へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

花散らしの雨

2010-04-12 22:49:46 | へちま細太郎
こんばんは、へちま細太郎です。

桜の花が咲いて、昨日僕たちは学校で花見をした。阿部さんの花見弁当は、みんなから感謝をされた豪華三段重ねだった。
うん、やっぱり普段のごはんより数段すごい。どうしてこういう時はおいしく食べられるんだろう。不思議だなあ。
で、ポカポカ陽気の昨日と打って変わって、何だよ今日の雨と寒さは。 せっかくの桜が台なしだ。
ぶつぶつ文句を言いながら教室に入ると、なぜか桜の枝がビール瓶にさしてあった。
「何だこりゃ」
「さあ」
「朝からあったよ」
野茂が桜の花びらをつまんだ。
「ど~せ浜中でしょ~、ビール瓶だもん」
なるほど、そういわれてみれば納得だ。
昨日あたり酔っ払ってどっかで枝ごとおってきたに違いない。
全く…。
でも、ま、気分が晴れやかになっていいや。