新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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ニッポンイヌノヒゲ:日本犬の髭("日本"の名はなぜ)

2011-09-13 09:07:53 | お知らせ」

宝塚市北部大原野にある市立宝塚自然の家に松尾湿原と呼ばれる湿原があります。
宝塚市の指定文化財というのですが、それにしてはあまりにもミニ湿原で、少し期待はずれでした。
たくさん生えていたのが、尖った苞が目立つ植物でした。一見して花が終わって苞だけが残った花殻かと思いましたが、よく見ると苞の中に花が見えます。
帰って調べてみるとニッポンイヌノヒゲ:日本犬の髭(ホシクサ科ホシクサ属)というのがありました。
湿地に生える1年草で、頭花は5稜がある高さ15~22㎝の花茎の先に1個つきます。花は直径6~8㎜の半球形で、総苞片は披針形で先がとがり、頭花よりはるかに長くなります。花の中心部に雄花があり、その周りに雌花がつき、雄花の雄蕊は6個で葯は黒色です。
それにしても、この草(だけ)にわざわざニッポンという名がついているのはなぜか、どこにも書いていませんでした。