へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

とんでもない話があったもんだ5

2018-12-21 10:28:13 | へちま細太郎

阿部さんよ、お久しぶりね、おほほほほ。
てか、初コメだで~。
愛知県出身、旧姓は高畠。ピンときた方はエライですわよ~。
でも、お松さんとは血縁関係ないんだがや。

細太郎君に失敬な言葉遣いをしたという大学のなんとか研究会の連中に、
「天誅をくらわす」
と、ご隠居様がはしゃいでおられましたので、不肖私阿部愼子も参戦することになりましたでよ。
最近、紅はるかというサツマイモの品種が人気のようで、今までのほっこり系よりねちゃっとした触感のサツマイモが売れているそうです。藤川農園も負けてはおらじと、この紅はるかを大量に作りまして、あの無礼な討ち入り研究会の連中に取らせて、焼かせて、食わせたとのこと。
拷問のような甘さとあごの発達が阻害されそうな柔らかさのため、1個どころか3つは軽くいけちゃうよね、というために連中はうまいうまいを連発。食べつくしたあとに、
「お食事は1時間後にご用意いたします」
と、伝えさせていただきました。
「え~」
という堀部安兵衛の発言に、
「大名家の食事だでな、期待せんといてちょ~」
とだけ言いおいておくことも忘れません。
顔を見合わせてうなづく連中のリーダーと思しき大石内蔵助は、
「それなら。我々研究会も大名家の食事には日ごろ興味を持っていたのですが、いただく機会がありませんので」
と笑顔でうなづいていたが、後方に控えていた遙泉院阿久里と大石りくならぬ女子部員たちの表情が引きつりまくり、あ、いや微妙な表情になっているだろうが。
やはり、アホな討ち入り研究会だ。

つづくのか?