アカミタンポポ：赤実蒲公英 （実の色で同定）

市の行事で、タンポポの話を聞いたあと、近くの休耕田でタンンポポの観察です。
興味の中心は最近西洋タンポポをしのぐ勢いで増えているというアカミタンポポ（キク科タンポポ属）探しでした。
在来種のカンサイタンポポなどと違い、外総苞片が反り返るほか、無融合生殖で増殖し、花の色や大きさ、生育地も同じなど、同じ外来種のセイヨウタンポポによく似ていますが、果実（痩果）が赤味を帯びるところが違います。
結局そこでは、アカミタンポポは探せばまれに見つかるという程度で、当地ではそれほど広がっていなことが分かりました。
セイヨウタンポポほどではなくても在来種との交雑が進んでいるとのことで、見た目での同定は難しいようですが、ほかのタンポポに比べて葉の切れ込みが細かい傾向があるそうです。もっとも、もともと葉の変化が多いタンポポですからこれが決め手となるわけではなく、もっぱら果実の色での判断に頼るしかなさそうです。（スマホでの写真でピンボケだったのが残念です）

右がアカミタンポポ