み出せたのでしょう。
その大いなる力、存在を、かみさまと呼ぶのだと、わたしは感じていますが、
例えば一枚の落ち葉を手に、かみさまはよく、このように精巧なものを想い描かれたものだと、感じ入ります。
秋に、このように世界を美しく染めることも。
いま、強く強く願っていることがあります。
わたしにある想像力も、日々何かを生み出し続けていますが、
それらが、どうか、かみさまのように、いのちある美しいもので、ありますように・・・。
まわりのものに、いのちを与えるような、慈しみあるもので、ありますように・・・。
わたしが、こどもたちに遺すことのできるものは、そういうものだと思うから。
濃紺の夜空に輝く星々。
大地を覆う、厚い霧。
みるみる白くなっていく、空。
いっせいに羽ばたく、鳥たち。
霧は、上りながら、舞いはじめます。
まるで、歓喜のように。
野の草たちは、朝露を身にまとい、きらきらと目覚める。
すすきの穂が、応えている。
大空を清めるように、揺れている。
自然界の全てのものが、喜んで迎える、朝と、おひさま。
こんなに美しく、壮大で緻密なものを、どうして生み出せたのでしょう。
その大いなる力、存在を、かみさまと呼ぶのだと、わたしは感じていますが、
例えば一枚の落ち葉を手に、かみさまはよく、このように精巧なものを想い描かれたものだと、感じ入ります。
秋に、このように世界を美しく染めることも。
いま、強く強く願っていることがあります。
わたしにある想像力も、日々何かを生み出し続けていますが、
それらが、どうか、かみさまのように、いのちある美しいもので、ありますように・・・。
まわりのものに、いのちを与えるような、慈しみあるもので、ありますように・・・。
わたしが、こどもたちに遺すことのできるものは、そういうものだと思うから。