へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

GはなんのG?

2018-03-08 11:44:48 | へちま細太郎

へちま細太郎です。

大学の春休み、久しぶりに母校の孟宗学園に遊びにいった。
行先は当然のことながら、タコ壺保健室と中島教授の温室。
荒波たちもついてきて、中島教授の愛する小百合を見て驚愕。
さらに、温室に咲き誇る原種のパフィオのペンダントなんたらかんたらという不気味な蘭を見て、パニック状態になった。
「キモ~!」
「気持ちわる~!」
「…」
北海道出身の白崎にいたっては、虫を食っている蘭に無言。
嵐軍団さんの相方の片山教授の弟子が、Gをぶち込んでいたからだ。
「Gって表現すごいな」
「Gって、あれだろ?G・・・・SのG」
「Gはゴメスだろ?」
と後藤を振り返れば、
「Gは、GIANTSのGだ」
「ってことは、Gは、ごっきーにもG・・・・Sにも通じる
「Gってゴ…リだし」
そんなことを3人で言い合っていたら、GIANTSファンの教授が、鬼の形相で仁王立ちしていた。
「ぶああかもんがああああああ!!」
「げっ」
温室内をかけまわる4人の姿に、蘭の門外不出の肥料を持った高橋さんが、
「ぶっかけたろうか、これ」
とぼそりとつぶやくのをきいた。
「内緒で、乾燥Gのすりおろしいれたろうか、ばかやろう」
と、嵐軍団さんも後ろの方でつぶやいたのも聞いた。
本当にやらかしたら、小百合以上のものができるに違いない、と想像して卒倒しそうになったぜ、おいらは。。。