むかごの日記Ⅱ

70歳を過ぎてにわかに植物観察に関心を持ち、カメラを提げて、山野を歩いています。新・むかごの日記より引っ越しました。

ズイナ:瑞菜・髄菜(四万十で出会う)   

2016-05-21 10:19:22 | 植物観察記録

高知県四万十川上流の川端にズイナ:瑞菜・髄菜(ズイナ科ズイナ属)が咲いていました。
庭に鉢植えのコバノズイナ:小葉の瑞菜があり、北アメリカ原産で明治初期に日本に渡来となっていたので、本来の国産を見たいと思っていましたが、今まで出会うことはありませんでした。
調べてみるとそれもそのはずで、本州近畿地方南部、四国、九州に分布が限られる日本固有種とありました。
林縁や沢沿いに生育する落葉低木で、高さは1~2m、枝は横に広がり、互生する葉は長さ5~12㎝の卵状長楕円形で先は鋭くとがります。
花は5~6月、枝先に長さ10~20㎝の総状花序をだし、白色の小さな花を多数つけます。花は節に1~3個ずつ束生します。
和名や和歌山地方の方言で別名となっているヨメナノキは、若葉を食用にすることからきています。
ズイナの分類は以前ユキノシタ科でしたが、新分類ではユキノシタ目のズイナ科で、1科1属となっています。

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