center>大津市瀬田公園の池畔にカモノハシ:鴨の嘴(イネ科カモノハシ属)が花穂を立てていました。
この変わった名前は、花序が単純な穂状に見えるのに、実際には小穂が密集した穂が2対ありこれがぴったりくっついています。この変わった名前は、花序の形が鴨の嘴のようだというところからきていますが、同じ名前の卵生の哺乳類のカモノハシの嘴は本当に鴨の嘴に似ているのに比べ、こちらはそれほど似ているとも思えず、少し無理をした名づけのようです。魚と樹木で同じ名前にゴンズイなどもありますが、植物が動物と同じという珍しい例です。
カモノハシは、主として各地の海岸の砂地や湿地に生える多年草で、高さ60㎝ぐらいで束生し、下部は節で曲がります。
花は夏から秋、長さ5㎝ほどの紫赤色を帯びた2個の穂状花序をつけ、小穂は6mmくらい、芒はありません。
雌性期の小穂は、紫色のブラシのような柱頭がのび出ます。 同じ場所に白い柱頭を持つ小穂もありました。初めは白く、熟すと紫色になるという話もあり、両者はオナジカモノハシのものと見立てました。
この変わった名前は、花序が単純な穂状に見えるのに、実際には小穂が密集した穂が2対ありこれがぴったりくっついています。この変わった名前は、花序の形が鴨の嘴のようだというところからきていますが、同じ名前の卵生の哺乳類のカモノハシの嘴は本当に鴨の嘴に似ているのに比べ、こちらはそれほど似ているとも思えず、少し無理をした名づけのようです。魚と樹木で同じ名前にゴンズイなどもありますが、植物が動物と同じという珍しい例です。
カモノハシは、主として各地の海岸の砂地や湿地に生える多年草で、高さ60㎝ぐらいで束生し、下部は節で曲がります。
花は夏から秋、長さ5㎝ほどの紫赤色を帯びた2個の穂状花序をつけ、小穂は6mmくらい、芒はありません。
雌性期の小穂は、紫色のブラシのような柱頭がのび出ます。