むかごの日記Ⅱ

70歳を過ぎてにわかに植物観察に関心を持ち、カメラを提げて、山野を歩いています。新・むかごの日記より引っ越しました。

タカネサギソウ:高嶺鷺草(緑のサギソウ)

2014-08-05 08:14:42 | 植物観察過去ログについて

高峰高原入り口の無料高山植物園の遊歩道で本だけ薄黄緑色の花をつけたランを見つけました。
ランの区別は難しいものですが、ツレサギソウ属特有の目立たない黄緑色の花、唇弁が肉質で裂けないこと、花の後ろに突き出る長い距、一番下の葉が最も大きいことなどからタカネサギソウ:高嶺鷺草(ラン科ツレサギソウ属)と見立てました。
タカネサギソウは、本州中部以北、北海道に分布し高山帯の湿った草原に分布する多年草で、高さは10~15㎝、1~4個つく
葉は広卵形~広楕円形で一番下が最も大きくなります。
花は黄緑色で5~10個つき、直径約1㎝、背萼片と側花弁はかぶと状になり、側萼片は背萼片より長くややそり返ります。唇弁は舌状で長さ約8㎜、距は1~1.5cmと長くよく目立ちます。
和名は高山に生えるサギソウの意味になりますが、本種はサギソウ属ではなく、ツレサギソウ属に入ります


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