林の下のやや湿ったところに群生し、茎の上部が細かく枝分かれして樹状になる大型の美しい種で、地下を匍匐する茎があります。
コケでありながら名前に草とついているのは、約200年前に和歌山県・高野山で このコケが発見されたころは、コケの概念がまだ明瞭ではなく、 地元では高野山の霊草として「高野の万年草」と呼ばれていたからという説があります。草なのか苔なのか分からないほど大型であるということでしょう。
また昔は高野山参詣の旅から戻ったときこの苔を持ち帰って、確かに高野山に詣でて帰って来たとの証にしたという話もあります。
大きくて美しいところから水中花の材料になったり、乾燥したものがしおりとして売られたりするそうです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます