へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

夜のCOCO'Sにて

2008-11-23 00:28:19 | おたより
ど~でもいいことだが、隣の男女の成り行きが気になって家に帰れない。

明日は仕事だというのに、困ったもんだ。

でも、気になる。

2人の関係は、恋人同士か、ただの知り合いか、はたまた…。

男が最初に、

「仕事でさあ、こんな時間ぐらいでしかデートできないんだよ~」

と言ったのでデートだとは思うんだけど、でも2人の間にはそんな雰囲気は感じられ

ない。

あ~、夜も更けて今後の予定はどうなるんだろう。 って私は、こんな時間にCOCO'S

で1人で何やってんだろ…。

う~、バカじゃん、と思いつつも、デバ亀根性は消えてくれない。

聞き耳も立てたまんまじゃあ。

とほほ。

つくばった駅伝大会2

2008-11-22 23:18:15 | へちま細太郎
こんばんは、へちま細太郎です。

今日はつくばった駅伝大会だ。 夕べからぼくら仲良し5人組は、学校の合宿所に泊まりにきていた。
おまけに、近衛少将さんや鎧甲のおじさんたちまでやってきて、
「まろも出るぞよ」
と言い出した。
「迎えに来たんじゃないの~」
ぼくが文句を言えば、
「堅いことは言いっこなしじゃ」
と取り合わない。 さらに面倒なことに、
「どれどれ、わしらも出るとするかの」
と、美都田吾作さんまで登場したから、お盆もお彼岸もあったもんじゃない。
「ほんとにいたんだ、美都田吾作」
「吾助どんと治平どんだ」
たかのり君は大喜びだし、しんいち君は呆れているし、たかひろ君とみきお君はデジカメで撮影しているけど、
「何で写んねーんだよ」
と文句たらたら。
まあ、そんなこんなで当日なんだけど、おとうさんの足軽スタイルをみてがっくりきてしまった。
「まあまあ」
けんちゃん先生に肩をたたいてもらって慰めてもらったけど、やっぱり友達の手前カッコ悪い。
「そういうな、俺だって恥ずかしいんだ」
バカ殿スタイルの藤川先生がブツブツいうけど、
「どっちかってーと、“消臭プラグ”じゃん」
と、たかひろ君に言われてさらに落ち込んでしまった。ついでに、僕たちの目には張り切っているご先祖さまたちがうつり、
「出んのかよ~」
連れてきてくれた広之おにいちゃんを呆れさせた。
さて、結果だけど、優勝したのは、OB会のお兄さんたちで、次が孟宗学園の陸上部、3位が県立つくばった高校のサッカー部だった。
先生たちチームは、二日酔いでヘロヘロだけど完走、どんじりでゴールしたつくばった町内にある製薬会社の社員さんたちチームがみかねて二日酔いの薬をプレゼントしてくれたらしい。
で、今はこの製薬会社の社員さんたちと合宿所で大宴会を開いている。
あの先生たちは化け物だよ~。

つくばった駅伝大会

2008-11-22 22:40:49 | へちま細太郎
ピーカンだなあ、(仮)亀梨軍団の悠樹だよ。

今年のつくばった駅伝大会は…ひどかった。 毎年うちの先生たちが仮装…コスプレして走ったおかげで、少しずつ他のチームもコスプレが増え始め、ついには町長までもがコスプレしてしまった。
「中村主水だと」
「観光課長は花の慶次だと」
「で、あれはうちの理事長じゃないか?」
「うっ」
俺たちOBと現役チームは、大会本部にちょこなんと座るカールおじさんをみつけてあ然とした。
「よく藤川家が許したなあ」
「許すも許さないも婿殿があれじゃあなあ」
先生チームの中でひときわ目立つのぶちゃん先生を俺たちは呆れて眺めた。
もはや日常のスタイルとして定着している坊さんスタイルは、コスプレなんてもんじゃない。 ジャージかお袈裟が今やあいつのファッションなんだ。おまけにデカいしイケメンだし目立つことこの上ない。 加えて嫁さんがとびきりの美人ときて、この美男美女のカップルはハイソな世界でも評判らしい。
ところがその妹夫婦は、そろいもそろってマイペースの個性派ときて、服装も髪型も一向に気遣う様子もない。 今日もけんちゃんは髪の毛は洗いっぱなしの立ちっぱなしで、しかしジャージはサッカー日本代表チームのレプリカだ。
親友で義兄のうどの大木野郎と距離をおいて相変わらず腕組みして立っていた。
で、そのとなりが元ヤンのバカ殿だ。かなりふてくされている。 さらにふてくされているのは足軽スタイルの事務の兄ちゃんで、息子の細太郎は近寄りもしない。 そんな同僚を大会本部席となりのテントで白衣姿のタコ壺の保健室のおばさんが、見物にきた桜井先生とゲダゲタ笑いながら見ていた。

頭が痛い…。

でも、こんな面白いもの参加しないわけにはいかないじゃないかっ。
俺たちは円陣を組んで気合いを入れると、それぞれのコースに散っていった。 俺たちが、下手すりゃぎっくり腰か肉離れ寸前のオヤジどもに負けてたまるかってんだ。
で…。 ふと思ったんだが、平安貴族と鎧甲と侍スタイルの連中と…、美都田吾作スタイルの3人組はいったい、どこのチームなんだ?



あ~、そんなことはどうでもいいかっ。
頑張るぞっ

恒例駅伝合宿3

2008-11-21 22:24:09 | へちま細太郎
新婚生活の週末は、夫婦仲良くパチンコ屋。夜は儲かったお金でホテルでムフフ
久しぶりけんちゃんだい。子どもはまだいらない。

というわけで、新婚間もない俺にも金本体育科主任の容赦ない召集がかかり、かなり迷惑だ。
のぶちゃんは坊さんスタイルで今年も走るらしく合宿所には袈裟がぶら下がっていた。
「コスプレ大会か」
俺が呟くと、
「俺なんかバカ殿スタイルだぞ」
と、藤川家のバカ殿がぷんぷん怒っている。
「こ~いっちゃんなんか、足軽スタイルだぞ、抜かされるとかそんな以前に、へたばっちまいそうだな」
「つくばった町は何考えてんだよな」
「観光課長は“花の慶事”だと」
「町長は“中村主水”らしいな」
俺たちは顔を見合わせてため息をついた。
しかも、大会は明日だというのに、いつも通りに大宴会状態だ。よくあれで走れたもんだよ。
ところで、こ~いっちゃんの周りに白いもやもやが漂っているのは気のせいか?

おどうぐばこ

2008-11-20 18:38:19 | へちま細太郎
こんばんは,へちま細太郎です。

ぼくは、学校のロッカーにどうぐばこを置きっぱなしにしている。
このどうぐばこには、くれよん、色鉛筆、定規、のり、セロテープまで何でも入っている。
かなり大きいから、終業式や学年がかわるたんびに家に持って帰らないといけないから、かなりめんどくさい。
おまけに、おいてあったからといってめったに使わないんだ。
担任の三田先生がめんどくさがりだからな。
今日の図工の時間に久しぶりにどうぐばこをとりだして、くれよんでスケッチをすることになっていた。
ふたをあけてみたら、なんだか手紙がはいっていた。
「なんだろう」
あけてみると、
「かけるくんへ」
という書き出しだった。
「げっ」
よくよく字を見てみると、はるみだった。
今度は、本名の「かける」ときたか。
ぼくは気持ちが悪くなって、中身も読まずに丸めて捨ててしまった。
おぞぞぞ。

おやすみ

2008-11-19 23:03:32 | 休刊案内
肩こりと腰痛がひどいのでおやすみします。

PENICILLINのホームページの写真?が変わった。

アルバム用なんだろうけど、千聖がかっこいい。

はくえい、痛そう。

おーじろー…(^_^;)おばさんみたい。

リンクからちょっと覗いてみてね。

私が何をしたというのだ

2008-11-18 23:04:19 | Weblog
毎回毎回、手をかえ品をかえ、ご苦労なこった。

ゲスト様へ双子の妹☆明日香様[写真付き]から新着メールが届いています   

タイトル もう許して下さい。80万ちゃんと持っていきますから・・・

↓続きを読む↓

http~    

DotLove 

※18才未満の方のご利用は出来ません。

dotlove

みんな親戚…っていうの?

2008-11-18 23:01:22 | へちま細太郎
まろじゃ。

まろがこの地に流されていく星霜。
都において参った子らもこの地において儲けた子らも子孫を増やし、今やどれだけの数がおるのやらわからぬでおじゃる。
とりあえず、まろが墓を守る直系の近藤家の者にとりつく…いや守護しておじゃるが、この細太郎はなかなかよきおのこでの~。
ところでの、この細太郎の友人どもめらも、実はまろが子孫である。
逆から考えてみるがよい。 ふた親にはそれぞれふた親がおる。そのふた親にもふた親がおる。
さて、ここまでに何人の者がおるかの?
それを千年さかのぼってみるがよい。そのうちの1人にまろがおっても不思議はなかろう。
たかのりとしんいちはは都において参ったわが娘二の君の、たかひろはこの地で儲けた六の君の、みきおは息子七郎の、それぞれ子孫じゃ。
これも縁故の。
みなみな仲良くするがよい。

みんな親戚だった…

2008-11-17 20:24:20 | へちま細太郎

こんばんは、へちま細太郎です。

今日授業中に、ボケっと窓の外をみていたら、ベランダをふわふわ歩いている近衛少将さんを見た。
「げっ
ぼくは、驚いたけど他人のフリをするという卑怯な手段をとってしまったけど、少将さんはあんまり気にしていないみたいだった。
それから少将さんの存在を忘れてコケ吉のところにエサをあげにいったら、さらだ先生が血相を変えてすっとんできて、
「平安時代のかっこうをした人が校内を歩き回っているんだけど、細太郎、まさか、鎧兜のおっさんのお迎えの近衛少将さんとやらじゃないだろうな」
と、肩をつかんできいてきた。
「あ、じゃあ、やっぱりそうか…。近衛少将さんだったんだ」
「やっぱりじゃないよ。まずいだろ、歩きまわってちゃ…」
「なんで?」
「だって、一応幽霊だろ?」
「幽霊じゃないよ、近衛少将さんだよ。仮にもご先祖さまだろ?」
ぼくは、ここが学校だってことを忘れてさらだ先生に話しかけるというより、親戚の広之おにいちゃんに話しかけてしまっていた。
「何いってんだよ、近衛少将さんは、近藤家のご先祖さまだろ?おれは、佐良田家だぞ」
と、その時、
「近藤家も佐良田家も、実はまろが子孫じゃ」
と、少将さんがぬっと顔を出した。
「まろは平安時代のものゆえ、この当たりには子孫がごっちゃりとおるゆえな」
「そ、そうなのか…
広之おにいちゃんは、がっくり。
「じゃあ、見えているってことは、ぼくたちも子孫?」
ふいに声がしたら、しんいち君とたかのり君と、みきお君、たかひろ君がまっさおな顔をして立っていた。
「そうじゃ、そうじゃ、まろがそちらの大本であるぞよ」
「げええ」
とんでもない事実に、ぼくらは6人はなすすべもなく立ちすくんでいた。
まじかよ…。


恒例駅伝合宿2

2008-11-16 23:38:39 | へちま細太郎
ピカイチです。

今年も無理矢理参加の駅伝大会。
なぜか、大学の先生連中も参加だあ、とあのマッドサイエンティストdoctor中島が騒いでいたが、温室で足を滑らし腰を強打して断念した。 大学の連中はホッと胸をなで下ろしたらしい。
そんなわけで中島教授は入院中。
「ついでに口を塗って喋らせないようにしろ」
と言ったのは、犬猿の仲の片山教授でもタコ壺の主でもなく、実は学長だったというのは意外だった…でもないか。
うるせえもんな、あのオヤジ。
さて、合宿と名乗っているとはいえ、メインは夜の部。
相変わらず化け物じみた体力と飲みっぷりに、酒の飲めない俺はついていけない。 運動部の顧問とはいえ文系教科の…特に久保田と浜中は早々にダウンし、安藤はゲロを吐きまくり、俺は風呂に逃げた。
はい、ここで注意。 アルコールを摂取して風呂に入るなよ。
あ~、合宿所の風呂はデカくて気分がいい。
と、思った時、平安貴族みたいなかっこをしたやつが湯煙の中に浮かんだのは、気のせいだよな、やっぱり…。