むかごの日記Ⅱ

70歳を過ぎてにわかに植物観察に関心を持ち、カメラを提げて、山野を歩いています。新・むかごの日記より引っ越しました。

ショウベンノキ:小便の木(珍名ナンバーワン?)

2016-05-23 13:32:23 | 植物観察記録

高知県立牧野植物園でショウベンノキという変わった名前の札が下がった木を見かけて、これ何?とばかり思わず写真を撮っていました。
ショウベンノキ:小便の木(ミツバウツギ科ショウベンノキ属)は、四国、九洲、沖縄、台湾の山地に生育する常緑小高木で高さふつう3~4m、高いものでは10mを超えます。
対生する葉はふつう3出複葉、まれに小葉が1個のものや5個のもあり、革質で光沢があり、裏面中脈は隆起します。
初夏、枝先に円錐花序を出直立し、花茎5mmくらい、花弁、萼片、雄しべ5個ずつがつきます。
果実は肉質の液果で、長さ7~10㎜の広楕円形で11月ごろに赤く熟します。
へんな植物名の筆頭にあがってもよいこの名前は、春先に枝を切ると、切り口から臭気のある樹液が大量にあふれ出ることからきているといいます。一度聞いたら忘れないはずのショウベンノキ、高知で初めて知ったのは、分布の中心は九州以南の海岸地ということなので納得しました。

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