ヒメシャジン
浅間山系の高峰山(2092m)のあちこちに釣鐘型の紫色の花を見かけました。
地元の植物案内書でヒメシャジン:姫姫沙参(キキョウ科ツリガネニンジン属)とわかりました。
本州中・北部の亜高山から高山帯下部にはえる多年草で、根は肥厚し、長く地中に入ります。シャジンは漢方の沙参で、この仲間の根が漢方薬に用いられることからきています。
ヒメシャジンの茎は無毛で普通数本が束生し、高さ16~60㎝、葉は互生し鋸歯があります。
花は初夏から初秋、花冠は紫色で長さ1.5~2.5㎝、下向きに咲きます。萼片は線形で縁に細かい歯牙があります。
あちこちに咲いているヒメシャジンを見ていて、葉の形が違う種類があることに気付きました。
もともとヒメシャジンには変異が多いそうで、こちらは葉の幅が細いホソバヒメシャジン(細葉姫沙参)と見ました。
ホソバヒメシャジン
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